世嬉の一酒造

蔵元だより

大吟醸 世嬉の一 720ml

2019年10月09日(水)

いろいろなチャレンジが明日につながるかなぁ・・・

秋晴れの世嬉の一。気持ちのいい天気です。ただ、風がちょっと強いですね・・・週末は台風が直撃するとのこと・・・千葉の皆様にこれ以上被害がないといいのですが、そのほかの地域も無事を祈るばかりです。
一関市も週末に「全国ご当地もちサミット」が開催予定でしたが、中止になりました。バルーンフェスティバルも中止ですね・・・

それはその通りですね~

実はもちサミットは当社も初年度から実行委員会(実際には委員長でしたが・・)として参加しておりましたが、一昨年より後輩にゆずり、参加企業としてだけ参加してました。
例年、一関の伝統もち料理で出店していましたが・・・今年は、攻めようということで、当社のレストランで若者に人気のもちフォンデユを外販用にやってみようと、レストランスタッフと試行錯誤していました。

レストランで人気のもちフォンデユ、もちとチーズの相性がすごくいいです。

300円/個で販売しなければならない縛りがあるので・・・レストランスタッフも四苦八苦して開発していました。

お餅を入れ、季節の野菜を入れ、チーズソースをかけ、黒コショウをすこし・・・いろいろやってみました。

なかなか美味しく、ワンハンドで食べれるなぁと結構おいしい商品になりました。

がんばっているなぁ・・・器を改善して、さぁ当日がんばろうと思ったのですが・・・やはりもちサミットは中止。

まぁこの努力はまたの機会に生きてくると思います。

スタッフ達もめげずに頑張っています。

一ノ関の新しい餅文化をつくるため、今日も世嬉の一スタッフは元気に営業中です。

———PR———-

今年も一関産南部一郎かぼちゃでハロウィン用ビール

パンプキンエールが完成しました!

下記からご注文できます!

ご注文んはこちら


Posted by sekinoichi at 04:21

2019年10月04日(金)

まさかのちょっと待った!新しい取り組みには失敗はつきもの?

秋晴れの世嬉の一。気持ちのよい風が吹いています。秋はいい季節ですね・・・・

さて、世嬉の一酒造ではひそかに新たなプロジェクトが進行していました。

The Brewers の2号店、そしてカフェ徳蔵のリニューアル!
そう、『The Brewers Ichinoseki by TOKUZO』の設立です。The Brewers Hiraizumiの店長、スタッフが3年で急成長。一部門を任せられようになりました。そこで、いろいろな目的があるのですが、2号店のオープンを任せてお願いしました。
順調に建物ができ、素敵な雰囲気のお店を作ってくれました。

さらに、Hiraizumi店でレストランの若いスタッフをカフェの研修を行うなど、順調に準備はすすみました!

準備を整い、レストランリーダーの沼倉とも打ち合わせしているとき、彼からひと言・・・「だれか、保健所に許可もらいましたか?」

「あ!・・・」

スミマセン、社長も忘れていました。設計士さん、建築家医者さん確認に行きませんでしたか?

「え!指示されたとおりに・・・」

不安を抱えつつ、私は出張中だったので、Hiraizumiの店長に保健所に許可をもらうようにお願い・・・・

結果・・・というかやっぱりというか・・・・「厨房の天井がデコボコ(昔の天井)だから許可が下りません!」とのこと・・・

※実際には様々なレストラン、カフェを見に行きましたが、当社のような天井のところは多くあるのですが、保健所さんも地域によって判定が異なったりするようです

ええええ!ということで、準備万端で、ストップ!!!

残念ですが、これも経験、このThe Brewers Ichinosekiはもう少しオープンは延長になりました。

明日から追加工事を行います。

なんとか間に合うといいなぁ・・・・

大きな失敗も自分やスタッフの勉強になります。

これを乗り越えて、新たな店舗も成功させようと思います。

目標は、NHK教育番組のふるかふぇで紹介されるような店舗になることです。

そして、スタッフたちがイキイキ働けるカフェになると思います。

今日も世嬉の一の失敗を糧に元気に営業中です。

※The Brewers Ichinoseki by Tokuzoは、近日オープンできるようにします。

—–PR——-

今年も一関産南部一郎かぼちゃを使用したパンプキンエールを発売します!

