世嬉の一酒造

蔵元だより

大吟醸 世嬉の一 720ml

カテゴリー:ビール

2015年01月06日(火)

新年からばっちり講習です!より地球環境にやさしい商品を目指して!

さて、本日から2日間にわたり有機認証の講習に入りました!

当社の自然発酵ビールが有機認証を得ているからです。

いわて蔵ビールは、日本でもあまりない有機農産物加工酒類の認定を頂いている工場になります。

震災前に認定をうけておりましたが、今年は3年たちその継続のための講習を受けています。

どっしりとしてテキストにびっちりの文字!

本日は朝10時~17時までみっちり勉強します!

四代目 佐藤 航とビール工場の大立目一樹が受講します!

(工場長は第一回目で受講しているのでOKだそうです)

すごい真面目に受けているでしょう!

大立目は、知恵熱がでたと騒いでおります。

これを受講し、さらに様々な書類の審査を受けると・・・・

このマークを使用することができます。

今回、有機農産物加工酒類の申請と受講を行い、私の中で大きな思い違いをしていたことがわかりました。

当初、私は、有機認証を得るのは、お客様に美味しくて体によい商品をお届けしたいという思いからでした。

しかし、有機認証の最も大切な考えは、ガイドラインに記載されておりました。

「各国で有機農業システムの維持・強化し、地域および世界的な環境保全に寄与すること」だったのです。

単にお客様に健康な食をお届けするではなく、地域や地球環境を良くしていくための有機認証だったとわかり、

自分の心の狭さに反省しました。

実際に講習を受けたときに、土壌汚染(地下水の汚染)は、都会だけでなく田舎の山岳部にも多いというデータを見ました。

地下水汚染は、硝酸・亜硝酸による汚染だそうです。

その要因は1位 施肥、2位 家畜排泄物、3位 生活排水

だそうです。工場・事業所は低いのですね。

そして、水源を守るため、スイスやオーストリアの有機農業の実施率は高いそうです。

有機認証をうけるということは、環境保全を応援するためにも必要だと思い直しました!

そういう話をきいていると、凄く勉強になり、あっという間の1日でした!!!

私達は、田舎の小さな企業ですが、環境保全という大きな目標にちょっとでも寄与できれば嬉しい限りです。

 

講師の先生に、もう一つショッキングなお話しをお聞きしました。

日本の有機栽培農家はここ数年横ばいだそうです。

西日本ではすごく伸びているが、東日本は震災を期に下がっているそうです。

これは震災の影響で東北の農畜産物の特に、有機栽培の商品が売れなくなったからだそうです。

原発の風評被害の影響が大きいとの事でした。

通常の農畜産物は一般の人に購入され需要はもどりつつあるそうです。

ただ、有機農畜産物は依然、減少しているとの事です。

なぜかというと、有機栽培を購入される方は、もともと健康に意識の高い方であり、その中の多くの方々は東北というだけで放射能が心配で購入を躊躇してしまうそうです。

そして、西日本の有機農産物を購入するそうです。

そのため、西日本では有機栽培の農家さんが増え、東日本は減少してしまうそうです。

購入者の気持ちもわかる気がしますが、とても悲しくなってしまいました。

また、実測データでも有機栽培の畑は放射能があったとしても、

野菜に放射能が吸収されないということが実測データでわかっているそうです。

これは、有機農業の土壌に由来するそうです。

詳しくは間違えて記載するといけないので記載しませんが、

電価の問題です。セシウムの電気エネルギーがマイナス、有機栽培の土壌は団粒構造でプラスに帯電しているため、

土に取り込まれ野菜に移行しなかったと考えられております。

実証データや科学的には証明されてもなかなか人の心の不安は取り除きにくいのでしょうね・・・・

当社も今年も清酒や水の放射能検査をしています。

震災依頼1度も検出されていないですが、お客様に安心してもらうためです。

なにわともあれ、有機認証を受けたおかげで、より地球やこの地域の環境がいとおしく感謝したくなりました。

新年よりいい勉強会でした!

