ビール工場に大量のトマトがあります。
そう、今日は岩手県一関産のトマトを使用して、ビール醸造を行っています。
いわて蔵ビールでは2年前からトマトでビールを創れないか、研究していました。100Lの醸造を数回行い、都内のビアバー様で試験販売した際も好評で、今年、本格仕込みを行います。
トマトの使用する量は50kg、JAいわて平泉様のご協力もあり、完熟で実のぎっしりつまったトマトが来ました。写真は水にトマトが浮いているように見えますが、どのトマトも水に沈み、たくさんあるので浮いているように見えます。
さて、このトマトを使用して、トマトビールを醸造します。
朝早くから仕込みをスタートしているのですが、今日はめんこいテレビさん、岩手朝日テレビさん、一関テレビさん、岩手日報さん、岩手日日さん、朝日新聞さんなどの取材が来ていました。地域の方々のトマトビールの興味も高いようです。うれしいですね。
なぜ、トマトビールを醸造しようと思ったかというと、いわて蔵ビールは地域の良いものを使用しておいしいビールを醸造し、岩手の良さを伝えていきたいと様々な商品開発をしています。
その中で、岩手県一関市のトマトが、岩手県で最も生産・出荷されていると聞きました。それでトマトでおいしいビールを醸造できないかと研究していたのです。
トマトのビールというと、レッドアイ(ビールにトマトジュースを混ぜたもの)を思い起こすかと思います。でもいわて蔵ビールのトマトビールは、トマトを麦汁と一緒に発酵させますので、トマトの酸味と甘みが程よくビールのアルコールと相まって、まったく新しい飲み物になります。
今日仕込みましたので、完成は来月です。
麦芽糖化中の時は、使用するトマトのヘタをひたすら取ります。
厨房からボウル、包丁を借りて、ひたすら行います。ヘタの青い部分があるとビールにしたとき青臭さが残ってしまうので取り除きます。
トマトをひたすら切りました!
そして、ビールの元になる麦汁を煮沸する段階でトマトも同時に投入!
トマトを大量に麦汁に入れ、ホップを入れ煮沸します。
とてもいい香りがします!
孝紀工場長も商品をチェック!
美味しい麦汁ができました。そして、酵母を入れ発酵させます。
来月が楽しみです。来月、トマトビールを飲んでいただき岩手一関を感じていただければ幸いです。
このトマトビールは数量限定になりますが、一関で開催される全国地ビールフェスティバルin一関にも出品します!ぜひ楽しんでください。
今日も世嬉の一は、地域の食材を活用して元気に営業しています。
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今回のトマトビールはボトルで限定1000本、ケグで60本になります。
ボトルの方は事前予約を受け付けております。
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