世嬉の一酒造

蔵元だより

大吟醸 世嬉の一 720ml

カテゴリー:蔵に関して

2018年02月17日(土)

世嬉の一までの通勤路も素敵・・・

天気の良い一関、今日は座敷わらしちゃん(妹)と一緒に世嬉の一まで歩いていくことにしました。

この坂道は、奥の細道になっているところです。松尾芭蕉が歩いたところですね~

今日は天気がよく、雪もとけており、気持ちのよい朝でした。

 

 

空を見ると渡りどりが飛んでします。この時期は朝夕、渡りどりが多くとても気持ちがいいですよ。

 

小川の中に魚を探しましたが、冬はどこかに隠れています。春になるとハヤとか出てきますね~

 

 

 

 

 

丁度30分くらいぶらぶらと歩いているととても気持ちの良い風景です。

一ノ関はさまざまなステキな場所があります。

今日も世嬉の一は素敵な風景を見て元気に営業中です。

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Posted by sekinoichi at 11:04

2018年01月16日(火)

2018年は世嬉の一の100周年記念!スタッフが一番成長する機会です。

2018年は世嬉の一にとって創業100周年の年。

酒屋としては若い方ですね。

さて、世嬉の一酒造では100周年記念を「今までありがとう・・・そしてこれから101年目」という気持ちで行います。

そのため、ホテルで鏡割り、そして先代に感動のお手紙を読み上げて、パーティー、皆様に分厚い100年史をつくって配る・・・というのは全く考えておらず、

スタッフとみんなで考えた世嬉の一らしい100年記念事業をやろうと半年前からスタッフと取り組んでいます。

今日は、100年記念事業のキービジュアルを考える会!

いつもご指導をお願いしている、美織さんを中心にワークショップ型で行いますが、

今日はデザイナーの松井さんも参加してくれました。カメラマンの門傅さんもいます。

今回、100周年記念事業では、3-4回イベントを行い創業から今までの世嬉の一の考え方を

「蔵」(くら)

「食」(しょく)

「醸」(かもす)

「人」(ひと)

というキーワードでまとめ、お客様と一緒になって行える楽しい100周年にしたいと考えていました。

この100年世嬉の一に重要な

また、100周年記念誌も、ハードカバーの分厚いものではなく、初代から受け継がれる守るべき考え方、引き継ぐべき教えなどをまとめたスタッフの教本にしようと考えています。

4月以降にお客様にも一部お届けできるかとは思いますが・・・

というのは、当社もだんだん新しいスタッフが入社してきました。

その子たちにも今後当社の理念、大切にするもの、考え方を伝えるための資料になります。

今までなんとなく考えることなく指示通りに仕事していた若いスタッフたちも、今回、美織さんに入ってもらいワークショップを行う事で、積極的になってきました。

いいですね・・・

何がいいかって、スタッフ中心なので、社長としては楽です。

そして、スタッフがイキイキ取り組むので嬉しくなります。

通常の仕事に+されるので大変だと思いますが、外部の方と接することでどんどん成長し、

自分たちの世嬉の一にしていってほしいと思います。

そして、今回内容はまだ発表しませんが、キービジュアルもお客様とともに作っていこうと画策中です!

世嬉の一は今日も100周年記念事業を考えつつ、元気に営業中です。

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Posted by sekinoichi at 06:33

2018年01月13日(土)

とことんプラス発想でいこうと思いました!

平泉の風景です。

今年は、平泉から始まった一年でした。

私どもは、年末、元旦から営業しているので、正月というか一年がスタートするのは何となく今頃からと思ってしまいます。

2018年、平成30年という年は、世嬉の一にとって丁度創業100周年にあたります。

創業100周年にあたり、当社は今年もひたむきに頑張っていく会社を突き進もうと思います。

さて、先日東京で経営者の勉強会がありました。

業種も業態もバラバラな異業種勉強会ですが、どの経営者も明るく、業界の異端児的な人たちが集まっています。

そこで、私が今年思った事。

とことん、プラス発想、プラスの気を出していこうと思いました。

明るい人、明るい会社、お客様にとって心地よい会社にするには・・・・

そんなことを思っていました。

そのためには、経営者がとことんプラスの気を出さなければならないなぁと思いました。

だから今年は、さらにプラスの言葉、プラスの発想でいこうと思います。

今年も世嬉の一は様々な取り組みを行っています。

ただ、基本である「世の人々が嬉しくなる一番の酒造り」を目指して、日々努力していこうと思います。



Posted by sekinoichi at 12:29

2017年12月07日(木)

今日は世嬉の一が夜まで営業~7星列車四季島が来訪します~

月のきれいな世嬉の一の夜。

今日は、世嬉の一スタッフで夜遅くまで下りました。

来週から始まるJR東日本の7つ星列車 四季島のツアーが始まるので、その前に最終リハーサルです。

これまで、担当の方や岩手や一関のJRの方々が来られ何度も打ち合わせしたのですが、

四季島のクルーに来ていただき、本番同様リハーサルするとのことで、朝からスタッフたちは準備をしておりました。

(四季島は、走る旅館?ホテル?のような列車で、全部で30人くらいしか乗れません。1両ごと高級ホテルになっています)

当社では一関の餅文化の紹介、お酒の紹介などを行います。

準備を終わり、当社のスタッフだけで一度リハーサル。

結構、世嬉の一の社風として打ち合わせを終わったらぶっつけ本番、エイヤ!でやる雰囲気があります。

悩むよりやってしまえ!という感じです。

今回は、珍しくリハーサルのためのリハーサルを開始しました。

なんか会社として成長しているようでうれしくなります。

そして、JRさんが本番同様の時間でやってきます。

本番は夜21時から23時にきます。

スタッフたちは、特別に夜遅くまで本当にご苦労様です。

さぁいよいよスタートです。

・中庭にかがり火炊いた!

