世嬉の一酒造

蔵元だより

大吟醸 世嬉の一 720ml

カテゴリー:酒の知識

2024年02月20日(火)

新商品開発!梅酒ソーダをつくりました!半年がかりで・・・

久しぶりの雨の朝だった世嬉の一。昼間にはすっかり晴れて、また温かな日々が続いております。

昨日から植木屋さんが来ていただき、庭木の剪定をしてくれております。春に向けてお客様が素敵な中庭をみていただくため、今から整えております。

さて、世嬉の一酒造ではまたまた新商品を開発しました。それは、地元の梅を使用した「梅酒ソーダ」です。

もともとコロナ禍の新事業として廃棄する清酒やビールを蒸留し消毒液をつくっていたのですが、そこから地元の植物を使ったクラフトジン清庵を開発しました。

クラフトジン清庵

クラフトジン清庵・・・山椒・クロモジ・ひばなどを使用して蒸留した商品

そこで、今回も清酒やビールを蒸留し、ジュニパーベリーを漬け込み、もとのジンを作成しました。

そこに、地域の(一つは社長の庭の梅の木、もう一つはビール工場長の庭の梅の木)の梅を漬け込み、梅酒をつくりました。梅は30kg袋に5個、200kg使いました。

ただ、梅酒の原液ではなく、梅酒ソーダに加工し商品化かしました。

みんなで梅のへたを取るのはけっこう至難の業で・・・ひたすら200kgの梅のへたをとりました。雑味を取るためです。(昨年の5月頃に漬け込みました)

そこで完成した梅酒。世嬉の一は、常に地域の素材を活用し、発展させ新しい商品を開発します。

今回も、ビール免許・清酒免許(原酒の元)・スピリッツ免許(蒸留)、リキュール免許(梅酒製造)をすべて自社製造で完成しました。

様々な免許を取得ているので、自由にかつ大胆に商品開発が可能になります。

経営ビジョンにある

「地域食文化の継承と革新」

気持ちの良い仲間と共に、地域食文化の継承と革新を通じて、世界が喜ぶ商品を作ります。

ということに、ちょっとづつチャレンジしております。

さて、そんな梅酒ですが、今年は試験醸造でしたので

今日も世嬉の一は地域の素材を活用し、新たな商品を生み、元気に営業中です。

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Posted by sekinoichi at 04:29

2024年02月18日(日)

世嬉の初!第一弾古酒祭りを開催します!なくなる前にお早めに!

今日も春のような陽気の世嬉の一。ぽかぽかでとても気持ちのよい天気です。世嬉の一にも多くのお客様がお越しいただき嬉しい限りです。

ただ、旧正月のお休みでしょうか?雪を期待してご来店いただいている台湾のお客様にはちょっともうしわけないです。昨年の世嬉の一はゆきでしたが・・・

さて、世嬉の一では第一回の古酒祭りを開催しています。実は、昔から本格的に温度管理をきちんと行い、振動と光を遮断してしっかり熟成させる古酒づくりを行っていました。これは、ウィスキーやワインが時と共に価値が上がるのに対し、日本酒は時の経過とともに価値がさがるように見られているからです。日本酒ほど丁寧に育てたお酒を継時進化しないはずはないと思い、ただ、経営の大変さから毎年すこしづつだけ古酒づくりをしていました。ほぼ個人の楽しみのようなものです。

ですので、当社の古酒は時間と共に変化するよう、生酒を古酒にしています。
火入れ、殺菌してしまうとほぼ変化がなく面白くないからです。杜氏の杜氏さんの技術もたかく、火落ちなどしない丁寧な醸造をみていると絶対美味しくなると思い作り始めました・・・・

 

・・・・が、今回それを一部販売することになりました。

その理由は、当社が敷地内に新しい酒工場をつくり、新酒の置く場所がなくなってきたからです。冷蔵庫を新設する前に、醸造の方を先にしてしまったので・・・今回、一部古酒を販売しようということになりました。

古酒を保存している冷蔵庫(震災前は別な冷蔵庫に入れておりました)

古酒というと、蔵のすみっこに常温で売れ残ったお酒のように思えますが、これらは最初から古酒にする目的で温度管理をしておりました。

年代ごとにくぎり冷蔵庫に保存しています。

写真をとっているので、明るくしていますが、普段は電気もつけず、暗くしています。

古酒にとって大切なのは適切な温度、そして酸素との遮断、振動を極力少なく、光を当てない。

よく古酒で紹興酒のように茶色くなり、ちょっと醤油のような香りがするのは、私はあまりすきではないです。あれは光による劣化と参加による香りの変化とみています。

そのため、当社の古酒はひね香がなく、まろやかになります。

今回、そのような古酒を第一弾として販売して、冷蔵庫をあけようと思います。

もっとも古いので29年古酒もあります。ただ、いくつかの古酒はすでに完売しました。

どれもきちんとした精米歩合(精米歩合60%以下)ですので、これを期に飲んでみてはいかがでしょうか?

