世嬉の一酒造

蔵元だより

大吟醸 世嬉の一 720ml

カテゴリー:酒蔵復活プロジェクト

2023年12月10日(日)

初しぼりができました!しぼりたて純米原酒(にごり)と(透明)!

今日は冬の合間のあたたかさのある一日です。

世嬉の一では、酒造りが盛んになっております。いままで地元販売専用の「横屋ブランド」を序図翁しておりましたが、やっと、新しい「世嬉の一ブランド」が立ち上がります。

やっとしぼりたて純米生原酒にごりと透明のしぼりが終わり、来週にでも販売することになりました!

 

やっと、世嬉の一ブランドも出荷できるようになりました。

お酒の搾り風景です。スミマセン、まだまだ二人で醸造しているので、いつもカメラに人気がないですね。

初しぼりは、香りがよくフレッシュな感じです。

絞れたのが、にごり酒、約800本、透明酒約500本しかないですが、まずは、新しい「世嬉の一」ブランドが世の中にでることがワクワクします。

今日も朝から米を蒸かし、麹造りにいそしんでいます。今は「純米大吟醸」を仕込んでいます。

世の人々が嬉しくなる一番の酒造りを目指し、頑張ります。

今日も世嬉の一は伝統の酒造りで元気に営業中です。

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現在予約受付中!発売は12月から

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Posted by sekinoichi at 03:15

2023年11月14日(火)

純米吟醸 横屋がとうとう発売になります!

久しぶりの投稿、スミマセン、日々の業務に追われていました~。ちょっと一息ついたので、またブログ再開です。一気に寒くなった世嬉の一酒造。

世嬉の一の上空には白鳥が飛んでいます。

そんな寒い中でもフジバカマが結構長い間咲いています。かわいい花ですね。

ちなみに花言葉は「追憶」「君を忘れない」だそうです。

さて、世嬉の一酒造ではとうとう、純米酒横屋につづき、純米吟醸横屋が発売開始されました。

純米吟醸 横屋

発売とっていも、地域の酒販店でしか販売しないのですが・・・

横屋ブランドは基本、地元酒販店限定酒です。

もう少しでできる、「純米生酒 しぼりたてにごりと透明」が世嬉の一の新ブランドとしてすぐに販売します。

そして、今回販売する純米吟醸・・・
「純米酒 横屋」に続き、『純米吟醸 横屋』がついに完成しました。本日瓶詰め、火入れ終わりました。
今日から?発売です。
クラファンの吟醸お待ちのお客様には近日中にお送りします。お待ちください~
酒の内容ですが・・・
——
商品名:純米吟醸 横屋
酒米:一関産 ヒトメボレ
精米歩合:50%
酵母:ジョバンニの調べ
アルコール度数:16.2%
日本酒度:-9.0
酸度:1.9
アミノ酸度:1.6
初回製造本数:1088本です。
販売本数:698本(事前御予約のお客様、クラファン分ひいております)
——
一関市内の販売所(11月14日時点)
・リカーショップコンノ様
所在地: 〒021-0864 岩手県一関市旭町1−10
営業時間:
営業中 ⋅ 営業終了: 19:30
電話: 0191-23-3633
・やまや一関店様
所在地: 〒021-0062 岩手県一関市山目寺前45−3
営業時間:
営業中 ⋅ 営業終了: 21:00
電話: 0191-31-1300
になります。よろしくお願いします。
——
県外の方はこちらをご参照ください。
純米吟醸横屋のしぼる風景
搾るといい香りが立ち込めます。なるべくその香りをお酒に閉じ込めるようにしますが・・・
いい感じで仕上がりました。
造った本数が少ないので、どのくらい楽しめる方がいるかわかりませんが、ぜひ楽しんでください。
世嬉の一は、今日も新しい酒造りで元気に営業中です。

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Posted by sekinoichi at 05:24

2023年10月03日(火)

41年ぶりの自社敷地内での製造の清酒を発売開始しました。

地元の新聞の一面に掲載された記事です。当日は、当社に沢山の方がお求めに来ていただきましたが・・・正直自社店舗ではしばらく販売しない方針ですので、お近くの酒屋さんをご紹介しました。
自分たちが作った清酒、味には自信があり、スタッフたちにも1本づつ記念に持ち帰ってもらい、これからだという気合も入っているのですが・・・

心の中では、本当に私たちのお酒は地元の方々に評価されるだろうか・・・味は大丈夫だろうか・・・不安でいっぱいの日々でした。

まずは数日前、お付き合いのある地元の3つの酒屋さんにサンプルとして持っていきました。

地酒に詳しい3人の酒屋様に試飲していただき、ドキドキしていましたが、お墨付きをいただきました。さらに、まだ発売前に試飲会として、地元の飲食店 「喜の川」様に地酒好きな方々が10名位あつまり試飲していただきました。そこでも評価を得て満を持しての販売。

