世嬉の一酒造

蔵元だより

大吟醸 世嬉の一 720ml

カテゴリー:もち

2018年07月18日(水)

100周年記念事業~世嬉の一百年物語 郷土の食と文化を次世代へ~

7月17日、第二回目の100周年記念事業が行われました。

現在の社員が一年かけて考えて企画したイベントです。

イベント立上げの様子など動画にしております。ご覧ください。

第一回目の100周年記念事業は当社の相談役に「世嬉の一酒造百年物語 前編~蔵を守り、蔵を生かす~」という題名で講演していただきました。

実はこの100周年記念、かなりクローズな形で開催したイベントです。

本来なら、ホテルで鏡開き、当社の100年の映像、そした感動秘話、盛大に・・・みたいな感じなのでしょうが、実はそういうことに世嬉の一はまったく興味がなく、今回のイベントの目的は、

1.今までのお客様に感謝の気持ちを伝える

2.若手の成長を促す新たな場にする

3.今までの経営者の理念、考え方を学び、101年目および200年目に向けて今できることを行う

というような目的で行いました。

そのため、仙台のコンサルタント(?) 佐々木様をお迎えして、何度もワークショップを行い、社員(特に若手)中心にイベントを行いました。

講演会の内容だけ決めていました。

なぜ酒蔵である当社が餅やはっとの郷土料理を提供するレストランになったのか・・・

元専務に、調理場で総上がりや悩みなどそこから、元専務を中心にレストランを創っていったいきさつなど今のスタッフに聞いてほしかったのです。

講演会はスタッフにもお客様にも大変良いものになりました。

さて、どんなイベントだったかお伝えします。

まずは、受付・・・今回の講演会は大蔵の二階で行いました。

普段お客様が入らない、秘密の空間です。

普段、接客していないスタッフも京屋さんに作っていただいた法被を着て案内に出ています。

みな元気に挨拶している姿を見ると、ここまで来るのがすごく大変だったので非常に感動してしまいます。

大蔵の二階に講演会場をつくりました。

そして、最初は当社レストランスタッフの講演、専務について、レストランについて、リレー講演です。

最初ははしめさん、最古参のスタッフの一人。旅館業から当社のレストランに来て様々な事を思い出し話してくれました。若手スタッフへの考え方を伝えるのもいい機会です。

沼倉さんの講演、沼倉さんは当社で初めてイタリアンレストランをやった際に来てくれました。みんな知らないイタリアンレストラン立上げから辞める時までの秘話を話してくれました。

吉田さん、今は外販中心ですが、昔は和食厨房のスタッフとして入社、それまでの事を話してくれました。

岩渕さん、レストランホールリーダーですが、実は震災後に入社でした。震災前からだと思っていました。

彼女も世嬉の一で餅マイスターの話など、非常に面白かったです。

菊地さん、世嬉の一の初めての敷地外店舗、「The Brewers Hiraizumi」の立ち上げから現在まで・・・講演しました。

その後専務の講演会でした。

講演会がおわったら、世嬉の一の敷地内ツアー、過去から現在を伝えるツアーと現在から未来(これからどうする?)というツアーを行いました。

カフェ徳蔵を今後「嬉餅カフェ(kimochicafe)」にする予定を説明するスタッフ

ビールの新工場だけでなく蒸留も伝えるスタッフ

そして、売店、レストランなど紹介していきました。

それから懇親会・・・通常ならお客様をご接待するイベントですが、今回はお客様と一緒に楽しむがコンセプトでした。

若手のスタッフが考え調理した料理

料理の説明も若手が率先してやります。

名刺交換なども行いました。若手のスタッフもいい人と出会い、良い人生をおくってほしい。今回は、裏方ではなく、どんどん表で世嬉の一を支えてくれたお客様と接してほしい。そんな思いでイベントを行いました。

お客様も最後まで楽しんで帰っていただいたようです。

スタッフもやり切った感でいっぱいです。

100年目の節目というより、101年目に向けて、先代の考え方を踏襲しつつ新しい世嬉の一のスタートです。

今日も世嬉の一は未来に向かって元気に営業中です。



Posted by sekinoichi at 06:52

2018年05月29日(火)

