世嬉の一酒造

蔵元だより

大吟醸 世嬉の一 720ml

カテゴリー:ノンアコール

2024年08月11日(日)

エールビールの本場、イギリスでスタイル別世界1位を受賞!4年連続受賞です。

朝早く、メールをチェックしたら、英語で上記のようなメールが来ていました!
わ!よかった~4年連続です。コロナ禍で技術研鑽してその結果が初めてワールドビアアワードにてカテゴリー別世界1位の結果をもらったのが2021年 アイリッシュスタイルレッドエールです。それから2022年 2年連続世界1位 レッドエール。2023年はショコラスタウト、そして2024年は、三陸牡蠣のスタウト(オイスタースタウト)でスタイル別世界1位を受賞しました。

三陸牡蠣のスタウト(オイスタースタウト)は、過去にも何度かJapanGoldやJapamWinnerになって世界に挑んだのですが、なかなかワールドビアアワードの世界で1位は取れませんでした。

今回受賞した、三陸牡蠣のスタウト(オイスタースタウト)の発祥は、イギリスです。20世紀、コルチェダーブルーイング社というところが醸造したのがスタートだということです。

私達は岩手らしいビールを醸造したいと思い、2005年頃に三陸牡蠣のスタウト(オイスタースタウト)を開発し、改善に重ね、現在に至ります。オイスタースタウトの生まれた地で世界1位になったのはなんとも感慨深いです。

【ワールドビアアワードとは】

イギリスのビール専門誌「Beers of the world」が主催するワールド・ビア・アワード(WBA)は、年1回世界のBEST BEERを選ぶコンテストです。

世界中から参加したビールの中からブラインドテイスティングで評価され、ビアスタイル部門ごとに勝利者が決められます。

50か国以上の国から2200以上に上る銘柄のビールが参加したグローバルな大会です。

当社では今年5本のビールを出品しました。

5本ともそれぞれ賞を受賞し、そのうち3本がカテゴリー別日本代表に選出され、1本(三陸牡蠣のスタウト)がスタイル別世界1位を受賞しました。

 

三陸牡蠣のスタウト(オイスタースタウト

・スタイル別世界1位(エクスペリメンタル部門)

・カントリーウィナージャパン

・ジャパンゴールド

禁酒時代のヒール(ノンアルコールビール)

・カントリーウィナージャパン

・ジャパンゴールド

鹿踊りIPA(セッションIPA)

・カントリーウィナージャパン

・ジャパンゴールド

レッドエール(アイリッシュスタイルレッドエール)

・ジャパンシルバー

桜嵐IPA(フレーバービール)

。ジャパンブロンズ

【これまでの状況】

・2021年、2022年 レッドエール スタイル別世界1位

・2023年 ショコラスタウト スタイル別世界1位

・2024年 三陸牡蠣のスタウト スタイル別世界1位

 

これからも流行りにながされることなく、地道に自分たちのスタイルのビールを醸造していきたいと思います。

今日も世嬉の一は真面目にモノづくりに取り組み、元気に営業中です。



Posted by sekinoichi at 08:11

2021年12月31日(金)

2021年本当におせわになりました!

2021年も無事に終わります。仕事納めは29日でしたが、31日まで結局会社に来てしまいました(笑)
思えば、この1年、コロナ禍にあり酒造業・飲食業・観光業であった私たちは、真っ先に自粛の対象になりチャレンジしがいのあった1年でした。
ただ、この1年間業績は別として、私たちがすごく大変だったかと言われると、震災以来の充実感のあった1年だと思います。常にスタッフたちとチャレンジしていました。

このように過ごせたのも、常にお客様が支えているという事を感じることができた1年だったからです。ありがとうございます。
お客様からのお電話での会話、ご来店での時間、メールで、FAXで、お手紙で様々なところで感じることができ、それが私たちを挫けず前にすすむ結果になりました。ありがとうございます。

思い返すと、
2021年1月~2月、コロナウィルスが一気に全国に蔓延しお客様が飲食店から完全に離れてしまったとき、世嬉の一のThe Brewers Ichinoseki By Tokuzoでは黙食イベントを飲食店でも黙っていても楽しめる空間を演出しました。テストケースでしたが大成功でした。

2月になると、新酒がどんどん出来上がり、今年の出来がよりよくなりました。
さらに、東北魂ビールプロジェクトも再開し、地域のお米を使用し13メーカーが協力し、震災復興からの10年の感謝をビールにのせて皆様にお届けしました。