ご注文はこちら


Posted by sekinoichi at 07:34

2019年10月01日(火)

愛心幼稚園のもち米田んぼ!とうとう稲刈り

田植えでこんなんだった愛心幼稚園のもち米たんぼも稲刈りの時期になりました。

昨日、愛心幼稚園の園児たちが稲刈りに来てくれました。

最初はこんなんだったのが、徐々に伸び始め・・・

最後はこんな感じになりました。

そして元気な愛心幼稚園児たちが当社に来てくれました。


稲穂がたれ、米ができているのにびっくり!あとイナゴを探しているようです。

子供たちの元気な声が世嬉の一にこだましました。

あっという間に刈り終わりました。園児たちの目には田んぼはどう映ったのでしょうか?私の時代はクラスの半数以上が田畑をやっていたので当たり前でしたが、岩手の田舎でもなかなか田んぼに触れる機会がへってきているようです。

このような体験を通して一関もちの街を大きくなった時意識してくれたらうれしいですね。

世嬉の一は今日は園児たちと共に元気に営業中です。

愛心幼稚園の皆さん、半年間ありがとうございます!



Posted by sekinoichi at 04:21

2019年09月30日(月)

マレーシア4日目(最終日)最後もいい出会い

今日はマレーシア最終日、23:30分の夜中の飛行機で帰ります。

写真はKLタワー。ショッピングモールと一緒になっており、KLの観光地の一つ。一つのタワーは韓国が立てて、もう一つは日本が立てたとか、間の橋はフランスだそうです。今の両国首脳でここで会談したらすこし情勢かわるのかなぁ・・・なんて思ってしまいます(笑)

今日だけフリーな日。出国まで自由に過ごせますが・・・観光せず・・・楽しい出会いで過ごしました。

私どもの世嬉の一酒造の経営アドバイスしていただいている「ムガマエ株式会社」の岩崎先生にご紹介いただいた方と会います。

彼は、マレーシアで起業した社長さんです。30代くらいでしょうか・・・・Aさんです。

僕の中でいい人から紹介された人はいい人という勝手な思い込みがあります。なので、岩崎先生からご紹介をいただいたときに、ぜひ会いたいと思いました。

Aさんは、日本では老舗の紙関係の会社のご長男。そちらの会社もみているそうですが、マレーシアでも企業し、人材系の仕事やシステム系の仕事をしているようです。

一番自分と違うなぁと思ったことが、目線が広いことや考え方が大きいことです。やはり、マレーシアという土地柄、さまざまな文化の人と接するので基本そうなるのだなぁと思いました。

私自身の自戒も込めて、視点の置き所、考える範囲を狭めないことなどを感じました。

マレーシアに来て彼にあったのが一番の収穫だったかもしれません。Aさんお忙しい中時間をつくってくれて 本当に ありがとうございます。

さて、彼との楽しい、ランチミーティング、ティータイムが終わり、急いでスタッフのお土産を買い(セントラルマーケットに行き、ナマコ石鹸、そして空港でお決まりのチョコレートを買って急いで飛び乗りました。

今度は遅れることなく成田に到着、そのまま仙台に乗り換え・・・今度は仙台空港に行くのが遅れました・・・・

そして一関へ・・・けっこう長旅になりました。

車窓から見る稲刈りが始まっている田んぼにどことなくほっとして帰宅しました。

今日も世嬉の一は様々な刺激を受けて元気に営業中です。



Posted by sekinoichi at 12:36

2019年09月28日(土)

マレーシア3日目 「The Crafty Snob Fest」

今日もいい天気のクアラルンプール。本当は雨期なのだそうですが、ここ数日晴れてくれています。マレーシアに到着前の1週間はインドネシアからの野焼き?で霧がかかったようにひどく、誇りだらけだそうです・「Hazy」というそうです。

さて、今日は初のイベントの日「The Crafty Snob Fest」です。
https://www.facebook.com/events/2534532393298566/
実は、ここには、ワインや、ウィスキー、スピリッツの他に、クラフトビールを集めたクラフト商品の展示販売会です。
日本のブルワリーからは私だけ参加になりました。

マレーシアでのビアイベント、2017年に一度開催しようとして野党の反対にあい、頓挫したことがあるそうです。アジアから悪い習慣がきたと・・・

でも、今回はマレーシアのホテル経営や飲食を学ぶ大学の中(
Taylor’s Lakeside Campus )で行います。主催者から朝、ボトルは部屋の外に持ち出すな、必ず室内で処理してください、・・・酔っ払い禁止、そんな注意事項もいただきました。ブルワーたちも一切飲んではだめとのこと・・・飲むのは終わってパーティーの時に・・・とのことでした。

