世嬉の一酒造

蔵元だより

大吟醸 世嬉の一 720ml

カテゴリー:蔵元だより

2016年10月08日(土)

座敷童ちゃん達、神楽(鶏舞い)習うのまき

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今朝は雨模様の世嬉の一。

ちょっと肌寒く、徳蔵カフェではちょっと寒いので今期はじめての暖炉に火をくべました。

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なんか、火をくべると心も温かくなりますね。

昨晩、世嬉の一から徒歩3分のガレージホールで「カグラオドル?序の口」というイベントが開催されました。

数回にわたり、地域の方々が子供に神楽を教える講座が開かれております。

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ガレージホールの入り口に入ると・・・

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子供たちが一生懸命、楽しく神楽を学んでいます。

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神楽って地域ごとに異なるのですが、神事に神に奉納する歌舞でしょうか。

一ノ関や岩手には結構残っております。

今回は、ガレージホールを運営する二宮さんの企画で行われました。

そして教えるのは一関の牧澤神楽保存会の方々。鶏舞を子供たちに教えています。

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丁寧におしえることと、楽しく教えるので、座敷童ちゃん達は楽しそうです。

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19時から20時半まで1.5時間ならったのですが、最後には一応踊りになっていました。

 

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小さい時から地域文化に触れることができ、とても良いことだと思いました。

数回のイベントなので、座敷わらしちゃん達はよろこんで参加すると思います。

感想を聞くと、難しいけど楽しいと言っていました。

参加は無料のようです。あと2回開催されるようです。

本当にありがたいことです。

世嬉の一は今日も若い世代に伝統文化を伝えて元気に営業中です。

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【東京イベント】

●巣鴨 10月8日・9日・10日は巣鴨の地蔵通り商店街

●三軒茶屋 10月15日~16日 

●江東区民祭り 10月15日~16日

●大塚商人祭り 10月「29日~30日

【横浜イベント】

●フレッシュホップフェスティバル 10月22日~23日

イベントカレンダーはこちら

 



Posted by sekinoichi at 11:45

2016年09月27日(火)

今日は餅の日?愛心幼稚園児の稲刈りともちサミットの試食会

今日は1日もちデー!
朝から夕方までなんか餅に関するイベントでした。

まず、曇り空の中、元気な声が道端から聞こえてきました。

今年も愛心幼稚園の園児たちの稲刈りが始まります。

小さな無農薬田んぼですが、春園児たちが刈り取った苗が大きく育ち今年も稲刈りに元気な園児たちが来てくれたのです。

愛心幼稚園(稲刈り1)

愛心幼稚園(稲刈り2)

当社のスタッフや親御さんのお手伝いをいただき、園児たちが稲を刈ります。

結構みなさん喜んで行っています。

愛心幼稚園(稲刈り3)

愛心幼稚園(稲刈り6)

子供の元気な声がこだまする酒蔵って本当にいいですね~

労働の後には、もちろん稲刈り餅!

園児たちはあんこもちを食べて幼稚園に帰っていきました。

愛心幼稚園(あんこもち)

愛心幼稚園(稲刈り7)

自然に触れるだけでなく、地域文化に小さい時から自然と触れ合ってほしいものです。

そして、昼からは『全国ご当地もちサミットin一ノ関』の本年度の試食会。

ご当地もちサミットは、震災後地域を元気にしようと考えたイベントです。

一ノ関のもち食文化を世界に広めよう、そして地域の若者に広めようと企画したイベントです。

そして、今年参加する出店者の試食会が開催されました。

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ゲストには、市長、農協理事長、観光協会長、商工会議所会頭をおよびし、開催されました。

もちサミット試食会(試食1)

一応、私は実行委員長なので副委員長と一緒に記念写真。かぶっているのは、もちハット&もちキャップ。

福祉施設の方々に作っていただきました。

もちサミット試食会(試食3)

川崎の炒め納豆餅

もちサミット試食会(試食7)

大東京津畑のお雑煮

もちサミット試食会(試食5)

骨寺地区の黄金餅

もちサミット試食会(試食6)