愛心幼稚園の園児たちが今年も餅米の田植えに来てくれました。

今年も愛心幼稚園の園児たちが、当社に餅米の田植えに来てくれました。

毎年、愛心幼稚園さんの園児たちと田植えと稲刈り体験をしていただいております。

園児たちは泥だらけになりながら、世嬉の一の稲を楽しみに見ていてくれます。

毎年園児たちが来ていただき、田植えをして、最後に手足を洗い、あんこ餅を食べます。

まさしく地域の農家さんと一緒のことですね。

ちいさい子供たちの元気な姿に、世嬉の一スタッフもいつも笑顔と元気をもらっています。

 

地域の元気なお子さんは本当に宝ですね・・・

 

岩手日日新聞にも掲載されました。

https://www.iwanichi.co.jp/2018/05/30/194943/

夕方のニュースにも掲載されました。

https://news.ibc.co.jp/item_33309.html

気長なことですが、体験から地域の文化を継承していくって大切ですね。

今日も世嬉の一は園児にまけないように元気に営業しています。

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Posted by sekinoichi at 03:39

2018年01月05日(金)

秘密のケンミンShowに一関餅食文化、そして世嬉の一が紹介されました。

1月4日の夕方、全国放送の秘密のケンミンショーという番組で一関の餅食文化が放送されました。

ちょっとテレビ的に面白く放送されていましたが、一関の餅食文化で町おこしを親子二代でやっていましたので、すごくうれしいです。

題名では、岩手県民の真実とありますが、私たち世嬉の一があるのは岩手県南地域、岩手県北、県央と県南では全然文化がちがうんですよね。

餅(米)文化は南。旧伊達藩。

盛岡等北は、蕎麦や雑穀文化。旧南部藩ですね。

だから、真実といっても、「餅食文化」は県南と宮城県の文化になります。

そして、ビールに餅と言っていましたが、私はビールともちというより、日本酒ともちですね~

一関の餅食文化は300種の餅があると言われ、甘いお餅だけでなく、惣菜餅などもあるので、お酒とあいますよ~

もちろん、餅文化の紹介で

世嬉の一も出ました。酒造会社が餅料理レストランやっているって、普通の人が見たらへんですものね。

当社は様々な餅食文化がありますが、モチフゥンデュが紹介されました。

さらに、一関の餅食文化を紹介するのは、当社の相談役です。

餅食推進会議の会長をやっているからですね。

また、若者たちで行っているご当地もちサミットも紹介されました。

これは震災後に町おこしイベントとして取り組みましたが、本当に数年実行するのがしんどい限りでしたが、

年々定着してきて、会も大きくなってきています。

もちサミットも取り上げられ本当にうれしい限りです。

陸前高田出身の村上弘明さんも胡桃餅が好きだそうです。

こうやって少しづつ、餅食文化がひろまっていくのですね。

世嬉の一は今日も元気にもちつきしながら、元気に営業中です。



Posted by sekinoichi at 01:20

2017年11月22日(水)

11月11日-12日は第6回もちサミットを開催しました。

さる11月11日-12日、一関市では第六回全国ご当地もちサミットが開催されました。

寒くて人が来ないのではなど様々な話が出てきましたが、蓋を開けてみたら大勢の人でにぎわいました。

さらに、昨年より1000食多く、約25000食の餅が食されました。

お持ち帰り餅も1500個以上購入され、2日間餅でにぎわった一ノ関でした。

そして、なぜか、私は実行委員長なのでイベントを盛り上げるべくしばらく餅の人になっていました。

よく取材にくる方に、なぜ酒屋が餅をやっているの?と聞かれるのですが、そもそも餅で町おこしを始めたのは先代。

先代は、世嬉の一は地域と共に生きるということで、常に町おこしを行っていました。

そのため、一関の誇る餅食文化をということで、「餅」で町おこしを30年以上続けています。

必然的に私にもその話が続いて、気づいたらもちで日本一のイベントを開催しようと実施しました。

年々規模は大きくなり、餅で出店するブースが29店舗。

1店舗2000食提供する店もあります。

餅料理も伝統的な餅からスイーツ餅、お惣菜餅など様々です。

世嬉の一は伝統的な餅で勝負したのですが、これが人気で2日で1700食!