3月になると、残念ながら飲食部門は3か所営業が難しくなりThe Brewers HiraizumiとIchinosekiの一時閉店、およびレストランの改修工事を行いました。レストランはより餅食に力を入れるため思い切ってメニューの見直し、そして厨房の改修を行い、夜の営業もやめ日中のみに集中し、より「もち・はっと」の郷土料理レストランとしてより専門性を強くしていきました。
そして、ビール部門では、昨年蒸留し、アマビエ65%として開発した消毒液の技術を応用し、地域の植物を使用したクラフトジン清庵-SEIAN-を開発しました。

4月になると、ビール部門ではノンアルコールビール 禁酒時代のヒールの開発、お酒を提供できない飲食店に力になればと提供を開始しました。
清酒世嬉の一では、大吟醸 世嬉の一が、南部杜氏新酒鑑評会において金賞を受賞し、さらに全国8位という好成績を収めました。
そして、蔓延防止法にちんで、マンボー酒を提供したり、エイプリイルフールにちなんで、牡蠣のスタウトではなく、柿のスタウトを醸造、提供しお客様に喜んでいただきました。

5月は、レストランの団体観光客や売店の団体観光客がそれほど来なくなると思い、駐車場の一部を畑として開墾、夏にはレストランに自家栽培の野菜を手狂できるように苗を植えたり、農業を行いました。

6月、JRさん企画のこビールの開発、気仙沼のBTBさんとのコラボでホヤールの開発とビール開発しつつ、ジンを知っていただくため、ジンソーダドライの開発なども行いました。

7月レストランはなかなか改善されない中、果報餅のテイクアウトを開発、さらに、一関ミートさん、新鮮館おおまちさんと酒屋の酒しゃぶ膳の通販商品の開発を行いました。さらに、冬までかかるという予想の下、地域のお餅屋さん「大林製菓」さんと他の会社と共同で一関おせちを企画開発を行いました。

8月。今年も開催できなかった全国地ビールフェスティバルをネットや飲食店各店舗を回るという形で開催し、継続できました。
地域トマトを使用しトマトエールを開発しました。
イギリスのビールの国際大会では、レッドエールと禁酒時代のヒールが部門別で世界1位を受賞し、コロナ禍で改善していた品質改善も結果をみるようになりました。

さらに、第一回の事業再構築補助金の認可を受け、40年ぶりにこの敷地内で清酒製造工場の再開の第一歩が踏み出せました。(これから大変になるのですが・・・)

9月、ジンジャエールや禁酒時代のブラッディヒールを開発しクラフトコーラに続きノンアルコールの商品がさらに充実しました。世の中はより飲食店での酒類の提供に厳しくなり、当社としても精神的にキツイ時期でした。

10月、世の中が反転し始めた時期でした。全国地ビールフェスティバルin一関が、「地域づくり表彰 全国地域づくり推進協議会会長賞」を受賞し、思わぬ表彰に地域がもりあがりました。飲食店様も再開し、ビール酒の出荷が再開し始めました。

11月~12月、一気にネット通販が増え、体制を整え日々出荷に追われつつ、みなやる気に満ちていた感じです。

ドタバタとただ、もがいているだけでなく、確実に変容し始めた世嬉の一。
2022年は次の10年に向けて蛻変(ぜいへん)できるように努力しつづけます。

この1年上記以外にもいろいろチャレンジしております。実はここに記載していないですが、失敗している数が3倍以上あります。しかし、めげずにチャレンジしていこうと思います。

本当に皆様には私どもを支えてくれて本当にありがとうございます。
感謝と共に今年を締めくくりたいと思います。
来年も引き続きよろしくお願いいたします。



Posted by sekinoichi at 04:26

2021年12月18日(土)

クラフトコーラ「こはるコーラ」の醸造

一気に寒くなった世嬉の一。雪の上の足跡が綺麗ですね。ただ、昨年のようなドカ雪がなく、例年通りのうっすらとした雪です。
気持ちの良い朝でした。

さて、今日はこはるコーラの仕込を行いました。今年はノンアルコール系のドリンクも出荷が多く、飲酒時代のヒール、ブラッディヒール、こはるコーラ、こはるジンジャーなど在庫がほぼなくなってきました。

