世嬉の一酒造

蔵元だより

大吟醸 世嬉の一 720ml

カテゴリー:東日本大震災

2024年01月28日(日)

東北魂ビールプロジェクト今年も始動しています!

今日もぽかぽか陽気の世嬉の一。ふきのとう(ばっきゃ)や、たんぽぽが芽を出しています。

今年は雪が少ないですね。

また、海外からのお客様も多くなり、世嬉の一のパンフレットを多言語化しました。そしてレストランのレジの近くに置いておりましたが、手に取る方が少ない・・・なぜ?

気づいて笑いました。北京語、台湾語はその国の人はわかるけど・・・英語はわからないだろうな・・・あとでENGLISHと変更しました。韓国語(한국어)もハングルで書きました。

世嬉の一スタッフらしい間違いでしたが・・・みんなで大笑いでした。

さて、今日は例年の東北魂ビールプロジェクトのビールを醸造しました。

【東北魂ビールプロジェクトとは、】

2011年11月にスタートしたプロジェクト。 東北の醸造所は、震災時に多くのお客様からご支援、応援を頂きました。私たちはそれに対し、品質を向上し美味しいビールを お返しすることでを考えました。そこで、普段ライバル同士である東北のブルワーが集まり、お互いの技術を出し合い、クラフトビール醸造を行っています。当初3社(いわて蔵ビール、秋田あくらビール、福島路ビール)で開催しましたが、年々参加者が増加しており、現在15-6社が集まります。

【今回の東北魂ビールプロジェクト】

昨年10月に遠野ホップ60周年を記念して、各社で遠野ホップIBUKIを60%以上使用して醸造したビールを醸造しました。そして、各社で持ち寄りテイスティング、科学的分析などの勉強会をおこないました。

今回は、その時に飲んだビールを全ブルワリーでこれを作ってみたいというものを投票し、人気のあったスタイルのビールを全社でそれぞれつくるというスタイルです。

今回選ばれたビールは、セッションIPA(あくらビール醸造)のレシピです。そのレシピを元にみんなでディスカッションをして、今回の東北魂ビールができました。

当社もまずはそのビールを醸造しました。セッションIPA(IBUKI&アイダホ7)です。

まずは、麦芽の投入!

糖化のあと、煮沸に入ります。

そこで、ビールにここちよい苦みとベースの香りをつける遠野産IBUKIの投入です。

ペレットタイプですが香りのよいホップになっています。

投入!!!

その後、煮沸、ワールプール(たんぱく除去)、熱交換し、酵母を入れて発酵させます。

発酵が終わるまえに・・・ディップホップでアイダホ7というホップを入れます。

3月1日にはリリースできます。

ぜひ楽しみにしていてください。

世嬉の一は、いわて蔵ビール醸造で今日も元気に営業中です!

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売上金全部寄付!能登恩送りプロジェクト

まさかの恵方巻ビール!

 

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シードル

現在予約受付中!発売は12月から

地酒横屋限定1200本です。

清酒世嬉の一が新しい清酒です。

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Posted by sekinoichi at 04:28

2023年03月13日(月)

トルコ支援における義援金の振込報告(恩送りプロジェクト)

敷地内で1輪だけ水仙が咲きました。かわいいですね。春はやってきているようです。

さて、皆様にご協力いただいております、トルコ支援(売上全額寄付)「恩送りプロジェクト」ですが、本日、駐日トルコ共和国大使館にお振込みしましたのでご報告いたします。
駐日トルコ共和国大使館に集められた義援金は災害緊急事態対策庁(AFAD)に届けられ、被災地支援に使用されます。

お振込み金額は927252円になります。振込手数料は当社が負担していますので、皆様からいただいた金額はそのままお振込みしています。

義援金の内容は下記のとおりです。

①「恩送りプロジェクト」の売上高 合計853,720円

(内訳)