1回に5個つくるので、8500個の餅をついてはパックして提供しました。

あまりにもスタッフが足りないので、座敷童ちゃんを手伝いにつれてきました。

さらに、モチスタグラムを作ってみんなでSNSにあげまくっていました。

ステージは地域の方々の発表会!神楽や高校の合唱、太鼓など様々あります。

Mochisutagramは人気でした。

スタッフがかぶっているのはもちハットです!

ゆるきゃらも大集合しています!

一ノ関のご当地キャラと、岩手のご当地キャラずんだ餅のおもっち、そして東京からわざわざきてくれた「もちくん」が来ています。

準備から何からといろいろ大変でしたが、もちサミットで街がもちあがったようです。

さらに、年始のテレビ番組 ケンミンショーでも一関の餅食文化が取り上げられるようです。

PRする芸能人は新沼謙治かなぁ?

これからも楽しみな感じです。

最後にこのイベントを通して、ご協力いただいた多くの方々に感謝します。

お米を作りつづけてくれている農家の方々、地域の文化を守り継承する諸先輩方々、餅で町おこしをしている諸先輩方々、出店してくれた皆様、ボランティアとして手伝ってくれた地域の高校生の皆様、お客様として参加してくれた皆様、実行委員会としてがんばってくれたメンバーのみんな、そして事務局で大変だった市役所商業観光課の皆さま、その他大勢のかかわってくれた皆様

本当にありがとうございます。来年にむけても頑張ります。

世嬉の一は、酒、ビールだけでなく、もちでまちを持ち上げ元気に営業中です!

■一ノ関の餅文化の特徴■

1.300種類以上の餅料理がある

2.1年間に60日以上餅を食べる

3.餅食文化(儀礼、文化)がある

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Posted by sekinoichi at 05:14

2017年04月24日(月)

一関市長にご報告してきました!(一関・平泉 果報餅 かほうもち)

今日は、一関市役所の市長室に来ております。

「一関・平泉の果報もち」の完成のご報告に来ました。

一関市長さんは、餅サミット実行委員会の名誉顧問になってもらっています。

私たちの町は父親の代から「餅」で町おこしをしております。

その結果、震災後町の若手で集まり、「全国ご当地もちサミットin一関」を開催しました。

おかげさまで5回終了し、好評のうちに終わっています。

小さい町に2万人程度集まるイベントになったので、イベントとしては成功していると思います。

でも、イベントは所詮イベント。町おこしの起爆剤にはなるのですが、その影響は短期間です。

イベントだけでは町おこしにつながるかが常に課題でした。

町おこしのためには、餅の産業化が必要だと思っています。

供給する農家さんが潤い、加工する工場ができ、雇用が生まれ、商品が生まれ・・・

そんなことを夢見ています。

・・・で餅の商品化、お土産ができないかなぁ・・・と常々思っていました。

そんな中、一関市の県南技術センターと大林製菓さんと共に新技術で餅のお土産品をつくりました。

・冷凍で1年以上もつ

・解凍すると搗き立てのように柔らかい。

・酵素剤や保存料を使用しない

・餅粉でつくらない。もち米でつくる

という画期的な商品です。

一関市長もすごく興味をもっていただき、実際に食べてもらいました。

とてもおいしいと言っていただきました。

一関の餅は300種類あると言われています。

そのうち食べやすいおいしい餅を9種類入れています。

・あんこ餅

・ずんだ餅

・えび餅

・ごま餅

・ふすべ餅(鶏肉のひき肉とごぼうと唐辛子を入れた餅)

・くるみ餅

・じゅね餅(えごまの餅)

・きなこ餅

この商品を販売することで、地域でもっと餅のお土産ができ、産業になるといいなぁと夢見ています。

この果報餅は、当社で販売しております。

最後は勝部市長と記念撮影をしました。

勝部市長ありがとうございます。

今日も世嬉の一は餅でまちを持ち上げ、元気に営業中です。

 

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Posted by sekinoichi at 06:22