月がとてもきれいな夜です。当社の土蔵のかわらが月の光で輝いております。
10月26日の岩手日報の朝刊に掲載されておりました。
当社の会長と専務が餅での町おこしで活動を続けていたことが岩手日報様から文化賞という賞を受賞しました。
会長も専務もまだまだだからと最初は固辞していたようですが、私(息子)から見て、よくやっていたなぁと
感心するとともに、感謝の気持ちが出てまいりました。
29年前、当社は初めて飲食事業を行いました。
その当時、京都から来たアドバイザーのような方が懐石料理を行うということでスタートしました。
ただ、その方も飲食は初めてだったので、板前をやとっての蔵元懐石料理でした。
当時、専務は「一関に餅食文化というすばらしく面白い文化があるのになぜ、岩手で懐石料理をやるのだろう?」
という疑問があり、板前さんの反対を押し切って当社は郷土料理にシフトしました。
(結局、当時の板前さんは郷土料理は家庭料理なので、レストランで出すものではないと総上がりしてしまったそうです。
余計に、当社の会長と専務が知り合いを呼んでレストランを切り盛りしていたそうです)
そのときから、当社は餅食文化を広めるための活動を始めました。
主な活動は下記のとおりです。
平成3年 当時の農業改良普及所長から持ち込め拡販の要望もあり、もち普及委員会を立ち上げたものの、なかなか活気が出なかった。
平成5年 国民文化祭が岩手で開催。当社の会長(当時 社長)が食部門の委員長をおおせつかり、一関でもちの分科会を開催
平成13年 国の地方活性化支援の対象になる・・・地方の活性化のため、当社の専務が当時の総務大臣(竹中大臣)や市長とパネルディスカッションを行う。もち文化を発信する後押しとなる。
平成18年 もち文化研究会設立・・・餅本膳の体験を小学校・幼稚園に広めると共に学校給食への普及をはかる。
平成21年 もち産業化懇談会開催・・・なかなか産業化は現在も苦労しています。
平成22年 もち食推進会議設立
平成24年 もちサミット実行委員会設立(もち食推進会議の分科会として)・・・第一回ご当地もちサミット開催
平成25年 和食のユネスコ無形文化遺産登録・・・一関のもち食文化も記載される
もちサミットの活動がフードアクションニッポンアワード受賞
大まかにこんな感じですが、多くの人たちと一緒にもちで町おこしをやってきたとのことです。
会長、専務ともまだまだ、ただ、若い人たちに受け継がれているのが何よりだということでした。
世嬉の一スタッフとしては、先代が地道に続けてきた郷土への熱い気持ちと苦労に感謝し、
元気にがんばっていこうと思います。
今日も世嬉の一は元気に営業しています。
—————–お知らせ———————–
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いわて蔵ビールや清酒世嬉の一をご提供します。
そのほかに一関の物産展も開催しています。
日時:10月31日~3日 11時~22時
場所:東京電気大学跡
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