2017年10月04日(水)
帰国しました・・・アメリカ出張で印象的なこと
ロサンゼルスで学んだこと
今回の出張で学んだこと
- アメリカ市場に関して
今回のアメリカ市場調査としてロサンゼルスにいったわけですが、
実は私自身、今お付き合いしている商社にちょっと不満というか、もどかしい思いがあり、それを確かめに行きました。というのも、商社さんは今伸びているアメリカのクラフトビアバーやリカーショップには卸さず、日本食レストランばかりに営業していました。いわて蔵ビールはもっと別なところで売れるのでは、なぜ営業してくれないのか?とチョット不満でした。
しかし、現地に行ってみたら、自分が努力していないのを棚に上げ、相手のせいにしたいと猛省。
またまだ、日本食レストランが増えている。そしてそこに当社は供給が追い付いていない。まだまだ、私たちの努力が足りない。
日系レストランといっても韓国系、中国系、その他が経営しているレストランがある。そのレストランのお客様は日系だけでなく、欧米系、中華系、韓国系、ベトナム系と様々なバックボーンを持っている人が来ている。その人たちがわかるやの仕方がありそうです。
そして、日系レストランは伸びていきそうだ。寿司、ラーメン店が増えている。そこにどうアプローチするか?商品開発から考える。
NYではラーメン店に待合のカウンターバーがある世界。そこに入れないか?
料理との相性。新しい組み合わせ。カルフォルニアロールに代表する新和食に合うビール開発。多国籍の方がわかるラベルのデザイン。
- とロスの市場の違い。
そして、日本の田舎からアメリカへ発信する面白さ、将来性など
- 商品の品質について
どんなに、日本で品質管理し流通管理しても、最後のお店は管理できない。アメリカの市場に限らず、日本以外はそう考えないといけないと分かった。
常温で置くのは当たりまえ、メキシコではうちのビールは二次発酵していたらしい。味はいいのにすごい泡だったとメキシコの飲食店に言われました。標高が高いからか?いやそもそもある程度からは常温流通、常温保存されている。日本ではありえないが、海外ではあたりまえ、それに対応する品質の商品作りが必要。
ただし、試飲会では非常に人気だった。特に欧米系の方に人気だった。昨年のポートランドや世界に誇る日本のクラフトビールでもそうだったが、やはりそのようなビール市場も開拓できるやり方も必要(それは一緒にいっていた仲間に教わりました)
アメリカのクラフトビールは美味しい。日本より早くクラフトビール文化が進んだことと、原料が豊富(特にホップはアメリカの品種改良、現地生産できるというのは大きい)
- 人財に関して
移民国家の底力。移民される方の迫力、上に上がろうとする努力と真剣さ。特に日本人以外のアジア系。中国、韓国、ベトナムの若者はすごい熱心。
向上心と危機感をもって仕事、勉強している。アメリカに渡った日系人もそう。
そこに商品だけを持っていくというだけではだめで、本気で私たちも学んで取り組まなければならないと思いました。
そして、きっと日本ももっと海外からのは働き手が来ると思います。
その人たちと対等に話せる人材にならなくては、
今年はロサンゼルス以外に台湾、ベトナムにいきましたが、若い人は三か国語(英語、母国語、日本語や中国語)を話せます。それだけ視野を広く見えるとともに、自国の事を深く考えます。
うちのスタッフもそうなってほしい。特に高校卒業で入社した人はまだまだ勉強できる機会があるので・・・
- 私の時間に関してまだまだ学び集中しなくては・・・
今回、商談会で一緒になった酒造会社さんや調味料屋さんと様々なお話をしました。それぞれ本気で海外にそれぞれの文化や日本の文化を発信されているばかりの人でした。私はまだまだ本気になっていないと反省したところです。
やれることが多々ある、日々会社にいると様々なことに時間がとられすぎている部分もあります。もう少し、自分の仕事に真剣に向き合い、時間をつくる必要があると感じました。
- 日本人として、岩手県人として
これから国際化するにあたり、日本人として日本の歴史・文化・思想について深くしらなければならないと思いました。まだまだ知らないことが多すぎる。でもそんな中世界に出て恥ずかしくないような日本人として、岩手県人として地域の事を学ばなければと反省しています。聞かれたらある程度こたえられるといいと思いました。
いろいろ学んだ一週間でした・・・
Posted by sekinoichi at 08:14