世嬉の一酒造

蔵元だより

大吟醸 世嬉の一 720ml

カテゴリー:蔵に関して

2020年07月17日(金)

GoToキャンペーンに向けて世嬉の一の状況(取り組み)

最近雨模様の世嬉の一。しとしとと降る雨は本当に梅雨空という感じです。6月が快晴だったので、より草花が育ってきます

愛心幼稚園児が植えたもち米田んぼも勢いよく伸びてきております。

さて、世の中でGotoキャンペーンの賛否両論があり、特に感染者0の岩手県では、旅館の女将が全国テレビで取材されたりと様々な状況になっています。

ニュースを見ていると賛否両論、皆さん複雑な気持ちですね。

当社も観光業も行っておりますので、会社の売上の半分が郷土料理レストランであったり、世界遺産平泉の下でカフェを行ってたり、直売所があるので、ここ数カ月は90%以上の売り上げ減で悩んでいました。ですので、GoToキャンペーンは本当にありがたい、明日を生きるためにお客様に来てもらえると期待はある反面、もし万が一うちの施設で岩手県第一号が出てしまったら・・・・きっと地域から抹殺されちゃうのでは・・・という恐れと板挟みです。
明日のためにお客様を呼ばないと・・・でも万が一があると倒産しかねない・・そんな状況に岩手の観光サービス業は置かれてしまったのではないでしょうか?

当社でも様々な取り組みはしております。マスクして接客、接客したら手を洗う、仕切りをつける、アルコールを置いて消毒してもらう・・・

しかし、冷静に当社の敷地を分析してみました。

まずは、天井が一番低いカフェ部門です。The Brewers Ichinoseki by Tokuzoでは・・・

一番低くて通常のお店の二倍くらい!さらに、この季節窓は解放中で常に空気の循環がされています。酒蔵・・・てもともと大きくできているのですよね。

次にカフェからつながる直売所、みるからにでかく、ちいさな学校の体育館くらいの大きさですが・・・

中は広いですよ・・・だけでなく天井もたかく常に空気の循環ができています。ファンもついて空気が外に流れるようになっているのですね。

蔵はよく呼吸をする建物と言われますが、このようなご時世には最先端の高気密高断熱とちがい、非常に自然環境に適した建物になります。

さらに、郷土料理レストラン世嬉の一はどうかというと・・・

ここは元釜場・・・米を蒸していたところを改築したので・・・

建物が大きいだけでなく、湯気抜きがあり空気が流れていきます。そしてこの時期は窓を開放しているので・・・常に自然の空気が循環できるレストランになっています。

そしてこちらも開放的に天井がたかい・・・暖房冷房効率悪いなぁと悩んでいましたが・・・今はかえってそれで助かるのですね。席と席の間にも仕切りを入れており、お客様が安全に過ごせるようにしております。

最後にビール工場見学の会場「クラストン」

でかすぎです。会議などでお貸ししますが・・・余裕の広さですね。

コンサートで200名とか入れていた会場ですから・・・

さて、当社ではGoToトラベルでご来店いただいても安心できる状況をつくり、お客様には楽しんでもらいたいと思います。また、私たちはサービス業ですので来られるお客様を地域などで差別することはありません。いろいろ言われておりますが、純粋に旅行を楽しんでもらいたいと思います。

ただ、最後にお客様にお願いがございます。

本当に本当にそのようなお客様が少ないのですが、マスクエチケットを守ってお越しください。

岩手県は感染0だからということで、時々マスクをしないで来店されるお客様が本当に少数いらっしゃいますので、「マスクをしてください」とお客様にお願いすると思います。また、マスクを持っていない場合はお申し付けください。

何卒よろしくお願いします。

ご来店いただけるお客様が楽しいひと時を過ごせるよう努力しますので今後ともよろしくお願いします。

今日も世嬉の一はお客様に安心を提供して元気に営業中です。

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今年で最後になってしまう、こはるホワイトエール
通常4400円のセットを3500円で限定200セット販売します。
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Posted by sekinoichi at 11:16

