9月26日、この日は私が両親から生をもらった日です。あっという間にもうすぐ50歳というところまで来ました。ただ、人生100年という時代ではまだまだ半人前でしょうか。
さて、座敷童ちゃんたちは、お父さんと誕生日をお祝いしたいと楽しみにしていたのですが、私自身いなくてすこしがっかりしていたようでした。
申し訳ないなぁと思いつつ、自分の父親も仕事人間で家にほとんどいなかったなぁ・・・やはり似てくるのだなぁと思ってしまいます。
私はちょうど誕生日に成田を出て、マレーシアに向かっています。
出発前に機体システムトラブルがあり、5時間半の遅延。機内でゆっくりできました。こういう日に、このような事が起こるのもちょっと止まってゆっくり考えなさいそうすると安全なスタートができますよという暗示かなぁと思いつつ、機内で疲れた体をゆっくり休めました。
16時にクアラルンプールに到着して市内を見てみようと思ったのですが・・・到着が22時、ホテルに到着したのが23時半でしたので、近くにあるビアバーに行って軽い夕食とビールを飲みました。
今回もマレーシアにはいわて蔵ビールのPRと販路拡大のためにきたのですが、いつもアジア各国に行くと、活気と活力にあふれている空気に包まれます。
私が子供のころ、バブル期に向かって長い好景気が続いていたので、人々も新聞ニュースも明るい話題で多かったようです。そんな感じがアジアの国くると感じてしまいます。勢いがすごいというか・・・
いつかうちのスタッフ達にも見せたいと思います
さて、また一つ新しい歳を迎え、あらためて思うことがありました。
今年の世嬉の一は、再度、足元を固める(整える)と次の30年に向けてのプロジェクトを同時に進めていこうと思います。
おかげさまで、お客様のご支援とスタッフの成長と努力により、世嬉の一酒造はどんどん良くなっています。3.11の時から比べると雲泥の差です。
しかし、ここで再度浮かれることなくやっていかねばとアジアの国の勢いをみると思います。
まず、一つ目の足元を固める(整える)とは・・・、
当社はおかげさまで若いスタッフが入社(18歳から)してくれ、そして年配の社員(おおよそ 70歳)の方まで頑張っています。しかし、若いスタッフの教育と育成が課題です。世の中の広さ、自分のもっている可能性をもっともっと広げられると信じれる、そんな子たちに育てたいと思いました。
そして、足元を固めるという意味のもう一つは「整える」。急に会社が変わってきて見落としているところ、忘れて取り残されているところがあります。もう一度過去の良かったところを見直し、継続することも必要だと感じています。世嬉の一の良いところを磨くための一年にしたいと思いました。
そして、次の30年に向けて・・・
私は30年後には確実に引退しています。ただ、今がいいから安心してではなく、次の世代に世嬉の一をバトンタッチできるよう、小さい芽を創っていきたいと思います。すでに発表している酒の新工場計画、これは新工場と言っても工房みたいな小さなものかもしれません。だた、小さくスタートしてもしかしたら30年後、先代のおかげで今があるといわれる芽をつくっていきます。
もう一つはスモールビジネス。先ほど若い人の育成と成長する会社にしたいとお伝えしましたが、3年前から実験していました。「The Brewers Hiraizumi」です。ここには、菊池 新さんという店長と佐藤 理子さんという若いスタッフ2名にほとんど任せてほぼ自由に成長する場を作りました。いまそれが結果として出てきています。このような二人が出てくるような雰囲気を創っていきます。
もちろん、ビール部門もレストラン部門もそのような若いスタッフができています。まだまだ伸びることができると思っていますが・・・そこで今年はもう少し整えるためのチャレンジをしていきたいと思います。
今日は私どものビールを扱ってくれる商社さんとこちらのディストリビューターと一緒に市場調査をするそうです。どんな出会いと刺激があるか楽しみです。
最後に、ほぼ私のわがままだけで自由に生きているのを支えてくれる家族に感謝します。
今日も世嬉の一は社長が留守でみな元気という感じで、元気に営業中です。