世嬉の一酒造

蔵元だより

大吟醸 世嬉の一 720ml

カテゴリー:蔵元だより

2020年06月23日(火)

 世嬉の一酒造ができること・・・ONE AND ONLYキャンペーンに参加します

世嬉の一では、あじさいが咲き始めました。

一ノ関には、マツコの知らない世界でも紹介された日本一のアジサイ園があるのですよ。よかったら一関にお越しください。
さて、このコロナ下で世嬉の一酒造ができること・・・その一つに、ONE AND ONLYキャンペーンに参加するというのがあります。
これはクラフトビールを飲むことで、コロナで被害を受けている方や医療関係者に義援金を贈るチャリティーイベントです。
友人のトランスポーターの田嶋さんから熱いコールをいただき、よろこんでいわて蔵ビールも参加することになりました。

https://www.sekinoichi.com/fs/sekinoichi/c/oneandonly

主催者から・・・以下HPより抜粋
ONE AND ONLYキャンペーンとは、
新型コロナウイルス「COVID-19」の影響により、クラフトビール業界も飲食店も、大変な忍耐を強いられていること、さらに先の見えない状態であることに、連日心を痛めています。医療の現場も、これ以上COVID-19が蔓延すれば、オーバーフローの状態になるでしょう。ビール業界のみならず、その影響は多方面にわたり、甚大な被害をもたらしているのは、皆さまご存知のとおりです。 自分たちには、何がやれるのか。 何か力になれることがあれば、行動したい。 ひとりでできることはどうしても限られます。 そのため、ぜひ力をお貸しいただきたいのです。

想いは一つ,願いは一つ.皆で一つ 『ONE AND ONLY』

ビールを購入する事でお客様が笑顔に、ビールを飲む事で支援(募金)できます。

【ONE AND ONLY キャンペーンとは】

◆「ONE AND ONLY」キャンペーン用のビールレシピをもとにクラフトビール会社がビールを造り提供。 4社がビールのレシピを考案し、それを参加ブルワリーが醸造して販売する形式。 または 通常商品を販売支援。利益の一部を、任意の場所に寄付してもらいます。 利益の一部を医療基金や飲食店のサポート、コロナの影響を受けた人々に支援寄付致します。 (寄付先は参加ビール会社にお問い合わせください。)

★支援募金額ですが、ボトル、缶ビールを購入すると1本20円、生ビール1パイントあたり約20円の支援金として募金されます。

参加のイメージ 『ONE AND ONLY』ブランドの『ビール造り』および『パッケージング(缶/瓶/KEG)』 『販売(店舗/通販)』『消費』『支援』造り手、販売していただける方、飲み手など、どこか一つでもお力になれる方を求めています。
——————-

これを受けて、当社も参加することにし、さっそく4社のレシピのうち、三重県にある伊勢角屋麦酒様のIPAのレシピをいただき、醸造しました。

当社のラインナップにはない美味しいビールになっております。

このキャンペーンに当社が参加することで、何かの手助けになればと思う一方、私たち自身も多くの学びがあります。また、私たちが入っているクラフトビール業界が単なるビールを楽しむだけでなく、仕事を通じて社会をよりよくする活動も行えるということがとても嬉しく思います。

お声をかけていただいた、トランスポーターの田嶋さんに感謝とともに、東北の1ブルワリーとして努力したいと思います。

今日も世嬉の一は元気に営業中です。

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https://www.sekinoichi.com/fs/sekinoichi/gift2/gd543?utm_source=blog&utm_medium=social&utm_campaign=200612
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今年で最後になってしまう、こはるホワイトエール
通常4400円のセットを3500円で限定200セット販売します。
https://www.sekinoichi.com/fs/sekinoichi/c/koharu

https://www.sekinoichi.com/fs/sekinoichi/syoudoku/Alc65

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夏限定ビール発売開始!
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支援ビール発売します!