ご注文サイトはこちらになります。

https://www.sekinoichi.com/fs/sekinoichi/c/giftsake2

世嬉の一は日々積み重ねながら今日も元気に営業中です!

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Posted by sekinoichi at 03:57

2023年12月10日(日)

初しぼりができました!しぼりたて純米原酒(にごり)と(透明)!

今日は冬の合間のあたたかさのある一日です。

世嬉の一では、酒造りが盛んになっております。いままで地元販売専用の「横屋ブランド」を序図翁しておりましたが、やっと、新しい「世嬉の一ブランド」が立ち上がります。

やっとしぼりたて純米生原酒にごりと透明のしぼりが終わり、来週にでも販売することになりました!

 

やっと、世嬉の一ブランドも出荷できるようになりました。

お酒の搾り風景です。スミマセン、まだまだ二人で醸造しているので、いつもカメラに人気がないですね。

初しぼりは、香りがよくフレッシュな感じです。

絞れたのが、にごり酒、約800本、透明酒約500本しかないですが、まずは、新しい「世嬉の一」ブランドが世の中にでることがワクワクします。

今日も朝から米を蒸かし、麹造りにいそしんでいます。今は「純米大吟醸」を仕込んでいます。

世の人々が嬉しくなる一番の酒造りを目指し、頑張ります。

今日も世嬉の一は伝統の酒造りで元気に営業中です。

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ホヤのビール ホヤール、意外と美味しいよ

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フレッシュホップで醸造したビール、フレッシュホップゴールデン

 

地酒横屋を10月よりリリースします。限定1200本です。

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Posted by sekinoichi at 03:15

2023年10月03日(火)

41年ぶりの自社敷地内での製造の清酒を発売開始しました。

地元の新聞の一面に掲載された記事です。当日は、当社に沢山の方がお求めに来ていただきましたが・・・正直自社店舗ではしばらく販売しない方針ですので、お近くの酒屋さんをご紹介しました。
自分たちが作った清酒、味には自信があり、スタッフたちにも1本づつ記念に持ち帰ってもらい、これからだという気合も入っているのですが・・・

心の中では、本当に私たちのお酒は地元の方々に評価されるだろうか・・・味は大丈夫だろうか・・・不安でいっぱいの日々でした。

まずは数日前、お付き合いのある地元の3つの酒屋さんにサンプルとして持っていきました。

地酒に詳しい3人の酒屋様に試飲していただき、ドキドキしていましたが、お墨付きをいただきました。さらに、まだ発売前に試飲会として、地元の飲食店 「喜の川」様に地酒好きな方々が10名位あつまり試飲していただきました。そこでも評価を得て満を持しての販売。

それでも販売日にはどう評価されるか心配でしょうがなかったです。20年前に初めていわて蔵ビールを醸造して出荷した時の様でした。

当社では昨年11月に新工場ができ、清酒も自社工場での製造にシフトしました。それから約10か月でやっと市販できるお酒ができました。

自社工場を作りたかったのは実は41年前・・・祖父が急逝し、父が世嬉の一を継いだときには、倒産寸前の会社でした。父は共同醸造(他社にOEM的に生産依頼)することで会社を存続し、蔵を残し活用して今の世嬉の一の土台を作ってくれました。父自身も酒蔵復活を考えていましたが、倒産しそうな会社を何とか維持し、次につなげることで精いっぱいだったようです。ただしその間に、今の会社の推進力となっている「クラフトビール いわて蔵ビール」の立ち上げや、もち食文化の発信の店舗「郷土料理レストラン世嬉の一」などを設立していました。

私が実家に帰った20年前、酒蔵復活を計画し、なんどかチャレンジしたのですが、岩手宮城内陸地震、東日本大震災、コロナ過と物理的・経済的なダメージがあり、その都度頓挫していきました。

最後はコロナ過に補助金の手助けもありつつも、会社の業績は最悪の時期だったので、「エイ・ヤ!」と気合で作った工場です。ただ、20年間ビール醸造の経験や、この間に様々な酒蔵を見学して考えていたことから・・・ある程度夢の形ができた酒蔵でした。

