世嬉の一酒造

蔵元だより

大吟醸 世嬉の一 720ml

カテゴリー:蔵元だより

2017年10月03日(火)

ロサンゼルス最終日・・・お取引先回り

今朝は、当社のビールを卸してくれている商社さんと一緒に同行営業をすることになりました。

ロサンゼルスのダウンタウンから一路海の方面へ・・・

同行してくれるのは、中華系アメリカ人 Lu BOさんと一緒に回ります。

日本人の営業マンですと日本人もしくは日系人が経営しているレストランやスーパーなどを回ります。

LU BOさんとだと、中華系アメリカ人やインドネシア人、タイ人などが経営している日本食レストランに行くことになりました。

面白いですね・・・

車で40分くらいすすむと沿岸につきました。

最初の一件目、

Aokiの中華・・・あれ、日本食ではない???と思ったら、ラーメン屋みたいです。

ロサンゼルスでも寿司屋とラーメン屋が増えているそうです。

こんな感じで奥にカウンターもあります

ここはなかなか決まりにくそう・・・

次はインドネシア系の和食「しゃぶしゃぶ」

エチゴビールさんも取り扱ってあり、チャンスかなぁ・・・

レストランの倉庫をみると・・・あら、常温で置いてある・・

うちのビールもそうだそうです。私たちのビールはリーファ(冷蔵)で輸出しています。

保管もそうだそうです。

しかし、個々のレストランではそれぞれなのであまり言えないそうです。

日本とは大きく違いますね・・・確かうちのビールがメキシコにも行ったそうですが、泡だらけになったとか・・・

常温で暖かいところにあったのでしょう

輸出用のビールは火入れ殺菌とかしないといけませんね。

大きな発見です。

次は、中国系アメリカ人が経営しているお寿司の食べ放題のお店

大きなレストランです。100人以上入るそうです。

寿司のほかに、キムチ、中華料理と様々あります。

LUBOさんにうちのビールは結構高いのに大丈夫?とお聞きしました。

問題ないそうです。というのも・・・スタッフが個人的に1ケース単位で買うそうです。面白いですね・・・

ここまでレストラン3件見ていてすごく面白いのが、アメリカのレストランは接客、皿洗い、原料処理、調理で働く人種がきまっているようです。

ほぼ、調理も含めたバックヤードには南米系の方が多かったです。接客は日系の方かアジア系の方。

メキシコ人がつくる日本食ですね。

外国から安い賃金で働く人がくるそうです。

一部東京でもそういう飲食店が増えているのかもしれません。

これだけ人が少なくなってきていると東北もそうなるかもしれません。

ルーティンでできることはどんどん安い賃金の人たちが担い、その国の若い人が就職できなくなるということがよく社会問題になります。

確かにロサンゼルスでも歩いているとホームレスを沢山みます。

私はうちのスタッフの若い子たちに常に言っているのですが、勉強しよう。工夫しよう、創造しようと伝えっています。

20年前オーストラリアに留学した時に起きていた問題と一緒だと感じています。

日本人はもっと勉強し、リーダーシップか技術を身に着けていかなければ将来苦労するといつも思います。

ロスでもやはりそれは感じました。

さて、次のお店はしゃぶしゃぶのお店

ここは、中国系アメリカ人が経営者で日本人の職人が働いています。その職人さんは岩手県人でした。

ただ、仕入れの権限はオーナー。

山椒エールを飲んでもらいました

カウンターには久保田の萬壽や獺祭などあります。

オーナーは好感触。よかったです。

次はお昼・・・中華レストランで・・・おいしいですね~。

昼時間もLOBOさんは仕入れの仕事をやってしまいます。

先日、リトル東京の桑田さんがお話していたことを思い出します。

今、アメリカでは韓国人、中国人、ベトナム人が本気で働いている。仲間意識だけでなく、ユダヤ人と積極的にコンタクトとり、がつがつと働いている。

死ぬ気で勉強しているということです。

日本人はすぐに集まりなかなかゆっくりしていると嘆いていました。

LUBOさんの仕事ぶりも見ていてもそれは感じます。

彼とは様々なことをお話ししました。

彼は大連のちかくの出身だそうです。アメリカには6年目だそうです。日本語、英語、中国語を話せます。

