世嬉の一酒造

蔵元だより

大吟醸 世嬉の一 720ml

カテゴリー:東日本大震災

2020年02月28日(金)

困難は世嬉の一酒造を強くする!

雪の世嬉の一。朝粉雪が降っていました。とてもきれいな空気の中いい感じの雰囲気です。

さて、政府が新型コロナの方針発表をして、世の中ざわついているとき、蔵元レストラン世嬉の一には、多くの予約キャンセルの電話が響きました。

1日で250人以上のキャンセルでした。明日の予約分から5月の旅行の予約まで、まちまちです。明日もまた何件かくるでしょう。

普通に考えたら企業として、真っ青になり慌てふためくところですが・・・

実は世嬉の一はこういう事が何回か過去ありました。

最近は、9年前の東日本大震災、数か月お客様0人でしたね。

その前は、岩手内陸沖地震、6か月間くらい観光客が来なかったです。

その前は岩手宮城内陸地震・・・

最初の時は本当に会社大丈夫か?どうしよう?と右往左往して何もできませんでした。岩手宮城内陸地震の際は、みんなで掃除しようって蔵の梁の上まで掃除しました。

東日本大震災の際は、隣町を援助にいったり、炊き出ししたりしていました。

こういう言い方おかしいですが、経営してたら、とんでもないことが起きるのは当たり前、スタッフもそれほど慌てていません。

今回も大幅に時間ができることがわかります。

今回も、今までできなかったことに取り組める時間をいただいたと思い、嵐が去るのをただじっと待つだけでなく、嵐を去るのをまちつつ、新しいことに取り組んでいきます。

例えば、レストランの新商品メニュー開発、インバウンド向けのメニュー表の作成、お客様をお待たせしない受発注システムへの変更。

やらなければいけないことが沢山です。

新型コロナウィルスが落ち着いたときに、世嬉の一がパワーアップして再始動できるために今を大切にいこうと思います。

世嬉の一は、過去の困難を乗り越えながら強くなってきました。まだまだの会社ですが、またいいチャンスをもらったと思い、さらにチャレンジしていきたいと思います。

私自身もこういう時にいつも思い出す言葉があります。故舩井幸雄氏が話していた「過去オール善」。過去に起きたことを未来がよくなるようにとらえ、今を大切に生きるということだと先輩からは教わりました。

こういう時だからこそ「過去オール善」で進んでいきたいと思います。

今日も世嬉の一は、過去オール善で元気に営業していきます。

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Posted by sekinoichi at 12:18

2020年02月26日(水)

東北魂ビールプロジェクト SMaSHペールエール出荷!

2012年にスタートした東北魂ビールプロジェクト。スタートは3社のブルワリーからでした。東日本大震災で支えられた多くのお客様に何かでお返ししたい。
そんな思いから「いわて蔵ビール」「あくらビール」「福島路ビール」が集まり、話し合いをしました。そこで、お客様にお返しできるのは「品質」でしかない!そう思い、各社の経験、知識、ノウハウを出し合う勉強会を開催しました。会を重ねるごとに参加するブルワリーは増え、現在は16社。
そして、2017年よりキリンビール仙台工場様がアドバイザーとして参加していただき、私たちができない分析等を行っていただき、さらに技術が各社向上しました。
そして、その結果を検証する会を年に1度行っております。
同じ原料、同じ条件、同じレシピで醸造することで、品質の検証を行おうと年に1度だけ行います。
今回、8社のブルワリー(いわて蔵ビール、あくらビール、福島路ビール、仙南シンケンファクトリー、田沢湖ビール、さくらブルワリー、ズモナビール)が挑戦しています。醸造したビールはSMaSHペールエール。

【SMaSH Pale Ale(スマッシュペールエール)】

単一の「モルト」と単一の「ホップ」のみを使用する、SMaSH(Single Malt and Single Hop)と呼ばれる製法で醸造するペールエール。
それぞれの醸造設備で醸造する事で、ブルワリーの特徴や製法の拘りを体感して頂けます。
シンプルな商品だからこそ、各ブルワリーの特徴が出やすいと思います。
いわて蔵ビールもシンプルながら、ホップの特徴のあるビールになりました。

発売開始日:2020年3月2日~発送開始

今回、醸造した量が少ないため、瓶での提供はございません。すべて生ダルでの提供となるので、飲食店での提供になります。
後日、提供する飲食店一覧もお出ししたいと思います。

●お取扱い飲食店様募集中!

