世嬉の一酒造

蔵元だより

大吟醸 世嬉の一 720ml

2020年06月09日(火)

攻めの経営その3、新事業「クラフトコーラ」作っちゃいます。

真夏の暑さの一関。30度こえちゃいそうです。しかし、蔵の中にある事務所はクーラーなしでも快適に過ごせます。
さて、攻めの経営と書いていますが・・・そんなには攻めていないですね(笑)
今回は、クラフトコーラ事業について書きます。実は10年前から考えていて、取り組んでは既存事業が忙しくなりペンディングになっていた事業です。
せっかく新型コロナウィルスで時間をいただいているのでこの事業を復活させようと再度取り組みました。

クラフトコーラって何?って感じですが、その名の通り、清涼飲料水「コーラ」を地域の食材を使用して醸造?製造?しようということです。

基本技術はすでにできています。今の工場長に教えて再度開始した次第です。

クラフトコーラの名前は「こはるコーラ」。一関産小春二条大麦を使用して醸造する自然の素材だけを使用して醸造しようというのがいわて蔵ビールのクラフトコーラです。

10年前に瓶までつくり製造しようと思っていました。・・・が本業(いわて蔵ビール)が忙しくなりそのままです。
こはるこーらの誕生のきっかけは、やはりビールです。地ビールに地場産麦芽を使用しようとプロジェクトが生まれ、数年がかかりで実現しました。

実現したわかったこと3つ。
1.地場産麦芽だからといってビール醸造の品質に大きく貢献できない。
これは、日本はビール用大麦(特にクラフトビール用の大麦)の品種改良が世界的に遅れていて、タイ米で寿司を握るような感じで、米はあるけど寿司用ではない。地場産麦芽はつくれたけど必ずしも高品質ではない。

2.農家さんにとって貢献できない。
実はビール用大麦は転作作物に指定されないようで、米の代わりにつくっても補助金がでない。日本の麦の生産は補助金なくして成り立たない(外麦がかなり安いため)そうです。ビール麦はその範囲からはずれているそうで、農家さんが作っても高級ビール用麦になって価格が合わなくなります。

3.まさかの担当農家さんがお酒が飲めない!
なんと、小春二条大麦を生育している舞川アグリパークの小野さんがお酒が飲めないと判明!!!えーーーーとなりました。

それで、10年前にでは大麦を使用して何かつくれないかと思っていた時、砂糖を一切使用せず、自然由来だけの美味しいコーラ作れないかなぁ・・・と思い開発しました。

2008年に育った小春二条大麦

麦芽制作を当時のスタッフとやっていました。

2008年には私がまだ工場長だったので、ビールと同様に麦芽を糖化してコーラづくりを行っていました。

座敷童ちゃんお姉ちゃんも生まれたばかりでこはるこーらを飲ませてみました(笑)

コンセプトは、砂糖不使用、身体によい地コーラでした。

今回、復活するにあたり、ビール工場には性能の良い瓶づめ機、遠心分離機、パストリゼーションの機械、ラベラーなど充実しました。そこで、以前よりよりよい商品づくりができます。

そしてラベルデザインも依頼しておりました。

まだおみせできませんので加工したものをお出しします。

いい感じですよ・・・これだとわからないけど・・・

そして、先日1回目の食品分析が届きました。

当たり前ですが、分析の結果もOK!あと数か月ごとに調べ、賞味期限を決定させます。

着々と準備をしています。コロナになったから気持ちだけは負けないように今できることを楽しんでやろうと思っています。

きっと「こはるこーら」がサービスエリアや道の駅といった、いままでいわて蔵ビール、清酒世嬉の一が置くことができなかったところで販売できるようになると思います。

「こはるこーら」は9月頃発売予定です。
スタッフたちとクラフトコーラでどんどん面白くなるのでは・・と夢想しています。

今は当社にある資源をフル活用し、今までできなかったことをどんどんやっていこうと思います。

世嬉の一酒造は、今日も元気にコロナに負けないよう営業しています。

追伸:明日(6月10日)岩手朝日テレビ Jちゃん岩手で情熱いわてで紹介されます。18:15分頃です。市橋 里音奈アナウンサーありがとうございます!

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今年で最後になってしまう、こはるホワイトエール
通常4400円のセットを3500円で限定200セット販売します。
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Posted by sekinoichi at 04:34

2020年06月07日(日)

攻めの経営その2、いまさらピルスナー製造!?

