世嬉の一酒造

蔵元だより

大吟醸 世嬉の一 720ml

2018年01月16日(火)

2018年は世嬉の一の100周年記念!スタッフが一番成長する機会です。

2018年は世嬉の一にとって創業100周年の年。

酒屋としては若い方ですね。

さて、世嬉の一酒造では100周年記念を「今までありがとう・・・そしてこれから101年目」という気持ちで行います。

そのため、ホテルで鏡割り、そして先代に感動のお手紙を読み上げて、パーティー、皆様に分厚い100年史をつくって配る・・・というのは全く考えておらず、

スタッフとみんなで考えた世嬉の一らしい100年記念事業をやろうと半年前からスタッフと取り組んでいます。

今日は、100年記念事業のキービジュアルを考える会!

いつもご指導をお願いしている、美織さんを中心にワークショップ型で行いますが、

今日はデザイナーの松井さんも参加してくれました。カメラマンの門傅さんもいます。

今回、100周年記念事業では、3-4回イベントを行い創業から今までの世嬉の一の考え方を

「蔵」(くら)

「食」(しょく)

「醸」(かもす)

「人」(ひと)

というキーワードでまとめ、お客様と一緒になって行える楽しい100周年にしたいと考えていました。

この100年世嬉の一に重要な

また、100周年記念誌も、ハードカバーの分厚いものではなく、初代から受け継がれる守るべき考え方、引き継ぐべき教えなどをまとめたスタッフの教本にしようと考えています。

4月以降にお客様にも一部お届けできるかとは思いますが・・・

というのは、当社もだんだん新しいスタッフが入社してきました。

その子たちにも今後当社の理念、大切にするもの、考え方を伝えるための資料になります。

今までなんとなく考えることなく指示通りに仕事していた若いスタッフたちも、今回、美織さんに入ってもらいワークショップを行う事で、積極的になってきました。

いいですね・・・

何がいいかって、スタッフ中心なので、社長としては楽です。

そして、スタッフがイキイキ取り組むので嬉しくなります。

通常の仕事に+されるので大変だと思いますが、外部の方と接することでどんどん成長し、

自分たちの世嬉の一にしていってほしいと思います。

そして、今回内容はまだ発表しませんが、キービジュアルもお客様とともに作っていこうと画策中です!

世嬉の一は今日も100周年記念事業を考えつつ、元気に営業中です。

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Posted by sekinoichi at 06:33

2018年01月15日(月)

TRAIN SUITE 四季島が当社にお立ち寄りに・・・本当に素敵なお客様たちです。

昨年より、TRAIN SUITE 四季島のお客様が当社にお立ちよりになってくれます。
走る旅館?走る高級ホテル?
そんな素敵な列車に乗って一関に滞在されるお客様が、当社にお立ち寄りになります。
お客様は、松島や弘前などを観光して列車でディナーお食事された後に当社にお立ちよりになっていただけます。

夜21時近くに来ていただき、22時30分まで滞在されます。

夜遅くお食事終わり、早く就寝したい中、お疲れの中、私どもの蔵に来ていただけること本当にうれしく思います。

私たちスタッフもそんな高級列車に乗ってきていただけるリッチなお客様にどう接していいかわからず、結構悩みました。結局JR様とも話し合い、一関らしさ、酒蔵らしさ、世嬉の一らしさで喜ばせようと考えました。

お餅つきをしてお迎えし、会社の説明、蔵の説明、酒造りの説明、そして、蔵厳選のお酒の試飲(飲み比べ)などを行います。

お正月だからもちつきするのではありません。もちつきで一関の餅食文化をPRします。

さらに、このお餅をつくのに参加して頂き、最後に餅を食べてもらいます。

その後、酒造りについてご説明します。また、蔵の説明を行います。東京駅を設計した辰野金吾さんのお弟子さん小原友輔さんが設計した、国の指定文化財の蔵。

どうして蔵が指定文化財なのかなども説明します。

さらに、当地方の門松もくぐってもらいます。

今年は昨日で最後でした。

その後、試飲

普段、卸をしないような秘蔵のお酒、熟成酒、バーレーワインなどを試飲していただきます。

また、蔵で造っている甘酒や室根のリンゴジュースなど、地元のものを楽しんでもらいます。

さらに、先ほどのお餅を楽しんでもらいます。

これが結構人気です。やはり餅文化の街ですね。

最後に自由にお買い物をしてお帰りになるのですが

お客様もお疲れのはずですが、喜んでいただいているようです。

 

