世嬉の一酒造

蔵元だより

大吟醸 世嬉の一 720ml

カテゴリー:清酒

2022年07月06日(水)

清酒工場の進捗具合のご報告


今日も職人さん達が清酒工場を作ってくれています。今日までの状況をご報告します。

まずは、上記の写真は、窯場(米を洗ったり、蒸したりするところ)になります。

保健所さんのご指導で、部屋にして天井を造らないといけなくなり、天井の骨組みですね。

昔から使い続けていた場合、特に問題ないそうですが、当社の場合、40年ぶりのため、新規にみなされます。梁からホコリが落ちてくる可能性があるとのご指摘で、米を洗ったり蒸かしたりするところは、平滑な天井をつくり落ちないようにするというご指導でした。

ですので、今日は職人さん達が壁と天井の梁をつくっていました。ステンレスなんですね。

このままだと牢屋みたいですね。真ん中の空間は扉が入ります。引き戸になる予定です。

ビールタンクのような清酒醸造タンク。ステンレスで、耐圧で、さらに温度調整ができます。
チラーが壁面にあり夏でも冷やすことが可能ですよ。これで四季醸造はもとより、さらにスパークリング酒も醸造できるようになります。

こちらは、△形の壁です。ここは消防法の関係で普段はあけないのですが、万が一火事になった場合、煙を逃がすための窓をつけないといけません。そちらの工事を行っています。

そしてこちらも天井をつる器具ですね。この場所は事務所になります。
こちらは、消防法の関係で世嬉の一全体の防火装置があるので、事務所をつくらないといけません。事務所は天井ないと冬寒すぎますから・・・

こちらは入口のひさしの工事・・・実はここは、扉があったのですが、機械が入らないということで、一度外して再度つくっています。ただ、扉は防火の関係上期の引き戸から鉄の扉に変更になります。

ちょっとづつ完成に向かているのですが、実は完成してしまったものがあります。
それは、世嬉の一の敷地案内図!

清酒工場は完成していませんが、看板ではすでに完成となっています(笑)

こんな感じです。

もうワクワクが止まりません。皆様からご支援受けつつ、地酒復活、酒蔵復活に向けて頑張っていきます。

よろしくお願いします。

今日も世嬉の一は一歩一歩進んで元気に営業中です!

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④世嬉の一酒造コンセプトブック2冊
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⑤お礼状
⑥新工場に支援者・応援者としてお名前を掲示させていただきます。

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Posted by sekinoichi at 07:23

2022年07月05日(火)

クラフトサケを体験し、考えをもっと自由に醸造しようと思いました。

工事ちょっと進んでいます。今日は入口に軒の骨組みができました。徐々にできてきていますよ~

さて、先日東京のブランドデザイン会社Landor様に当社の清酒のデザインの打ち合わせを行いましたが、その日にもう一つ勉強しに行きました。クラフトサケといわれる、どぶろくの会社「WAKAZE」さんです。実はこの酒蔵復活プロジェクトを行う際に、伝統的な酒造りの勉強はもちろんですが、もう一つ学ぶこととして、自由な発想でおこなっている醸造会社を見て回りました。それがWAKAZEさんを代表するクラフトサケ業界?です。

浅草にある「木花之醸造」様の工場見学、福島にある「haccoba」様の見学にも以前言っていました。正直、どぶろく自体にはあまり興味がなく、あまり美味しいとも思っていませんでした。
売るために濁酒にホップ入れたり、フルーツ入れたりしているのかなぁ~とちょっとうがった見ていたのも事実です。

今回、デザインの打合せが終わった後、三軒茶屋にあるWAKAZEさんのお酒と食のマリアージュを楽しむというのがあるとお聞きし、どんなもんだろうと行ってました。

WAKAZEさんは、三軒茶屋駅から徒歩10分位のところにあります。そこにはどぶろくの製造工場がありますが、ここはフランスにも清酒工場をつくって製造をしているところです。
そして、今日はwakazeさんの商品と料理のマリアージュです。

様々な料理と様々な味のお酒が出てきました。ピスタチオやフルーツの入った濁り酒(どぶろく)や古酒(それだけで飲むとちょっとひね香が強いお酒)なども出てきました。単体ではキツイ・・・と思うのも料理と合わせるとよりお互いが高めあったり、隠してくれたり、楽しい会でした。

ただ、最も衝撃的だったのは、自由な発想でお酒を醸造していることです。
世嬉の一が地ビール事業に参入したのも自由な発想で、だけど、裏打ちされた技術と知識で醸造していくというものでした。清酒ももちろん伝統を大切にしていきますが、もっと自由な発想で新しいものを生み出していくということは大切かもしれません。

