2020年05月11日(月)
今年で最後「小春二条大麦」のこはるホワイトエール・・・でも次につなげます
一関の麦畑の様子です。一関市は、お米も多いですが、実は南部小麦など麦の生産も多いです。舞川地区というところで毎年当社は「小春二条大麦」というビール麦を生産していただいておりました。
2000年ころから、岩手県南技術センター様と、東北農業研究センター様、そして、地区の農家さんアグリパーク舞川様と協力して地場産麦芽のビールをつくろうと開発をおこなっておりました。
その中で、2008年ころ東北農業研究センター様が寒冷地でも育つビール大麦「小春二条大麦」を開発し、アグリパーク舞川様で麦を育て、それを育苗機と麦芽化(麦の根を出し(発芽)、乾燥させ、根切し、焙煎する工程)してもらい、私たちいわて蔵ビールがビールにするということを行っていました。
冬に種をまき、春に稲をかります。もともと遊水地の場所で麦を育てるので、水田→豆(緑肥にする)→麦の転作するため広大な場所を転々を場所を変え作ります。
二条大麦は金色で素敵です。その後これを刈り取り、精麦(麦芽化)します。
浸漬(水につけ)発芽できるようにします。
発芽は育苗機を使います。
根がでてきたら、乾燥させ、根切をします。
根切りは、袋に入れこするとできます。手作業です。
その後焙煎します。焙煎はシイタケ乾燥機を使って行いました。
そうすると麦芽ができます。
この麦芽を使用して、ビール醸造を行います。けっこうな重労働です。
地元産麦芽100%のビールを毎年醸造してきました。
しかし、今回、この精麦機を行う農家の方々も高齢化してきたこと、また、今年シイタケ乾燥機(麦芽乾燥機)が壊れてしまい、麦芽化が今年で最後になってしまいます。例えば機械の関係だけでしたら、以前なら当社でも購入してということになるのですが、残念ながら当社もコロナの影響で売上が激減してその機械を購入する余裕が全くありません。
そこで、残念ですが、「小春二条大麦」で製造するビール「こはるホワイトエール」は今年が最終ロットになります。
今後作れなくなりますが、小春二条大麦は生産していただき、できれば「こはるコーラ(クラフトコーラ)」の原料として地元で生産できればと思います。
当社の思いもあったのですが、期待されていたお客様には、期待を裏切るようで本当に申し訳ございません。
いつか、自社で製麦機械を作れたら復活できるよう、生産だけは維持したいと思います。
最後に、最後のこはるホワイトエールを特別価格で販売します。というのも、出荷する予定だったイベントが中止になり、毎年樽で活用していただいていたビアバー様も営業自粛で出荷先がなく、自社のネット販売のみになります。
当社のネット販売はそれほど売れるサイトではないので、長く放置して地場産麦芽のおいしさを損なうより、お求め安くして、最後の「こはるホワイトエール」をおいしくのんでいただきたいからです。
ぜひよろしくお願いします。
ご注文はこちら
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今日も世嬉の一は最後まで製品づくりを行い、元気に営業中です。
農家の方とこはるホワイトエールが好きな方々と麦踏体験をした時の写真です。緑の青草にみえますが、麦の若草です。
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Posted by sekinoichi at 07:08