世嬉の一のしだれ桜がきれいに咲いております。一関では今週がちょうどお花見に良い時期のようです。

さて、今日は当社の売店スタッフ遠藤さんの誕生日です。

朝礼でスタッフみんなで書いた色紙をプレセントしました。

世嬉の一では、昔から誕生日の人にみんなの寄せ書きをプレゼントする習慣があります。

今回は当社の三浦さんが書いた似顔絵付きです！

この寄せ書きをみると遠藤さんのすばらしさがわかりますね。

遠藤さんは、売店で人気のスタッフです。お客様からよく「遠藤さんいますか？」と聞かれます。

みんなに愛されるキャラなんですよね。

そんな遠藤さんも６０代後半、というかもうすぐ７０歳。

本当にいつもお世話になっております。

世嬉の一は１７歳から６８歳の社員と１８歳~７３歳のパートさんで成り立っています。

特に、世間でいう高齢者の方々に支えられている企業だと思います。

ここ数年高校生卒業後の採用を行っていますが、新卒の方々からすればおばあちゃん、おじいちゃん世代がいるわけです。

そしてそんな大人が優しく世間の常識？躾を教えてあげるのです。

だから当社の若いスタッフもあまり非常識な感じの振る舞いが少ないのだと思います。

そして６０代のスタッフの方が元気です。明るく前向きに働いて頂いています。

遠藤さんをはじめ、多くの先輩社員が元気な世嬉の一です。

皆様も世嬉の一の売店にきたら遠藤と会話を楽しんでくださいね~

今日も世嬉の一も元気に営業しています。

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■■■イベント開催します■■■

【一関】一蔵祭り開催します！

世嬉の一99周年蔵祭り　世嬉の4月22-23日

蔵祭りが始まります！今回は新しい新商品がどんどん出ていますよ~

詳細はこちら

ーーーー終売近くのお知らせーーーー

10年目になりました、地場産麦芽ビールプロジェクト「こはるホワイトエール」

のこりわずかになりました！

ご注文はこちら

最近、座敷童ちゃんと一緒にいれないので、幼稚園まで40分一緒に歩いていこうということになりました。

通学の間には春の草花の色（写真はムスカリの紫と水仙の薄黄色）、春風による草木の葉がこすれる音、鶯の鳴き声など、一関の自然の豊かさを感じられます。

40分間の通勤通学はとてもよい心地にしてくれますね。

さて、会社の役員に関するご報告です。

3月31日をもちまして、当社の三代目　代表取締役会長　佐藤晄僖が会長職を退任し、取締役　相談役になりましたのでご報告します。

三代目は、専務（すでに退任）と共に、世嬉の一を今の形を創りました。

倒産寸前の世嬉の一を私財をなげうって今の形の原型にし、蔵の活性を行いました。

蔵元レストラン世嬉の一を立ち上げ、郷土料理に特化し、さらに地域と共に餅食文化の普及に奔走しました。

いわて蔵ビールを立ち上げ、現在の礎をつくりました。

そして、多くの素晴らしいお客様とつながっていました。

三代目が今の世嬉の一の基盤を造ってくれたおかげでこれからの世嬉の一があります。

三代目が蔵の再建に取り組んだときは私はまだ中学生でした。

二代目が急折し、事業を辞めるというとき「この蔵を残さないともったいない」という事から再建事業を始めました。

毎月、世嬉の一は来月倒産するのではないかとか、私財を投じて世嬉の一の延命をしていた時はボンボンの道楽と言われていたそうです。

私は中高と両親の昼夜問わず苦労している姿しか見ていませんでしたが・・・

そんな三代目夫妻も75歳を過ぎ、いまだ町おこしや地域の事に時間の大半を費やしている二人ですが、世嬉の一の業務を軽減すべく一度、退任というかたちをとりました。

私が実家に戻って15年、社長になり5年。

三代目とけんかしつつ、相談しつつ、なんだかんだで協力して、様々な課題を乗り越えてきました。

東日本大震災という大変な時期もあり、三代目達の今までの仕事の仕方を評価されたのか、多くのお客様に支えてもらう事ができました。その時に先代の生き様をみせてくれたのだと思います。

四代目についた時、「この蔵をあなたの孫の世代のために借金しても残せるなら残しなさい、蔵のある風景は私たちが管理しているが町の財産だから・・・」と言われました。

なかなか大変な事が条件になったと思いつつも、経営の指針になっています。

三代目は苦労して生きてきたからこそ「人のために・・・」というのが根幹にあるのでしょう。

私はまだまだですので、会長には完全引退ではなく、相談役として残ってもらいました。

力不足で思慮が不足している私に、経験と実績の上で三代目に相談にのっていただこうと思っています。

三代目には生涯現役で頑張ってもらおうと企んでいます(笑)