毎回、お客様に来ていただいたあとスタッフと話し合い、お迎えの方法が少しでもよくなるようスタッフと毎回相談しています。

最初のお客様と昨日のお客様のお迎えが変わってしまっているかも・・・

四季島のお客様が当社にお越しいただいて本当によかったのは、商売的に売れるとか、高級列車が来るというブランド力があがるとかそういうことではなく、本当にうれしいのは、お客様から「普段はお休みの時間でしょう。遅くまでありがとうね」とお客様に言葉をかけられることです。

毎回、何人かのお客様に、当社の事を心配していただいたり、温かいお言葉をいただきます。

「ありがとう」って・・・

こちらこそ「ありがとうございます」なのですが・・・

その言葉を聞くと遅くまでいるスタッフも本当にまた頑張るぞーと気合が入ります。

お客様の方から私たちのことまで気を使っていただいているというのは本当にびっくりです。

素敵な列車には素敵なお客様が乗っているのですね。

今回、四季島のお客様が当社に来ることで、私たちが逆に元気をいただき、学びをいただいている気がします。

素敵な人生を送れるよう、四季島のお客様からも学んでいきたいと思います。

今日もお客様が帰った後に、どこをどう変えていけばいいか話し合いました。

再来週また素敵な出会いが待っているのかもしれません。

今日も世嬉の一は元気に営業中です!

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Posted by sekinoichi at 07:10

2018年01月14日(日)

今日から内定者の研修が始まりました!

青空と白い雲、冷たい空気が心地よい世嬉の一酒造です。

今日から、来年入社する内定者の方が長期研修(アルバイト)で来ることになりました。

私どもが高校生内定者に毎年行っていることですが、当社が閑散期のうちに研修を行う目的でアルバイトに来てもらっています。

来年ホールスタッフの希望として入社していますが、1月は調理場で研修してもらいます。

この中の誰かが新人さんです。

この取り組みを始めたのは、5年前からです。

高校生が入社しても、ミスマッチで辞めていき、地域でフリーター等になるのことが多いのが、市の問題でもありました。一方では、市では地域の高校生を採用してほしいと常にいってきます。

ミスマッチが起こりやすい理由もわかります。

この地域の高校生は、よっぽどの理由(家庭が貧しいなど)がないと、アルバイト禁止なのです。

そして、高校生は全国的にそうかもしれませんが、就職活動は1カ所しかできません。

例えばサービス業、レストランなんかに勤めてみたいなぁと思ったら、何社も受けて、内定をたくさんもらって、自分が合いそうな会社に入るという当たり前の事ができません。

ここと決めたらそこしか受けれないのです。

以前当社に高校卒業して当社に入社した子になんで当社を選んだのと聞いたら「先生に言われたから」といったスタッフがいたほどです。(入社の面接はかなり訓練されていて当社を選んだ理由を言いますが、本音は先生の紹介などでしょうね~、本人が判断できる材料がすくなすぎるので・・・)

働いたこともないのに、会社をイメージだけで決めたら、ミスマッチが起こりやすいですよね。

このルールはずーっと変わりません。

何度か進路指導の先生にもこのことを話しますが、全く聞く耳持たないですね(笑)

そこで当社で長期研修をする次の4つの目的です!

1.コミュニケーションギャップをなくす

高等学校を卒業した子供たちを4月入社として研修すると、最初にコミュニケーションの壁にぶつかります。特に、コミュニケーションにおいては学校と異なり、世代の差が特に大きいと感じています。コミュニケーションができないため、悩んでしまう子供が過去は多かったです。この研修を通して、世代間ギャップを埋め、4月からストレスなく入社していただきます。

2.学生脳から社会人脳に切り替える、意識のギャップをなくす

一関の高等学校を卒業した生徒はアルバイト経験がないため、就職しても仕事というものをわからず、学校と同様に考えてしまいがちです。長期研修により、考え方を学生脳から社会人脳にし、4月から入社する子供たちが意識の壁にぶつからないように経験を積んでもらいます。

3.閑散期のうちに基礎技術を学ぶ

当社は11月~3月が閑散期です。4月から観光客が来ることにより非常に混雑してきます。長期研修した子では、接客・厨房などの仕事技術を閑散期にゆっくり学べるため負担なく4月から出社できます。逆に長期研修をしていない子は、自分ができないと考えてしまい悩んでしまう子が多いようです。

4.自分の働きでお金を稼ぐ経験

アルバイトしたことが無い子たちは、働くということがよくわかっていません。実際に働くことで対価としてお金をもらう。だからこそ、いい加減な仕事ができないという事を実感するために、長期研修といいつつ、きちんと給与をもらうという事を行います。

このことを毎年内定出した学校の校長先生に伝えるのですが、各校によりさまざまです!