今後世嬉の一は2つのブランドで展開しようと思っています。

1つは、今の世嬉の一をリブランドする世嬉の一ブランドです。

「世の人々が嬉しくなる一番の酒造りを目指しなさい」と閑院の宮様に命名されたお酒のとおり、この地域だけでなく全国、世界を見て醸造していこうと思います。

そしてもう一つが「横屋」ブランド

弊社の創業期の屋号「横屋」を使用したブランドです。横屋の文字は蔵の奥にあった古い前掛けの文字をトレースしてラベルにしてもらいました。

この「横屋」はラベルにも「地元酒屋専用」と記載しています。地元で流通する限定酒にしようと思っています。

父が地域を活性化する方法に「小さな経済循環」が必要と話していました。地元の酒販店から販売していただくことで、本当に小さい経済循環ができると考え、このブランドは地域限定にしています。

当社の直売所にもおいておりません・・・

酒屋さんから地域の飲食店に納入され、地域の人々が楽しんでもらえるお酒に成長させようと思いました。なので・・・価格もかなりリーズナブル!ある酒屋さんからこの価格で大丈夫、いつまでつづけるの?と聞かれました。もちろん数年間はこの価格で頑張ろうと思っています。

なぜなら、地域に愛される「地酒」に成長してほしいからです。「地酒 横屋(よこや)」・・・自分の中での定義が地酒って、「安くて美味しくていつも飲む酒」と考えています。

だから、まずは価格を抑えようと思い、原価を考えず値付けしています。

ただ、地域の酒屋さんにお届けするので、物流コストがかかりません。箱も別売りです。ラベルも1枚。余計な飾りもつけず、4種類だけ・・・でも味はしっかりしています。

これから一関で成長してもらいたいブランドだからやせ我慢して今は皆様に愛されるお酒にします。

実は安いから美味しくないといわれたくなく、搾ったときに「あらばしり部分」と「中どり部分」しか使いません・・・これは酒を絞ったときにあまり圧力を加えず出てくる美味しい酒だけを提供するようにしたのです。「責め」といわれる最後のギューッと絞った部分は雑味も多いので、「横屋ブランド」の料理用の酒として別にしています。これも私の意地?やせ我慢?

ただただ、製造と販売を行る事で日々楽しんでいます。

来週から「世嬉の一ブランド」も醸造開始します。41年目の酒蔵復活に当たり、まずは地元を大切にしたいと思い、「横屋ブランド」から発売開始しました。

ただ、多くの投資と費用をかけていますので・・・ちゃんと世嬉の一ブランドも軌道にのせ、スタッフと次の10年をつくっていかないといけません。

これから益々楽しみです。

ぜひ、一関にお越しの際は、居酒屋などで「横屋」を見かけたらぜひ楽しんでみてください。

今日も世嬉の一は地元を愛し、新たなチャレンジを行い元気に営業中です。

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地酒横屋を10月よりリリースします。限定1200本です。

今年もできました!フレンチやイタリアンにあう、トマトエール

こちらからご注文できます。ワンカップ、300mlのテイスティング容量もありますよ。

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Posted by sekinoichi at 06:35

2023年03月26日(日)

酒造りの様子を時々インスタライブで放送しています。

久しぶりの雨の世嬉の一酒造。せせらぎのふちに咲いている水仙の葉が水たまに反射して鮮やかになっています。

さて、酒造りを引き続き行っています。洗米、蒸かし、麹造り。今は、ちょうど、酒母や添え仕込みに使用する麹づくりを行っています。

今日は、品評会の酒の打合せで三浦杜氏が来ていただき、そのついでに今作っている麹を見ていただき、手伝ってもらいました。

基本、航一人蔵人で頑張っています。他のスタッフは、会社を支えるため、ビールやレストラン、売店など既存業務を一生懸命行っていますので、まだ売上1円も上がっていない酒工場は、私一人で頑張っております。そのうち一緒にやってくれる新しいスタッフが入ってこれるように、今のうちに新工場に慣れておこうと思います。

さて、そんな一人作業も下記のサイトで見れますので・・・特に加工はしていないので、ぼーっと見てみてください。

その1、洗米作業

久しぶりだったので、最初機械の操作間違っていますね~

蒸かしから糀室への引き込みはこちらの動画・・・・

インスタLIVEしていました。動画が横になっています。スミマセン・・・

 

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麹室での作業の様子

麹の盛作業はこちら

 

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暇なときに除いてください。全部で数時間ありますが・・・まったく黙々とやっていますので、面白いものではないかもしれません。

よろしくお願いします。

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恩送りプロジェクトは引き続き行います。

今年もできました!東北魂ビールプロジェクト!桜嵐IPA

今年も桜の香りのビール出荷スタートしています。

こちらからご注文できます。ワンカップ、300mlのテイスティング容量もありますよ。

新酒の酒粕

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今年りんご、ジョナゴールドとふじリンゴのセットも完成しました!ぜひお楽しみください。

 

マツコの知らない世界でも紹介された、クラフトコーラ!自然素材だけで醸造しています。



Posted by sekinoichi at 06:18