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Posted by sekinoichi at 04:37

2020年06月22日(月)

現場で知ること・・・東京出張

曇りになり、温度が23℃に下がり、より過ごしやすくなりました。
世嬉の一は少しだけ活気が戻ってきた気がします。
6月19日の県外移動自粛解禁に合わせて上京し、都内のお世話になっているいくつかのビアバー様にお顔をお出ししてきました。
その理由は、一つは大切なお取引先様の現状を知り、当社でお役に立てることをきちんと把握すること。
二つ目は、私どもの営業も兼ねています。
三つ目は、大切な打ち合わせがあったからです。

もちろん、コロナ対策も万全。当社の消毒液と京屋さんマスクをして上京しました。

まず驚いたことは・・・全員白マスク、時々黒マスク、柄、手作りマスクほぼ0人ということ・・・
こ、これは・・・まさに私たちが高校生くらいの時、東京行くからと思いっきりおしゃれしていくことで、田舎者とばれるような感じ・・・
まさか・・・柄物マスクしていないなんて・・・

まぁ僕は柄物で通しましたが(笑)

実際に飲食店様、人の出などを見て少しほっとしました。まだまだお客様が少ないということはわかりますが、少しづつ経済が動いてきているということを把握しました。

やはり岩手で今後どうしようと心配してもスタッフの生活は守れないし、まったく異なった商品開発をしてしまうかもしれません。

実際に体験、見てみると、東京の地域によって賑わいが異なっていました。また、それぞれのお店が対策を行ったり商品開発をしていたり勉強になりました。

飲食店経営者や店舗責任者様とお話しすることでコロナの中での営業に関しても非常に学べることも多々ありました。スタッフたちとも共有したいと思うことがたくさんあり、実りの多い東京出張です。

前職からの経験で、現場を知らなければうまくいかない事が多いと、机上の空論になりやすいのですね。今回はそういう意味でもよかったです。

とはいえ、SNS上では「岩手にコロナ持ってこないでくださいね~」とか、様々な書き込みがありました。特に年配の方々から心配の声が上がっていました。これも現実ですね。
もともと微生物の勉強をしていた私ですが、手洗いや自己防護は万全のつもりですが、安全と安心が異なっているというのも人の心というものでしょうか・・・

3か月半ぶりの東京出張ですので、得るものが多いのですが、やはり当地方(岩手)は他県からの人との交流なくして経済は成り立たないと痛感しています。観光だけでなく様々な分野でです。
そのようなことを考えるとコロナを必要以上におびえるのではなく、ともに共生するつもりで付き合っていくことが大切かと思いました。

スタッフたちは元気に今日も営業しております。

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Posted by sekinoichi at 06:53

2020年06月18日(木)

マスクチャレンジの意味(変なことやるの大好きです(笑))

どこまでも突き抜けそうな青空。梅雨に入ったということですが、雪に続き雨も降らないですね。大丈夫かなぁ~。でも毎日気持ちよく過ごしております。

さて、今回はフェイスブックに記載した記事を転用します。・・・というのも普通に描いただけなのですが、問い合わせが多いので特に意味がなく自戒のために記載したのですが、説明するのも面倒ですのでこちらにも記載しました(笑)

私は3月末あたりから毎日マスクをつけた写真をアップしておりました。
これがマスクチャレンジの日々を動画にしました。

マスクチャレンジ前半です。まだ寒く、マフラーしていました。

マスクチャレンジ後半です。暑くなり、半そでです。季節の変わり目でしたね。

このような写真をSNSに毎日アップしていると、様々なお客様が楽しんでいるというメッセージをいただき私も嬉しく思いました。
ただ、実はこのマスクチャレンジ・・・ちょっとした意味がありました。
下記にフェイスブックに記載した内容です。