・餅つき開始!餅つきでお出迎え・・・

・私の会社の説明、6分間・・・時間もよし!

・土岐さんの博物館で酒造りに関してご説明!15分以内・・・あ、ちょっと伸びちゃった・・・

4種の酒の試飲!通常出荷していない、21年古酒も試飲。さらに、いわて蔵ビールも楽しんでもらいました。

その後先ほど搗いた餅をおふるまい!

フルコース食べた後でも、みんなモチを楽しんで食べていました!

時間も無事に終わり、JRの方々からも合格をいただきました。

それでも当社のスタッフからは、こう修正したほうがいいとか、交代ででようと言っていたのですが、

これなら、全員で遅番になってもいいから出社しなければ・・・という話が多々でていました。

本当は大変だと思いますが、スタッフ自らそういってくれることに本当にうれしく思います。

やはり、創業100年といえども常に新しいことにチャレンジし続けなければいけないと思いました。

そして、スタッフ自ら自身でやろうとする意識がこれからのせきのいちに大切であり、芽生えていると思いました。

今日も世嬉の一は、新しいことにチャレンジして元気に営業中です!

素敵な夜が世嬉の一では広がっていました。

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Posted by sekinoichi at 12:56

2017年10月04日(水)

帰国しました・・・アメリカ出張で印象的なこと

ロサンゼルスで学んだこと

今回の出張で学んだこと

  1. アメリカ市場に関して

今回のアメリカ市場調査としてロサンゼルスにいったわけですが、

実は私自身、今お付き合いしている商社にちょっと不満というか、もどかしい思いがあり、それを確かめに行きました。というのも、商社さんは今伸びているアメリカのクラフトビアバーやリカーショップには卸さず、日本食レストランばかりに営業していました。いわて蔵ビールはもっと別なところで売れるのでは、なぜ営業してくれないのか?とチョット不満でした。

しかし、現地に行ってみたら、自分が努力していないのを棚に上げ、相手のせいにしたいと猛省。

またまだ、日本食レストランが増えている。そしてそこに当社は供給が追い付いていない。まだまだ、私たちの努力が足りない。

日系レストランといっても韓国系、中国系、その他が経営しているレストランがある。そのレストランのお客様は日系だけでなく、欧米系、中華系、韓国系、ベトナム系と様々なバックボーンを持っている人が来ている。その人たちがわかるやの仕方がありそうです。

そして、日系レストランは伸びていきそうだ。寿司、ラーメン店が増えている。そこにどうアプローチするか?商品開発から考える。
NYではラーメン店に待合のカウンターバーがある世界。そこに入れないか?

料理との相性。新しい組み合わせ。カルフォルニアロールに代表する新和食に合うビール開発。多国籍の方がわかるラベルのデザイン。

  1. とロスの市場の違い。

そして、日本の田舎からアメリカへ発信する面白さ、将来性など

 

  1. 商品の品質について

どんなに、日本で品質管理し流通管理しても、最後のお店は管理できない。アメリカの市場に限らず、日本以外はそう考えないといけないと分かった。

常温で置くのは当たりまえ、メキシコではうちのビールは二次発酵していたらしい。味はいいのにすごい泡だったとメキシコの飲食店に言われました。標高が高いからか?いやそもそもある程度からは常温流通、常温保存されている。日本ではありえないが、海外ではあたりまえ、それに対応する品質の商品作りが必要。

ただし、試飲会では非常に人気だった。特に欧米系の方に人気だった。昨年のポートランドや世界に誇る日本のクラフトビールでもそうだったが、やはりそのようなビール市場も開拓できるやり方も必要(それは一緒にいっていた仲間に教わりました)

アメリカのクラフトビールは美味しい。日本より早くクラフトビール文化が進んだことと、原料が豊富(特にホップはアメリカの品種改良、現地生産できるというのは大きい)

 

 

  1. 人財に関して

移民国家の底力。移民される方の迫力、上に上がろうとする努力と真剣さ。特に日本人以外のアジア系。中国、韓国、ベトナムの若者はすごい熱心。

向上心と危機感をもって仕事、勉強している。アメリカに渡った日系人もそう。

そこに商品だけを持っていくというだけではだめで、本気で私たちも学んで取り組まなければならないと思いました。

そして、きっと日本ももっと海外からのは働き手が来ると思います。

その人たちと対等に話せる人材にならなくては、

今年はロサンゼルス以外に台湾、ベトナムにいきましたが、若い人は三か国語(英語、母国語、日本語や中国語)を話せます。それだけ視野を広く見えるとともに、自国の事を深く考えます。

うちのスタッフもそうなってほしい。特に高校卒業で入社した人はまだまだ勉強できる機会があるので・・・

 

  1. 私の時間に関してまだまだ学び集中しなくては・・・

今回、商談会で一緒になった酒造会社さんや調味料屋さんと様々なお話をしました。それぞれ本気で海外にそれぞれの文化や日本の文化を発信されているばかりの人でした。私はまだまだ本気になっていないと反省したところです。
やれることが多々ある、日々会社にいると様々なことに時間がとられすぎている部分もあります。もう少し、自分の仕事に真剣に向き合い、時間をつくる必要があると感じました。

 

  1. 日本人として、岩手県人として

これから国際化するにあたり、日本人として日本の歴史・文化・思想について深くしらなければならないと思いました。まだまだ知らないことが多すぎる。でもそんな中世界に出て恥ずかしくないような日本人として、岩手県人として地域の事を学ばなければと反省しています。聞かれたらある程度こたえられるといいと思いました。

いろいろ学んだ一週間でした・・・



Posted by sekinoichi at 08:14