それでも販売日にはどう評価されるか心配でしょうがなかったです。20年前に初めていわて蔵ビールを醸造して出荷した時の様でした。

当社では昨年11月に新工場ができ、清酒も自社工場での製造にシフトしました。それから約10か月でやっと市販できるお酒ができました。

自社工場を作りたかったのは実は41年前・・・祖父が急逝し、父が世嬉の一を継いだときには、倒産寸前の会社でした。父は共同醸造(他社にOEM的に生産依頼)することで会社を存続し、蔵を残し活用して今の世嬉の一の土台を作ってくれました。父自身も酒蔵復活を考えていましたが、倒産しそうな会社を何とか維持し、次につなげることで精いっぱいだったようです。ただしその間に、今の会社の推進力となっている「クラフトビール いわて蔵ビール」の立ち上げや、もち食文化の発信の店舗「郷土料理レストラン世嬉の一」などを設立していました。

私が実家に帰った20年前、酒蔵復活を計画し、なんどかチャレンジしたのですが、岩手宮城内陸地震、東日本大震災、コロナ過と物理的・経済的なダメージがあり、その都度頓挫していきました。

最後はコロナ過に補助金の手助けもありつつも、会社の業績は最悪の時期だったので、「エイ・ヤ!」と気合で作った工場です。ただ、20年間ビール醸造の経験や、この間に様々な酒蔵を見学して考えていたことから・・・ある程度夢の形ができた酒蔵でした。

今後世嬉の一は2つのブランドで展開しようと思っています。

1つは、今の世嬉の一をリブランドする世嬉の一ブランドです。

「世の人々が嬉しくなる一番の酒造りを目指しなさい」と閑院の宮様に命名されたお酒のとおり、この地域だけでなく全国、世界を見て醸造していこうと思います。

そしてもう一つが「横屋」ブランド

弊社の創業期の屋号「横屋」を使用したブランドです。横屋の文字は蔵の奥にあった古い前掛けの文字をトレースしてラベルにしてもらいました。

この「横屋」はラベルにも「地元酒屋専用」と記載しています。地元で流通する限定酒にしようと思っています。

父が地域を活性化する方法に「小さな経済循環」が必要と話していました。地元の酒販店から販売していただくことで、本当に小さい経済循環ができると考え、このブランドは地域限定にしています。

当社の直売所にもおいておりません・・・

酒屋さんから地域の飲食店に納入され、地域の人々が楽しんでもらえるお酒に成長させようと思いました。なので・・・価格もかなりリーズナブル!ある酒屋さんからこの価格で大丈夫、いつまでつづけるの?と聞かれました。もちろん数年間はこの価格で頑張ろうと思っています。

なぜなら、地域に愛される「地酒」に成長してほしいからです。「地酒 横屋(よこや)」・・・自分の中での定義が地酒って、「安くて美味しくていつも飲む酒」と考えています。

だから、まずは価格を抑えようと思い、原価を考えず値付けしています。

ただ、地域の酒屋さんにお届けするので、物流コストがかかりません。箱も別売りです。ラベルも1枚。余計な飾りもつけず、4種類だけ・・・でも味はしっかりしています。

これから一関で成長してもらいたいブランドだからやせ我慢して今は皆様に愛されるお酒にします。

実は安いから美味しくないといわれたくなく、搾ったときに「あらばしり部分」と「中どり部分」しか使いません・・・これは酒を絞ったときにあまり圧力を加えず出てくる美味しい酒だけを提供するようにしたのです。「責め」といわれる最後のギューッと絞った部分は雑味も多いので、「横屋ブランド」の料理用の酒として別にしています。これも私の意地?やせ我慢?

ただただ、製造と販売を行る事で日々楽しんでいます。

来週から「世嬉の一ブランド」も醸造開始します。41年目の酒蔵復活に当たり、まずは地元を大切にしたいと思い、「横屋ブランド」から発売開始しました。

ただ、多くの投資と費用をかけていますので・・・ちゃんと世嬉の一ブランドも軌道にのせ、スタッフと次の10年をつくっていかないといけません。

これから益々楽しみです。

ぜひ、一関にお越しの際は、居酒屋などで「横屋」を見かけたらぜひ楽しんでみてください。

今日も世嬉の一は地元を愛し、新たなチャレンジを行い元気に営業中です。

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Posted by sekinoichi at 06:35

2023年09月28日(木)

横屋ブランドで純米吟醸づくりはじめました!