・特別純米酒「手造り」71件、89本 133,500円

・特別純米原酒「手造り」62件、75本 112,500円

・本醸造「世嬉の一」58件 87本 87,420円

 清酒 計220件、251本、333,420円

・ヴァイツェン 104件 288本 158,400円

・こビール(ウエストコーストIPA)96件 257本 141,350円

・真冬のこビール(アメリカンウィートエール)91件 229本 125,950円

・スタウト 76件 172本 94,600円

 ビール 計367件 946本 520,300円

②店頭募金 73,532円

義援金合計 927,252円(①+②)

となりました。

清酒1000本、ビール1000本拠出しますので、残り、日本酒749本、ビール54本販売しつつ、また送金したいと思います。

まずは、ご協力いただいた皆様に感謝とご報告でご連絡しました。

この度はこの「恩送りプロジェクト」にご賛同とご協力いただき本当にありがとうございます。

尚、引き続き完売するまで続けたいと思います。何卒よろしくお願いします。

 

今日の世嬉の一もちょっとだけ優しさを伝え、元気に営業中です。

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恩送りプロジェクトは引き続き行います。

今年もできました!東北魂ビールプロジェクト!桜嵐IPA

今年も桜の香りのビール出荷スタートしています。

こちらからご注文できます。ワンカップ、300mlのテイスティング容量もありますよ。

新酒の酒粕

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Posted by sekinoichi at 12:36

2023年03月11日(土)

12年目の感謝と決意(東日本大震災をへて応援していただいている皆様へ)

いつもご支援いただいている皆様へ12年目の感謝と決意

 

今年も震災のあった3.11がやってきました。

12年前と異なり、今年は暖かい日差しが降り注ぎ、平和な日常を送っています。

 

震災の日に震えていた長女も、震災の年に生まれた次女も、毎日楽しく学校に通っています。震災当日、東京に外販にでて帰宅困難者になったビール工場長も、いつも通り一生懸命ビール醸造をしています。

レストランの仕入れに行ったまま避難した母は、今は引退して庭にくる雀をみて穏やかに過ごしています。

まるであの日がなかったかのように、皆穏やかに過ごせています。

 

12年を振り返ると皆様に支えられながら、前ばかりを見て挑戦し続けた日々だったと思います。

東日本震災、コロナ、福島宮城県沖地震と、自分ではコントロールできない困難が襲ってきても、いつも応援し、見守ってくださる人を感じていました。

その感覚が私の背中を強く後押しし、前へ前へと進むことができました。

震災当時30代後半だった私も50代になり、世の中への視点も少し広がりました。地域、スタッフ、家族がより良くなるために、地方零細企業の経営者として、挑戦し続けていかなければいけないと思います。 その1つとして、今年は地酒復活プロジェクトとして、世嬉の一の敷地内での酒造りの再開に取り組みました。

ちょうど3.11の今日、初しぼりが終わりました。40年ぶりの“世嬉の一”の地酒です。50代の新たな挑戦として杜氏を私が務めました。清酒醸造を様々な方々からご指導をいただきながら取り組んでいます。

清酒業界は、斜陽産業として云われることもありますが、微力ながら世嬉の一は、地酒を守り発展させ、いわて蔵ビールと共に、地域の誇りになるよう努力し続けたいと思います。

 

皆様には、いつも様々な場面でご支援、応援をいただいており、本当にありがとうございます。

これからも皆様に当社の社名の由来「世の人々が嬉しくなる一番の酒造りを目指す」を実行していきます。今後も引き続き、何卒、宜しくお願いいたします。

末筆になりますが、皆様と共に、より良い日常が過ごせることお祈りしております。

 

追伸:震災時にある経営者から二宮金次郎の詩をいただきました。この詩を心に刻んですごしております。

 

遠くをはかる者は富み

近くをはかる者は貧す

それ遠きをはかる者は百年のために杉苗を植う。

まして春まきて秋実る物においてをや。

故に富有なり。

近くをはかる者は

春植えて秋実る物をも尚遠しとして植えず

唯眼前(ただがんぜん)の利に迷うてまかずして取り

植えずして刈り取る事のみ眼につく

故に貧窮す。

 

この詩をみながら、私の時代だけでなく、子供や孫の世代にこの地域がより良くなることを想って、今日を過ごしていきたいと思います。

 