お母さんも大連からこちらに呼んだそうです。奥さんになる人はNYで働いているやはり大連から来た人だそうです。

仕事の話、家族の話を聞いているとこちらも刺激になります。

さて、最後はホテルの近くの焼き鳥屋。

ここは日本人の経営者でした。高級な店で表彰もされています。

さらに、クラフトビールもおいているので、サンプルを私お願いしました。

いけるかなぁ・・・

ロスでの仕事も終わり・・・様々な刺激をいただきました。

世嬉の一としてやらなければいけないこと、

未来に向けて取り組まなければならないこと

など整理されました。

しかし、自分でいうのもなんですが、今回も素晴らしい人たちと出会いが多かったなぁと思います。

本当にありがたいです。

様々感じたこと学んだことをスタッフと共有したいと思います。

今日も世嬉の一は元気に営業中です。(きっと・・・・)

 

 



Posted by sekinoichi at 09:19

2017年10月02日(月)

ロサンゼルス4日目・・・パサディナからリトル東京へ

今日は、展示会があったロサンゼルスのパサディナからリトル東京へ移動しました。

明日、現地の商社と同行営業するためです。

このリトル東京は、ロサンゼルスに来ていた日本人が作った街です。

ちょうど、ここの不動産屋さん桑田社長様と道であいました。

彼から、アメリカにわたり苦労話を聞きました。まさにフロンティアだったんだなぁと思います。

今日は一日ゆっくり休もうかとも思ったのですが・・・

展示会で一緒だった岸田ポン酢の吉田様と一緒に街を見ることにしました。

まずはじめにいったのは、リトル東京のスーパー「MARUKAIスーパー」

そしたら、ビール売り場・・・

いわて蔵ビールが販売しています。しかも定価で・・・というのは、売れないと安売りされるからです。

うれしいですね。

そのほか、リトル東京には、二宮金次郎像(日本よりかなり大きい!)

とか、杉原千畝像がありました。

その後、ふらっとダウンタウンへ歩いて見学

市役所の前では、メキシコ?ベネズエラ?のお祭りがありました!

踊りやフード販売があったので、メキシコ料理を購入してみました。

鶏肉のカレーでしょうか・・・食べたらすごく辛く、辛すぎ完食は断念・・・スミマセン。

さらに、ダウンタウンにある市場に

ちょうど100年たっているのですね・・・ガイドブックには市場と書いてありましたが、ほぼフードコート

 

 

たくさんのショップがありましたが、人が多すぎてどこも行列でした。

その後、リトル東京に戻り、お寺や店を見学・・・・商談会でもそうですが、日本人以外(韓国人系、中国人系)の日本ショップがあり、

マンガ、刀、入れ墨などが日本の文化として紹介。

そういう風にみられているんだなぁと感心しました。

そしてリトル東京か2ブロックいったところに地元のブルワリーがありました。

よし!いこうと向かいました。


エンジェルシティブルワリー

素敵なところですが、ホテルの人にはそれ以上奥にはいかないように注意されました。

治安が非常に悪いそうです。

なんか納得!!!

でもビールはおいしいかったです。

セッションIPAとIPA.

日本から来ている愛知のつくり酒屋さんと一緒に飲みました。

すでに20か国に輸出を行っており、ハンガリーなんかにもいっているそうです。

彼に様々な輸出の仕方を手法を教わり、勉強になりました。

英語を喋れなくても、結構アメリカに輸出しているそうです。3ブランドに分けて様々なお取引先があるそうです。

(基本、アメリカでは1ブランド1商社しか使ってくれません)

その後、ホテルに戻りたまたまあった新潟の寒中梅さんと一緒になりました。

せっかくなので、どこかにということで、日本人が運営している居酒屋に

恵比寿というお名前ですが、ビールはキリン(笑)

日本の居酒屋のようです。

彼にも輸出について様々教えていただきました。

ここにすべて書ききれませんが様々な情報を得て学びの多い日でした!!!

今日もスタッフに感謝しつつ、素晴らしい発見の1日です。

世嬉の一は今日も元気に営業中です!



