世嬉の一酒造

蔵元だより

大吟醸 世嬉の一 720ml

カテゴリー:蔵元だより

2019年09月27日(金)

マレーシア2日目(実質1日目)

マレーシアの朝の日の出は遅かった。5時に起き、様々な準備をしていてもいっこうにあかるくならない、7時ころに明るくなりました。

昨日は飛行機の遅れで、ビアバー一件夜中にいって終わったので今日が実質マレーシア一日目。

朝、いわて蔵ビールを販売してくれているCave&cellar社のMr.Boonさんがホテルに迎えに来てくれました。今日一日様々なところに案内してくれるそうです。

まずはショッピングセンター郊外の「SetiaCity Mall」内の食品売り場に

マレーシアは65%イスラム教だからあまり酒は売れないと聞いていましたが・・・結構立派なアルコール売り場があります。ワインがメインですね。

そこに・・・うちのビールもいきなりありました。

クラフトビールコーナーがあり、おおよそ900円!日本の2倍までにはいかないけど・・・売れているのと聞くと、まぁまぁ売れているそうです。

クラフトビールは回りと比べて高いですが、いわて蔵ビールはその中でも高い方・・・でも結構売れるのは嬉しいですね。

次に訪れたのは、ランチ。イタリアンのようなレストランカフェですが、そこでもクラフトビールが・・・主にオーストラリアからの輸入が多いようです。

そしてその近くにいったビアバー

ここでも当社のビールがありました。オイスタースタウトと山椒エール。

売れているそうで、山椒エール1本しか残っていない。

でもその一本もドイツから観光に来ているお客様がその場で購入!びっくり

海外でもおいしいといてくれると嬉しいですね。

この周辺には、4件当社のビールを販売してくれているレストランがあるらしいのですが・・・昼間なので空いているところは少ないようです。

その後、Cave &Celler社にお邪魔して、社長さんたちと懇談、ご兄妹で経営しているようで、もともとワインを販売している会社だそうです。これからクラフトビールに進出しようと努力しているそうです。そのため、ワインを置いているレストランなどにクラフトビールを販売してくれているようです。

彼らと話をして、マレーシアは高アルコール、黒ビール、IPAが人気とのこと・・・なんでか・・・値段が高いから1杯で酔えるビールだそうです。びっくり!そういえば「ヨイツギIPA(Alc.8%)」も問い合わせが来てました。

その次は、またビアバーを数件回りました。同行営業ですね。その都度に1杯~2杯飲むので・・・結構しんどい。

そして6時、私たちの歓迎パーティーがビアバーで開催。

Paus「クジラ」というお店です。ここはボトルショップ兼ビアバー。

壁一面にビールボトルが・・・

この中に、当社のビール4種(ゴールデンエール、レッドエール、オイスタースタウト、山椒エール)とベアードブルーイング、オゼノユキドケがありました。

あとは、オーストラリア、ニュージーランド、UK、香港のビールが多いですね。

ここで、多くのブルワーと合い、クラフトビアフリークの方々と合い、とても楽しい時間を過ごします。

かれはニュージーランドのブルワーとてもおいしいビールなのですが・・・

全部アルコールが高い、トリペルやヘイジーIPA、インペリアルスタウト、とにかく高アルコールばかり・・・びっくりです。

そして会うたびに乾杯!トーキング!

英語で話すので普段使わない脳みそがフル回転、酔いも回ってさらにフル回転。

お昼からずーっと飲みっぱなしなので・・・温かい白湯がほしいと思うくらい(笑)ちなみにマレーシア外は温かいのですが、いつも冷房ききすぎ・・・羽織るものがほしい・・・

マレーシアに来て、これほど飲む人がいると思いませんでした。来ないとわかりませんね。65%がムスリムといっても、クアラルンプールには外国人、中華系、インド系など多くの人がいるので、飲む人口はある程度おります。私たちの企業の規模からするとちゃんと商売になりそうです。

夜は更けていきますが・・・いい出会いが多く、とてもいい日でした。明日はフェスと講演。また楽しく素敵な出会いがある1日がスタートすると思うとさらに嬉しいです。

今日も世嬉の一は、社長留守でスタッフ皆元気!元気に営業中です。



Posted by sekinoichi at 12:42

2019年09月26日(木)

