世嬉の一酒造

蔵元だより

大吟醸 世嬉の一 720ml

アーカイブ:2015年1月

2015年01月14日(水)

野鳥が来てくれています。世嬉の一は新年から大掃除!

世嬉の一に野鳥が来てくれます。・・・て写真はすずめじゃないの!って突っ込まれそうですね~。

野鳥もけっこう種類が来るのですが・・・なかなか写真が取れない・・・

因みにもう一枚写真を取れたのがハト!

ハトの写真もぼやけていますね~

野鳥が沢山来て、可愛いなぁと思っていたら、レストランホール担当の千葉さんより、野鳥はかわいいけど、木の芽とか草の芽、実を結構食べちゃうので、花が咲かなくなるときもあるのですよ!気をつけないと・・・と教えてくれました。

どうやら、世嬉の一の中庭にある千葉さんお気に入りの木が昨年はきれいに咲かなかったのではないでしょうか。

当社のスタッフは自然が好きな人が多く、嬉しい限りです。

さて、今日の世嬉の一のスタッフは、徹底して掃除をしています。

世嬉の一も閑散期に入り、お客様が少なくなってきてすこし余裕が出来てきました。

そんな中、今年はより美味しい商品を提供しようと思ったとき・・・

やっぱり、基本の清掃を徹底しようということになりました。

今は、部門関係なく徹底して朝から掃除しています。

捨てるものを捨て、整え、はいて、ふいて・・・みんな一生懸命です。

清掃することが美味しい料理を美味しいビールを美味しいお酒を提供できることにつながります。

忙しいと、ついついというところが多々出てきます。

それがちょっとづつ貯まってきます。

世嬉の一では、今日はレストラン部門の人がビール部門の清掃の手伝いにきています。

他部門の人がくると、容赦なく「ここ汚い!清掃しなくちゃ!」と張り切るので不思議ですね。

他部門の人がやることで、普段知らない世嬉の一を知っていただくことになるし、普段話さないパートさんとも自然と仲良くなります。いいことですね~

世嬉の一に清掃を徹底する文化を今年は落とし込みたいなぁと思いつつ、1月を過ごしております。

閑散期になるとスタッフは新年度の商品企画や開発、新しい販売先を探したりします。

でもパートさんは少し休みがちになったりします。

そのため、清掃会社に外注しないで、パートさんで清掃を徹底することで仕事づくりにもなります。

また、若いスタッフは清掃の仕方がまだまだなので、パートのおばちゃんたちの方が掃除の仕方が長けていて教えてもらうこともできます。

いろいろな意味で清掃って凄くいいですね。

今年の世嬉の一は清掃をがんばり、お客様の喜ぶ商品をお送りしたいと思います。

世嬉の一は今日も元気に清掃しています!(営業もしています)

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バレンタインギフト発売開始しました!

今年のショコラスタウトは美味しいですよ!

日本酒ギフトも登場しました!かわいいですよ!



Posted by sekinoichi at 04:28

2015年01月13日(火)

ドクダミの根を使用したビールラベルが勢ぞろいしました!

 

どくだみの根のビール
素敵なデザインが勢ぞろい!

 

いわて蔵ビールでは、岩手県の偉人蘭学者「建部清庵(たてべせいあん)」で町おこしをすることに関してお手伝いすべく野草を使ったビールを醸造しました。
 建部清庵は、一関の藩医で蘭学者です。飢饉の多かった当地方では清庵が飢饉のたびに毒草を食べて死んでしまう民の多さを嘆き、救荒書「民間備荒禄」(食べられる野草を本に記す)を記し出版し多くの民を救った人です。また「民間備荒禄」はただの野草の図鑑ではなく平常時には換金するための手法も記載しており、農家の経済改革とも言える書を広く配布し一関を盛り立てた人物です。
 今回、民間備考禄にきさいされていたドクダミの根の炊き込みご飯をヒントにいわて蔵ビールでは、ドクダミの根を使用したビールを醸造しました。そしてラベルを一般公募した結果、下記の26種類のビールデザインが集まりました。
 皆さんの新商品にふさわしいと思うビールラベルをクリックして、「いいね」を押して下さいね!
※トカゲの絵が多いのは、どくだみの根は別名「トカゲの尻尾」といわれているからです。

 

29種類のビールラベル クリックすると拡大し、説明ページに移動します。

 

  • 清庵1
  • 清庵ラベル2
  • 清庵3
  • 清庵5
  • 清庵6
  • 清庵8
  • 清庵9
  • 清庵10
  • 清庵11
  • 清庵12
  • 清庵13
  • 清庵14
  •  
  • 清庵15清庵16
  • 清庵17
  • 清庵18
  • 清庵19
  • 清庵20
  • 清庵21
  • 清庵22
  • 清庵23
  • 清庵24
  • 清庵25
  • 清庵26
  • 清庵26
  • 清庵26
  • 清庵26

素敵なラベルが沢山ですね!
お気に入りのラベルをクリックしていいねボタンを押して下さいね!

 



Posted by sekinoichi at 05:51

2015年01月06日(火)

新年からばっちり講習です!より地球環境にやさしい商品を目指して!

さて、本日から2日間にわたり有機認証の講習に入りました!