Posted by sekinoichi at 12:00

2017年10月01日(日)

ロサンゼルス3日目 今日は展示販売会!

今日は東京共同貿易さんの展示販売会。

私たちは、リカーブースの一角、JI-BEERブースにいます。

10年以上前に東京のl滝乃川で一緒に酒造りを学んだ、金武さんと久々の再開。

ずいぶん前から日本酒としてアメリカに営業にきていたそうです。

 

浴衣&法被を着ているところが慣れているところですね。

みんなマネキンさんをつけて頑張っているようです。

私は・・・何もわからないので一人でブースを・・・

私のブロークンイングリッシュで・・・でも気持ちは伝わったのか、質問とおほめの嵐!

隣がキリンビールさん、反対側はオリオンビールさん。

彼らは現地スタッフのほかに、モデルさんを使ってPR。

うちは大丈夫かなぁと思いつつ・・・大行列

このイベントは、飲食店さんや二次卸さんが来て、試飲してその場で注文する日本ではない形・・・

試飲したと思ったら、勝手に1ケース(24本)、2ケース(48本)、4ケース(96本)って注文してくれます。

隣のキリンさんからも面白いねと褒められました。

ある欧米系の女性のお客様はずーっと私のブースで全部試飲し、その後、これが一番おいしいと言ってくれて、

何杯も試飲してくれました。

アメリカでも私たちのビールと思いが通じる頃がうれしかったです。

もちろん、オイスタースタウトの牡蠣の説明では三陸海岸がいかに素晴らしいか、

山椒エールでは岩手の山々の素晴らしさを、私のつたない英語で伝えました。

やはり思いは人種を超えて通じるんだなあとうれしく思いました。

9時から始まった展示会はあっという間に4時の閉店になり、ずーと試飲&説明%&説明+注文でした。

お寿司屋さんが比較的多かったです。しかも日系も多かったのですが、アジアン(チャイナ、コリア系の方)欧米系のレストランから多くご注文をいただきました。

すばらしく充実した1日でした。

その後、懇親会

共同貿易さんの創業者故金井会長のアメリカでの日本食の啓蒙の歴史が素敵でした。

本当にフロンティアスピリッツ!!!

すごく刺激になります。

マーケットのないところに志をもって市場をつくる。

私たちも学ばなければなりません。

今日は刺激とやる気と明るい未来がみえた1日でした。

そして今日も会社を支えてくれるスタッフに感謝です。

今日も社長不在の会社をスタッフたちが力を合わせ元気に営業中です。



Posted by sekinoichi at 03:04

2017年09月30日(土)

ロサンゼルス出張、2日目

今日は、明日からの商談会のため、朝から勉強会

アメリカのアルコール市場に関して・・・

主に日本酒というかワイン市場。日本酒はアメリカではワイン市場なんですね。

スパークリングワインに関してのお話が多かったですね。伸びているそうです。

また、デザインの話し。

消費がミレニアムズと言われれる世代(30代くらい)が中心になってきて、その世代は、デザインも重視しているとか。

ビールは大手が大きく下がり、クラフトと輸入ビールのおかげでトントンになっているとか・・・

こちらも様々な流行があるけど、デザインが重要とか・・・

なるほどというデータが多々ありました。

その後、ブースづくり・・・

獺祭さんや南部美人さんなど大きな酒蔵がいっぱいきているなぁ・・・

ぼくはJI-BEERブースに!

何回も来られている、エチゴビールさんに教わりブース完成!!!

オール日本語(笑)英語の資料作り暇なかった・・・・

って、となりはキリンビールさんとオリオンビールさん・・・

地ビールコーナーではないの???

キリンさんはロスで醸造しているビールを樽生でもってきているすごい!!!やっぱり味が日本と違う。結構マイルド

私は、山椒エールやオイスタースタウト中心。

岩手の産品を使用したものを紹介したいのです。その理由は、うちのビールを飲んで、おいしいと思った人が岩手に来てほしいから。

来たらきっとおいしい理由がわかると思います。岩手の自然の素晴らしさを感じたら、ビールがおいしいのも納得するはず。

今回はそのほかにアメリカには新商品をもってきました。

浜百合酵母を使用した渚咲ビール

米と柚子をしようした「たかたのゆめビール」

そして、さくらを使用した「桜嵐IPA」桜餅の香りがします。

明日は大手さんに囲まれ、一人で奮闘しよう。

そして大手さんにもいろいろ教えてもらおう・・・

明日が楽しみです。

準備終了後、エチゴビールさんと加賀百万石ビールさんと一緒に近くのブルーパブに!