2020年06月12日(金)

攻めの経営その4、今必要なものとこれからあるといいもの・・・

本日も蒸し暑い一関市。まさかの30℃越えにびっくりです。その分、草取りした敷地内の野草もすぐに目を出して光合成を盛んにしています。世嬉の一の酸素濃度高いのではないのかと疑問に思うほどです(笑)
ふと見ると、ドクダミの白いかわいい花が咲いています。かわいいとおもって群生しているのをみると好きなのですが、生命力が強すぎるので他の植物を思うとやはり取らないと・・・

さて、攻めの経営と記載していまずが、本来は小心者の社長ですのでそれほど大したことはしておりません。今ある、当社の設備、資源、ノウハウを何に活用したら・・・と考えるので特に新しい投資はしていないのですよね・・・

今回の世嬉の一の取り組みは消毒液づくり・・・

アマビエ65はこちら
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4月中旬頃、新型コロナもピークの時期に厚生省から高濃度アルコール飲料を消毒液に使用できる旨があり、酒造会社にもその製造を許可する内容の通知がきました。今足りなく、世の中で必要とされるもの・・・
私たちはすぐに所轄の税務署に相談しに伺い、当社でも製造できるかお聞きしました。可能とわかると所轄税務署様、所轄消防署様、所轄保健所様の協力もあり、すぐに蒸留免許も取得、4月末には体制を整えました。

多くの酒造会社とくに日本酒メーカーもこの取り組みに手を挙げておりました。私たち、酒造メーカーは本醸造などを醸造するときに醸造用アルコールを使用します。この醸造用アルコールに加水(割水)すると、すぐに消毒用77%、66%などの消毒用アルコールが出来上がります。これだと、今足りない方にすぐにお渡しできますし、ボトルとラベルを発注すれば大丈夫なことになります。

ただ、私どもは、5%のビールを蒸留して65%の蒸留酒をつくることを選択しました。当社は500lの蒸留窯、300Lの消毒液をつくるのに4000Lのビールを蒸留3回はしないといけません。ですので、15回以上蒸留工程をおこない、やっと300Lの消毒液が作れます。

蒸留するにも1週間くらいスタッフの仕事になります。

なぜこんな面倒なことをしているのか・・・・

一つは、すぐに消毒用アルコールは世の中にいきわたるのでニーズがなくなると思っていました。案の定、今多くのドラッグストアなどで消毒用ジェルが見えるようになりました。

二つ目は、酒税をかけないため、飲めない商品になっておりますが、当社は食品メーカー。飲めない商品だからといって適当な造りはしたくなかったのです。万が一口に入っても美味しいとまではいかなくても安心できるそれでいて殺菌効果があるアルコール度数にしたかったのです。

三つめはスタッフの技術向上です。消毒用アルコールは来年は販売できません。この1~2か月の稼ぎのためだけでつくっていたら未来がないのです。今回、手間暇かけて蒸留することで、蒸留技術と経験が積み重なり、クラフトジン(今は必要ないかもしれませんが、今後あったら嬉しくなる商品)に展開できる可能性が大きいのです。

予想通り、スタッフたちは面白がって蒸留の温度、減圧方法など調べています。

ビール部門の専門スタッフを蒸留スタッフに任命!

二人は、さっそく、様々な食材がジンにならないか実験しています。例えば、この地方でとれる黒文字(つまようじにする木)です。これを蒸留にいれるとレモンのような香りになります。

様々な実験を行いつつ、未来を見据えます。

今必要な消毒用アルコールを蒸留しつつ、未来を見据えて楽しむ。世嬉の一の「大きな努力で小さな成果」を求める姿勢です。

本日もスタッフがビールを一生懸命蒸留しておりました。

私たちの消毒液は世界遺産の中尊寺さんの消毒にも使用されております。

今日も世嬉の一は今と明日をみつつ元気に営業中です。



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Posted by sekinoichi at 06:55