お問い合わせはいわて蔵ビールまでご連絡ください
TEL:0191-21-1144 (10時~19時の間)
MAIL:staff@sekinoichi.co.jp

どうぞよろしくお願いします。

今日の世嬉の一は、東北のブルワーと協力して元気に営業中です。

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Posted by sekinoichi at 05:56

2020年02月16日(日)

東北魂ビールプロジェクトの麦酔ラガー発売開始しました。

今回で第14回目の東北魂ビールプロジェクトのビールが出来上がってきます。
14回目は、同じ原料(酵母、麦芽、ホップ)を使用して醸造し、お互いに比較する毎年恒例のプロジェクトです。今回はSMaSHペールエールを醸造します。
SMaSHとは、SingleMalt、Single Hopと言って、一種類のホップと麦芽だけ使用する原料を単純化したビールです。そのため、各社のビールの出来の比較がしやすくなります。

3月2日と3日に東京でこのビールのお披露目イベントを行います。

■■■東北魂ビールプロジェクトとは・・・■■■
東北魂ビールプロジェクトとは、2012年8月に立ち上がった東北にあるクラフトビールメーカーの勉強会です。
私たちは2011年3月11日にそれぞれ大変な被害に会いました。一次閉鎖を考えたブルワリーもありました。しかし、全国の皆様に助けられ私たちは生き残りました。皆様のご恩に対しておかえししたい。しかし、それぞれが小さいブルワリー・・・私たちができることはと思い、品質でしかお客様にお返しできないと思いました。そこで、いわて蔵ビール、あくらビール、福島路ビールがあつまり、それぞれの持っている経験と知識とノウハウをオープンにし、勉強会を行ったのが始まりです。
今では、多くのブルワリーが東北各地から集まり、世界に通用するビール造りをするために技術研鑽し、お互いに高め合うプロジェクトになりました。年に数回、メンバーのブルワリーに集まり勉強会と仕込み実習を行います。プロジェクトの結果として数本の仕込みを行います。東北から世界に通用する品質の良いビールを提供することが私たちのできる恩返しだと考えています。
■■■

さて、そんな中、第4回目の東北魂ビールプロジェクトで製作した「麦酔ラガー」を今年も醸造し、発売を開始しました。

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このビールはいわて蔵ビールが年に1度だけ醸造する「ラガー」ビールです。

ビールには大きくわけてラガービールとエールビールがあります。

私たちが普段醸造するのはエールビール。上面発酵ビールと呼ばれ、高温(20℃くらい)で発酵させ、酵母の香りやホップの香りが豊かで、旨味も強いビールです。
そして、もう一つがラガービール。下面発酵ビールと呼ばれ、低温(10℃くらい)で発酵期間も熟成期間も長いビールです。大手さんのビールのようにのど越しがよくすっきりとしてごくごく飲めるビールです。

私たちは意識してエールビールでビールの香り、旨味を表現してきました。

ただ、技術的に下面発酵ビールもきっちり醸造しようと毎年1回だけ醸造しています。ただ、ちょっといわて蔵ビールらしいビールにしたく、通常のラガービールより、アルコール度数が高い、8.5%位のビール(インペリアルラガービール)を東北魂ビールプロジェクトで創り上げました。