誕生日を機上で迎えて・・・

9月26日、この日は私が両親から生をもらった日です。あっという間にもうすぐ50歳というところまで来ました。ただ、人生100年という時代ではまだまだ半人前でしょうか。

さて、座敷童ちゃんたちは、お父さんと誕生日をお祝いしたいと楽しみにしていたのですが、私自身いなくてすこしがっかりしていたようでした。

申し訳ないなぁと思いつつ、自分の父親も仕事人間で家にほとんどいなかったなぁ・・・やはり似てくるのだなぁと思ってしまいます。

私はちょうど誕生日に成田を出て、マレーシアに向かっています。

出発前に機体システムトラブルがあり、5時間半の遅延。機内でゆっくりできました。こういう日に、このような事が起こるのもちょっと止まってゆっくり考えなさいそうすると安全なスタートができますよという暗示かなぁと思いつつ、機内で疲れた体をゆっくり休めました。

16時にクアラルンプールに到着して市内を見てみようと思ったのですが・・・到着が22時、ホテルに到着したのが23時半でしたので、近くにあるビアバーに行って軽い夕食とビールを飲みました。

今回もマレーシアにはいわて蔵ビールのPRと販路拡大のためにきたのですが、いつもアジア各国に行くと、活気と活力にあふれている空気に包まれます。

私が子供のころ、バブル期に向かって長い好景気が続いていたので、人々も新聞ニュースも明るい話題で多かったようです。そんな感じがアジアの国くると感じてしまいます。勢いがすごいというか・・・

いつかうちのスタッフ達にも見せたいと思います

さて、また一つ新しい歳を迎え、あらためて思うことがありました。

今年の世嬉の一は、再度、足元を固める(整える)と次の30年に向けてのプロジェクトを同時に進めていこうと思います。

おかげさまで、お客様のご支援とスタッフの成長と努力により、世嬉の一酒造はどんどん良くなっています。3.11の時から比べると雲泥の差です。
しかし、ここで再度浮かれることなくやっていかねばとアジアの国の勢いをみると思います。
まず、一つ目の足元を固める(整える)とは・・・、
当社はおかげさまで若いスタッフが入社(18歳から)してくれ、そして年配の社員(おおよそ 70歳)の方まで頑張っています。しかし、若いスタッフの教育と育成が課題です。世の中の広さ、自分のもっている可能性をもっともっと広げられると信じれる、そんな子たちに育てたいと思いました。

そして、足元を固めるという意味のもう一つは「整える」。急に会社が変わってきて見落としているところ、忘れて取り残されているところがあります。もう一度過去の良かったところを見直し、継続することも必要だと感じています。世嬉の一の良いところを磨くための一年にしたいと思いました。

そして、次の30年に向けて・・・

私は30年後には確実に引退しています。ただ、今がいいから安心してではなく、次の世代に世嬉の一をバトンタッチできるよう、小さい芽を創っていきたいと思います。すでに発表している酒の新工場計画、これは新工場と言っても工房みたいな小さなものかもしれません。だた、小さくスタートしてもしかしたら30年後、先代のおかげで今があるといわれる芽をつくっていきます。

もう一つはスモールビジネス。先ほど若い人の育成と成長する会社にしたいとお伝えしましたが、3年前から実験していました。「The Brewers Hiraizumi」です。ここには、菊池 新さんという店長と佐藤 理子さんという若いスタッフ2名にほとんど任せてほぼ自由に成長する場を作りました。いまそれが結果として出てきています。このような二人が出てくるような雰囲気を創っていきます。
もちろん、ビール部門もレストラン部門もそのような若いスタッフができています。まだまだ伸びることができると思っていますが・・・そこで今年はもう少し整えるためのチャレンジをしていきたいと思います。

今日は私どものビールを扱ってくれる商社さんとこちらのディストリビューターと一緒に市場調査をするそうです。どんな出会いと刺激があるか楽しみです。

最後に、ほぼ私のわがままだけで自由に生きているのを支えてくれる家族に感謝します。

今日も世嬉の一は社長が留守でみな元気という感じで、元気に営業中です。



Posted by sekinoichi at 09:55

2019年08月27日(火)