天気の良い世嬉の一。岩手は朝夕は風もあり、涼しいのですが、昼間は25℃~29℃。夏日ですね。

さて、カフェの新オープンの準備につづいてビール部門も常に新しいことに取り組んでいます。消毒用アルコールのための蒸留やそこからクラフトジンをつくる取り組みはそれにあたるのですが、もっと根幹的にチャレンジしようと後藤工場長と話しておりました。

そこで、他社の技術者を呼び、ご指導をいただき当社でもピルスナーづくりにチャレンジました。これを聞くと、あ、新しいビールをつくるんだという感じですが、僕らにとっては大きなチャレンジです。

・・・というのは、私たちいわて蔵ビールは、地域の良さを伝えるというコンセプトでエールビールを醸造しているビール会社です。エールビールとは、上面発酵ビール、室温に近い温度(20℃~22℃)くらいで発酵させることで、ビールの香り成分(エステル)を多く出し、香りと旨味で飲むような濃いビールです。

一方、ピルスナーは世界でもっとも飲まれるビールタイプで大手さんも醸造しております。下面発酵ビールと言われ、低い温度(9℃~12℃)程度で発酵させ、ゆっくり熟成させるビールです。のどごしと爽やかさが売りのビールですが、その分、余計な香りなどがなく繊細なビールです。

一見同じビール醸造でも大きく違います。Windowsを使っていた人が急にMacを使ったり、右ハンドルの車を運転していた人が左ハンドルの車を運転するような感じです。

今回、新型コロナウィルスで遠くからお客様がご来店できなくなり、知事も岩手県で経済を回そうといい始めました。もともと人口少なく、所得の低い県でずいぶん無理難題言う人だなぁと思っていましたが・・・超ローカル志向はやはり必要かとも思います。

そのため、いままではキャッチなビールを醸造しておりましたが、今回、超オーソドックスな「ピルスナー」に挑戦しようと思い、醸造しました。

県外の技術者(すでに20年以上ピルスナーを醸造している職人)と話をし、ジャーマンピルスナー(ドイツタイプのピルスナー)を作ろうと決めました。

ホップも古くから使われているザーツホップ、ファインアロマホップと呼ばれていますが、今の流行のアメリカンホップと異なりおとなしいきれいな香りです。

モルト(麦芽)も一種類、ピルスナーモルトを使用します。

醸造工程も一つ一つ見直し、丁寧に作ることのみを追求していきました。

一度、エールビールのビールブランドだということ、岩手の味をしってもらうんだということなど様々なこだわりをいったんなしにし、一醸造所としてもう一度チャレンジする体制を作ろう!と思い、それがピルスナーづくりにつながっております。

後藤工場長もいつも以上に神経を使い醸造していました。また、細かいところ、麦芽と水の割合や酵母の種類など初めてのことだらけで本当に挑戦でした。

おかげさまで、仕込はうまくいき、発酵も順調に進んでおります。これから発酵管理や熟成などまだまだ調整に苦労しますが、このように苦労していくことで、アフターコロナで経済がすこし順調に回り始めた際に力を発揮すると思います。

また、このビールを醸造することでいわて蔵ビールの底上げにもなっていくと思います。

このピルスナーですが、基本地元に根差そうと思っており、ビールの名前も決定しました。「ピルスナー 蔵シック(Classic)」です。一見かっこつけているようですが、単純に駄洒落ですね(笑)

販売も通常のボトル販売の前に、地域の人が通い瓶で買えるように考えました。昔は日本酒は通い瓶で売っていたそうです。酒屋に徳利をもっていって入れてもらったそうです。そのような形で、常に新鮮な樽生ビールを地域の人に注いで家で飲めるように「蔵ウラー」も創ります。

新しい売り方ですが、どんどん挑戦していきます。

ピルスナー蔵シック 各ボトル500本限定で販売する予定です。

お客様が笑顔で当社にビールを蔵ウラーをもって買いに来てくれることを夢見ております(笑)

これからも挑戦し続ける会社でありたいと思います。

今日も世嬉の一は新たな挑戦で元気に営業中です。

#蔵ウラー
#ビールで明日を幸せに

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Posted by sekinoichi at 11:31

2020年06月03日(水)

攻めの経営その1「新店舗オープンします」THE BREWERS Ichinoseki By Tokuzo

天気の良い世嬉の一。今年は猛暑になりそうですね。冬は雪がなくなって、夏は暑い・・・温暖化なのでしょうか?
さて、新型コロナウィルスの影響でまったくお客様が来なくなって早2か月。
世嬉の一も他のサービス業と同様、お客様がおらずどうやって雇用を守ろうと必死にもがいてきた数日でした。

おかげさまで、THE BREWERS Hiraizumiも5月30日から再開し、例年の30%くらいのお客様ですが、なんとか再開し始めました。
蔵元レストランの方はまだまだ難しいので、交代で出社し、清掃や草取り、時々テイクアウト、商品開発などを行っていました。スタッフたちも一生懸命。
でもやはり未来に向けて明るさと安心がないと・・・

そこで、THE BREWERS Ichinoseki By Tokuzoを本格オープンすることにしました。世間にコロナが蔓延し始めた時に、観光客ではなく、地元の方に来てもらえる店に作り替えようとして取り組んでいます。

初めて、チラシを出します!今回は6月13日からオープンしますが、地域の方々に対してオープンしようと思います。

また、席数も広く取ろうと思います(ソーシャルディスタンス?)