今日も世嬉の一は学びつつ元気に営業中です!



Posted by sekinoichi at 10:56

2014年12月29日(月)

東京からオリジナルビールを醸造にきてくれました!IBREWさん

東京から座敷わらしちゃんたちの従姉妹がきました。

従姉妹たちは、座敷わらしちゃんの知らない都会のテレビやテーマパーク、キャラクターなどを教えてくれます。

お姉ちゃん座敷わらしちゃんは、ちょっとうらやましがっていました・・・

でも・・・しばらくすると、こどもたちは、関係なく遊び始めます。

都会の子たちは、雪が楽しいようです。 お姉ちゃん座敷わらしは従姉妹が来るということで、髪飾りもいつもより派手なのを選びました。なんか都会にあこがれるのかなぁ?

都会の子どもたちは、「やることリスト」なるものを造ってくれました。「スキーにつれてってもらう」「温泉につれてってもらう」

やることリストではなく、私にやってもらうリストのようです(笑)

田舎は田舎の良さがあるのですね。

 

さて、今日は東京からもう一人のゲストが来ておりました。

東京のクラフトビアバルIBREWの副店長です!
↓↓↓

https://www.facebook.com/CraftBeerBarIbrew

IBREW限定のビールを醸造しに来られました!

内容はまだ未定ですが、とても香りのよいビールですよ。限定100Lだけのビールです。

お仕事終わってから、岩手にわざわざ来てくれたそうです。

麦芽の糖化の様子です!

いわて蔵ビールでは、100L単位でオリジナルビールを醸造することができるので、

飲食店様がオリジナルビールを造りにきたり、オーダーしたりします。

私たちも様々なアイディアをいただくので面白いですよ!

これからは、ソテツの実と黒砂糖のビールの試作がきております。

また、黒豆やひえでビール醸造できないかと・・・

さらに、ハマユリの酵母で醸造してほしいなどなど・・・

年明けても工場長の後藤さんと試作はし続けると思います。

 

今日は沢山の人が来てくれて、楽しい世嬉の一になりました。

今日も元気に営業中です!

——————PR—————

お歳暮ギフト好評発売中 

 

新酒出荷最盛期!今年最初のお酒です。詳細はこちら  お歳暮・お年始ギフト詳細はこちら

頒布会のご注文・ご予約はすぐに!

 

お得なビール頒布会 くらべっこ!          お得なしぼりたて純米生原酒頒布会

ビール頒布会の詳細はこちら                酒頒布会の詳細はこちら



Posted by sekinoichi at 09:56

2014年12月19日(金)

様々なことを取り組む世嬉の一!胸躍りますね!

弊社の缶ビールと『大船渡の鮎の商品』をコラボレーションする話しが進んでいます!

震災復興で本社を岩手に移転した「日本海用資源開発株式会社」様と業務提携し、

お酒やビールとともに販売していこうと業務提携しました。

大船渡の鮎とは、宝鮎(たからあゆ)と言うブランド商品です。

宝鮎は、大船渡(世嬉の一の隣の港町)で、採れる地元の人だけ食べていた子持ち鮎です。

日本海用資源開発株式会社様は、震災時海洋の瓦礫や廃棄物を処理していた企業です。

震災後、本社を岩手に移し、復旧から復興ということで、地元の資源を商品化することをおこなっています。

その中で、今回宝鮎という商品をつくりました。

こんな商品です。鮎のうるかと鮎の骨皮せんべいが絶品です!

この商品と当社の商品をセットにして、どんどん広げようという試みです。

こんな感じの巾着に入れて、プチギフトやお土産として、駅とかで販売できたらと画策しています。

これからが楽しみですね!