コロナ禍で飲まなくなった人もおおいのでしょうか?それともクラフトコーラの人気のおかげか・・・

ということで、後藤工場長、本日はこはるコーラの醸造を行っていました。

麦芽を糖化し、香辛料と一緒に煮沸工程・・・ほぼビールと一緒ですが、香辛料の入れる量が半端ないです。今回も大幅にレシピを変えてチャレンジしています。(※すみません、当社の商品は、ほぼすべての商品が毎回改善点をどんどん変更しています。継続して醸造し何年もたったものは変更の頻度はへりますが・・・)

今回も香辛料の量、煮沸時間、糖度など様々な部分にスポットあて、一か所だけ変更しています。一か所だけしか変更せず、次の醸造でまた一か所と積み重ねることで商品のブラッシュアップをしていきます。楽しいですよ~

今度のクラフトコーラ「こはるコーラ」も美味しくなりそうです。

麦芽の声を聞け。
時計に頼るな。
目を離すな。
なにをしてほしいか、麦芽が教えてくれる。
飲む人の幸せそうな顔を思い浮かべる。
おいしゅうなれ、おいしゅうなれ、おいしゅうなれ。
その気持ちが乗り移って、美味しいこはるコーラができあがる。
はっ!!
(上白石萌音さんのマネ)


・・・・実際には言っておりませんが、そう思って醸造しています。

僕らのクラフトコーラには、香料も化学調味料も砂糖も使用していません。自然由来のものでどう美味しく醸造できるか・・・そして、お客様が喜んでいただけるか・・・・「世嬉の一(世の人々が嬉しくなる一番の酒造り・・・)」を目指して頑張っています。

ただ、クラフトコーラを発売した時は、いわて蔵ビールを発売した時と似ています。地ビールを飲んで、大手さんのビールと比較してなんだこれ!?と言って美味しくないといわれる人と、このようなビールがあるんだと喜んでくれる人で別れました。クラフトコーラ市場も20年前のクラフトビール市場とそっくりで面白いです。

これからどんどん成長していくのでしょう。少しづつ、世間に認められ、ゆっくり成長するのも楽しいものです。

今日も世嬉の一はゆっくり成長し、元気に営業中です。



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今年の新酒は順調です。お早めにご予約ください。

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Posted by sekinoichi at 06:32

2021年10月12日(火)

国際パッケージデザインコンペティション「ペントアワード2021」でKOHARU COLAがシルバーアワード受賞しました!

朝から福島の南相馬や浪江まで車を飛ばしていきました。いくつかの福島県の新しい醸造所をめぐって勉強しようと思ったからです。醸造所の話はまた後日・・・
道中、岩手は曇りでしたが、福島はきれいな青空、暑いくらいです。緑の多いハイウエイを飛ばしているととても気持ちが良かったです。

さて、そんな気持ちの良いお話がもう一つありました。
私どものKOHARU COLAが、

パッケージデザインの世界的な権威である国際コンペティション「ペントアワード2021」のプロフェッショナルコンセプトデザインにおいて、シルバーアワードを受賞しました。

ペントアワードは、世界の優れたパッケージデザインを表彰するため2007年から開催されている国際コンペティションだそうです。

https://pentawards.com/directory/en/page/the-winners

嬉しですね!これは、私たちの努力はまったくといっていいほどなく、デザイナー様のおかげです。ランドーさんありがとうございます!!!!

この国際大会受賞(パッケージ)に負けないくらい、中身もブラッシュアップしていこうと思います。実は、こらるこーらの味も毎仕込みごと変化しており、どんどんお客様の声を聴いて変えていっています。
味でも国際大会で受賞できるように頑張りたいと思います。

このような時期に受賞は嬉しいですね。本当にありがとうございます。

今日も世嬉の一は嬉しニュースと共に元気に営業中です。

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ノンアルコール クラフトビール「禁酒時代のヒール」が二種類で登場!

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Posted by sekinoichi at 06:07

2021年09月12日(日)

ご報告、ワールドビアアワード(WBA2021)にて、いわて蔵ビールの2液種が世界1位受賞しました。

秋晴れの世嬉の一。のどかな毎日が過ぎています。通常ですと大忙しの繁忙期ですが、一年通してフローな感じです。

さて、ご報告があります。

ビールの世界大会 ワールドビアアワード(WBA)でいわて蔵ビールが2スタイルでベストビア(世界1位)に選出されました!