2020年06月03日(水)

攻めの経営その1「新店舗オープンします」THE BREWERS Ichinoseki By Tokuzo

天気の良い世嬉の一。今年は猛暑になりそうですね。冬は雪がなくなって、夏は暑い・・・温暖化なのでしょうか?
さて、新型コロナウィルスの影響でまったくお客様が来なくなって早2か月。
世嬉の一も他のサービス業と同様、お客様がおらずどうやって雇用を守ろうと必死にもがいてきた数日でした。

おかげさまで、THE BREWERS Hiraizumiも5月30日から再開し、例年の30%くらいのお客様ですが、なんとか再開し始めました。
蔵元レストランの方はまだまだ難しいので、交代で出社し、清掃や草取り、時々テイクアウト、商品開発などを行っていました。スタッフたちも一生懸命。
でもやはり未来に向けて明るさと安心がないと・・・

そこで、THE BREWERS Ichinoseki By Tokuzoを本格オープンすることにしました。世間にコロナが蔓延し始めた時に、観光客ではなく、地元の方に来てもらえる店に作り替えようとして取り組んでいます。

初めて、チラシを出します!今回は6月13日からオープンしますが、地域の方々に対してオープンしようと思います。

また、席数も広く取ろうと思います(ソーシャルディスタンス?)

自家製チーズケーキセットも創ります。
アンカーコーヒーさんの豆を使用して一杯づつ入れるコーヒーです。

また、壁面には地域の作家さん(戸田幸恵さんの商品、丸山漆器さんの商品)なども展示しております。

はじめはうまくいくかわかりませんが、この時期を世嬉の一の生まれ変わる時期と捉えて、今こそ攻めの経営をしていこうと思います。

実はこれ以外にも商品開発やら、様々なことを企画しています。

コロナや景気や政府行政のせいにしても生き残れない、自分たちで切り開く!

そんな気持ちでスタッフ一人一人が燃えています。

THE BREWERS Ichinoseki By Tokuzoはちょっといい雰囲気のカフェでお客様を和ませれるようにしたいと思います。

今日も世嬉の一は、新しいことにチャレンジして元気に営業中です。

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Posted by sekinoichi at 06:48

2020年05月24日(日)

安心してください。普通に営業しております。平泉にあるカフェは5月30日から

世嬉の一の敷地内には野草が咲いてきております。また、お客様が少ないせいか、日中から小鳥やカエルの鳴き声が元気に響いております。

素敵な時間を過ごしております。

さて、昨日ビール会社関係の友人が隣の県宮城県塩釜市から来てくれました。今後のことで打ち合わせでしたが、その際、岩手県は感染者ゼロだから迷惑かけないように気をつけてきました。と言われました。
そして、県外の人を嫌がるのではと思っていました。と話されて、「え!」と思いました。

なるほど・・・岩手県コロナ患者ゼロだから余計、気にする人はいるのでしょうね。当社は特に気にしておりません。というか、もともと微生物を扱う酒造会社ですので、どのようにすれば感染を防げるか、菌に関してもある程度の自信があります。過剰ではないですが、適度に感染防止策をねっているのでお客様には安心してきていただきたいです。

岩手県知事も県外の往来に関して禁止しておりません。

https://mainichi.jp/articles/20200516/ddl/k03/040/052000c

さて、当社ではどのように対策しているか・・・特に蔵元レストラン世嬉の一の場合は・・・下記のようにしています。

まずは、入り口には消毒液!(当社で製造しているアマビエ65%があります)

天井の高いレストランホール、もとは窯場に使われ、天井には湯気抜きがあり、暖房効率超非効率というくらい、天井と換気の多いレストランです。

さらに、さりげなくテーブルの間には衝立を置き、飛沫防止をおしゃれに演出(笑)