4年前に活動した時の写真

アルコール度数が高く、すっきりしているのですが、さらにアルコール感を抜けるようにゆずを使用し、より飲みやすくしております。

冬にはぴったりのビールですね。

今年も熟成期間をきっちり3週間以上とり、おいしくしたビールです。

東北魂ビールプロジェクトを皆さん楽しんでみてくださいね。

今日も自分達らしい商品づくりで元気に営業中です。

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Posted by sekinoichi at 04:10

2019年12月12日(木)

第13回東北魂ビールプロジェクト過去最高の参加ブルワーで開催しました。

霧の世嬉の一。今朝は幻想的な霧の世嬉の一でした。
昨日より、世嬉の一酒造で第13回 東北魂ビールプロジェクトが開催されました。

【東北魂ビールプロジェクトとは・・・】

 私たち、東北のクラフトビール業界は、3.11の震災で被災した際に全国の多くのファンから支援を受けよみがえり、現在も元気にビール醸造を行っていました。そんな中、ファンの方々に恩返しをしたいと常々思っていた際に、私たちはビールの品質でお客様に恩返しをしようと立ち上がったのが「東北魂ビールプロジェクト」です。私たちはそれぞれが独自で勉強し、勘と経験に重きをおいて醸造しておりました。それぞれの持っている知識、経験をだしあって東北のクラフトビールがおいしくなるように勉強会をしようと立ち上がったのです。2013年11月に第一回の勉強会が開催されました。いわて蔵ビール(岩手)、福島路ビール(福島)、あくらビール(秋田)の3社でスタートしました。それから徐々に参加者が増え、今回は15社のクラフトビールメーカーとキリンビール仙台工場様の参加し、過去最大のビール参加者になりました。

第一回の東北魂ビールプロジェクト
(福島路ビール、あくらビール、いわて蔵ビールの3社でスタートしました。)
今回、15社+キリンビール仙台工場様の参加で開催されました!!!

今回の参加ブルワリーは・・・
・いわて蔵ビール(岩手県一関市)、さくらブルワリー(北上市)、遠野麦酒ZUMONA(遠野市)、
・田沢湖ビール(秋田県仙北市)、秋田あくらビール(秋田市)
・(初!)奥入瀬ビール(青森県十和田市)、
・やくらいビール(宮城県加美郡)、仙南クラフトビール(角田市)、アルゴンブリューイング(塩竈市)、(初!)ブラックタイドブルーイング(気仙沼)、
・米沢ジャックスブルワリー(山形県米沢市)、
・福島路ビール(福島市)、南会津マウンテンブルーイング(南会津郡)、
・牛久ブルーイング(茨城)、スプリングバレーブルワリー東京
協力:キリンビール仙台工場、
ふえましたね。

一日目は、各社の持ってきていただいた、定番のIPAやペールエールなどをブラインドテスト(試飲しなかがら、ディスカッション)
みな本音で話します。ビールのいいところ、改善する点、疑問点、そして醸造者も製法や使用原料など伝え、お互いに 本音でオープンで話し合います。
この東北がおいしいビールでいっぱいになるために・・・ただ、各社設備が違うので、必ずしも他社のやっていることが正しいとは限らないのですが・・・いろいろなヒントにはなります。

さらに・・・キリンビール仙台工場様で私たちのビールを様々な分析機で分析してもらった数値があります。この数値との比較をしてさらにディスカッションを深めます。官能と数値・・・非常に有意義な時間です。

その後、みんなで明日仕込みをするレシピを決めていきます。ごちゃごちゃディスカッションしつつ、大まかな形を決めます。

ホップ決めも面白いですよね。

その後は大宴会!!!6時から夜中まで・・・正直、宴会の午前様までついて行ける体力がなくなってきました・・・若いブルワーが増えてきているのだなぁと感心しています。

さて、次の朝は麦芽の粉砕からスタート。人数が多いので醸造はけっこう早くいきます。

みんな一挙手一投足をチェックしてアドバイスくれるので、普段と勝手が違う孝紀工場長。いつもより緊張&緊張で大変です。

普段より1仕込みに時間をかけ相当疲れ切っていました(笑)

