とうとう梅雨が明けた感じです。昨晩は三密さけて中庭でビアガーデンがスタートしました。(すみません、予約制です)
ちょうどよい岩手の夕涼み、ビールを楽しんでいただきました。
さて、以前、岩手県南の3つのブルワリーが協力して醸造する「岩手三社祭~いわてブルワーズプロジェクト~」のビールが完成しましたのでご報告いたします。
私たちが醸造したビールが・・・今もっとも流行しているスタイル「ヘイジーIPA」です。ビール名が「毬華~MARIKA~」と名付けております。
岩手県三社祭~いわてブルワーズプロジェクト~の様子はこちら7月5日のブログ
http://sekinoichi.co.jp/blog/archives/10292
以前にも記載しているのですが、withコロナになって、私たちクラフトビールメーカーは外に営業に行けなかったり、イベントが中止になったり・・・県境をまたぐ移動はなるべく控えるなど・・・結論から言うと暇になってしまいました。
そこで・・・岩手県の3社が集まり、お互いの技術を出し合い、ビールを醸造しようということになりました。
3社とは、
当社、いわて蔵ビール 佐藤 航と後藤 孝紀、
岩手県遠野市のズモナビール 醸造責任者 坪井さん、
花巻市 ブリュービースト 醸造責任者 畠山さんで協力して開催しました。
3人よれば文殊の知恵、3社で3種類のビールを各社で醸造しました。
ブリュービーストさんでは、キウイサワーエール(すっぱいビールです)
ズモナビールさんでは、SMaSHIPA(一つのモルト、一つのホップで醸造するビール)
そして、いわて蔵ビールはヘイジーIPAというスタイルに挑戦したのです。
私たちは、普段、流行しているスタイルを醸造しません。
基本、独自路線を進むブルワリーです。特に地域の良い食材を活用したり、みなが驚くようなビールを醸造していました・・・
しかし、今回もっとも今流行しているヘイジーIPAを醸造しました。
ヘイジーIPAとは、 Hazy(ヘイジー)とは、日本語で「靄(もや)」の意味です。IPAでは珍しく濁っているビールのことです。このビールの濁りは通常のIPAの想像を超えるホップを大量に使用することで、ホップのポリフェノールにより濁りが発生する現象です。それくらい大量にホップをいれます。
HazyIPAの場合、煮沸段階で入れず、ビールの発酵途中で大量にホップをいれるため、濁りますが苦くなく、香りだけが抽出されるビールになります。
トロピカルでジューシーなビールと言われています。
醸造士からみると、原価を考えず驚くほど大量にホップを入れ香りを出すのでちょっと雑?大胆な醸造方法だなぁと思っていました。
また、いわて蔵ビールは独自路線を行くので他社が醸造しているビール(このスタイルは特に最近できたビールメーカーが醸造しております)はあまり醸造しません…そう思っていました。
ですので、いわて蔵ビールは、ラガーピルスナーや、ヘイジーIPAを醸造していなかったのです。
しかし、コロナ下で醸造量が少なくなった時・・・うちのスタッフを醸造の技術をもう一度見直し、 普段やらないこともやることで基礎技術をあげようと考えました。そのため、最初はビールの基本王道、ジャーマンピルスナーを醸造しました。
そして、今回はヘイジーIPAを醸造しました。
このまま季節商品になるか、定番になるかはわかりませんが、スタッフたちにはHazyIPA~毬華 MARIKA~の評判は高いようです。
いずれこのような時代、どんどん新しいことにチャレンジして力を蓄えていきたいと思います。
こちらのビールは今回は限定で販売いたします。飲食店様にも樽でお送りしますので、在庫がなくなり次第今回は終了したいと思います。
こちらからお申込できます。
https://www.sekinoichi.com/fs/sekinoichi/c/hazyIPA
いずれ今回のビールを通じて自分たちの技術向上を図りたいと思います。
今日も世嬉の一は元気に営業中です。
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