世嬉の一酒造

蔵元だより

大吟醸 世嬉の一 720ml

2022年02月07日(月)

桜嵐IPA~Pink Tyhoon~ 桜の香りのビールを醸造していました。

まだ、雪が降っている世嬉の一。久しぶりの雪かきを行いました。暦の上では立春を迎え、春に向かっていくはずですが、まだまだ寒い日が続きます。 そんな中でも、春に向かってビール醸造を行っております。 僕たちは、常に世界のビールスタイルのマネではなく、ジャパニーズスタイルビールを醸造したいと思っています。その中で生まれたのが、ジャパニーズハーブエール山椒ですが、桜嵐IPA~PinkTyhoon~もその一つです。 春限定で醸造しているビールです。

こちらのビールです。アロマホップに桜の葉を使用し、ホップの苦さ、麦芽の旨味とバランスをとって、桜の葉の香りがプラスされます。 そう、まるで桜餅ビールのようです。後藤工場長の毎年楽しんで醸造しているビールで、3月~4月にかかけて出荷しています。 このビールを初年度醸造した際には、岩手の桜の開花に合わせて4月中旬にしたのですが、桜を見ながら飲めたのが・・・東北・北海道の方々からでした。 なので、次の年から立春すぎたら醸造するようにしていました。   おかげで、今年も3月1日には、出荷できそうです。順調に発酵していました。 いわて蔵ビールとしては、常に新しいものを生み出していきたいと思います。 今日も世嬉の一は独自の商品を生み出し、元気に営業中です。

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クラフトジン清庵

GINジン

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バーレーワインも残り僅かになってしまいました・・・・

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今年の新酒は残りわずかです。

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Posted by sekinoichi at 04:27

2022年02月05日(土)

お客様が少なくても前向きに!商品開発一生懸命やっています。

渡り鳥が北に向かって飛んでいます。携帯で撮影だったので、小さく見えますが、世嬉の一の上空は朝と夕方わたり鳥の大混雑です。 今日は気持ちの良い空が広がっており、とてもいい週末なのですが・・・やはりコロナのせいか訪れるお客様は2月になって一気に減ってしまいました。 そこで、蔵元レストラン世嬉の一では、商品開発を一生懸命行っていました。 レストランスタッフとは、以前人気があったのですが様々な理由で一度メニューから外していた、「牛辛スープ餅膳」を復活させようと様々試作しました。 その際に、このメニューの元になった、『地域の郷土食「ふすべ餅」によりもどしていこう!』ということになりました。 というのも・・・牛肉は確かに人気ですが、ここら辺は牛肉ではなく、雉肉やドジョウを使用して「ふすべ餅」をつくっていました。 この「ふすべ餅」とは、海から離れた内陸部では、歴史的にフナや沼エビ、ドジョウ、タニシなどが貴重なたんぱく源となってきました。その中でドジョウをしばらく真水で泥を吐かせ、串刺しにしてこんがりと素焼きにし、囲炉裏の上で乾燥させます。その際、煙でいぶすことを「ふすべる」といい、それがこの「ふすべ餅」の由来となっています。さらに、雉ひき肉でつくるのがごちそうだったそうです。 そこで、地元の鶏肉をつかって、ふすべ餅を造りました。 牛辛スープ餅と一緒で、ふすべ餅を食べた後に、残った具とあげ餅を足し、スープで食べる新しい食べ方も行います。1回で2度おいしい食べ方ですね。 さらに、フルーツ餅の試作も・・・ でもこれは商品化しません~ ただ、このような時期に下を向かず、ため息つかず、どんどん挑戦することによって、コロナ明けにすごく強い世嬉の一になっているような気がします。 今日も世嬉の一は元気に営業中です。

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Posted by sekinoichi at 05:32

2022年02月03日(木)

世の人々が嬉しくなる一番の酒造り・・世嬉の一。進む方向は大丈夫?(笑)

天気の良い2月2日節分の日、当社では豆まきになぜかピーナッツを使います。大豆ではないのですね~。ピーナッツ好きなんで嬉しいのですが年の数食べると鼻血がでちゃいそうです。。。   さて、今朝、TBSのNスタの方からお電話が来て、「まさかの恵方巻ビール」を取材されました。・・・といっても急だったので、こちらで写真や動画をお送りして、番組に入れていただいた形ですが・・・非常にありがたい。 そして、飲んでるシーンは本当に飲んでいてほしいといわれたので、徒歩で出社しているスタッフをさがした結果・・・家内になりました。 見事、夫婦で全国デビューを果たしました(笑) 恵方巻ビールですが、ちょっと世の中が楽しくなればと思って作った商品ですが、このように拾ってくれるメディアさんに感謝です。 このビールを通じて、コロナ禍のちょっと閉塞感をすこし解放されれば幸いです。 真面目に商品開発をしていますが、基本は社名の由来の通り「世の人々が嬉しくなる一番の酒造り」を目指して行います。 ちょっとずれているかもしれませんが、今後も期待していてください。 今日も世嬉の一は元気に営業中です!