以前お伺いした、「haccoba」さんではわざとお米を焦がして醸造したスタウトタイプのお酒や、ホップをいれたIPAタイプの日本酒など醸造していました。

いま作っている工場はもちろん伝統的な技術に輪をかけてより品質の良い酒をつくろうとしています。一方では当社は様々な醸造免許(清酒、リキュール、発泡酒、ビール、もろみ、スピリッツ、清涼飲料水など)を取得しているので自由な発想で醸造もできます。

クラフトサケの先駆者たちに刺激を受けて、僕らももっと頭を柔軟に清酒醸造をとらえていきたいと思います。

とても勉強と刺激になった時間でした。

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よろしくお願いします。

今日も世嬉の一は頭を柔らかくして元気に営業中です!

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Posted by sekinoichi at 03:03

2022年06月28日(火)

地酒復活ですが、良い出会いで、海外も視野に入れています!たぶん・・・

昨日、アメリカで日本酒、クラフトビール、ジンや日本の食文化を紹介・販売するスズキマーケティングのリチャードさん(中央)が来てくれました。アメリカから来日されていたので、当社にお寄りいただきました。

もちろん、酒蔵の見学と今後の展開についてディスカッションのためです。

紺色のTシャツの男の子は、元当社の社員の今野君。当社で蒸留の仕事やビール醸造を行っていましたが、奥様がアメリカ出身で、家庭の事もあり奥様のご実家に行くことになり退社した若者です。

(ジンを蒸留する今野さん)

彼から、会社を続けたいけど、家庭も大切だから、奥様のために退社して渡米すると相談を受けました。その時に、今野さんと話しているうちに・・・以前、JETROの商談会でサンフランシスコでお会いした、スズキマーケティング様を思い出したのです。

そこでひらめきました!
今野さん、うちの酒とかビールをアメリカで紹介できる仕事をしたらと・・・彼も乗り気になってくれました。

さっそく、スズキマーケティングの鈴木様とFaceBookでつながっていたので、さっそくZOOMで今野さんを雇ってくれないか、もし雇わらなくても勉強させてくれないかと頼んだのです。

スズキマーケティング様も快く引き受けてくれて、そこから準備が始まっています。

工場できる前に、なぜかアメリカの販路ができた瞬間でした(笑)

今野さんには、渡米する前に酒造りも知ってもらおうと体験醸造勉強もしてもらいました。

糀室でがんばる今野さん

(全国地ビールフェスの前掛けで櫂入れする今野さん)

さて、リチャードさんは非常に気さくな方ですが、酒に関しては造形が深く、アメリカのライフスタイルにあう、日本酒の開発、古酒の開発、スパークリング酒の開発など様々、ディスカッションしました。今野さんも真剣に聞いてくれました。
もちろん私も今後醸造する酒のイメージや思いなどを話し、ぜひ完成したらお願いするという約束をしました。

さて、地酒復活なのですが、なぜ日本酒も地元だけでなく遠くアメリカ等に販売しようとしているか記載します。

私達、世嬉の一酒造は、「いわて蔵ビール」というクラフトビールを醸造・販売しています。そして実はいわて蔵ビールはアメリカに2005年から輸出しています。最初は、1年間に5ケース120本の出荷でした。アメリカ西海岸のレストランオーナーがたまたま東京で当社のビールを飲んで仕入れたいというところからスタートです。

そこから、17年、コロナ過では一時ストップしましたが、今は年間4000ケース以上出荷しています。

最初は、地ビールが売れず、また地元からも地ビールなんて・・・といわれていた時代に、地域が自慢できるビールにしたい。また、スタッフたちにも自分たちのつくっている商品に自信をもってもらいたい。そう思って、クラフトビールの本場、アメリカかヨーロッパに輸出したいと思っていました。おかげで、今は順調にビールのファンも増え、スタッフたちも自信がついたと思います。

実は、地酒も世界に通用するブランドにしたいと思っています。会社の利益や出荷量を大きくするために輸出するのであれば、当然、アジア、特に中国に輸出するのが経営として正しいのかもしれませんが、私達はアメリカがいいと思っています。

僕らは、量や利益を求めすぎるのではなく、程よい量と適正な利益が得られればいいと考えています。それよりも重要なのは、地域の酒(ビールはジンも含みます)が世界で評価され、それが働く人、地域の人のプライドになることが大切と考えています。

