世嬉の一酒造

蔵元だより

大吟醸 世嬉の一 720ml

カテゴリー:蔵元だより

2015年12月21日(月)

時の太鼓顕彰会の40周年祝賀会に参加して・・・思ったこと

2015.12.24

なかなか雪が降らない世嬉の一。井戸の周りには、わさびとセリが育っています。

けっこう美味しいのでセリ鍋にしようかと思っています。

さて、世嬉の一のカフエ徳蔵に大きな太鼓を飾っております。

PC250813

正面にあるものです。

PC250812

かなり大きいのですがわかりますか?

PC250817

実は、先日といっても11月28日に一関の誇る「時の太鼓顕彰会」の40周年記念に参加したときのことでした。

私たちは知らなかったのですが、顕彰会のメンバーでは、通称「世嬉の一」という名前の太鼓になっていたそうです。

そして、いつも保存しているからということで、感謝状もいただきました。

そんな名前になっていたことも、顕彰会の人たちに感謝されると思っていなかったので本当にびっくりしました。

——————————-

【時の太鼓とは・・・】

「一関に過ぎたるもの二つあり、時の太鼓と建部清庵」と昔から言われています。
名前の通り、時を告げるのに、太鼓ですが、これを用いていたのは、二条城、幕府、御三家など、
ごく一部に限られていたため、自慢になっています。
一ノ関は田村藩だったのですが、僅か3万石の小藩が幕府から特別の許可を得て、貞享3年7月から使っていたとあります。
今は、時の太鼓顕彰会が夏祭りや一関のイベント等で演奏してくれてます。
二代目時の太鼓は新幹線のホームに飾られております。
当社で保管しているのは、夏祭りの時の太鼓巡航の際に演奏する大太鼓です。

———————————-

先日の時の太鼓顕彰会 40周年イベントの様子。

DSC_0073

市長、観光協会長、商工会議所会頭など町の重鎮が来る中、田村藩のお殿様も出席され、祝辞をいただきました。

代々、お殿様はいらっしゃるのですね~

式典が終わると祝宴です。

DSC_0075

あいさつから始まり、厳かな・・・から一転にぎやかな宴会になりました。

DSC_0089

DSC_0087

時の太鼓顕彰会の演奏です。バックには、一関藩の旗と御三家の旗が飾られています。

太鼓の音は魂に響きますよね!

若い子(学生さん)も会には入っており、これからも一関の宝として存続すると思うと嬉しいですね。

DSC_0092

町おこしでいつもお世話になっている、柳橋前会長のご挨拶(観光協会副会長や地ビールフェスの副会長もしていただいております)感動的でした。

この祝宴を通して、時の太鼓顕彰会様の大切な太鼓をお預かりしている責任と喜びを感じた会でした。

世嬉の一は、地域の心と宝とともに今日も元気に営業中です。



Posted by sekinoichi at 09:40

2015年12月19日(土)

本末転倒のオイスタースタウト!いつもよりおいしいです!(全循環?)

PC190789

粉雪が舞う世嬉の一。

昨日仕込んだオイスタースタウト(三陸牡蠣のスタウト)が醗酵しています。

PC190788

工場長と試飲しました・・・・濃い~!うまい!

今回の仕込んだオイスタースタウトは、正直プレミアムオイスタースタウトです。

というのも・・・・先日、関西テレビで「牡蠣しぐれ」がおいしい!とテレビで評判になりました!

そのおかげで一気に牡蠣しぐれの注文が殺到したのです。

この牡蠣しぐれ煮は、オイスタースタウトを醸造する際に牡蠣を麦汁で煮ます。
そして出汁を麦汁に溶け込ませ、引き上げます。
それを当社のレストランで、当社の地酒・醤油などでさらに加工したものです。

つまり!オイスタースタウトを仕込まないとできない商品なのです。

本末転倒で、牡蠣の時雨煮をつくるため、オイスタースタウトを醸造しなくては!となりました。

さらに、いつもより牡蠣を多めにいれなくては・・・と嬉しい誤算!

shigureni_img

その牡蠣しぐれが注文殺到したもので、また、年度内にほしいとのことでしたので・・・・

今回からオイスタースタウトに入れる牡蠣の量が3倍になりました!!!