—–
なぜ僕がマスクちゃれんじをしたか・・・あまり深くなく、衝動的にやったので気にしないでくださいね~ただ、興味のある人は読んでみてください。

【ご注意】下記に記載しているのは政治的批判でもなく、感じたことを行動で示したらどうなるかということですので、スレッドに政治的なディスカッションはやめてくださいね。
※批判的なものがあったら削除すると思うのでご了承ください。

さて、なぜ、マスクチャレンジをかってにしていたか記載しました。誤解があるようですが、私のアップした写真はすべてマスクではなくハンカチや手拭を折って使っています。

縫う必要もなく、朝起きたら、このハンカチ使おうと思ったものと紐を2つを準備し、折ったハンカチの両脇に通してやればいいのでいくらでもマスクを準備できます。家にあるものを使うのでお金もかからず、家内や自分で縫って作ったわけでもないので、家族に苦労かけさせません。1分で手軽に準備できます。

このマスクチャレンジを始めたのはちょうど安倍首相がマスクを全世帯に配ると発表された時からです。

私たちの会社はレストランの客がいなくなり、月1300万円くらいの売上が一気に100万円もいかなくなりました。ビールや酒の卸もストップし、会社全体でも売上が70%以上減収してしまいました。また自粛要請はあるものの雇用は守れと言われ、補償がないという世の中で、光が見えない状況でした。すぐにお金借りにいってなんとか経営していますが・・・なんだかなぁ~と思う日々でした(笑)

正直マスクがこんなに遅くなるなら全世帯に配る予算をもう少し日本全体の復興につかえないのかなぁと思ったのがきっかけです。私のは2か月半は、マスクを政府が配らなくても自分たちで作れますよ~ハンカチとひもがあれば・・・という無言の訴え(笑)で、欲をいうとマスク配る予算をぜひほかに使ってほしいというメッセージでした。(まぁ誰にも伝わらなかったと思うので大失敗ですが(笑))

僕は表立って批判するのは好きではないし、議員さんもがんばってはいるとは思うので、静かに伝えることはできないかとガンジーをまねてマスクチャレンジをしましたが・・・

やはりコミュニケーションは伝わらないと意味がないと自分の知恵の無さに笑ってしまいました~。

マスク配るのは466億円とか言われていますが、もしそうなら、各県に10億づつ配って各県がそれぞれ現場で考えて使えたらもう少し違っているのではとか・・・いろいろ考えます。

実際にアベノマスクしている国会議員は安倍首相以外みたことがないです。また、自民党系議員さんでつけている人みたことがないなぁ・・・どうしてだろう????疑問も多く残った出来事でした。

さらに届き始めたら熱中症があるので、人が密ではないところではつけなくていいですよ・・・って。

ちなみに社員25名以上いる世嬉の一にも2枚のマスクは届きました。寄付しましたが、寄付先でも使うのかなぁ?今薄手の使い捨てマスク普通に売っているものなぁ・・・ぼくも小さい会社のリーダーですので、このことから次の教訓学べました。
・リーダーが現場を知らないと、時にとんでもない間違った決断をする可能性があるということ。だから常に現場を知る努力をしようと思った。
・自分の周りにはきちんとしたアドバイザーが必要だということ・いったん決めてもだめだと思ったらすぐに方向転換できるようにすること
・物事はスピードが大切等々です。そして残念だったのですが、零細企業がこのコロナ不況を乗り切るのは、自分たち自身でやらなければならないと感じました。
おかげさまでこの2か月の間、新しいことばかりチャレンジできました。

そして、支えてくれるのは、お客様やスタッフなんだなぁと強く感じました。
本当に感謝です。この期間、通販で買ってくれたり、地域の施設が消毒液を買ってくれたりで本当に生き延びたという感じです。

周りで経営をあきらめたり心が折れたりしている経営者をみていると本当に心が痛くなります。
自分がまだまだやれているのは多くの人のおかげだなぁと思いました。

願わくばいい国、いい地域になるように国も県も市も新しいアイディアをだして乗り切ってほしいなぁと思いました。もしよかったらマスクではないという意識で動画見てくださいね~そしてぼくら世嬉の一はマスクして接客しているんで安心してご来店くださいね(笑)今日もよろしくお願いします。
——–

以上ですが・・・魚をあげるより、取り方を教えなさいという格言がありますが、そんな感じですね(笑)

だから世嬉の一スタッフもコロナ下でも何ができるか必死にもがきつつ成長しています。
今日も世嬉の一はマスクをしつつ、元気に営業中です。

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Posted by sekinoichi at 02:14

2020年06月14日(日)

攻めの経営 その5 協力することで新しいことが生まれる?