——–PR 恩送りプロジェクト————

恩送りプロジェクトは3.11で一度区切ってトルコ大使館に送金したいと思います。



Posted by sekinoichi at 09:43

2023年03月09日(木)

恩送りプロジェクトが広がってきています。ありがとうございます。(トルコ被災地支援)

毎日、ぽかぽかの陽気になりとても気持ちの良い毎日です。

また、世嬉の一酒造の敷地内では、福寿草が咲き始めました。春ですね。

毎日幸せな気分です。

さて、トルコ震災における世嬉の一としての「恩送りプロジェクト」ですが、またまた取り上げていただきました。

この活動が広がり助けることができれば嬉しいです。

まずは河北新報様で取り上げられました。嬉しいかぎりです。

また、NHKいわてでもニュースでとりあげていただきました。

下記のサイトで動画で見られますよ。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/morioka/20230306/6040016973.html

ありがとうございます。ぜひ見てください。

恩送りプロジェクトで少しでも被災者の方々にちょっとだけでも前にすすめる一助になれればと思います。

今日も世嬉の一は元気に営業中です。

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今年もできました!東北魂ビールプロジェクト!

岩手県産ホップの新商品、真冬のこビール完成しました!

こちらからご注文できます。ワンカップ、300mlのテイスティング容量もありますよ。

新酒の酒粕


 

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今年の新酒も大人気で早めになくなりそうです。お早めにご注文下さいね。


今年りんご、ジョナゴールドとふじリンゴのセットも完成しました!ぜひお楽しみください。


 

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Posted by sekinoichi at 11:27

2023年02月20日(月)

恩送りプロジェクトで、トルコ震災に緊急支援に微力ですが力になりたいと思います。

今朝から雨がふっている世嬉の一です。温かくなってきたのですね。三寒四温でしょうか。風も柔らかにほほをなでる感じに変わりました。

さて、ニュースでトルコ・シリア地震の状況を知れば知るほど、12年前の当地区にもおそった地震を思い出し、何か力になれればと心を痛めておりました。

そこで、世嬉の一では店頭募金や個人的に寄付を行っていましたが、下記の「恩送りプロジェクト」をスタートさせようと思います。

私達、世嬉の一酒造は、震災時多くの人々の応援とご支援をいただきました。トルコからも被災地支援にこられたと聞いています。そのおかげで震災から12年、色々ありますが、今はごはんも普通に食べれますし、温かい家で家族と幸せに日々を過ごすことが出来ております。
トルコの震災の様子を見ると、どうしても12年前の事を思い出し、自分たちのできることを何かしないといけないと、 今回、微力ですが、「恩送りプロジェクト」を再度実施し、売上全額を寄付することにしました。
正直、当社も観光と飲食と醸造とコロナで大打撃でまだまだ完全に復旧しておらず厳しい状況も続いていますが、今何かしないと一生後悔すると思い、実施します。

とり急ぎ、ビール1000本、清酒1000本分、「恩送りプロジェクト」としてご提供します。ご賛同いただける方は、ご協力頂ければ幸いです。この活動はとり急ぎ3月11日まで開催します。

(※商品が完売した時点、もしくは3.11の日にいったん寄付をしようと思います)

【当社の反省】

正直、もっと早くやるべきだったと少し後悔をしています。なぜ遅くなったか正直にお話しすると、このような活動を世嬉の一として行うと、注目されるため?や偽善?という風にみられるのではという不安と、正直コロナ禍で大打撃をうけた当社で分不相応なのでは・・・と経営者としてなやんだりもしました。今は、周りよりも自分たちのスタッフの給与を上げないと等とも考えました。

しかし、自分たちの12年前の状況の際に、多くの差し伸べられた救済の手やご支援に対してやはり何もしないということは後悔してしまうと思いなおし実施します。思ってから今回は遅くなってすごく反省しています。