20130728_704569

20130728_704558

ぷりぷりですね~。レストランではこれをビールに使用するのはもったいないとのことでした。

20130728_704559

20130728_704560
ぷりぷりの三陸の牡蠣が増量で醸造に使用したので香りと旨みのバランスがさらによくなりました。

そして、次の仕込みも3倍増になります。

これこそ、私たちが狙っていたこと。

牡蠣しぐれ煮が人気になる→オイスタースタウトにもっとふんだんに牡蠣を使用できる→さらにおいしいオイスタースタウトが醸造できる→オイスタースタウトを仕込む回数が増える→三陸の牡蠣をたくさん購入でき、応援になる!

なんか全循環!!!

ちょっとしたきっかけで、いい方向にいきました。

これからも「三方よし」の精神でがんばります。

今日も世嬉の一スタッフは三方よしで元気に営業中です!

—————————————

DSC_1786

オイスタースタウトのご注文はこちらから!

shigureni_img

牡蠣の時雨煮のご注文はこちら!(発送はクリスマス以降になります)

クリスマスビールのお知らせ!

クリスマスビールは残りわずかとなりました。21日までのご注文は24日着でお送りしたします。

012

ご注文はこちら



Posted by sekinoichi at 11:42

2015年12月17日(木)

今年も門松たてを行いました!一関伝統の門松たてです。

PC150757

座敷わらしちゃん妹が、幼稚園から帰りすぐにクッキーを食べています。

クリスマスプレゼントとして給食センターの方からもらったようです。

さて、今日は世嬉の一で門松立てを行いました。

当社の門松は、一関市厳美町などに伝わる鳥居型の門松です。

毎年、厳美町の保存会の方々が7人が協力していただき、設置していただいております。

PC150743

こんな感じの門松です!

PC150700

しめなわも新しいものを作ってくれております。

PC150698

いい感じです。みんなで協力して設置いたしました。

PC150695

門松は門型の木枠の左右に縁起の良い松と竹、「やりくり上手」に掛けたクリをあしらい、中央に手製のしめ縄を渡したものです。

毎年縁起がいいということで、ここをくぐるのが人気です。

設置が終わりましたら、神事です。

PC150711

お酒とお塩と水で場を清め、祝耀を行いました。

PC150715

そして最後にみなで神様に拝礼いたしました。

PC150729

みな心も清められ、来年に向けて気が引き締まりました。

ぜひ世嬉の一に来たら、この伝統の門松をくぐってみてください。

今日も世嬉の一は地域の伝統を守って元気に営業中です!

—————————————-

クリスマスビールは残りわずかです!

012

ご注文はこちら



Posted by sekinoichi at 05:30

2015年12月02日(水)

よ~いドン!(関西テレビ)様のお取り寄せコーナーで牡蠣のしぐれ煮が紹介されました!

牡蠣のしぐれに煮 かきしぐれ

関西テレビの「よーいどん!」のお取り寄せコーナーで、牡蠣のしぐれ煮が紹介されました。

岩手の牡蠣のしぐれ煮とは、「プロがが教えるとっておき、本日のオススメ3」「ご飯にピッタリ!絶品お取り寄せグルメ」で紹介されたようです。

地酒やで地ビール屋である岩手の蔵元がなんで牡蠣(かき)のしぐれ煮を製造して販売して、お取り寄せコーナーにで取材されたのでしょうか?

それは、岩手の牡蠣しぐれ煮のおいしさに秘密があります。
今日はおとりよせする前にそのおいしさの秘密3つをお伝えします。

「よーいどん」お取り寄せコーナーで紹介された牡蠣のしぐれ煮 美味しさの秘密その1
~麦汁とホップで煮込んだ牡蠣が絶品~

かきのしぐれ煮

実は、この牡蠣のしぐれ煮は実は牡蠣の黒ビール(オイスタースタウト)を醸造する際に使用する牡蠣(かき)を使用しています。

牡蠣を殻ごと麦汁でじっくり煮込んで、出汁を取って黒ビールを醸造するのです。

この醸造後、牡蠣を取り出して、うちのブルワー達が食べたところ、美味しい!となり、ビール工場のものしか食べられないごちそうでした。

実はこのとき、麦汁(甘い汁)とホップで煮込むので、牡蠣の旨みと麦汁の甘味(麦汁は麦を糖化して水あめのようになります)とホップの苦味が丁度よく味にアクセントをつけるのです。
工場スタッフを食べていたところ、厨房スタッフがもったいないと料理の逸品にしたのがこの商品です。