 

お酒やビールと今後コラボレーションする予定です。楽しみにしてください。

さらに今日は、会長が取材受けた降りました。

東北の新聞河北新報様です。

お餅の取り組みに関しての取材のようです。

果報餅を取材していただきました。

こんな感じの商品です。蔵元レストランで提供しています。

凍えるほど寒い日ですが、世嬉の一のスタッフは熱く取り組んでいますよ!

雪かきしながらもこれからの取り組みに胸弾ませる毎日です。

世嬉の一は今日も元気に営業中です!

——————PR—————

新酒ご予約開始!杜氏が10月より仕込んだ新酒がいよいよお届けできます。

詳細はこちら

お歳暮ギフト好評発売中

詳細はこちら

今年も大人気!クリスマス限定ビールです。

詳細はこちら

 

今回も始まります。お得なビール頒布会 くらべっこ!

詳細はこちら

今回もご予約開始!お得なしぼりたて純米生原酒頒布会

今年は、熟成酒との飲み比べセットが人気!

詳細はこちら

新商品!300本限定 スパークリングライスワイン

クラノエル!発売開始

詳細はこちら

 

 


Posted by sekinoichi at 03:41

2014年12月18日(木)

東北復興支援ビール『福香』が取材されました。

今日は、地元のテレビ局IBCさんが取材に来て頂きました。

取材は東北復興支援ビール 福香の取材です。

このビールは、沿岸企業を支援するために「恩送りプロジェクト」ということを行っています。

仕組みは、この福香ビールを購入した資金で三陸沿岸企業の商品を購入します。

そして、次に福香ビールを購入した人に、その商品とその企業のPRを入れてお送りすることにしています。

当社に関連のある作家「井上ひさし」先生の言葉「恩送り(おんくり:恩を受けた人に返すことは難しいけど、受けた恩を次の人に送ることはできるという意味。)」からプロジェクト名にしています。

最初に買った人の応援資金で次購入した人に三陸企業の商品がとどくためです。

この「恩送りプロジェクト」がフードアクションニッポンアワード流通部門入賞になったので取材してくれました。

恩送りに関してはこちらを参照

 

こんな感じで取材されました!

放送は年明けの16日IBC放送の金曜情報という番組で放送されるようです。

因みに、よく「復興(ふっこう)と福香(ふくこう)ビールの名前をかけて造ったのでしょう?」ときかれますが、この名前の由来は、

このビールに使用している酵母が岩手県の天然記念物(石割桜)から採取した桜の花の酵母ということと、

岩手から幸せな香りを届けたいという意味で、福香(ふくこう)と名づけました。

復興支援してくださいという意味ではなく、みんなで元気になろう、幸せになろうという意味です。

ぜひ呑んだときに、心地よくなっていただければと思います。

震災が風化していく中、世嬉の一はしっかりと応援しつづける体制をつくろうと改めて思った今日の取材でした。

世嬉の一は今日も元気に営業中です!

 

——————PR—————

新酒ご予約開始!杜氏が10月より仕込んだ新酒がいよいよお届けできます。

詳細はこちら

お歳暮ギフト好評発売中

詳細はこちら

今年も大人気!クリスマス限定ビールです。

詳細はこちら

 

今回も始まります。お得なビール頒布会 くらべっこ!

詳細はこちら

今回もご予約開始!お得なしぼりたて純米生原酒頒布会

今年は、熟成酒との飲み比べセットが人気!

詳細はこちら

新商品!300本限定 スパークリングライスワイン

クラノエル!発売開始

詳細はこちら



Posted by sekinoichi at 07:11

2014年11月23日(日)