自家製チーズケーキセットも創ります。
アンカーコーヒーさんの豆を使用して一杯づつ入れるコーヒーです。

また、壁面には地域の作家さん(戸田幸恵さんの商品、丸山漆器さんの商品)なども展示しております。

はじめはうまくいくかわかりませんが、この時期を世嬉の一の生まれ変わる時期と捉えて、今こそ攻めの経営をしていこうと思います。

実はこれ以外にも商品開発やら、様々なことを企画しています。

コロナや景気や政府行政のせいにしても生き残れない、自分たちで切り開く!

そんな気持ちでスタッフ一人一人が燃えています。

THE BREWERS Ichinoseki By Tokuzoはちょっといい雰囲気のカフェでお客様を和ませれるようにしたいと思います。

今日も世嬉の一は、新しいことにチャレンジして元気に営業中です。

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Posted by sekinoichi at 06:48

2020年06月02日(火)

まさかの商品も創ってみました!

世嬉の一の夕方はとても賑やかになってきました。カエルの大合唱が聞こえます。日中は小鳥のさえずりがにぎやかです。人が少ないから余計小動物が集まっているのでしょうか・・・

さて、そんな中、まさかのというか、おきて破りというか商品を作りました。自社商品だけでなく他社の商品もセットにしたビールセットです。

4社のビール会社で協力して各社の良さを伝えていこうという取り組みです。
なぜこのようにしたかというと、実はビール工場を持っていても瓶詰め機械を持っていない会社があります。例えば、宮城県のアルゴンブルーイングさん。

最近創業したビール会社ですが、彼らはビールを作り、自社のレストランでの販売がメインです。しかし、お客様が来なくなりビールがなかなか出ない・・・
一部のビールメーカーは泣く泣く廃棄しているところもありました。

そこで、当社でボトリングすることで、少量のセットですが販売できないかと考え、4県セットをつくりました。

最終加工は当社ですので、加工者と記されていますが、それぞれのメーカーで醸造したビールです。

東北のおいしいビールをぜひこの機会にご堪能ください。
私たちもいわて蔵ビールを運営していて、初めて他社生産のビールを販売しますが、東北の良さを感じてくれれば幸いです。

購入はこちら

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Posted by sekinoichi at 04:07

2020年05月30日(土)

59日ぶりの営業再開!The Brewers Hiraizumi!!!やったー営業できる!!!


私たちのお店The Brewers Hiraizumiは、平泉中尊寺第一駐車場内にあります。4月10日、突然町役場の方々が来られて、第一駐車場の閉鎖を行いました。世界遺産平泉であるため、県外客が多いため新型コロナウィルスの拡散を防ぐためです。・・・が私たちは、駐車場を閉鎖されるとテイクアウトもできず、11日からお店を締めておりました。

今回、非常事態宣言解除に伴い、駐車場が解禁され、6月1日より県境を越えた移動も大丈夫になります。県境にある町としてはほっとしますね。

そこで、The Brewers Hiraizumiも5月30日(土)から久々のオープンしました。

お客様がどのくらい来られるかわかりませんが、朝から食材の仕込みをしていい香りが店の中を包んでいます。クロワッサンの焼き上げる香り、平泉カレーの仕込みの香り、いいですね。動き出すって!

3蜜防止のためにいろいろ対策もとりましたよ。

基本、暖かいので窓は解放しております。

ソーシャルディスタンス用の線!

カウンターには、一応間仕切り!

そして、再開後初めてのお客様、焼きたてのクロワッサンと出来立てのわんかっぷりんを購入していただきました。再開した~という感じです。

もちろん、テイクアウトも行います。

今日からまた、旅行客、観光客、地元の方々にThe Brewers Hiraizumiのサービスをしていきたいと思います。

すこしづつ日常にもどりつつある日々を喜びをもって感じております。

今日も世嬉の一は元気に営業中です。

ブルワー君ソフトも元気にお待ちしております。

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Posted by sekinoichi at 10:52