IPA,paleale、amberaleなど飲みました。

普通においしい!20年前に作られた醸造所。

うちと一緒だ(笑)

エチゴビールさんの輸出のお話、他社で成功事例、失敗事例を聞きつつ、どのように考えるか、非常に興味深い話でした。ありがとうございます。

また、加賀百万石さんもここ数年急激に大きくなっているビール会社(農業法人)

新幹線でも飲めるそうです。

社長の入口さん素敵な方でした。

なぜか海外で飲むと仲良くなるのが早いですね!

明日は頑張ろう!

今日も素敵な出会いと発見の1日でした。

世嬉の一スタッフは土日に入り大変だと思います。

ありがたいです。

今日も世嬉の一スタッフは社長のいないか中元気に営業中です!

 

 



Posted by sekinoichi at 10:12

2017年09月28日(木)

ロサンゼルス出張1日目

ロサンゼルスに営業にきました。

今回はビールの新商品をもってアメリカに来ました。

私たちはいわて蔵ビールを10年以上アメリカに輸出しています。

もちろん、商社さん通しなのでずーっとアメリカの商談会には来ず、お任せでした。

でも今年は行ってみようとやって来てみました。

私たち、いわて蔵ビールの10年前、まだ地ビールと呼ばれ日本でまったく売れなかった時、

その時からアメリカに輸出したいと思っていました。

それは、岩手の若者がほとんど高校卒業と同時にいなくなるという現状から

当社のビールを地域を自慢できる商品にしたいと思ったからです。

また、あまり売れていないけど、これから売れるだろういわて蔵ビールを作り手が自信をもっていてほしいと思い、アメリカに輸出したいと思っていました。

そのためには、ニューヨーカーが飲んでいるビールとなればと思い、10年前から輸出していたのです。

ロサンゼルスのシェフとのご縁で10年前、オイスタースタウト10ケース(240本)輸出したのが私たちの海外との取引がスタートしました。

今は1回に100ケース(2400本)が年に何回もくるので、醸造が追い付いておりません。

これからの輸出は、私が次の社長と代替わりするころ、きっと一関の人口はかなり減って・・・というより日本の人口がかなり減って、輸出も一つの販路にないといけないと思っています。そうしないと、20年後のスタッフたちが苦労するだろうと思って、今、輸出に力を入れています

今日はその第一歩。初めてロサンゼルスの展示会に出ます。

空港からホテルに移動・・・

すぐに近くのホールフーズに行ってみました。

ビールが6パックで棚いっぱいに並んでいます。

IPAはさすがに多くなっていますね。

また、最近は地産地消?が主流なのか、ビールだけでなく様々な商品にLOCALという印が記載されています。

私もこのLOCALと書かれた(ロスで生産されているビール)を購入しました。

また、NYで餅が流行りだしたとは聞いていましたが・・・

ロスでもありました。

1個2ドルの雪見だいふく風餅

中に、抹茶、チョコレート、バニラ、パッションフルーツなど・・・

早速購入。ん~雪見だいふくのように柔らかくなく、表面は冷凍で乾燥、米粉使用かなぁという感じです。

MOCHIは輸出できますね!!!!


一ノ関の未来は明るい!(ちなみに餅サミットは11月に開催しますよ!)

ロスでも餅(MOCHI)が来ているとなると、今後素晴らしい未来を創造してしまいます。

 

1日目は移動で終わりましたが、明日からスタートする商談会にワクワクです。

こんなふうに出張できるのも一ノ関でがんばっているスタッフのおかげです。

今日も世嬉の一スタッフは社長いなくても元気に営業中です!

☆つくばクラフトビアフェスにも出店しています!



Posted by sekinoichi at 06:43