ある学校では、いい取り組みだ。内定もらって授業の差支えがない時は本人の判断でやっていいですよという、生徒の自主性に任せる学校。大体、そのような子は伸びていきます。

ある学校では、生徒は基本的に学業本文ですから、駄目です。研修で2-3日だったらいいですよ。という学校があります。なんとか無理いって許可をもらいます。そして高校からは特別ですよとか、学校で指定したこの日にしかアルバイト禁止です。と言われる。なんて固い先生だと思い、話を聞きに行ってもこっちの話は全く聞かない。大体そのような学校出身の子は、その子の意識が高くないとくじけやすい傾向があります。

今年も後者の高校から内定者したものがいますが・・・本格的な研修は無理だなぁと思いつつ、許可貰った日程でその子を育てるしかない。とスタッフと相談。これもご縁ですからね。

ちなみに、その高校の研修は1月の間は3日間だけ、それも1週間に1日・・・ちょっとびっくり。

どこまでも学生を管理したいのでしょうね~。

地域で若者を育てる為には、仕組から変えないといけないのでしょうね・・・・

まぁそんなこと言っても始まらない。学校の先生も忙しいのだから・・・

あたえられた日程で生徒さんを育てる。これから社会人になるわけだから・・・その子の人生はこれからの方が長い!そして未来がある。希望がある!

そして、何より救いなのが、『本人がやる気満々!』『頑張ろうっていう意識が高い!』

自分の本当の夢をみつけるまで、目の前にある事を本気で頑張ってほしいです。

今年も新人の研修がスタートしました。

一人一人のスタッフの人生がよりよくなるよう、世嬉の一では全力で応援したいと思います。

今日の世嬉の一は4月に入社するスタッフが来て、元気に営業中です。

どこまでも青く突き抜ける今日の空。来年の新人たちも自分の人生の目標をもってもらいたいですね。

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Posted by sekinoichi at 02:04

2018年01月13日(土)

とことんプラス発想でいこうと思いました!

平泉の風景です。

今年は、平泉から始まった一年でした。

私どもは、年末、元旦から営業しているので、正月というか一年がスタートするのは何となく今頃からと思ってしまいます。

2018年、平成30年という年は、世嬉の一にとって丁度創業100周年にあたります。

創業100周年にあたり、当社は今年もひたむきに頑張っていく会社を突き進もうと思います。

さて、先日東京で経営者の勉強会がありました。

業種も業態もバラバラな異業種勉強会ですが、どの経営者も明るく、業界の異端児的な人たちが集まっています。

そこで、私が今年思った事。

とことん、プラス発想、プラスの気を出していこうと思いました。

明るい人、明るい会社、お客様にとって心地よい会社にするには・・・・

そんなことを思っていました。

そのためには、経営者がとことんプラスの気を出さなければならないなぁと思いました。

だから今年は、さらにプラスの言葉、プラスの発想でいこうと思います。

今年も世嬉の一は様々な取り組みを行っています。

ただ、基本である「世の人々が嬉しくなる一番の酒造り」を目指して、日々努力していこうと思います。



Posted by sekinoichi at 12:29

2018年01月05日(金)

秘密のケンミンShowに一関餅食文化、そして世嬉の一が紹介されました。

1月4日の夕方、全国放送の秘密のケンミンショーという番組で一関の餅食文化が放送されました。

ちょっとテレビ的に面白く放送されていましたが、一関の餅食文化で町おこしを親子二代でやっていましたので、すごくうれしいです。

題名では、岩手県民の真実とありますが、私たち世嬉の一があるのは岩手県南地域、岩手県北、県央と県南では全然文化がちがうんですよね。

餅(米)文化は南。旧伊達藩。

盛岡等北は、蕎麦や雑穀文化。旧南部藩ですね。

だから、真実といっても、「餅食文化」は県南と宮城県の文化になります。

そして、ビールに餅と言っていましたが、私はビールともちというより、日本酒ともちですね~

一関の餅食文化は300種の餅があると言われ、甘いお餅だけでなく、惣菜餅などもあるので、お酒とあいますよ~

もちろん、餅文化の紹介で

世嬉の一も出ました。酒造会社が餅料理レストランやっているって、普通の人が見たらへんですものね。

当社は様々な餅食文化がありますが、モチフゥンデュが紹介されました。

さらに、一関の餅食文化を紹介するのは、当社の相談役です。

餅食推進会議の会長をやっているからですね。

また、若者たちで行っているご当地もちサミットも紹介されました。

これは震災後に町おこしイベントとして取り組みましたが、本当に数年実行するのがしんどい限りでしたが、

年々定着してきて、会も大きくなってきています。

もちサミットも取り上げられ本当にうれしい限りです。

陸前高田出身の村上弘明さんも胡桃餅が好きだそうです。

こうやって少しづつ、餅食文化がひろまっていくのですね。

世嬉の一は今日も元気にもちつきしながら、元気に営業中です。



Posted by sekinoichi at 01:20