当社の自然発酵ビールが有機認証を得ているからです。

いわて蔵ビールは、日本でもあまりない有機農産物加工酒類の認定を頂いている工場になります。

震災前に認定をうけておりましたが、今年は3年たちその継続のための講習を受けています。

どっしりとしてテキストにびっちりの文字!

本日は朝10時~17時までみっちり勉強します!

四代目 佐藤 航とビール工場の大立目一樹が受講します!

(工場長は第一回目で受講しているのでOKだそうです)

すごい真面目に受けているでしょう!

大立目は、知恵熱がでたと騒いでおります。

これを受講し、さらに様々な書類の審査を受けると・・・・

このマークを使用することができます。

今回、有機農産物加工酒類の申請と受講を行い、私の中で大きな思い違いをしていたことがわかりました。

当初、私は、有機認証を得るのは、お客様に美味しくて体によい商品をお届けしたいという思いからでした。

しかし、有機認証の最も大切な考えは、ガイドラインに記載されておりました。

「各国で有機農業システムの維持・強化し、地域および世界的な環境保全に寄与すること」だったのです。

単にお客様に健康な食をお届けするではなく、地域や地球環境を良くしていくための有機認証だったとわかり、

自分の心の狭さに反省しました。

実際に講習を受けたときに、土壌汚染(地下水の汚染)は、都会だけでなく田舎の山岳部にも多いというデータを見ました。

地下水汚染は、硝酸・亜硝酸による汚染だそうです。

その要因は1位 施肥、2位 家畜排泄物、3位 生活排水

だそうです。工場・事業所は低いのですね。

そして、水源を守るため、スイスやオーストリアの有機農業の実施率は高いそうです。

有機認証をうけるということは、環境保全を応援するためにも必要だと思い直しました!

そういう話をきいていると、凄く勉強になり、あっという間の1日でした!!!

私達は、田舎の小さな企業ですが、環境保全という大きな目標にちょっとでも寄与できれば嬉しい限りです。

 

講師の先生に、もう一つショッキングなお話しをお聞きしました。

日本の有機栽培農家はここ数年横ばいだそうです。

西日本ではすごく伸びているが、東日本は震災を期に下がっているそうです。

これは震災の影響で東北の農畜産物の特に、有機栽培の商品が売れなくなったからだそうです。

原発の風評被害の影響が大きいとの事でした。

通常の農畜産物は一般の人に購入され需要はもどりつつあるそうです。

ただ、有機農畜産物は依然、減少しているとの事です。

なぜかというと、有機栽培を購入される方は、もともと健康に意識の高い方であり、その中の多くの方々は東北というだけで放射能が心配で購入を躊躇してしまうそうです。

そして、西日本の有機農産物を購入するそうです。

そのため、西日本では有機栽培の農家さんが増え、東日本は減少してしまうそうです。

購入者の気持ちもわかる気がしますが、とても悲しくなってしまいました。

また、実測データでも有機栽培の畑は放射能があったとしても、

野菜に放射能が吸収されないということが実測データでわかっているそうです。

これは、有機農業の土壌に由来するそうです。

詳しくは間違えて記載するといけないので記載しませんが、

電価の問題です。セシウムの電気エネルギーがマイナス、有機栽培の土壌は団粒構造でプラスに帯電しているため、

土に取り込まれ野菜に移行しなかったと考えられております。

実証データや科学的には証明されてもなかなか人の心の不安は取り除きにくいのでしょうね・・・・

当社も今年も清酒や水の放射能検査をしています。

震災依頼1度も検出されていないですが、お客様に安心してもらうためです。

なにわともあれ、有機認証を受けたおかげで、より地球やこの地域の環境がいとおしく感謝したくなりました。

新年よりいい勉強会でした!

今日も世嬉の一は学びつつ元気に営業中です!



Posted by sekinoichi at 10:56

2015年01月01日(木)

あけましておめでとうございます。

新年あけましておめでとうございます。

世嬉の一酒造は元旦より営業しております。

今年はどんな年になるのでしょうか?

私自身、今年はより地域の発展に寄与できる企業として成長したいと思っております。

さて、今朝杜氏さんに大吟醸のもろみを見てくれといわれました。

これが大吟醸のもろみです。

いい面でしょう!

香りがお届けできないのが残念ですが、非常に香りのよい果物のような香りがします。

口に含むと広がる旨みと香りが今年の出来の良さを物語っています。

今年は、中村杜氏をお迎えして酒造りを行っています。

中村杜氏は、まずは清掃からということで、非常に丁寧に酒づくりを行います。

清掃をまずはじめに行い、徹底する頃はどの仕事にも通じるものがあると思いました。

すばらしいです。

私も今年の初めにとてもすばらしい事を杜氏から教わったと思います。

部門のちがうスタッフにも中村杜氏の仕事の考え方を伝えていきたいと思いました。

そして、今年も皆様に対して世嬉の一の名前の由来「世の人々に喜ばれる一番の酒造りを目指す」を徹底し、

お客様、地域に喜ばれる企業になりたいと思います。

本年も何卒宜しくお願いします。

 

世嬉の一 四代目 佐藤 航



Posted by sekinoichi at 10:48