第22回 全国地ビールフェスティバルin一関が終了しました。お客様、ボランティア様、出店ブルワー様ありがとうございました。

今年も全国地ビールフェスティバルin一関が8月22日(金)~24日(日)の3日間が開催されました。
今年も3日間とも満員御礼で多くのお客様にお越しいただきました。ありがとうございます。
このイベントも22回目、日本でもかなり古い地ビールイベント(クラフトビールイベント)になりました。私どもは幻の1回(平泉で開催)からスタートしていましたが、こんなに大きなイベントになるとは想像もしませんでした。ただただ、毎年ちょっとづつ改善していたら、街の最大のイベントになってしまいました。第1回目の地ビールフェスは8社、22年になったら71社の日本のクラフトビールメーカーが集まるビールイベントになりました。
本当にうれしく、関わる皆様に感謝です。
まずは、このようなイベントを成り立たせている、ブルワー(ビール会社)の皆さまに感謝です。当社もビール会社ですので、経営を考えます。そのイベントが儲かるかということ、また、イベントの街に自社が卸しているビアバーがあるか・・・そんなことを考えます。しかし、ここ10年以上多くのブルワー様は営業先のお店もなく、このイベントは多くの儲けがあるわけでないのですが、このイベントの成功のためにお手伝いいただいております。
大阪の箕輪ビールの大下香織里社長は、わざわざ飛行機できていただき、毎年、一関で世界で賞を受賞しているビールを提供してくれます。

千葉県のロコビアの鍵谷様は家族で来てくれてイベントでビールを提供してくれます。
ドイツビール輸入代理店 こばつ様は、当イベントが購入している単価よりも多分彼らが輸入しているビール価格の方が高い(ビールでイベントしていて損になる)のに、毎年参加してくれます。

そのほかのビールメーカー様も自腹で交通費、宿泊費を払って多くのスタッフが来てくれます。本当にありがたいです。ありがとうございます。
美味しいビールを全国から持ってきていただいているのでこのイベントが成り立ちます。

次にボランティア様、実はこのイベントを支えていただいているのには、多くのボランティア様の存在があります。

(ボランティアの皆様ブルワーの皆様と大懇親会)

ボランティアの皆様は、本当にボランティアで来ていただきます。遠くは飛行機にのって、一関のイベントを盛り上げていただいております。皆様、仕事をお休みをとって、ホテルを予約して、イベントに来ていただきます。
また、ボランティア様の多くは、さまざまなイベントを経験していらっしゃるのでたくさんのアイディアをいただきます。

また、以前地ビールフェスティバルの担当だった市役所職員さんがボランティアとして復活してお手伝いいただいたり、本当に一関のために皆様活動してくれます。本当に頭が下がる思いです。

楽しんでいてくれるお客様の縁の下の力持ちになっていただいております。彼らがいないと本当に成り立たないイベントになっております。

ありがとうございます。また来年お会いしたい皆さまでした。

このイベントは多くのお客様が来場して楽しんでくれています。最初はこのイベントも認知度が低く、予算もなく、PRもできていませんでした。それがこのような大規模(3万人以上来場だそうです。人口11万人の町にはインパクト大きいですね)になってきたのも、昔から来ていただいているお客様のおかげです。

このイベントは、地ビールフェスといえども、家族で楽しめるような雰囲気のイベントにしています。だから会場には、お子様用の食事の準備やソフトドリンクもあります。そして、お客様同士会話が弾むようにしています。

まだまだ小さいイベントの時は、多くのビールファン様の口コミでこの一関まで足を運んでくれる人が増えました。今でもそれは続いております。

このようなお客様の期待に応えられるよう、毎年イベントをより良いものにしていきたいと思います。

3日間、怒涛のようなイベントで、私も、私たちスタッフも正直魂が抜けきったような状態になっています。ちょっとだけ休憩して、町おこしから、本来の世嬉の一酒造の業務にもどろうと思います。

でも、本当は、全国のブルワーさんや、ボランティアさん、お客様からパワーをいただいているのは世嬉の一であり、もっともいただいているのは私なのかもしれません。

今年も多くの人々にお世話になりました。本当にありがとうございます。

来年もぜひ楽しみにしていてください。

後かたずけも終わり、静かな文化センター、図書館にもどり、ほっとしています。



Posted by sekinoichi at 01:12

2019年07月28日(日)