いまかいまかと園児たちの稲刈りを待つ、愛心幼稚園のもち米田んぼです。

今週末に園児たちが来ます。

さて、朝から換気扇から白い煙がでています。

いい香りです。お米の香りです。

屋内では朝早くからお米を蒸していました。吟醸酒の酒母を造るためです。

今回使用するのは、一関産のヒトメボレ!ご飯のお米ですね。いい香りです。精米歩合50%と大吟醸並みに削って醸造しています。

横屋ブランドの純米吟醸酒を醸造するためです。「横屋」ブランドでは岩手県限定流通で醸造しているブランドです。地酒として美味しく安いお酒をつくるため、近くの酒屋さんにだけおろそうと思います。(送料がかからないため・・・)

当社で40年ぶりの酒蔵復活として、共同醸造から自社醸造に切り替えを行いました。そこで、当社から2ブランドのお酒を今後醸造しようと思います。
1つは、世嬉の一ブランドのお酒。現状の世嬉の一をリブランドし、より高品質のお酒の醸造を目指します。2つ目は、「横屋」当社の屋号からとったお酒です。地域内で主に飲んでいただきたいという思いから、お取引する酒販店様は地元限定(岩手県内)とし、リーズナブルな価格でご提供するお酒として誕生します。リーズナブルといいつつも、醸造は大吟醸並みの醸造を行いしっかりとした品質のお酒をおつくりします。
この度、40年ぶりの復活の酒として、10月2日より「純米酒 横屋」および、「スパークリング純米酒 横屋」を提供スタートします。横屋ブランドは地元酒販店限定商品となっております。ぜひ、この機会に唯一、旧一関の酒蔵の地酒をよろしくお願いします。

そして、吟醸づくりは、そのまま進んでおり、

酒母(しゅぼ)を醸造しています。この酒母がしっかり酵母数を増やすことで、本仕込の添え仕込み、仲仕込み、留め仕込みがうまくいきます。

今回もこれが楽しみです。

同時に、添え、仲、留めで使用する、麹をつくりました。ツキハゼと言って、麹の量を少なくして綺麗に醸造します。

いい感じで出来ました。

こちらが来月できる予定です。

頑張って醸造します。

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Posted by sekinoichi at 04:49

2023年09月18日(月)

初めての清酒イベント!大好評で終わりました。ありがとうございます。

世嬉の一では、萩の花も咲き始め、朝夕は秋の涼しさがありますが・・・日中はいまだに30℃越え。このような年は生まれて初めてですね~

さて、9月16日、岩手県酒造組合で初めて全蔵集まってのイベントを開催しました。と同時に世嬉の一酒造としても酒のイベントは初めて参加しました。

開催場所は盛岡駅前!

21蔵集まりブースを作ります。あまり酒のイベントに出ていない私たちは、控えめにブーズを作ったのですが・・・どうやら一番ごちゃごちゃ?目立っていたような・・・(スミマセン、岩手県最小の酒蔵(清酒出荷量ベース)なのに・・・)

ビールブースと比較して電飾もつけず・・・シンプルにしたのですが・・・皆様、ボトルだけで・・・

やはり清酒は中身勝負でブースはあまり必要ないのかなぁ?

ちょっと場違いな感じも受けつつもイベントがスタートしました。

スタートしたら、大行列のお客様!びっくりしました。特に有名な赤武さんのブースはずっと行列でしたね~

私達はまだ販売していないお酒を試飲してもらおうと、地酒 清酒「横屋」の特別純米酒と世嬉の一泡酒と、新酒だけだと不安だったので・・・共同醸造の純米吟醸世嬉の一の三種類をお持ちしました。

そしたら、何度もおかわりする方、これ売っていないの?と何度も聞かれる方・・・沢山いました。

ビックリです。正直、ビールイベントだと強気で行くのですが、日本酒は初めてでまだ岩手県内で購入するところがないので・・・というか、まだ販売もしていないのでドキドキで試飲してもらいました。

すごい反響で本当に嬉しかったです。

特別純米酒 横屋の方は、酸もたっており、料理にあうという評価です。

また、世嬉の一 泡酒(スパークリング清酒)は、甘すぎず、スパークリングワインの様に飲みやすいと評判でした。

何度もお替りする人、さらに後日、世嬉の一まで来ていただき、販売していないか聞いてくれる人。本当に嬉しいです。

まだまだ自信をもって・・・ではないですが、これから醸造をやっていくうえで後押しになりました。

横屋、スパークリングとも10月1日に販売できるよう努力します。

何卒よろしくお願いします。

今日も世嬉の一は元気に営業中です!

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Posted by sekinoichi at 06:23