世嬉の一酒造

蔵元だより

大吟醸 世嬉の一 720ml

カテゴリー:季節

2023年12月31日(日)

今年も1年ありがとうございました。

今年も本日で終わりですね。私は一人蔵に来て、酒造りの作業を行っていました。

しかし、それも終わり、今年1年の世嬉の一酒造としての活動が終了します。

今年は世嬉の一酒造にとってどんな一年だったでしょうか。

大きな出来事をあげると、

まずは、年末に元専務の逝去です。

10月に病院に行った際に、がんとわかり、そのまま余命宣告になりました。11月29日に亡くなりましたので、1か月半のあっという間の出来事でした。

専務は、自分の死期がわかっても慌てず、皆に「ありがとう」いいつつなくなる姿に、専務らしいなぁと感動すら覚えました。いずれ、世嬉の一スタッフにも専務「おもてなし」の精神を引き継ぎ、また地域の文化などを引き継ぎ進んでいこうとスタッフ全員でまとまった1月半でした。
ちょっと大変でしたが、専務が私たちに最後に残してくれた大切な時間でした。

また、大きな出来事と言えば、41年ぶりの酒蔵復活です。

10月にやっと新しいお酒を販売することができました。今年1年の前半は酒蔵をどう復活させるかで、日々奔走した毎日でした。やっとお酒ができてもうまくいかなかったり・・・と四苦八苦しながらも年末にはだんだんコツをつかむことができ、来年は順調に製造していけそうです。

そしてビール部門も良い結果が、WorldBeerAwards2023で3年連続カテゴリー別世界1位を受賞しました。

今年はショコラスタウトです。3年連続で受賞ということ、醸造長の後藤はさらに身を引き締めて醸造にはいったようです。

コロナ過で苦労していた分、その時間を学びにあて、技術が向上したことは言うまでもありません。

また、他部門もがんばりました。

酒粕マヨ

レストラン部門もコロナ明けで非常に混雑しつつも、しっかり接客して多くのお客様に喜ばれました。さらに、酒粕マヨを作り卵が不足していた時期に、代替え品になるものを開発したりと積極的に進んでいきました。

イベントも多数行いました。世嬉の一が全面協力する「全国地ビールフェスティバルin一関」を3年ぶりにリアル開催。炎天下の中みなで協力して頑張りました!

写真はボランティアさんたちと!

さらに・・・

地域貢献も引き続き行った1年です。

あっという間の1年でそして世嬉の一酒造自体が急成長した年でもあります。

新しい仲間も4名も入社してきてくれ、それぞれの部門で頑張ってくれています。

まさに24年飛躍するためのしっかりとした土台をつくった1年だったと思います。

このような1年をすごせたのは、自分たちの力ではありません。お客様や地域の人に応援していただき、支えられ、このような素晴らしい1年を過ごせました。

本当にありがとうございます。

来年も皆様と共に、より良い1年になるよう努力していきます。

今年も本当にありがとうございました。

 

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Posted by sekinoichi at 04:19

2023年12月28日(木)

もち食文化が高島屋様の情報誌に掲載されました!

温かな日差しの世嬉の一酒造です。昨日、仕事納めを行ったのですが・・・今日もスタッフが出社しています。発送が終わらないようですね。駆け込み需要が多いようです。

また、私も酒造りで毎日きております。

さて、そんな中、高島屋さんからタカシマヤ友の会「ハミングタイム」の冊子が届きました!

冊子をあけると・・・・

世嬉の一は見開き1ページに掲載されていました!

父と母が、長年もちで町おこしをしていったのですが、結構日本で有名になってきました。

ありがたいです。最近では当社をまねて同じような商品を提供するお店が関西の方にできたり、もちの広がりが見えてきています。

ありがたいです。

今回もタカシマヤ様をご利用いただいている方に当社のもち食文化をお伝えできると思います。

ありがとうございます。

世嬉の一は、今日ももち食文化を大切にし、1月1日までお休みです。

よろしくお願いします。

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Posted by sekinoichi at 03:55

2023年12月22日(金)

お正月の準備が始まりました!一関伝統の門松建て

今年も一関厳美地区の伝統的な門松建てが行われました。

くぬぎの木の柱に、栗、竹、松としめ縄でつくる伝統の門松。

唱和63年から毎年、伝承会の皆様のご協力で続けている行事です。

門松を立てた後に神事も行いました。このような素晴らしい地域らしさですが、すっかり行う場所が少なくなってきているそうです。

世嬉の一酒造では地域の素晴らしいものが少しでも残るよう、今年も開催したわけです。

しかし、この門松かっこいいですね。門になっています。

もともと伊達藩の文化だったようです。

宮城県でもこの伝統を継承しているところはあるようです。

一関市はやはり伊達藩だったんですね。

餅食文化も門松ももともとは伊達藩の文化、仙台が都会化するなかで消えていく文化ですが、支藩だった田村藩(中央から遠かった)場で

まじめに伝統を守り受け継いでいくというこの地域に少しかっこよさを感じました。

世嬉の一スタッフとも、地域の良い文化にスポットを当てて、これからも伝えていきたいと思います。

この門松は1月14日まで飾っております。ぜひくぐりに遊びに来てください。

 