厳美の三食餅+1

などなど伝統的な餅から創作的な餅までさまざまな餅が集結します。

もちサミット試食会(試食4)

コンペ形式なので、当日はみんな気合が入っています。

毎年、品質が向上しているのが驚きです。

もちサミット試食会(試食2)

市長も20食、食べて頂き、感想をお聞きしました。

このもちサミットは11月5~6日に一ノ関文化センター広場で開催されます。

ぜひ遊びに来てください。

今日は一日餅の日でした。

世嬉の一スタッフは町おこしに、餅の普及に元気に頑張っています。

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10月のイベントのお知らせ

【筑波】 9月30日~2日 つくばクラフトビアフェスト2016
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【神奈川 鎌倉】10月1日~2日 鎌倉ビアフェス2016

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Posted by sekinoichi at 06:53

2016年09月22日(木)

座敷童ちゃん妹の自転車に乗れたことに関して

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今日は座敷わらしちゃん妹が幼稚園帰ってきてから、おねえちゃんの自転車で自転車に乗る練習をしました。

お姉ちゃん座敷童ちゃんの時は、補助輪付き自転車でなれてから練習したのですが、妹座敷童ちゃんはちょっと親の横着でいきなり補助なしで教えました。

以前スライダーを誕生日に買ってあげていたからだいじょうぶかなぁ・・・と思っていたら・・・

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なんか30分くらい格闘していましたが、意外と早くのれるようになりました。
最初は、なかなか漕ぎ出しが難しいようですが、自転車に乗れるようになって喜んでいます。

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ころんでも、ころんでも喜んでチャレンジしているうちにスイスイと乗れるようになりました。

その後、お姉ちゃん座敷わらしちゃんと一緒に自転車をもって公園に行って乗りました。

あいにく雨模様になり、おねえちゃんは帰りたいと言っていたのですが・・・

妹座敷童ちゃんは楽しくてしょうがないようです。新しいことができたことが嬉しくて嬉しくていつまでも乗っています。

雨にぬれても笑顔で乗っています。

 

妹座敷童ちゃんは自転車に乗れたことで新しい世界が広がっていったんだろうなと思いました。

走るより早く、スイスイといろいろなところに行けるようになった。

それが楽しくて楽しくて自転車に乗り続けるのだろうなぁ・・・

そんな妹座敷わらしちゃんを見ていると、うちのスタッフに関して考えることがありました。

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お陰様で、当社はスタッフに恵まれています。

ここ数年は高校卒業して当社に入社してくる子、または、第二新卒で20~22歳で入ってくる子が多いです。

共通していることは・・・みんなまじめに一生懸命!そして、多くが一関かその周辺出身で、生まれたからずーっと一関に住んでいます。

社長としてはとても助かっています。

このスタッフたちも、自転車に乗れるようになり、新しい世界にいったように、広い世界を見せてあげたいと思いました。

その人にとって新しい技術や新しい学びをどんどん体験させたいと考えてしまいした。

きっと彼らにとって人生が広がり、仕事の幅が広がり、様々な出会いや感動がえられるでしょう!

これから長い人生を妹座敷童ちゃんのような感動を何度も何度も味合わせたいなぁと思いました。

世嬉の一や私はスタッフに自転車を支えて漕ぎ出す手伝いができるようになりたいと思います。

実際、スタッフたちを見ていると「すなお」で「まじめ」ですが、若いせいかあまり「未来」や「未知の世界に飛び込む!」という意識はまだまだないのかなぁ・・・それかわからないのかなぁ・・・

才能があるだろうと思うスタッフを見ていると・・・「もったいない」と思ってしまいます。

勉強癖というのは残念ながらあまりないかもしれませんが、これから人生大逆転!

世嬉の一にいることで、そんな人生を歩んでもらいたいと思いました。

子供の時の感動を思い出すようなそんな感動を彼らにも与えることができればと、妹座敷童ちゃんをみて思いました。

いい事例は、うちの工場長、後藤孝紀さん。

ビール醸造について全く知らない素人でしたが、学ぶことで出会いや世界がどんどん広がりました。

孝紀さんは「すなお」「プラス発想(前向き)」で「勉強好き」学校の勉強はわかりませんが、ビールについて勉強しまくりました。

そんなスタッフを多く育てたいと思いました。

いまだ、私もまだまだ勉強中。

妹座敷わらしちゃんからいろいろ学びました。

今日も世嬉の一は元気に営業中です!