世嬉の一の金魚・・・

すみわたる青空、梅雨がすっかり明けたのでしょうか。すごく気温も上がっています。

さて、世嬉の一では5年前から金魚が住んでいます。

座敷童ちゃんが夏祭りでの金魚すくいですくってきたのですが、育てているうちに、大きくなりすぎて(今5年物で約25cm)小さな鯉みたいになりました。5匹います。

さらに、昨年すくってきたのが、ここに5匹います。1年で大きくなったのと、金魚の育て方がだんだんわかったので・・・・

さらに50匹くらい増えました。

今、瓶の中で元気に育っています。座敷童ちゃん達には、今年の夏まつりで金魚すくいは禁止にしました。金魚だらけになってしまいます。

その一関の夏祭り8月2日(金)~4日(日)まで

2日の日は世嬉の一の裏手にある磐井川から花火が打ちあがります。

裏の駐車所はビアガーデンになります。

すでに100名近いご予約があるようです。

まだ少し余裕があるようですので、お気軽にお問合せください。

座敷わらしちゃんたちは、金魚すくいなくても夏祭りは楽しみなようです。

世嬉の一は今日も元気に営業中です。

———– P R ——————–

今回のトマトビールはボトルで限定1000本、ケグで60本になります。

ボトルの方は事前予約を受け付けております。

https://www.sekinoichi.com/fs/sekinoichi/c/tomato

お中元はこちら

https://www.sekinoichi.com/fs/sekinoichi/c/giftpamphlet

ゆずとお米のビールたかたのゆめ、長らく欠品指定ましたが、再販しました! https://www.sekinoichi.com/fs/sekinoichi/c/takatanoyume





Posted by sekinoichi at 12:03

2019年07月27日(土)

世界に羽ばたく餅食文化

久しぶりに暑い日の世嬉の一。青空も気持ちがいいですね。
暑い日ですが、蔵の中は比較的涼しく、冷房はレストランでしかついていません。

さて、今日は岩手県北上市でビール醸造を行っているさくらブルワリーのスティーブンから嬉しいメールが届きました!
The Japan News Great!

なんだろうと思ったら写真も一緒に送ってきてくれました。

これは、一関の餅食文化のことではないか!!!しかも世嬉の一でやっていることだ・・・早速、The Japan News のサイトをチェック!
掲載されています。


http://the-japan-news.com/news/article/0005900011

Iwate city grows mochi culture with originality!

記事の内容は、ざっくりいうと、「一関の餅食文化」で餅検定が開催されていた・・佐藤郁郎先生の活躍、当社の先代佐藤 晄僖、佐藤 紘子がなぜ餅文化を取り上げ、頑張っているか・・・
私が震災後、もちサミットを立ち上げたか・・・などが記載されていました。

そんなに詳しく書いているわけではないですが、寿司(Sushi)が世界標準後になったので、もち(mochi)を世界標準後にし、聖地を一関にしようと、震災後に張り切っていた自分を思い出しました。
今は、もちサミットも第一線から外れ、三代目会長松本さんが頑張ってやってくれています。

どんどん世代が変わりますが、おおきな視点で町おこしをしていただければ楽しいのではないかと思います。

ただ、このような形で日本にいる外国の方に、一関の餅食文化が伝わり、それが海を渡り徐々に浸透していけば、過疎と言われ、なにかと未来を不安視する地域の皆様も明るい未来が見えてくるのではと思います。

当社のスタッフには、紹介されたことを伝え、より一層餅食文化を深く学んでいってもらえればと思います。

今日も世嬉の一は地域文化を発信し、元気に営業中です。

———– P R ——————–

今回のトマトビールはボトルで限定1000本、ケグで60本になります。

ボトルの方は事前予約を受け付けております。

https://www.sekinoichi.com/fs/sekinoichi/c/tomato

お中元はこちら

https://www.sekinoichi.com/fs/sekinoichi/c/giftpamphlet

ゆずとお米のビールたかたのゆめ、長らく欠品指定ましたが、再販しました! https://www.sekinoichi.com/fs/sekinoichi/c/takatanoyume



Posted by sekinoichi at 04:37