世嬉の一酒造

蔵元だより

大吟醸 世嬉の一 720ml

アーカイブ:2019年8月

2019年08月27日(火)

第22回 全国地ビールフェスティバルin一関が終了しました。お客様、ボランティア様、出店ブルワー様ありがとうございました。

今年も全国地ビールフェスティバルin一関が8月22日(金)~24日(日)の3日間が開催されました。
今年も3日間とも満員御礼で多くのお客様にお越しいただきました。ありがとうございます。
このイベントも22回目、日本でもかなり古い地ビールイベント(クラフトビールイベント)になりました。私どもは幻の1回(平泉で開催)からスタートしていましたが、こんなに大きなイベントになるとは想像もしませんでした。ただただ、毎年ちょっとづつ改善していたら、街の最大のイベントになってしまいました。第1回目の地ビールフェスは8社、22年になったら71社の日本のクラフトビールメーカーが集まるビールイベントになりました。
本当にうれしく、関わる皆様に感謝です。
まずは、このようなイベントを成り立たせている、ブルワー(ビール会社)の皆さまに感謝です。当社もビール会社ですので、経営を考えます。そのイベントが儲かるかということ、また、イベントの街に自社が卸しているビアバーがあるか・・・そんなことを考えます。しかし、ここ10年以上多くのブルワー様は営業先のお店もなく、このイベントは多くの儲けがあるわけでないのですが、このイベントの成功のためにお手伝いいただいております。
大阪の箕輪ビールの大下香織里社長は、わざわざ飛行機できていただき、毎年、一関で世界で賞を受賞しているビールを提供してくれます。

千葉県のロコビアの鍵谷様は家族で来てくれてイベントでビールを提供してくれます。
ドイツビール輸入代理店 こばつ様は、当イベントが購入している単価よりも多分彼らが輸入しているビール価格の方が高い(ビールでイベントしていて損になる)のに、毎年参加してくれます。

そのほかのビールメーカー様も自腹で交通費、宿泊費を払って多くのスタッフが来てくれます。本当にありがたいです。ありがとうございます。
美味しいビールを全国から持ってきていただいているのでこのイベントが成り立ちます。

次にボランティア様、実はこのイベントを支えていただいているのには、多くのボランティア様の存在があります。

(ボランティアの皆様ブルワーの皆様と大懇親会)

ボランティアの皆様は、本当にボランティアで来ていただきます。遠くは飛行機にのって、一関のイベントを盛り上げていただいております。皆様、仕事をお休みをとって、ホテルを予約して、イベントに来ていただきます。
また、ボランティア様の多くは、さまざまなイベントを経験していらっしゃるのでたくさんのアイディアをいただきます。

また、以前地ビールフェスティバルの担当だった市役所職員さんがボランティアとして復活してお手伝いいただいたり、本当に一関のために皆様活動してくれます。本当に頭が下がる思いです。

楽しんでいてくれるお客様の縁の下の力持ちになっていただいております。彼らがいないと本当に成り立たないイベントになっております。

ありがとうございます。また来年お会いしたい皆さまでした。

このイベントは多くのお客様が来場して楽しんでくれています。最初はこのイベントも認知度が低く、予算もなく、PRもできていませんでした。それがこのような大規模(3万人以上来場だそうです。人口11万人の町にはインパクト大きいですね)になってきたのも、昔から来ていただいているお客様のおかげです。

このイベントは、地ビールフェスといえども、家族で楽しめるような雰囲気のイベントにしています。だから会場には、お子様用の食事の準備やソフトドリンクもあります。そして、お客様同士会話が弾むようにしています。

まだまだ小さいイベントの時は、多くのビールファン様の口コミでこの一関まで足を運んでくれる人が増えました。今でもそれは続いております。

このようなお客様の期待に応えられるよう、毎年イベントをより良いものにしていきたいと思います。

3日間、怒涛のようなイベントで、私も、私たちスタッフも正直魂が抜けきったような状態になっています。ちょっとだけ休憩して、町おこしから、本来の世嬉の一酒造の業務にもどろうと思います。

でも、本当は、全国のブルワーさんや、ボランティアさん、お客様からパワーをいただいているのは世嬉の一であり、もっともいただいているのは私なのかもしれません。

今年も多くの人々にお世話になりました。本当にありがとうございます。

来年もぜひ楽しみにしていてください。

後かたずけも終わり、静かな文化センター、図書館にもどり、ほっとしています。



Posted by sekinoichi at 01:12