ただ、きれいな麦汁ができ、香りもいいです。

今回は、セッションIPAを醸造しました。当社であまり醸造しない、アメリカンホップの香りゆたかですっきりしたアルコール度数低めのビールです。
来年リリース予定ですが・・・今後が楽しみです。

ぜひ皆様も飲んでみてください。

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Posted by sekinoichi at 11:24

2019年11月03日(日)

【ご報告】丸森ゴールド支援、皆様からお預かりいただいたお金をお渡ししました。

連休中日、朝早くお見舞いのお酒と皆様から賛同を得て、集まったお金1,023,000円をもって、高速道路を飛ばし、宮城県丸森町に行ってきました。

皆様から賛同いただき集まったお金はすべて 地域商社GM7様にお渡ししましたのでご報告いたします。

さて、私自身、被災地の様子を写真にとることが何となく気がすすまないので・・・文章だけでお許しください。

GM7様は金森地区の本当に川沿いにありました。小学校も近くにあり、昨日からボランティアさんも多く集まっているようです。校庭には山のように積み上げられた家財道具、や大型家電など、土と共にありました。

路を歩いていると、スコップをもち、長靴とマスクをした人が何人もすれ違います。

休みの日ですが、行政の方、消防の方、自衛隊の方など様々な人が一生懸命復興のための仕事をしています。

現地の人にお聞きし、地域商社 株式会社GM7の水没した事務所に到着しました。元保育園だった場所です。そちらの店頭ではボランティアさんが炊き出しの準備をしておりました。今日のボランティアさんをお迎えするのかもしれません。

また、GM7様はさっそく子育て支援を行っていました。連休の中日の今日でもお子さんを預けていらっしゃる方が結構おりました。復興するために、両親がかたずけしている間などお子さんを預けているのでしょうか・・・その取り組みに心配りのすばらしさを感じました。

そんな忙しい中でもGM7の代表の斎藤良太さんにお会いすることができました。「丸森ゴールド」1550本分の売上1,023,000円をお届けしました。齋藤さんは「原価や手数料を差し引いて・・・」といわれていましたが、これは皆様から私どもが預かっているつもりですので、お納めくださいとお渡ししました。

何かのお役に立てれば幸いです。また、そのような活動をされている方々だと思います。

実際に現場を見て、冷蔵施設は完全に壊れておりました。ですので、今後も継続で丸森ゴールドは代理販売しようと思います。ちょっとだけでも当社の取り組みがお役にたてれば幸いです。引き続きよろしくお願いします。

ご報告でした。

世嬉の一は、ちょっとだけ被災地支援をして今日も元気に営業中です。

【なんで世嬉の一はこんなことをするのというご質問に関して】

先日から結構、なんで世嬉の一さんは被災地支援など様々な活動を行うのですか?という質問が来ています。大学の先生からも質問が来ました。

『これは、 「CRM(コーズ・リレーテッド・マーケテングーー大義名分のマーケテングあるいは社会貢献マーケテング)」 です。どうして・・・』と質問されました。答えはすみません・・・そんな難しいこと考えておらず、マーケティング(販売促進)という考えはまったくないというか、びっくり質問でした。

なぜやるか・・・実は、私ども世嬉の一酒造は、3.11東日本大震災の際に多くの方々から助けられて今があります。ほとんどが先代(前社長やその奥さん)のつながりで多くの方々が支援してくれました。はっきり言って、あまり多くて私自身も会社の倒産しないため日々ドタバタなのではっきり全員覚えていまません。ごめんなさい・・・ですので・・・いただいた恩は次の人に送る「恩送り(おんおくり)」として行っています。これは、井上ひさし先生にいただいた言葉です。少しでも次に恩を送れれば、きっと素敵な時代、世界になるのではと思います。

今後とも、〇〇マーケティングで質問いただいてもよくわかりませんので・・・よろしくお願いします。

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Posted by sekinoichi at 02:56