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Posted by sekinoichi at 03:40

2016年09月14日(水)

蔵元レストラン 世嬉の一の営業に関して(夜の営業予約のみに関して)

9月に入り世嬉の一の朝夕は涼しくなりました。


9月に入り世嬉の一の朝夕は涼しくなりました。

秋空の世嬉の一。

秋刀魚も水揚げされ、これから紅葉が待ち遠しい季節になりました。

さて、今日は「蔵元レストラン 世嬉の一」の夜営業に関してご連絡します。

実は今年の6月頃から夜は予約営業のみで行っています。

突然、そのようになったことまずはお詫び申し上げます。申し訳ございません。

観光客の方々には知らないで来られてご迷惑をおかけしたこともあります。本当に申し訳ございません。

また、地域の方々からは当社の経営を心配していただくお声をいただきました。ありがとうございます。

当社の経営に関しては何も心配ありません。というか、おかげさまで好調に推移しております。

さて、ではなぜ夜を予約のみの営業にしたか・・・ということですが。

【夜は予約にした理由・・・べテラン社員さんのHさんの悩み】

これは当社のスタッフから相談を受けたからです。

当社は60歳過ぎても65歳過ぎても本人の意思があればそのまま継続で社員になっていただいております。

今年の春、あるベテラン社員Hさんから退社したいと相談を受けました。

そのベテラン社員Hさんは当社で20年以上勤めていただき、年齢も65歳、引退を考えているのかなぁと思いました。

レストランホールのリーダーでもあり、もともと旅館でお勤めだった方です。

礼儀作法や所作、心配りなど「お客様のために・・・」という意識がすごく高いスタッフでまさに接客のプロだったので、つらいなぁと思いました。

一方、年齢も年齢だし仕方がないのかなぁとも思っていました。

話を聞いていると、社員Hさんのお母様を介護しなくてはいけないということ(お母さまが85歳くらいだそうです)
そのため、夜遅くまで会社に勤められないので、迷惑をかけるから辞めたいからとのことです。

当社としては、Hさんにいてほしいこと、そして介護をしても両立できる働き方を考え見ましょうとお伝えしました。
 

【介護と仕事】

当社で介護で会社を辞めたいと悩んだ方は実は初めてではありません。

相談される方は決まって責任感があり、世嬉の一になくてはならない人です。

会社にきちんと出られなくなるので、失礼だから辞めたいという方が多いです。

しかし、正直介護は一生ではなく短い、長いがあったとしても一時期のものです。それにくらべ、本人の人生はまだまだ続きます。その中で働く場所、仲間がいる場所って大切だと思っています。

だから、零細企業の緩い部分があるのですが、その人に合わせて勤めてもらおうと思うのです。

今回の社員Hさんの場合も、若手の育成やお客様へのことを考えると本人が嫌ではなければ、昼から夕方までの短時間でも来ていただいて働いていただけるほうが、本人にも世嬉の一にもいいということだと思いました。

私が社長になったとき社員に約束した「社員の物心両面で幸せにする」と決めたので、社員Hさんの場合は、仕事を続けたほうがHさんの人生にプラスになると考えました。

・・・が問題なのは、当社の接客の中核がいなくなった事実。

実は、ベテランパートのRさんがいれば大丈夫なのですが、彼女も60代中盤、無理はきかなくなってきました。

さらに、中堅どころのIさん、このIさん(まだまだ20代)も旅館から転職し、お客様に向けて素晴らしい接客をしていましたが、この方も親の介護をしなくてはならなくなりました。