そう考えると、新しい文化の発信拠点は世界でもNYやパリになります。なので、スズキマーケティング様とのご縁もできたので、様々準備しています。

地元を大切に、だけど世界に発信する清酒 世嬉の一にしたいと思います。

あと、もう一つは、スタッフとの出会いです。僕の経営の信条に「私もスタッフも良い人生をおくる」という考えがあり、常にスタッフにも話しています。

今野さんが入社したときは、醸造に関してかなり期待をして、今後一緒にやっていきたいと本気で考えていましたが・・・彼にも家族があり事情があります。でも単純にいいやつだったということで切れることなく、今は新しい事業に向けて頑張ってくれています。

会社の全体会議で、アメリカに支店?会社つくるよとみんなに話した際、みんなぽかーんとしているのを覚えています。実際にどうなるかわからないのですが、今野さんが渡米することは事実なので、世嬉の一として応援していきたいと思います。

工場が出来上がる前ですが、どんどん夢が膨らんできます。
これもひとえにご支援してくれる皆様がいるから、心配よりワクワクが勝っています。

本当にありがとうございます。これからもよろしくお願いします。

世嬉の一は、今日も元気に営業中です!

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Posted by sekinoichi at 08:08

2022年06月26日(日)

東京でイベントを行いました。お客様と直接触れることで得られることが多いです。

 

昨日は久しぶりに東京でリアルイベントを行いました。場所は赤坂見附にあるお店、東北カフェバル トレジオンポートです。

こちらの店長のカズさんは、岩手出身の方で今回このようなイベントがスタートしました。

私は最終日の16時にお店到着し、お客様と直接交流できる機会をいただきました。

おかげさまでお客様が沢山ご来店いただき、お客様から沢山いいお話をできました。

例えば、なぜお酒に醸造用アルコールいれるのですか?

このビールはフルーツはいっていないのに柑橘系の香りが強いですね。どうしてですか?

などなど沢山お話できました。

ビールだけでなく日本酒やこはるコーラ、ジンジャーエール、ジンなどもご提供できました。

お料理も東北各地の食材をつかったお料理です!

お料理もおいしかったです。

ただ、お客様に人気で、8時の段階で、すべてのビールが完売、しばらくすると日本酒もジンも完売と・・・・

せっかく世嬉の一の会にきていただいたのですが、乾杯は7時に行っただけで、あとは普通に飲んでいました(笑)

店長のカズさんも申し訳ないを連発していました。

土曜の夕方以降にせっかくご来店いただいたお客様に当社の商品をご提供できず、本当に申し訳なかったです。

ただ、皆様と交流できお客様目線のご意見を多数いただき勉強になりました。

ちょうど、今酒の工場を作っているので今後の新しい日本酒を作る際の参考になり、今後の商品開発に活用できます。

私は、どんなに忙しくても、定期的にお客様と直接交流できる機会を作っていきたいと思います。

本当にありがとうございます!

カズくんがまたやりましょうと終わり際に頼まれました。ありがたいです。ぜひ第二弾を今年中に行いますのでよろしくお願いします。

トレジオンポートのスタッフの皆様には本当にお世話になりました。

ありがとうございます

今日も世嬉の一はお客様から貴重なご意見をいただき元気に営業中です。

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Posted by sekinoichi at 11:24

2022年06月08日(水)

酒蔵復活プロジェクト!タンクが立った!

最近雨が多い世嬉の一です。低温注意報も出ていて、田畑が気になりますが、愛心幼稚園のもち米田んぼは元気に育っております。

さて、今日は酒蔵復活プロジェクトについてです。約40年前、祖父の急逝により経営不振に陥った世嬉の一を立て直すべく、父は、酒の工場を共同醸造の形で残し、残った蔵を郷土料理レストランや直売所、地ビール工場にして生き延びてきました・・・本当に零細企業だから生き延びた・・・という表現がぴったりきます。

そんな、親子二代にわって念願だった、酒蔵復活・・・この地でもう一度地酒を造り続けること・・・でした。やっとスタートして、今工場?工房?を造っています。

今日は寝かせていたタンクが立ちました!

アルプスのハイジの様に、クララが立ったよ~と感動する感じです。

手作業で立たせるのですね。やぐらを組んで重いタンクを上げていきました。

タンクが立って、並び始めると存在感がありますね。まるでクラフトビール工場のようですが、全て清酒に使用します。清酒が使用できるようにちょっと図面をいろいろ変えました。

このタンクは温度管理を1タンクごとできます。そして耐圧タンクのため、発泡性の日本酒も容易に醸造できるようになります。楽しみです。

結構存在感がありますね。これから細かい配置決め、さらに、他のタンクも入れ、徐々に酒蔵ができてきます。倉庫だった蔵がこれから活躍する場になると思うと嬉しくなります。

毎日ちょっとづつ静かに動いております。

今日も世嬉の一は祖業を大切にして、元気に営業中です。

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こはるコーラ



Posted by sekinoichi at 07:31