World’s Best Dark English Style Brown Ale受賞 

いわて蔵ビール レッドエール

そしてもう一つが、ノンアルコールビールです。

World’s Best No & Low Alcohol Pale受賞 

この度、いわて蔵ビールの2液種(赤い色のビール レッドエールとノンアルコールビール 禁酒時代のヒール)がイギリスで開催されたワールドビアアワードでスタイル別1位を受賞しましたのでご報告いたします。
レッドエールは創業以来磨き続けてきたビールであり、私たちの原点です。そして、コロナ禍で新商品として作り上げたノンアルコールビールが品質的にも評価され嬉しい限りです。

【ワールドビアアワードとは、】https://www.worldbeerawards.com/

ワールド・ビア・アワード(World Beer Awards – WBA)とは、2007年よりイギリスで年1回開催されている世界一のビール(World’s BEST BEER)を選ぶ審査会です。 50か国以上の国から2200以上に上る銘柄のビールが参加したグローバルな大会です。

WBAの審査は全てブラインド(銘柄名・材料などの情報を審査員に知らせず行うテイスティング方式)で行われ、3段階のステージから構成されます。

■第1ステージ:各国でカントリーウィナーと銀賞、銅賞を決める(8月中旬決定)
日本だけでなく世界の各地域にて、カテゴリー内でさらに細かく分けられたスタイル別予選となる第1ステージを行う(例:フレーバービールカテゴリーはスモークビールスタイル、ハーブ&スパイスビールスタイル、フルーツビール…と細分化して審査される)。ここで勝ち残ったビールは地域別のベストスタイル受賞となり、第2ステージに進む。

■第2ステージ:World’s Best Style を決める(9月9日決定)
第2ステージでは各地域から勝ち進んできたベストスタイルビールを競わせる。ここでワールド・ベスト・スタイルが決定、スタイル別世界1位を決定します。1位のビールは第3ステージへ進出となる。

■第3ステージ:World’s Best Category(9月9日決定)

第3ステージではワールド・ベスト・スタイルをカテゴリーごとに審査。そこで最終的に各ワールド・ベスト・カテゴリーが決定

【いわて蔵ビールの結果】 

7液種エントリー カントリーウィナー 3液種、ワールドベストスタイル 2液種

●いわて蔵ビールレッドエール 

World’s Best Dark English Style Brown Ale受賞 ・WorldBeerAwardsJAPAN English Style Brown Ale Country Winner受賞

●いわて蔵ビール 禁酒時代のヒール

World’s Best No & Low Alcohol Pale受賞

・World’s Best Label Design Bronz受賞

WorldBeerAwardsJAPAN No & Low Alcohol Pale  Country Winner受賞

●いわて蔵ビール バーレーワイン

WorldBeerAwardsJAPAN Speciality Beer Experimental Country Winner受賞

●いわて蔵ビール 三陸牡蠣のスタウト

・WorldBeerAwardsJapan  Stout & Porter  Imperial Stout  Silver受賞

・World’s Best Label Design Bronz受賞

●いわて蔵ビール ジャパニーズハーブエール山椒

・WorldBeerAwardsJapan  Flavoured  Herb & Spice  Bronze受賞

●いわて蔵ビール インディアペールエール(IPA)

・WorldBeerAwardsJapan  IPA  English Style  Bronze受賞

●楽天ゴールデン

・WorldBeerAwardsJapan  Pale Beer Golden Ales  Bronze受賞

今回は、残念ながらカテゴリーチャンピオンにはなれませんでしたが、初めてスタイルチャンピオンを受賞できました。また、日本からスタイルチャンピオンは4液種でそのうち2種を当社で受賞して身の引き締まる思いです。今後、より一層、品質で「世の人々が嬉しくなる一番の酒造り」を目指して、スタッフ一同研鑽してまいります。

今日も嬉しいことがあり、世嬉の一は元気に営業中です!

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クラフトジンジャエール「こはるジンジャー」はこちら!9月1日から

今年もできました!一関産トマトを使用したトメイトエール!

詳しくはこちら
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https://www.sekinoichi.com/fs/sekinoichi/c/sakesyabu

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まさかのホヤのビール、「ホヤール」みやて蔵ビールから登場!

https://www.sekinoichi.com/fs/sekinoichi/c/hoyal


ノンアルコール クラフトビール「禁酒時代のヒール」が二種類で登場!

https://www.sekinoichi.com/fs/sekinoichi/c/nonalcohol


https://www.sekinoichi.com/fs/sekinoichi/c/sekinoichisake

https://www.sekinoichi.com/fs/sekinoichi/c/hiyaoroshi



Posted by sekinoichi at 03:38