介護問題は結構地方では大きな問題になっているなぁと思いました。

【世嬉の一のおもてなしを守る】

残ったのは、入社2年目と1年目、さらに研修の子たち・・・

人数的には十分営業できるスタッフ数がいます。

おかげさまでここ数ヶ月、世嬉の一への応募する人が多く、たくさんの新人さんがいます。

人数はいますが、世嬉の一のおもてなしできるか?かなり疑問でした。

先ほど上げたベテラン、中堅スタッフたちは、ご旅行のお客様の顔と名前を覚え、話した内容など私に教えてくれます。

自分たちでいうのもなんですが、食事だけでなく、この地域の旅行に花を添えてくれえるスタッフたちです。

しかし、社歴の若い子たちはまだまだオペレーションをきちんとこなすのでいっぱいいっぱい。

零細企業特有のOJTで営業しつつ覚えさせるということも考えたのですが、今の時期は思い切って閉めよう。

その間にスタッフに勉強してもらおうと考えました。

確かに売り上げはダウンしますが、その分未来に投資と考えています。

現在は、夜のお食事は予約だけにしてご来店されたお客様が喜ぶよう接客するように変えました。

(※もちろん、予約がない状態で店の前まで来てもメニューは若干絞られますがご利用いただけます)

(※まったく夜の予約のない日はスタッフと勉強をするため、閉店していることがあります)

【現在のスタッフ】

おかげさまで、社員Hさんもお母さまの介護と仕事を両立していただいております。

IさんもRさんも頑張ってくれます。このようなスタッフがいてくれることが私の財産だと思います。

そして、研修に5名の中途社員(第二新卒?)さんがフレッシュに頑張っています。

彼女たちがHさんくらいのスタッフになるには時間がかかりますが、夜の営業が再開できるまであと数か月です。

来年までには夜営業も通常で行うことができると思います。

今は、お客様にご不便をおかけしますが、もう少々お待ちください。

明るく元気なスタッフとベテランスタッフの素晴らしい融合のある温かい会社になっていると思います。

 

今日も世嬉の一は元気に学び、一日も早く成長できるよう一丸となって営業中です。

————イベントのお知らせ—————-

9月のイベントのお知らせ

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【仙台】9月17日~25日 仙台オクトーバーフェストにいわて蔵ビールが出店します。

詳細はこちら

【東京 銀座】9月25日要予約 みんなが嬉しいビールの会 vol1
詳細はこちら
 

【筑波】 9月30日~2日 つくばクラフトビアフェスト2016
詳細はこちら

【神奈川 鎌倉】10月1日~2日 鎌倉ビアフェス2016

詳細はこちら

 



Posted by sekinoichi at 02:54

2016年09月09日(金)

静岡地ビール祭りに行って感じた事。地ビール業界のすばらしさ?

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雄大な富士山を見上げることができる、静岡県清水で静岡地ビールフェスティバルが開催されました。

静岡で初めて開催される地ビールフェスティバル。

静岡市にある葵ブルーイングのヘッドブルワー(醸造長)の高さんの呼びかけで、全国からブルワリー(地ビール会社)が10社集まり、静岡県の10社と合わさり、計20社で開催されました。

私たちのブースの後ろには、ヨットハーバーがあり、その向こうには富士山がそびえたっています。夕方になるとボラが飛び跳ねておりました。夜になるとライトアップ!本当に素敵な場所でイベントが開催されました。

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(ヨットハーバーの水がきれいです。台風が来ると言われていましたが晴天のイベントでした)

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(オープン前から結構お客様がきていました)

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初めてのイベントとは思えない盛り上がりで、静岡の人だけでなく、東京や大阪、名古屋などからも多くのお客様がこられました。

私たちのビールも完売し大盛況!とくにこのイベントは一人ひとりのお客様と会話する機会も多く楽しいひと時でした。

イベントが終わると毎日、ブルワー仲間やボランティアの方々と打ち上げをしておりました。
その中で、二つの事を多く聞かれました。

まず1つ目は、『ブルワーの皆さんは盛り上げるのが上手ですね!話が上手ですね~』ということと

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(ブルワー紹介で、各県のブルワーは自社のPRをしつつ、場を盛り上げます!)