ただ、三代目も76歳、町おこしの仕事やその他の仕事も多く引き受けているので少しだけ世嬉の一の業務負担を減らしたいという事もあります。

世嬉の一は、新体制になりつつも、三代目の意思を引き続き次の中継ぎピッチャーとして四代目を務めていきたいとおもいます。

ご報告でした。

追伸、数年前に引退したはずの専務は、時間があると会社に来てスペシャルパートさんとして、「餅の町おこし」を行いつつ、さらに今度は「野草で町おこし」をやっています。たぶんこの人も生涯現役なんでしょうね。

二人とも老後を楽しむというより、最初から人生を楽しんでチャレンジしているという感じです。

私はまだまだですが、これからもスタッフと協力して世嬉の一酒造と地域を盛り上げていきたいと思います。

今日も世嬉の一は元気に営業中です！

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【一関】一蔵祭り開催します！

世嬉の一99周年蔵祭り　世嬉の4月22-23日

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蔵元レストラン世嬉の一の前でも梅が咲き始めました！

同じ敷地に梅があるのですが、場所によって咲く時期が1週間も変わってくるのですね。

きれいな梅ですね~

さて、昨日は新入社員研修会で講演しました。新入社員80名！！！

もちろん、世嬉の一のスタッフではなく、この地域周辺の企業の人たちです。

80名も新卒入ったらすごいですね。大企業になったらこんな感じなのかなぁ・・・

実は、中学校の同級生が東磐井職業訓練協会に勤めていて、その同級生から頼まれての講演でした。

私の前の講演者は仕事の安全講習で、やはり私の幼稚園からの同級生。

面白い縁ですね~。

80名の新卒はそれぞれ元気で真剣に聞いてくれます。

うちの新入社員3名も講演を真剣に聞いてくれました。

すごくメモをとるスタッフたちだとほめられました。

こちらも思わず熱く語ってしまいました。

真剣に聞いて、メモを取る人が多いと話にも自然と熱が入ってしまします。

地域の新卒かたから熱い気持ちをいただき、こちらがますますやる気になりました。

今日も世嬉の一は地域の新卒に熱い気持ちをいただき元気に営業中です！

 

ーーーー追伸ーーーー

さて、今月は蔵祭りがあります。新商品がどんどんできてきました！

純米吟醸を使用したメロンパン！

蔵祭り限定で販売します。

地域のアップルハウス様と共同で開発しました。今年の蔵祭りはコラボレーションがｋWです！！！

https://www.facebook.com/events/270850443331465/

春のあたたかい日差しがさしています。

室内で桜の花をちょっとですが準備しました。今日は新卒社員が3名入社。そして、中途社員が1名入社します。

20人たらずの会社が24名になると増えている感じがしますね。

パートさんも増えていますので40名のチームになりました。

今年も入社式が始まりました。毎年1日に行っていましたが、やはりエープリールフールにやるのは・・・と思い、今年から2日に開催することにしました。

当社の相談役からお言葉をいただき、入社式のスタート。

元気のよい新卒社員が来てくれました。

新入社員一人一人が元気に決意発表を行います。

その後、先輩社員から激励の言葉です。

1年前のスタッフたちとは思えない、立派になったなぁと先輩からの言葉に感動します。

新卒のスタッフはこれからの社会人人生のスタートでイキイキしている姿が本当に素晴らしいです。

当社の新卒は基本的にこの地域に住んでいる人。中途社員の方も以前当社に入社してきた方が戻ってきました。

さらに、今社員になるために研修しているスタッフが何人かいます。

みんなUターン等の人たちです。

ここ数年でスタッフが増えていますね~

そこで、新入社員に私が入社した際に伝えられたことをお話しました。

私の新入社員は、23年前。東京の会社に入社しました。

入社して教えて頂いたこと

すなお、プラス発想、勉強好きの考え方。

何かで1番を目指すことなどでした。

私は朝出社1番を目指し、毎朝会社に行っていたことを思い出します。

スタッフも和やかに聞いていたようです。

新しい仲間が増えるのは純粋にうれしいですものね。

その後会社の62期目の方針発表を行いました。

今期のスローガンは「チャレンジ」です。新しいことにどんどんチャレンジしようという事になりました。

やはり私たちは「食」で地域のすばらしさを世界に発信し、つながるということが大切だと認識しています。

今年はもっと地域の良さについて学び、考え、創り、伝えるということをしなければなりません。

みなと共有し、よりよい時間を過ごせました。

そしてパートさんたちも含めて懇親会！新しいパートさんも参加してとても楽しい懇親会になりました。

1人1人の長所を活かしてより素晴らしい会社になっていけるよう62期も頑張りたいと思います。

今日も世嬉の一は新しいスタッフを迎え元気に営業中です。

 