今日も暑い日になっていますね。野草もきれいに咲いています。
さて、攻めの経営その後5ですが・・・相変わらず読み返しても攻め?という感じではありません(笑)
今日は協力することで生まれること、相変わらず当社の資産を活かしたらという感じでした。

きっかけはZOOM飲み会。ZOOMで飲み会の際にブルーパブが大変だという話からでした。たまたま参加していた私とたまたま参加していた遠野醸造さん。遠野醸造の袴田さんから当社で瓶詰できないかと相談を受けたました。
当社では通常瓶詰用のタンクから直接つなぐボトリングマシーンと創業時期から使っている手詰めの瓶詰機があったので、樽を持ち込まれればボトリングできたからです。

当社にとって手間ばかりかかって大変ですが、他社をお手伝いできるのであれば・・・ということでまずはやってみました。

遠野醸造の袴田さんと太田さんと

手詰めによる瓶詰風景。

これにより、遠野醸造さんがボトル商品を販売でき、すぐに完売したそうで、ご協力できてよかったです。


この経験から様々なものが生まれていきます。この経験をお伝えすると・・・ある造り酒屋さんから頼まれ、リキュールに炭酸を入れてボトリングできないかということでした。もちろん可能ですのでそのリキュール炭酸入りのボトリングを行いました。その蔵さんではその商品かなり売れているそうです。

そして、そのようなことをやっていた時に、思いつきました。やはりブルーパブの仲間がこまっているのでは???とそこで、東北魂ビールPJで瓶詰機をもっていなかった会社にお声をかけ、当社でボトリングして当社の商品とセットで販売しても大丈夫?とお聞きしました。
ぜひぜひ!という話があり、すぐにあと3社に声をかけまさかの4社ビール飲み比べセットという商品ができました。

何か動いていると・・・様々な出会いとアイディアが生まれてきますね。

そこで、今回できた商品が東北4県のみ比べセットです。各県のビール会社からビールを樽で送ってもらい、それをボトリングしてセットにしました。

当社で最終工程を行っているので加工者という名前でラベリングはしています。醸造は各県でおこなっています。


https://www.sekinoichi.com/fs/sekinoichi/c/tohoku4collabo

これの目的は、もちろんボトルビールを出していない会社の手助けにもなりますが、各社美味しいビールなので、アフターコロナで東北にきたい、もしくは東北のブルワリーを回ってみたいと思われる方もいるかもしれません。

地道な努力ですが、地ビール時代もこのようなことをどんどんやっていました。

新しい時代になるにつれ、自分たちだけでなく共創でなにかできるとお互いにより良いことが起こるのでは・・・という思いまです。

三方よしになればなおいいので、このような商品をつくりました。

一つ、今回のブルワリーの選定でちょっとあちゃーと思ったのは華がないなぁ・・・なんとなくおっちゃん5って感じがします。
東北人ブルワリーらしくみんな真面目が取り柄ですからね。

ビールも素直なスタイルが多いですよ。
今日も世嬉の一は競争ではなく共創で元気に営業中です。

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今年で最後になってしまう、こはるホワイトエール
通常4400円のセットを3500円で限定200セット販売します。
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Posted by sekinoichi at 05:00

2020年06月12日(金)