そして、ソーシャルディスタンスを保つため、間の席には・・・・

俺の席だといわんばかりの子熊が座っていますので、ソーシャルディスタンスをとりつつ、コロナでイガイガした心も癒してくれます。

スタッフたちも、一回接客したら手を洗うこと、マスク着用での接客をすることなどを決め、安心してお客様にご利用いただいております。

私どもとしては、県境にある地域で100年以上仕事をさせていただいておりますので、どこの地区だから来ないでくださいということはありません。

等しくお客様がご来店されたらサービスをさせていただいております。

ただし、あまりにも咳がひどいお客様や、マスクエチケット等の他のお客様が不安になる場合にはご遠慮していただく場合がありますのでご容赦ください。

現実的に、岩手県の飲食店でも様々なお店があることは存じておりますが、世嬉の一酒造においては、「世の人々が嬉しくなる一番の酒造りを目指す」という名の通り、蔵元レストラン世嬉の一も「世の人々が嬉しくなる一番の場づくり」を目指して、営業をしております。

どうぞ気軽に遊びにお越しください。

尚、平泉にあるThe Brewers hiraizumi(カフェ)は、中尊寺金色堂の閉鎖および、当社のお店がある町営駐車場が入場禁止のため、営業を断念しておりましたが、1日から金色堂が空くということで、5月30日(土)より営業を再開いたします。

こちらもなにとぞよろしくお願いします。

どんな状況でもお客様に喜んでいただくため、今日も世嬉の一は元気に営業中です。

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Posted by sekinoichi at 12:46

2020年05月14日(木)

ちっちゃな改善の積み重ね・・・今のうちにできること・・・

今日も天気のよい世嬉の一。大蔵の前のミニ田んぼに水が入りました。来週幼稚園児が来て田植えを行います。
さて、今日からレストランお客様が来なくても通常営業をしようと決めました。
先日、ビジネスホテルの支配人とお話したら、夜お泊りの方が食事するところがないとのこと。宿泊されている方はどんな方ですか?とお聞きすると、企業のシステムエンジニアさんとかメンテナンスの方とか、一度東京に帰ると戻ってこれなくなるから岩手にずーーと泊っているそうです。それを聞いて・・・やはりサービス業としてやるべきことはやろうと思いました。
もちろん、三密を避けるや消毒液(当社で蒸留しているのであるのですが・・・)を準備したり、蔵なので換気がよかったりという点も準備しているので、スタッフと相談して営業することにしました。
しかし、お客様は来ないですがね(笑)
意地ですね・・・・

さて、お客様が少ない中でもやれることはある、今後のために小さいことから様々取り組んでいます。

その一つに包装紙作成。実は世嬉の一、いままで独自の包装紙がありませんでした。既製品をつかっていました。

今回、いろいろなご縁で知り合った、地元のイラストレーター、作家の戸田さちえさんにお頼みしました。そして、一関出身のデザイナー 白澤さんにお願いして試作をつくってもらいました。

戸田さんの絵は優しく温かいので私が好きだったからです。

新しいカフェのコーナーにも戸田さんの商品を置かせてもらっています。商品ですが、カフェのインテリアにもなっています。

戸田さんといろいろお話し、また戸田さんからご紹介をしていただいた一関出身の白澤さんにデザインしてもらいました。

コンセプトはもらってほっこりする包装紙。「世嬉の一」や「いわて蔵ビール」をめちゃくちゃアピールしなくてもいいです。蔵の中の植物や楽しさ、温かさが伝わるように・・・とお願いしました。

サンプルが出来上がったのですが、なんか嬉しいです。

世嬉の一はじまって以来のオリジナル包装紙です。意外ですね・・・いままでその金銭的余裕と心の余裕がなかったのかもしれません・・・

このような時期ですが、心の余裕は失わず、楽しくいきたいと思います。

今日も世嬉の一は緑の豊かな蔵で元気に営業中です。

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今年で最後になってしまう、こはるホワイトエール
通常4400円のセットを3500円で限定200セット販売します。
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Posted by sekinoichi at 06:52