今日は、久しぶりにスーツを着ました。私がスーツを着るのは本当に久しぶり。

スタッフからも出張ですか？と聞かれました。

今日はもう一人スーツの方が・・・そう、ビール部門の中澤さんです。

中澤さんは入社5年目、震災の時に訓練で当社に来てそれから入社。そしてビール部門で活躍している人財です！

今日は、彼の授賞式！

優良勤労青少年表彰式です！

こんなに多くの人の前で表彰されました！

緊張で名前を呼ばれるのを待つ中澤さん。

壇上では堂々としています！

中澤さんは、他社の受賞者と同様に賞状と記念品を貰ってきました。

私はちょっと涙が出てきました・・・

実は中澤さんが特殊学校に行っていた方です。

彼との出会いは運命的でした・・・

震災してまだ1か月もたたないとき、当社は一部瓦礫かたずけなどの社員以外、仕事がないためほとんどのスタッフが休職してもらっていました。そのため、私は、ハローワークに行き、休職手当の補助金申請をしに受付で待っていました。

当社が被災して将来どうなるんだろう・・・と不安に思いつつ待っていたら、受付に障碍者雇用のパンフレットがありました。

何気なくそのパンフレットを見ていたら、

窓口の方に「障碍者雇用に興味ありませんか？」「ぜひ採用してくれませんか？」と熱心に質問してきてくれます。

私としては、「売上げがなく、どうなるんだろう？」と思っていたので、新卒採用なんて考えられません。

「研修だけでも」と担当の方が必死に言ってきます。

研修を受け入れたら、情が入って会社が大変でも採用しなくてはならないのでは・・・と思い、何度も断っていました。

担当者の方は、後日電話が来て「とりあえず話だけでも」と来ていただきました。

そして、正直、仕方がなく研修受け入れたのがきっかけです。

当初は中澤さんは人とコミュニケーションをとるのが苦手な方でした。

そのため、ビール部門のラベル張りなどあまり人と接する機会が少ない部門で仕事をしてもらいました。

研修中は、学校の先生、市役所の福祉の担当の方、ハローワークの方が来ていただき、チームをつくりどのような仕事が得意でどのような仕事が難しいかなどを話し合ったりもしました。

コミュニケーションはやはり難しく、最初の半年はおどおどしていた事を覚えています。

そんな中、日がたつにつれてどんどん中澤さんが変わっていったのです。

朝礼での返事も大きい声で、仕事も積極的に、そして、普通の人以上に仕事ができるようになりました。

ビール工場長の孝紀さんも休みの時、中ちゃんがいれば仕事は大丈夫だというほどになっています。

表彰式の時、ずーっと震災の時からの出会いを思い出し、ちょっと涙が出てきてしまいました。

今日は会社の勉強会で、スタッフみんなに賞状を誇らしげに見せている中ちゃんにスタッフが拍手を送っている姿が世嬉の一らしく誇らしげに見えます。

震災が無かったら中ちゃんを採用することはなかったと思います。

 

中澤さんの採用をきっかけに、当社ではそのようなスタッフが何人か継続的に採用しています。

それぞれ違うので毎回うまくいくわけではないですが、世嬉の一の方としては受容量が大きく変わってきていると思います。

また、この5年間、中澤さんがどんどん変わっていったのは、そのような環境を作っていったビール部門のスタッフをはじめ、他部門のスタッフがいたからだと思います。

今回の受賞で、中澤さんの功績をあげるとすると、障碍者雇用に対して恐れと不安で見ていた私を変えてくれたこと。後の他のスタッフの採用につなげてくれたこと。

そして、優しい気持ちで育てるスタッフ環境ができたことなどです。

中澤さんは仕事に感謝して仕事しているように見えます。

普通の人より積極的に人の仕事を手伝ってくれるようです。

元気に働いている姿は見ている私も嬉しくなります。

 

今、世の中では人不足、採用困難と言っているようです。本当かなぁと思います。

その人が輝く場を創れれば、様々な人が活躍する職場になっていくのではと思います。

現場の他のスタッフにもいい影響があると思います。

人の成長は「すなお、プラス発想、勉強好き」と教えて頂きましたが、中ちゃんはまさにそれでした。

障害者手帳というのもよくわかりません。中澤さんのように普通の人以上に活躍する人もいるし、普通に入社しても様々な悩みで長期休業したり、パフォーマンスを発揮できなかったりする人もいます。

あまり意味がないように思えました。

当社はまだまだ職場環境が素晴らしいわけではないです。

ブラック企業なんだか、ホワイト企業なんだか、よくわかりませんが、繁忙期は長時間労働になっちゃうし、計画性がなくドタバタしている会社です。修正しようと努力していますが・・・

また、スタッフも1人1人得意分野と悩みをもっているようです。

それでいいと思いました。

彼がこのような賞をもらい、嬉しそうな表情を見たり、それを祝福するスタッフをみると経営をさらにそのような方向に進めていきたいと思うようになりました。

さまざなな人が活躍する「世嬉の一」それをいびつながら進めていこうと思います。

また、世の中がそういう意味で様々な人が活躍する場になれればと願います。

今日も世嬉の一は一人ひとりのスタッフが元気に営業中です。

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