秋晴れの世嬉の一。雲一つなく、すっきりとした秋の空です。台風がすぎ、気持ちのよい秋晴れですね。空に吸い込まれそうです。
10月1日から全国的に飲食店でもお酒の提供が条件付きで緩和され、私どももビール樽の出荷が少しづつ始まりました。この2か月間(8月、9月)本当に業績が厳しくなり、みんなでびっくりしていたのでちょっとほっとしています。
またコロナウィルスが流行らず、このまま通常に戻ってきてほしいと願うばかりです。一関、岩手では毎日コロナ新規患者0更新ですが、やはりお客様はまだ動かず、レストランもちょっとゆったり営業になっています。
今朝の新聞で一関のワクチン接種率(2回接種)が73.6%、1回接種が全体で86.8%とかなり高く、普通に生活できるような気がするのですが、一関はまだまだ夜は静かな感じです。
さて、そのような感じの一関ですので、私も仕事内容がほぼ創造的なものに変わっています。現場は大変ですが、この期に在庫管理システムや請求システムをすべて変え、お客様にとって利便性があるようにしています。
例えば、お客様がご注文した際にお振込みが郵便振替だけでしたが、NP後払いという仕組みをいれたので、コンビニ、銀行、郵便局などでお支払いできます。また、こちらで入金管理をしなくてよいので、お客様がお振込み忘れたとか、こちらの入金チェックし忘れというのがなくなります。
同時に、飲食店様も似たような仕組みを入れるので、間違いがどんどんなくなる予定です。
在庫も瓶詰めから出荷まで管理できるので、お客様から問い合わせされたら、すぐにお返事できる体制になります。
システム移行でトラブルがあったりして、現場は今は大変ですが、すぐにより創造的な時間がつくれるよう作業時間は短縮されるはずです。
そして・・・酒の工場をつくることに今熱中しています。今は、設計段階なので一番楽しいです。子供の時、プラモデルを造るときに設計図を見ている気分です。
タンクの配置は・・・倉庫はここにつくる・・・甑は、搾り機は、瓶詰・缶詰機は・・・そんなことを考えています。
専門家に聞いたり、保健所に連絡とったり、市役所の上下水道課に聞きにいったり、普段なら面倒なことなのですが、楽しくてしょうがないですね!
実は、当社の日本酒の販売のメインが自社売店と通販がメインだったため、業務店にも卸していないので・・・このコロナ禍で岩手県1位出荷量が少ない蔵になってしまいました。まぁ、売店で7割販売していたので売店に人が来なくなると、酒が売れずどんどん減ってきますね。
いつの間にか岩手で1番小さな酒蔵になるという・・・それなのに新・酒蔵を造ろうという無謀なことを考えています。まったく通常の酒蔵とコンセプトを変えたものですが・・・
思えば、祖父が脳溢血で急逝し、父が倒産しそうな世嬉の一を立て直したのも父が46歳の時、父は一関にあった自動車教習所を売却し、そのお金でつぶれかけた酒蔵に再投資し、郷土料理レストランや博物館、直売所をつくり世嬉の一を存続させました。その際に共同醸造という形をつくり酒ものこしました。
さらに56歳の時にはいわて蔵ビールを設立し、ビール事業に乗り出しています。今の私から見ると無謀の一言ですが、よくやったなぁと思います。
私は50歳で酒蔵づくり・・・しかも県内最小の酒蔵の無謀な戦い?血は争えないというか同じようなことをしてしまいますね。
コロナ禍で観光業・酒造業・飲食業をしている当社としてはとてもしんどい時期ですが、長期的(次の代、その次の代)まで見ると、今はとても必要な時期なのかもしれないと思います。また、必要な時期だったといえるように今を生きないといけないと思います。
いずれにしろ、酒もビールもジンも楽しくてしょうがないですね。
今日の売上にため息つかず、明日のやることを見て日々過ごしていこうと思います。
今日も世嬉の一は元気に営業中です。
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