 

「よーいどん」お取り寄せコーナーで紹介された牡蠣のしぐれ煮 美味しさの秘密その2
~蔵元の調理場で作られる牡蠣のしぐれ煮 地酒使用しています~

牡蠣のしぐれ煮 ごはん'

牡蠣のしぐれ煮は、しっとりしています。ビール工場で牡蠣が麦汁で煮込まれるとすぐに厨房に持っていきます。

厨房では、当社の地酒を使用して料理を行っています。

もちろん、この牡蠣のしぐれ煮も南部杜氏が醸造した当社の地酒を使用して作っております。

原材料は、牡蠣、酒、砂糖、みそ、しょうゆ、みりん、鷹の爪。

牡蠣の次に多く入れるのは「酒」このお酒も南部杜氏の真面目なお酒なので美味しく出来上がるのです。

 

「よーいどん」お取り寄せコーナーで紹介された牡蠣のしぐれ煮 美味しさの秘密その3
~ご飯にはもちろん、洋風にアレンジでしてもおいしい牡蠣のしぐれ煮~

牡蠣のしぐれ煮 アレンジ牡蠣のしぐれ煮 ごはん2

牡蠣のしぐれ煮は、ホカホカごはんやお豆腐に合う調味料として当社で使用していました。

もちろんお客様はその美味しさに喜んで、ご飯を食べたり、お豆腐を食べたりしています。

でも実は、洋風にアレンジしても美味しいのです。クラッカーにクリームチーズと一緒に食べるとベストマッチ!

実は、この牡蠣のしぐれ煮を取材してくれた「サライ」の編集者が教えてくれてやってみたら「美味しい!」となりました。さまざまな料理に使用できる牡蠣のしぐれ煮は一つの味だけでなく、多くの美味しさがあります。

 

美味しい牡蠣のしぐれ煮・・・だけどビール醸造の際にしか製造できません。

数に限りはありますが、ぜひ一度お取り寄せしてお試しください。

牡蠣のしぐれ煮 注文

ご注文はこちら

牡蠣のしぐれ煮(100g)700円

6個で送料無料!はこちら



Posted by sekinoichi at 11:41

2015年11月30日(月)

12月1日より発売!ナチュラルローソンに急げ!限定3000本エゴマIPA発売です。

PB300570

初雪が降らない一関です。寒くはあるのですが・・・裏手の磐井川には白鳥が飛んできています。

さて、12月1日より全国の「ナチュラルローソン」で新ビールが発売されます!

限定3000本で、ナチュラルローソンさん以外では購入できない商品となっています。

これです!

egomaIPA

なんと、一関産じゅうね(エゴマ)を使用したIPA、その名も「EgomaIPA」です!

エゴマIPAの開発は、ナチュラルローソン様から、クラフトビールを醸造したいというお話がきました。

できれば、体によいもので・・・という話。

一関ではエゴマが取れるということで、エゴマをビールにできないか?というご依頼でした。

エゴマはスーパーフードというそうですね。何でもさまざまな薬効や体にいい成分が含まれるとか・・・

エゴマは一関では昔から「もちタレ」として使用されたり、料理や油として利用されました。

よく取れるので、お年寄りには鳥のえさでもあったのです。

だから、このラベルなのでしょうか?(ラベルデザインはナチュラルローソンさんにして頂きました。)

うちのスタッフに飲んでもらいました。

kasumi

「おいシー!香りがよく、最後にエゴマの香ばしい香りがする!」

toki

「飲み応えもあり、普通のIPAよりこれはこれでいいですね!」とのことです。

残念ながら、世嬉の一でも販売はしません。お近くのナチュラルローソンにてお買い求めくださいね。

・・・て調べてみたら関東の人しか手に入らないのね・・・・

ナチュラルローソンの店舗一覧はこちら

http://natural.lawson.co.jp/shop/index.html

今日の世嬉の一は、岩手の食材をしようしておいしい商品開発を行っています。

今日も元気に営業中です!



Posted by sekinoichi at 10:27