伝統文化を守り世嬉の一は今日も元気に営業中です。

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Posted by sekinoichi at 11:47

2023年11月30日(木)

弊社 元専務 佐藤紘子(82歳)が永眠しましたのでご報告いたします。

雪が降り始めた世嬉の一。すっかり冬の景色になってまいりました。

当社の三代目の妻、蔵元レストラン世嬉の一の女将、元専務取締役の佐藤紘子が11月29日午後1時21分に永眠いたしました。

ここに生前のご厚誼を深謝し、謹んでお知らせ申し上げます。
火葬並びにお通やは下記のとおり相営みます。
尚、葬儀は個人の遺志いにより近親者のみで執り行います。

・火葬 12月1日 読経 午後13時30分 火入れ14時00分 場所 一関市釣山斎苑

・通夜 12月3日 午後 17時00分 セレモール清花堂会館

喪主 佐藤 晄僖(弊社 相談役)

母は、10月上旬まで子供や夫と旅行するくらい元気でした。

ただ、別の用事で病院に行き、検査をすすめられたところ、胃がんとその転移が発見され、さらに余命3か月の告知を受けました。本人も本調子ではなかったとは言え、周りからはそのような病魔に侵されていた様子がわからず、本当に驚きましたが、事実は変わらなかったです。

このことは本人にも伝えられたのですが、本人は十分満足の人生だから、治療も延命治療も入院もしないで、人生最後は家族と共に静かに過ごしていきたいとの希望でした。
告知から1か月半の間、まわりにも伝えず、母は家族と静かに過ごしておりました。

昨日、自宅で、夫、子供や孫に見守られながら、自宅で静かに息をひきとりました。

最後に、多くの方々にお世話になり本来ならば、事前にお知らせすべきことだったのかもしれません。

ご連絡ができず本当に申し訳ございません。

多くの皆様に、母がお世話になり、親交があったこと重々承知でしたが、母の人に迷惑をかけたくないという想いをくんでいただきご容赦ねがいます。

母は、一関にもち食文化を広げた人の一人であり、世嬉の一酒造を倒産の間際からここまで父と一緒に引き上げた人でもあります。

残された、私達、世嬉の一スタッフは、母の『人に対する心遣い、感謝の心』『地域に対する想い』『世嬉の一に対する想い』を引き継ぎ、今日からも変わらず頑張るだけだと考えております。

何卒よろしくお願いします。

世嬉の一酒造 代表取締役社長 佐藤 航

 



Posted by sekinoichi at 04:51

2023年11月18日(土)

今年もジョナゴールドのほぼシードル仕込みました!

今日は温かな1日の世嬉の一です。お客様も沢山くるようになり、にぎやかな世嬉の一酒造でした。そんな世嬉の一では、昨晩、JAいわて平泉から3トンものジョナゴールドのリンゴが届きました!

ちょっと傷があったり、熟しすぎたりしたリンゴを毎年購入して、リンゴのお酒(シードル)に加工しているのです。

この時期に、地域の産直市などで1Lのリンゴジュースが沢山出てくるのですが、けっこう商品がだぶついているのを見て、当社でもリンゴを有効に活用できないかとここ5年くらシードルづくりを行っています。

まずは3トンのリンゴをひたすら搾汁する作業です。

綺麗なリンゴ、ジョナゴールド!

ひたすら搾汁するスタッフ!朝、10時から夜8時までひたすら搾汁して貯めていました。

搾汁されたものを購入するということも可能ですが、そうすると一度殺菌するために火入れ作業があります。そうすると、リンゴのフレッシュな香りが飛んでしまうので、当社ではリンゴで購入し、それを搾汁しています。結構手間ですが、いい香りの商品になります。

夜8時から23時半くらいまでは、醸造です。搾汁したリンゴをその日のうちに醸造しないとリンゴが参加して赤くなってきます。なので、その日のうちに醸造。

この日は工場長は夜遅くまで働きますね~

ありがたいです。

いい商品づくりのためには、ちょこっと無理が大切な時があります。

仕込んでリンゴ果汁、香りが本当にいいです。

工場長も満足そうです。

発酵始まりは濁っていますが、商品になると透明になり、アルコール度数5.5%くらい、そして、香りのよい大人のシードルになりますよ~

約三週間後楽しみにしてください。ジョナゴールドは酸味とのバランスもよく、毎年すぐに売り切れますね~

さて、しぼったリンゴの粕も大量にでます。3トンのリンゴから約1.2トンの粕が・・・

これも無駄にしません。地元の乳牛農家さんが持っていって、乳牛の餌になります。

その牛乳JAに行き、地域の給食で提供されます。

小さい経済循環ですが、大切な地方の商品になりつつあります。

今日も世嬉の一は、地域の経済循環をちょっとだけ回して、元気に営業中です。

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今年もお歳暮ギフト始まりました!

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ホヤのビール ホヤール、意外と美味しいよ

フレッシュホップ

フレッシュホップで醸造したビール、フレッシュホップゴールデン

 

地酒横屋を10月よりリリースします。限定1200本です。

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Posted by sekinoichi at 05:10