2つ目に『このクラフトビールブームはいつまで続きますかね~?』

この2つがよく聞かれました。

実はこの点について少し考えを整理したのでお伝えしますね。

そしてマイクで盛り上げるのが上手とクラフトビールブームがちょっとだけ関係あります。

—————–
まずは、一つ目の『ブルワーはマイクパフォーマンスが上手ですね』ということですが・・・

よく考えると、このようなビールイベントって全国ですごく多くなったのです。

そして私たちがビールイベントで話すことが多いのです。自分たちのビールの特徴、取り組みに関してなどなど・・・

全国で多く、そして何より、長年鍛えられていったのです。

それは、地ビールの歴史は、1994年に地ビール解禁になり第一次地ビールブームそしてすぐに地ビールブームがさり、

2010年ころまで、毎年どこかの地ビール会社がつぶれるというくらい大変な時期でした。

この時期に地ビールは「くさい、高い、まずい」と言われ続けておりました。

確かにそのような一面もあったかもしれませんが、それぞれ生き残ったビール会社は自分たちの商品に自信と「くさい、高い、まずい」という誤解を解きたい一心で、様々なイベントに出ては、自分たちのビールの良さを伝える努力をし続けました。

特にこの時期は販路もすくなかったので、イベントや老舗のビアバー様とお客様との交流会で伝えるのが唯一の誤解を正す機会でした。

それが約10年以上!・・・いつの間にか伝える力がついてきたのだと思います。

まだまだ、クラフトビール業界は誤解されたり、おいしくないと思われている方も多いかもしれませんが、

これからも伝え続けようと思います。

特に10年、20年とビール造りをおこなっている会社のスタッフは、とにかくマイクをもったら話さないですよ~

そして私たちのビールの良さ、すばらしさを伝え続けていきたいと思います。

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2つ目のクラフトビールブームはどこまで続きますか?という質問ですが・・・

私は一般的なブームはあと1年~2年、長くつづいてもオリンピックまでかなぁ・・・と思っています。

でも誤解しないでください。このクラフトビールブームというのは、現在、今まで地ビールをご提供されていなかったスーパーさんやコンビニ、居酒屋などでのブームだから提供し始めた店舗が少なくなるということで、昔からの徐々に広がっているクラフトビールファンはこれからも増えていくだろうと思っています。

だから、私たちは正直ブームが去ろうが伸びようがあまり関係なく取り組んでいます。

伝え続けていることで、ブームに関係ないファンが増えてきているからです。

一方でブームに左右されるのではなく、お客様の期待に応えられるようなビール造りを日々考えています。

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(いわて蔵ビールブースを手伝ってくれたファンの方々。ありがとうございます!)

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(ボランティアさんやブルワー仲間たちと夜中まで飲んでいます。)

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(静岡からちょっと離れたビールバー。昔から提供してくれるバーには足も運びます)

私たちが夜遅くまで、必要であれば真夜中までボランティアさんやファンの人と一緒に飲むには理由があります。

それは、

1.楽しいから

2.感謝したいから(ボランティアの方々ファンの方々は自分たちの時間を使って手伝いやビールを飲んできてくれています。そして何より私たちの会社、業界に興味を持ってくれます。情報もくれます。ゆっくり話したくなります)

3.やはり様々伝えたいから・・・

という事でしょうか・・・・私もついつい夜遅くまで飲んでしまいます。

私たちのような考えをもったブルワリー日本にたくさんあります。

だから、ブームがたとえ去ったとしてもそれぞれのブルワリーが自分たちの造る姿勢と考えを様々な方法で伝え、

ファンを大切にしていったら、クラフトビール会社ってそんなに左右されないのかなぁ・・・

現在、いわて蔵ビールも工場が手狭です。経営者としては、大量販売に切り替えられるよう大きくするのが本当なのですが、

私や孝紀工場長がコントロールできる量ってどのくらいだろうと考えています。

大きくなって大量に買ってもらわないといけなくなるとクラフトビールとして自由なモノづくりができなくなりそうです。

常に適正規模って悩みながら考えています。

色々と考えさせられた静岡イベントでした。

 

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晴天の静岡、徳川家康像を見たり、富士山を眺めたり、そして多くのあたたかいお客様と話して有意義な日々でした。

今日も世嬉の一スタッフは未来を考え元気に営業中です。



Posted by sekinoichi at 10:19