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Posted by sekinoichi at 06:25

2022年02月02日(水)

東北魂ビールプロジェクト 第16回目がスタートしました。~震災の際に助けてくれた人々に感謝を込めて~

雪がしんしんと降る世嬉の一。静かな日々が続いていますが、かえって落ち着いて様々なことをお粉っうこともできます。今日も新しい取り組みとして、新しいビールを醸造します。 今回は、第16回目となった東北魂ビールプロジェクトのビール醸造です。 そして、今回は、宮城県に新しく醸造所ができるイシノマキファームさんが手掛ける「イシノマキホップワークス」の工場長、岡さんと共同で醸造します。 【東北魂ビールプロジェクトは・・・】 当社と福島路ビール、秋田あくらビールの三社で立ち上げたビール醸造の勉強会です。 多くの方々に支えられ、助けられ、何か恩返ししたいと三社で話していたのですが、いい案も浮かばず、非力な僕らにできることは、お客様に恩返しは美味しいビール、品質のよいビール造りを突き詰めるということしかない、ということになり、各社もっている経験・知識をお互いにオープンにし、お互いを高めあう勉強会になりました。さらに、回数を重ねるごとに参加するビール会社は増え、現在東北6県から13社のブルワリーが集まるようになりました。毎年、この時期には各社が同じレシピで同じビールを醸造し、味比べをしていただいたり感謝を伝える交流会など開催しておりました。 ただ、今年はコロナ禍にあり、ブルワリー同志が集まることもできず、各社で第二回に醸造したシングルホップラガーというビールを再度、ディスカッションし、各ブルワリーで醸造しようと思いました。 このビールを選んだ理由は2つです。 ・ラガースタイルという最もオーソドックスなビールを東北らしく醸造したい。 ・ラガースタイルという最も技術が問われるビールで一度お客様に評価し、確認していただきたい。 そのような思いでこのスタイルになりました。 全員、レシピは一緒ですが、それぞれの自由度(ホップの入れるタイミングなど)があり、各社の美味しさがでると思います。 私達は、1社で最初実施しようと思いましたが、OEMで醸造をいたくをうけていた「イシノマキファーム」さんが新醸造所をたて、その醸造長がいままで東北魂ビールプロジェクトで一緒だった岡さんが就任するということで、一緒に醸造することになりました。 また、岡さんは私達があまり醸造しない、ラガースタイルを何度も醸造しておりますので、ご指導も受けたいと思い、共同で醸造しています。 2014年に東北魂ビールプロジェクトでレシピをつくった、東北魂ビール シングル魂ラガー。 今回はこれをベースにレベルアップした醸造をお見せします。   【醸造風景】 朝9時に、打ち合わせが終わった後、いざ醸造開始。 麦芽を共同で投入しています。   今回は、ピルスナーモルトとミュンヘンモルトを使用しています。 (今回、当社のモルトはオーガニックモルトを使用しています) 順調に糖化もすすみ、香りの良い状態です。 緑色の工場長がホップを入れています。今回入れているホップは、遠野産IBUKIとネルソンソービングホップ(ぶどうじゃありません・・・)。 ホップを入れると工場の中に非常にいい香りが広がります。 煮沸も終わり、その後、静置したあとに麦汁移動、酵母をいれて今日の仕込はおしまいます。 ここまででいいビールができるのはと期待を持っていますが・・・ たのしみですね。 二人で発酵前の麦汁を確認しても、いい出来と思っています。 東北魂ビールは3月7日リリースする予定です。 さらに、可能緒であればイベントを開催しようと思います。リアルイベントができなければ、ネットイベントになるかもしれません。 ぜひ、よろしくお願いします。 今日も世嬉の一は、報恩感謝の気持ちを忘れず、元気に営業中です。

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Posted by sekinoichi at 04:32

2022年01月31日(月)

今の時間を大切にする~お客様「0人」の蔵元レストラン世嬉の一~

火鉢の火が温かく、窓の外にはしんしんと雪が降っております。 1月でも今年は比較的暖かかったので、もう春が来るのかなぁと勝手に思い込んでいましたが、まだまだ冬の世嬉の一です。 さて、1月も最終日。あっという間のお正月という感じでしたね。 お店を開けていましたが、オミクロン株のおかげか・・・まったく来客がありません。 東日本大震災以来の顧客「0」人という事態・・・ 仕方がないですね・・・そんな時は清掃や商品開発、会議など普段できないことをしっかりやろうという世嬉の一。 いつもなら商品開発を行うのですが、せっかくだったので、新しいスタッフもいることですのでしっかり当社のレストランの歴史から考え方、理念研修を行いました。 零細企業だと、日々の業務に追われて体系的な勉強会ができていなかったので、よい時間ができました。 使うのはこの資料。100周年の際に、作成したビデオや冊子です。 100周年の際に、外向けの用の本ではなく、若いこでもきちんと読める冊子にしてほしいとお願いしました。 また、レストラン創業期から現在まで知っている先代の考えを、頭がしっかりしているうちにしっかり作成しようということで創りました。 5人の小人数ですが、みんなで勉強し、意見を発表するということの大切さがわかりました。 正直、当社のスタッフの可能性を感じられ、良い時間でした。 先代は何を大切にして、このレストランを造ったか・・・何を大切にしてお客様に接したか、なぜ、餅料理やはっと料理というものをメインにしたか・・・ そして、今後どんなことをしたらいいか・・・ 私は、コロナ禍も世嬉の一にとって大切な時間になるのではと思っています。 正直、経営者として数値的には厳しい時間を過ごしていますが、そこは踏ん張って、今を必要な時間に変えていきたいと思います。 世嬉の一は、たとえお客様がご来店しなくても元気に営業しています。

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Posted by sekinoichi at 06:19