イスラム教の方々が大半(65%)を占める国だからこそですね。それぞれの国文化を尊重しつつ、実行するいい感じです。

会場にはオーストラリア、ニュージーランド、イギリス、香港のブルワリーが多かったです。香港のブルワリーはやはり今厳しいらしく、ホテルなどに卸していたのが一切商品がうごかない・・・だから輸出にも…とのことです。

隣の二つのブースが香港ブルワリーでしたが本当に小規模ブルワリー。本来だったら、自分の店だけで消費できるくらいでもなかなか社会情勢で問題あるのかなぁ・・・

さて、いざスタート10時!だれも来ない!マスコミもほぼ来ない・・・

なんか日本の地ビールブームが終わっていた時期を思い出します。

大丈夫かぁ~と思っていたら、だんだん人が来た。

お店の方々です。そして彼らはけっこう当社のビールを知っていた。

特にオイスタースタウト

彼は、The CraftbeerShopのCEO Davidさん。彼と話をしていると、なんと、マレーシアは高アルコール、黒ビールが人気だとか・・・

彼ら曰く、クラフトビールは高いので高アルコール、濃いのを購入したいのだと言います。面白いなぁと思って聞いていますが・・・・

実際にマレーシアに来ると、食事が濃い味。インディアン系のカレーになるような香辛料が多い食事、また、中華系の炒め物系、お肉料理。けっこう濃いものが多いです。そしてクラフトビールはそれ単体で飲み、日本のように食事とあわせるというより、会話の中でビールだけ飲むという感じ。だから普段から味濃いのが好きなのかなぁーーと思いました。しかし、彼らは濃いビールを飲んでも酔わない・・・・同じアジア人でも違うなぁと思いました。

さて、そうしているうちに、実はこの会場で私は講演をしなくてはなりません・・・「日本のクラフトビールについて・・・そしていわて蔵ビールとは…」という感じです。

イベントにあまりお客様がいなかったのに・・・けっこう聞きに来てくれています。1時間だいじょうぶかなぁ・・・・と心配でした。一応、お願いして、この大学の日本人留学生に通訳をお願いしました。

いざ始まると、クラフトビール好きのお客様はすごく面白く、結局自分で英語で話してしまいました。というのも、講演の途中でどんどん質問が来てそれを応えるという感じです。

講演が終わった後も、お客様にあなたの講演がとても面白くファンになったと・・・(嬉しいですね)。なんでって聞いたら、会社の説明の英語は自信なさそうに話しているのに、ビールの説明になったら通訳使わず情熱をもって話しているのがよかったと・・・内容ではなかったかもしれません(笑)

とにかく1時間の講演と試飲が終わり、その後もブースに多くの人が来てくれました。イベントは大成功だったのでしょう。

その後、主催者と出席者のパーティーが夜遅くまで・・・マレーシアは人脈で広がっていくと話されていました。私たちも普段ウィスキーを飲むおじいさんに話したり、ワインを飲んでいる淑女に話したり楽しい時間を過ごしました。

彼は日本人に見えますが、Pausの店長さん。昨日のパーティーの方ですね。サッカーのようにTシャツ交換しました(笑)

夜遅くまで楽しい時間とマレーシアにおけるクラフトビールの未来を感じた1日でした。

ここで、通訳した女の子「Tさん」に関してちょっと気づいたこと。

彼女はホテルサービス業を学ぶため、マレーシアのこの大学に来たそうです。アジアで一番いい学校だからだそうです。

日本の大学生は、バイトだ、サークルだと楽しんでいるようですが、彼女は一生懸命勉強の日々だそうです。何度もテストがあり、テストがよくないと学生ビザが発行されないとか・・・遊ぶというよりも将来に向かって勉強するという女の子です。海外に来て厳し環境に身に置く姿が感動しました。

私も娘がいますが、海外の大学校というのもあるのだろうなぁと思います。

特にアジア「マレーシア」は英語、中国語が堪能でないと困るのですごいなぁと

「stay hungry stay foolish」とスティーブジョブズはいいましたが、僕の日本での大学生活は、そのままの意味でのFoolishだったような・・・アジアの国の、上昇志向からくるハングリーさ、学ぶ姿勢は素晴らしいと感じました。

通訳した彼女もきっとすばらしい人生を送るのだろうなぁと感じました。

今日も世嬉の一は元気に営業中です。



Posted by sekinoichi at 11:32