そもそも「恩送りプロジェクト」とは・・・

恩送りとは、当社が大変お世話になった井上ひさし先生に教わった言葉です。
※世嬉の一は、先代のお付き合いで、作家井上ひさし先生に非常にお世話になりました。

『「恩送り」とは、誰かから受けた恩を、別の人に送る。そしてその送られた人がさらに別の人に渡す。』 という意味です。井上先生から教わり当社の考えの一つになっています。

多くの恩は返そうと思っても、なかなか返すことができません。当社も沢山の方に震災時にご支援いただきましたが、 ご恩をお返しできているかはわかりません。

ただ、震災から行っていた恩送りプロジェクトも12年目を迎え、今回はトルコの本当に困っている方々の力になりたいと思いました。

今までは、ビール、清酒を販売したお金で被災地の商品を購入して、次のお酒やビールのご注文者にお渡しするという形をとりながら 被災地の復興の支援を行っていました。

今回はその形は難しいので、販売した売上全額を、下記の中日トルコ大使館に寄付します。当社では店頭募金も行っていますので合わせてお送りする予定です。

また、お客様には、普段の家飲みのお酒・ビール、を購入することで普段と変わらない費用ですが、 その購入の一部が援助する形になります。普段の生活から無理しないで援助ができる仕組みです。

※すみません、送料等はお客様が負担になります。

振込先は、下記に考えています。

実際に震災を受けた地域の方が本当に欲しているものは、日本ではわかりにくいですし、日々需要も変わっていきます。

私達が東日本大震災の際に、近隣の陸前高田や気仙沼などに物資を輸送する手伝いを行っていました。日々、必要なものが変化し、現地と支援する側とのタイムラグや思い込みを感じていました。

今回も今これがトルコの方々に必要だと思っても、実は届けるときには別なものに変わっている可能性もあります。

そのため、トルコの方々が判断できる寄付がいいと考え、大使館の募集されている口座にお振込みします。駐日トルコ大使館では、大使館又は総領事館に集められた義援金は災害緊急事態対策庁(AFAD)に届けられるとのことです。(下記は駐日トルコ大使館が公開している口座です)

http://tokyo.be.mfa.gov.tr/Mission/ShowAnnouncement/389495

■このプロジェクトを世嬉の一が行うのは・・・

世嬉の一酒造の名前の由来は、「世の人々が嬉しくなる一番の酒造り」です。
私達は、常に私達の商品で少しでも人々に笑顔をつくることができればと考えています。
今回のニュースにより、トルコの方々も東日本大震災で救援にきていただいたりご支援していただいたと聞いております。
ニュースを見るたびに、過去の記憶がよみがえり、何かできないかと悩んでいました。ただ、零細企業の私達ができることは小さいし、恥ずかしながら売名行為、偽善といわれるかもとちょっと悩んだのも事実です。ただ、ニュースを見ていると今、私達ができることを考え、行うことにしました。
今回、このプロジェクトで販売した商品の売上金の全額と店頭募金と当社からの寄付をお送りすることにしました。

■このプロジェクトのしくみ・・

このサイトからご注文の下記の商品の売上全てを寄付します。3月11日までもしくは、ビール1000本分、下記の清酒・ビール1000本分がなくなり次第、一度寄付しようと思います。
寄付の結果は当社のブログで紹介いたします。

※上記の商品に決定した理由は、当社で現在出荷できる在庫で考えました。他の商品だとまとまった数がなく上記の商品に選定しました。
※こちらの商品は寄付を募りやすくするため、一般販売と異なる金額になっています(安価になっています)。そのため、割引券等の対象外の商品になりますのでご了承ください。
※大変恐縮酢ですが、送料はお客様負担になります。11000円以上の送料無料サービスも対象外になりますのでご了承ください。

※寄付金は、完売しだい、もしくは3月11日に一旦集計し、速やかに寄付を行います。

※寄付した結果は当社のブログで公開いたします。

私達の活動は本当に微力だとは思いますが、何もしないより少しだけ力になれるのかなぁと思います。

お客様にはあまりご負担なく参加できる仕組みだと思いますので、よかったらご協力お願いします。

世嬉の一は、今日も互助の精神で元気に営業中です。

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Posted by sekinoichi at 05:19