攻めの経営その4、今必要なものとこれからあるといいもの・・・

本日も蒸し暑い一関市。まさかの30℃越えにびっくりです。その分、草取りした敷地内の野草もすぐに目を出して光合成を盛んにしています。世嬉の一の酸素濃度高いのではないのかと疑問に思うほどです(笑)
ふと見ると、ドクダミの白いかわいい花が咲いています。かわいいとおもって群生しているのをみると好きなのですが、生命力が強すぎるので他の植物を思うとやはり取らないと・・・

さて、攻めの経営と記載していまずが、本来は小心者の社長ですのでそれほど大したことはしておりません。今ある、当社の設備、資源、ノウハウを何に活用したら・・・と考えるので特に新しい投資はしていないのですよね・・・

今回の世嬉の一の取り組みは消毒液づくり・・・

アマビエ65はこちら
https://www.sekinoichi.com/fs/sekinoichi/Alc65?utm_source=blog&utm_medium=social&utm_campaign=200612

4月中旬頃、新型コロナもピークの時期に厚生省から高濃度アルコール飲料を消毒液に使用できる旨があり、酒造会社にもその製造を許可する内容の通知がきました。今足りなく、世の中で必要とされるもの・・・
私たちはすぐに所轄の税務署に相談しに伺い、当社でも製造できるかお聞きしました。可能とわかると所轄税務署様、所轄消防署様、所轄保健所様の協力もあり、すぐに蒸留免許も取得、4月末には体制を整えました。

多くの酒造会社とくに日本酒メーカーもこの取り組みに手を挙げておりました。私たち、酒造メーカーは本醸造などを醸造するときに醸造用アルコールを使用します。この醸造用アルコールに加水(割水)すると、すぐに消毒用77%、66%などの消毒用アルコールが出来上がります。これだと、今足りない方にすぐにお渡しできますし、ボトルとラベルを発注すれば大丈夫なことになります。

ただ、私どもは、5%のビールを蒸留して65%の蒸留酒をつくることを選択しました。当社は500lの蒸留窯、300Lの消毒液をつくるのに4000Lのビールを蒸留3回はしないといけません。ですので、15回以上蒸留工程をおこない、やっと300Lの消毒液が作れます。

蒸留するにも1週間くらいスタッフの仕事になります。

なぜこんな面倒なことをしているのか・・・・

一つは、すぐに消毒用アルコールは世の中にいきわたるのでニーズがなくなると思っていました。案の定、今多くのドラッグストアなどで消毒用ジェルが見えるようになりました。

二つ目は、酒税をかけないため、飲めない商品になっておりますが、当社は食品メーカー。飲めない商品だからといって適当な造りはしたくなかったのです。万が一口に入っても美味しいとまではいかなくても安心できるそれでいて殺菌効果があるアルコール度数にしたかったのです。

三つめはスタッフの技術向上です。消毒用アルコールは来年は販売できません。この1~2か月の稼ぎのためだけでつくっていたら未来がないのです。今回、手間暇かけて蒸留することで、蒸留技術と経験が積み重なり、クラフトジン(今は必要ないかもしれませんが、今後あったら嬉しくなる商品)に展開できる可能性が大きいのです。

予想通り、スタッフたちは面白がって蒸留の温度、減圧方法など調べています。

ビール部門の専門スタッフを蒸留スタッフに任命!

二人は、さっそく、様々な食材がジンにならないか実験しています。例えば、この地方でとれる黒文字(つまようじにする木)です。これを蒸留にいれるとレモンのような香りになります。

様々な実験を行いつつ、未来を見据えます。

今必要な消毒用アルコールを蒸留しつつ、未来を見据えて楽しむ。世嬉の一の「大きな努力で小さな成果」を求める姿勢です。

本日もスタッフがビールを一生懸命蒸留しておりました。

私たちの消毒液は世界遺産の中尊寺さんの消毒にも使用されております。

今日も世嬉の一は今と明日をみつつ元気に営業中です。



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Posted by sekinoichi at 06:55