大阪の西尾さん(親方)の20周年祭に参加しました。

本日は、大阪のenibruさんの経営者西尾様の20周年パーティーに参加しました。

業界では親方といわれて親しまれています。

craft beer dining enibru様の詳細はこちら

enibru様とのお付き合いは、西尾さまがアジャラというお店を経営していたときです。

もう10年以上前ですが、今でも鮮明に覚えています。

突然電話が来て、「これから地ビールをお店におきたいのですが、御社のビールを使用させてくれませんか?」という電話です。

その当時、クラフトビール(当時は地ビールと呼ばれていました。)は全く売れなく、関西地方には当社のビールをお送りしたことはありませんでした。

当時のいわて蔵ビールは経営も大変で、部門を廃止するか継続するかを話し合っていた時期でした。結局縮小して継続することになりました。ですので、販売するため、私自身で醸造し営業し納品するという一人プロジェクト状態でした。

様々なところに飛び込み営業をしては、高いし売れないよといわれ続けていたときです。

ところが、西尾さまは東京で当社のビールを飲んで電話してきてくれたのです。

その電話を頂いたとき、すごく嬉しかったことを今でも思い出されます。

あれから西尾さんのお店の業態や店名が変わっても当社のビールをご愛用していただいております。

それどころか、そのおかげだと思うのですが、私達いわて蔵ビールは関西地方でもご利用いただている店舗が増えていきました。

最初の1歩になった店舗。

そして最初の1歩になった出会い。

最初が西尾さんの店舗でいわて蔵ビールは幸運だったと思っています。

ビールを大切に扱ってくれるお店だからです。

(もちろん、今のクラフトビールを扱う店舗はそういうお店が沢山ありますが、その当時はほとんどクラフトビールを扱った店がすくなく冷蔵していないお店も多かったのです。)

そして、今回参加し、そこで働くスタッフやお客様とお話していると最初の1歩が西尾さんで本当によかったとさらに実感しました。

一言で言うとスタッフもお客様も「温かい!」

enibruで働いているスタッフはもちろんのこと、以前働かれていたスタッフの方がお手伝いに来たり、もとスタッフがお祝いで家族で参加したり・・・

お客様も温かい。東京や名古屋からも来ていたようです。

話している雰囲気、笑顔、そんなところから自然と感じられます。

このような縁をつむいできた西尾さんを尊敬しつつ、私も経営者としてこうでなければならないと感じたひとときでした。

西尾さんとの写真。バックの看板は、西尾さんが20年前に起業した際の店舗の看板です。西尾さんの人柄と原点を目の前にしテンション上がってしまいました。

現enibru店長の森さん。お話していると西尾さんに雰囲気がそっくりですね。会うたびに似てきていると感じます。

凄いですね~

いい出会い、大切にするご縁。

今回のイベントに参加させて頂き、何が大切か教えていただけたひとときでした。

大阪の中百舌鳥駅のすぐ近くにあるお店です。

お近くに行った際にはぜひ遊びにいってみてください。

enibru様の店舗情報

店舗名 enibru(エニブリュ)
営業時間 営業時間→17:30~25:00
(LO お料理24:00 お飲物24:30)
平均ご利用金額 ¥4,000~¥4,999
カード 可(VISA、MASTER、JCB、AMEX、Diners)
サービス料
チャージ
席料300円
(季節の地野菜お通し2種付き)
住所 大阪府堺市北区中百舌鳥町2丁71【B1】
電話 072-255-8317
E-mail info@eni-bru.com
アクセス 地下鉄御堂筋線 なかもず 徒歩1分
南海高野線 中百舌鳥 徒歩1分

 

世嬉の一はいい出会いと縁を大切にし、今日も元気に営業中です。

——————PR—————

お歳暮ギフト好評発売中

詳細はこちら

今年も大人気!クリスマス限定ビールです。

詳細はこちら

新酒ご予約開始!杜氏が10月より仕込んだ新酒がいよいよお届けできます。

詳細はこちら

今回も始まります。お得なビール頒布会 くらべっこ!

詳細はこちら

今回もご予約開始!お得なしぼりたて純米生原酒頒布会

今年は、熟成酒との飲み比べセットが人気!

詳細はこちら

新商品!300本限定 スパークリングライスワイン

クラノエル!発売開始

詳細はこちら

 

 

 



Posted by sekinoichi at 12:33