2017年04月10日(月)
今年も地場産麦芽「小春二条大麦」を使用した「こはるホワイトエール」が完成しました。
世嬉の一の中庭中央の梅が見ごろです。
桜はこれからですね~。
あたたかな日が続き、嬉しくなります。
いわて蔵ビールではもう一つ、桜の季節に出来るビールがあります。
一関市の舞川地区で生産されるビール用麦芽、「小春二条大麦」を使用したビール「こはるホワイトエール」です。
このビールは10年前から取り組んでいました。
地場産麦芽を生産するという志をもってこのプロジェクト行っています。
日本のビールの99%は外国産麦芽で醸造しています。
これは、日本により良いビール用麦芽が少ないこと、また、クラフトビール用に製麦機が少ないことなどの理由からです。
それでも地元産のビールを醸造したいと思い、東北農研センターさんが品種改良した「小春二条大麦」を地元の舞川アグリパーク様で栽培し、3年かけてビールの試作を行っていました。
小春二条大麦は緑肥(枝豆をつくりそれをそのまま土にすきこむ)を使用し、育てます。
極力農薬は使わず育てるので、穂がとてもきれいです。
刈り取った小春二条大麦は、アグリパーク舞川さんでシイタケ乾燥機、育苗機を組み合わせ、麦芽化します。
専用の機械ではなく、農家さんが持っているものを組み合わせてできないかというのも、このプロジェクトの特徴です。いい香りの麦芽ができます!
私たちは地域の小さい経済循環ができないかなぁ・・・と思い、ビール用の麦芽を農家さんに栽培して頂き、その後精麦していただき、さらにビール醸造を行う。
そんなことを考えています。
その活動をずーっとつづけて、今年もこはるホワイトエールができました。
まだまだ経営的には原価がかかり大変ですので、毎年1仕込み限定で行っています。
こはるホワイトエールは、小春二条大麦の他、オレンジピール、ナツメグ、コリアンダーなどの香辛料を使用し、
爽やかな香りのビールに仕上げています。
麦のうまみとそれに会う香り・・・そこで、ホワイトエールを醸造しています。
農家のおじさんたちと、私たちいわて蔵ビールのコラボレーションビールです。
ぜひご堪能ください。
以前テレビにも取材うけました。
下記のとおりです。
↓ ↓ ↓
http://www.minkyo.or.jp/01/2008/11/004040_1.html#zenkoku
今日も世嬉の一は香りのよいビールと共に元気に営業しています!
Posted by sekinoichi at 05:39