世嬉の一酒造

蔵元だより

大吟醸 世嬉の一 720ml

2020年07月06日(月)

全国地ビールフェスティバルin一関は形を変えて開催します!

夜も素敵な世嬉の一ですよ。写真ではわからないのですが、月の光が瓦屋根に反射して幻想的な雰囲気になります。

さて、多くの方々から今年の全国地ビールフェスティバルin一関の開催に関してご質問が多く寄せられました。毎年3万人以上集まる一関市のビックイベントとなっておりますが、やってほしいという声と、やらないでほしいという声がありました。かなり辛辣なメールもいただき、なるほどネットでは激しくなるなぁと実感したのもあります。
(基本、気にしていないのでいいのですが、削除はさせていただきます。また、見てあまりにも酷いものはそれなりに対処します。)

結論としては一か所に集まるイベントはせず、形を変えて開催します。一か所に集まらないので、期間も3日間ではなく長くなる可能性もあります。

ここまで来るのに大変でした。知らないところで中止になりそうだったり、開催できるとわかったときには一時、プロジェクト委員会では、新しいイベントを創ろうということで、三密をさけ、ソーシャルディスタンスも取れる、よりよい安全安心なまったく新しいイベントにしようと試み盛り上がりました。
結局、前回の実行委員会で、一関市役所の方針で8月までは人が集まるイベントは自粛という方針が決まったので、いままでのようなイベントは開催しないことに決まりました。

ただし、『全国地ビールフェスティバルを中止』という発表だけはやめていただくよう、諸先輩方にお願いし、なんとか「中止」ということだけは阻止できました。ご協力いただいた諸先輩方にすごく感謝でした。

なぜ、ぼくが「中止」とい発表にこだわったのか・・・
私たち世嬉の一酒造がこのイベントにかかわり、23年たっています。私が積極的にかかわり18年以上です。一部誤解があるようですが、世嬉の一の利益のためにはやっていません。正直、かなり僕らはこのイベントにスタッフも費用も持ち出ししておりますので、利益などはないです。当日もビールは岩手から遠いブルワリーから売れていきますので「いわて蔵ビール」が最も売れているわけでもありません。

ただ、このイベントにかかわってきた先輩方の熱意と祭りの盛り上がりが好きで本気で取り組んできました。

目的は、『一関市を盛り上げるという1点』です。

昔のこのイベントは県や市から補助金をもらい、大赤字のイベントでした。委員は手弁当で参加し、視察にいき、計画し、盛り上げ、今にいたっています。今は市から予算もほぼいただいておりません。
みなで工夫し、一関スタイルを創造し、徐々に多くのお客様が来ていただき、現在に至っています。
※市役所主催ではなく、あくまで民間の集まりが主催しているイベントです。

今回『中止』の阻止にこだわったのは、全国をみると、20年以上続いている地ビールフェスティバルはほぼなくなっています。新しいところはありますが、続けることに一関の意味がでてくると思っています。アフターコロナの町おこしにも寄与できると思います。

正直町の観光業・サービス業は疲弊しています。いくつかの仲間は続けることをあきらめたところも出てきています。

そのため、右にならえで『中止』というのは考えを放棄したと一緒で私は大嫌いでした。中止=安全と考えるのは今しか見ない生き方にしか思えないのです。

そういう点で、実は大阪府知事の考えは結構好きです(笑)コロナで命を落とす人もいるが一方経済で命を落とす人が増えるので両立を考えるという点です。

怖いから・・・万が一・・・とおびえ、おそれ、よそから来る人を拒絶する地域になってはいけないと思っています。

今回も、心配される方々は、『一か所に集まっては危ない』『コロナがでたら困る』という1点でした。だから中止ではなく、まったく新しいことを創造しようということです。
私たちは未来に向かってまったく新しいことを創造しないといけないと思います。特に若い世代(私はもう少しで終わりですが・・・)が中心に新しい生活様式を提案されているのであれば、その中でどう創り上げるか。辞めるのは楽で、創るのはしんどいですが、未来の幸せは創るほうが数千倍あると思います。

来週、第五回のプロジェクト委員会が開催されます。

コロナゼロの県にコロナを持ち込むようなイベントはするなとか、ちょっとでも危ないなら何でも中止とか、思考の停止する判断しかできないような形にならないよう・・・みなで話し合いたいと思いますし、全国のブルワリー様には協力をいただきたいと思います。

基本的には、街のお店、お店の中が小さいビアフェス会場になるようなイメージです。町全体が会場になるようなイメージです。安全と安心とイベントの楽しさという、一見矛盾した新しいイベントを創り上げようと思います。

アフターコロナはコロナがゼロだったと自慢する地域より、コロナのおかげでどんどん新しいことが生み出され、地域の若者たちが明るい未来を創造できる世界になってほしいと思います。

ご批判もたくさんあると思います。僕も実行委員会のはじっこの一人でしかありません。僕に決定権はありませんがよりよいイベントになれるように努力はしつづけようと思います。

とにかく私自身もチャレンジし続けようと思います。

今日も世嬉の一は、新しいことに挑みつつ元気に営業中です。

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Posted by sekinoichi at 08:04