2020年03月27日(金)
今はちょと我慢して一休みする時期、その間に世嬉の一スタッフは会社を磨き続けます。
今朝の世嬉の一酒造の裏手の磐井川の風景です。肉眼で見るともっときれいです。川が流れ、風が吹き、青い草の香りがします。
そして雪山がきれいです。岩手県(一関)からは、須川岳といいます。秋田、宮城県にもまたがっている山で、向こうでは栗駒山といいます。
東日本大震災の前、岩手宮城内陸地震の震源地でもあります。
山は雄大で素敵ですね。
さて、東京では花見自粛、外出自粛が叫ばれていますね。
震災の際も当時の都知事がなんでも自粛といったことに対し、南部美人の久慈社長が自粛することでかえって東北は危機になるとテレビで話してくれ、東北復興需要がありました。あれで当社は倒産から免れたと本当に僕は感謝しています。
しかし、今回の新型ウィルスは東日本大震災と違い、我慢が必要だと思います。自粛のほうが正しいと思っています。
当社も正直、いま大変厳しい状況ですが、今が大変だからと言って未来を犠牲にしたらいけないと思います。今が大変な分、お互いに協力し、知恵をしぼって乗り越えて、数か月の素敵な未来を見つけていくことが大切なのかなぁと思います。
私の以前の職場の師、舩井幸雄先生が過去オール善という言葉をよく言われていました。「過去に起こったことをすべて肯定していきなさい」と。よく意味が理解できなった私に、当時の先輩は、過去オール善の意味は「未来の自分から見て過去の出来事のおかげでよくなったという生き方を今しなさい」という意味だと教えてくれました。
実は、昨日東北魂ビールプロジェクトを4月に開催にあたり、開催可否を一部メンバーと話し合いました。今回は青森のブルワリーにお邪魔して行う予定でした。東北ではあまりコロナ患者はでていないし、青森もすくない、また、集まっても20名程度・・・開催してもいいという判断もありました。
でもそのちょっとを我慢できず、未来を犠牲にしてはいけないと思い、延期にしました。いろいろなこと経済のこと、経営のことを考えるとやるという判断もあるでしょう。でもどっかもっと心の奥、それをやることに楽しいか、後ろめたさはないかで判断すると・・・どうでしょう。
やるからにはみんなに応援されて笑顔でやりたい。だから延期しました。また、世嬉の一も少ないながら40名くらいのスタッフを抱えています。半分以上がレストラン、直売所のスタッフで、ほぼ仕事がありません。でも今は我慢。みんなで、別な仕事をしてでも未来にむかっていきたいと思います。
なんか須川岳を見ているととても気持ちよくなります。
資金繰りを悩むのは社長(私)。スタッフたちには、コロナが収まったときにお客様を喜んでもらえるようどうしたらいいか悩んでもらいます。そして、スタッフたちは、今日も大掃除、きれいな世嬉の一にするために、汗水ながしています。コロナが終わったときに、磨かれた世嬉の一になるために・・・さらに、明日は売店のリニューアル、そして新商品開発。どんどんスタッフたちに動いてもらいます。
「仕事がないから家で休んで」というのはその人の人生がよい人生になるとは思いません。震災で学んでいます。「仕事こそ生きがい」とうちのスタッフに思ってほしい。よい未来のために、世嬉の一は今はちょっとだけ足踏みする時間にしようと思います。
今日も世嬉の一はいい風が吹いて元気に営業中です。
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Posted by sekinoichi at 07:10