世嬉の一酒造

蔵元だより

大吟醸 世嬉の一 720ml

カテゴリー:ビール

2017年12月13日(水)

ホップのペレット工場を見学しました。

雪の一ノ関でした。
今日は、工場長と一緒に江刺にあるキリンのホップペレット工場に行ってきました。
 

東北のクラフトビールメーカーとキリン仙台工場と一緒にお互いに何ができるかなどを話し合っていたのが数か月前。

東北魂ビールPJを行い、その後日本に三カ所しかない、ホップのペレット工場を見学したいということで実現した内容です。

ホップとは、ビールに苦味や香味を加える植物です。

ただ、酸化しやすく、収穫したら、それを抑える為、乾燥させ圧縮して保存するのが一般的です。

日本にはこの設備があまりなく、キリンビールさんが一関の隣町、奥州市江刺区にもっています。

 

これがペレット化したホップです。きれいですね。

同じ建物ですが、キリンさんと江刺のホップ生産組合が共同で管理しています。

敷地内にはホップの試験農場もあります。ただ、今の時期はシーズンオフ。

8月末に大体収穫が終わります。

ホップの苗でも勉強していました。

いざ工場です。

東北から集まった今年のホップ!一袋50kgあります。

江刺区のホップもあります。

東北では岩手、秋田、山形で生産されております。

巨大な機械に圧倒されるばかりです。

ホップを圧縮すると熱がでるので、液体窒素で冷やすそうです。

説明を聞いて感心している蔵ビールの工場長!

こういう自分たちの使用している原料の内容がわかると造りにもいい影響があります。

最後は、1箱90kgのホップペレットにまとめられ、全国のキリン工場に送られます。

私たちは、1回4-5kgのホップを使います。

全然量が違いますね。

スケールに圧倒されますが、様々な学びは造りに影響を与え、東北のクラフトビールの底上げにつながります!

最後はキリンビール仙台工場さんとクラフトビールのメンバーでお互いに何ができるか打合せ。

真剣かつ、楽しいイベントになっていました。

今日も世嬉の一は元気に営業中です。

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Posted by sekinoichi at 08:29

2017年12月05日(火)

暗闇の中だから光っているのかなぁ・・・(ブルワーズの取り組み)

平泉中尊寺の第一駐車場。5時以降は真っ暗闇です。

そんな中、当社の新規事業「ビアカフェThe Brewers Hiraizumi」だけ明るく輝いています。

周りがすごく暗い中目立ちますね~

実は、ブルワーズのスタッフの発案により、ご予約制ですが、昨日より夜カフェを開催しました。

忘新年会をカフェでやりたいという人もいるのでは?というスタッフたちの発案です。

ブルワーズを支える3人娘さんたち!

ちょうど県南振興局様の施策、平泉夕食堂にも掲載され、いくつか予約が入っているようです。

 

これが当社の料理ですが、ビールだけでなくカフェらしく「カフェ飯」の宴会になります。

面白いですね~。もちろんクラフトビールも飲み放題なのですが、ビアカクテル、酒カクテルなども作るようです。

当社の地酒、クラフトビールを使用するので結構原価高いですね・・・

でもチャレンジするのが素敵です。

夜もこんな雰囲気!

料理と飲み物で楽しんでもらいたいです。

さらに、ブルワーズ初のコンサートイベントも3月に開催することが決定しました。

3月24日です。

スタッフたち自身で様々なアイディアを出し、やっている姿は嬉しくなります。

スタッフ一人一人が店を愛し、地域を愛して仕事してくれればうれしいです。

12月~3月は観光の閑散期、この時期に様々なチャレンジを行い、また次の繁忙期に備えていきたいと思います。

ラテアートにも余念がないようです。

今日も世嬉の一は新しいことにチャレンジして元気に営業しています。

 

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Posted by sekinoichi at 07:00

2017年12月04日(月)

続けていくこと・・・ガンブリヌス10周年記念パーティー&ビール工場

雪がいったんとけ、どんよりとした天気の世嬉の一です。

昨日はスーパームーンでしたね。きれいでしたね~。

磐井川河川工事はどんどん進んでおり、一緒に当社の裏の工事も進み始めました。

道路になるところです。

元当社の会長のおうちとビール工場の一部があったところです。

そして、現在のビール工場の後ろに隣接するように、区画が貼られました。

来年の3月に向けて新ビール工場(仕込み場&発送所)の工事が始まっています。

これからワクワクしますね。

さて、土曜日に東京に行きました。

10年間お付き合いしている「ビアカフェガンブリヌス」様の10周年記念パーティーに呼ばれたからです。

ビアカフェ ガンブリヌス様は、国分寺にあるビアバーで、店主の角谷さんは私と同い年。
http://gambrinus.jp/

(向かって右から二番目(私のとなり)のいい男が角谷さん。私と同い年です。)

真ん中は、イクスピアリの工場長園田さん、その隣は、湘南ビールの工場長 筒井さん、そしてベイブルーイング社長の鈴木さんです。

角谷さんは、脱サラされてビアバーを創りましたが、今二店舗展開し、国分寺界隈で人気のお店です。

ガンブリヌス様は国分寺の駅前にありますので、ぜひみなさん行ってみてください。

10年前は、クラフトビールがまだまだ認知度の低い物でした。

そんな中、クラフトビールを中心において、いきなり東京の外れ(その当時はクラフトビアバーは山手線の近くにだけありました。)にオープンしたのです。

当時は私は大丈夫かなぁと思っていたくらいです。

でもさすがですね。

10周年パーティーには150人以上のお客様が来ており、東京以外(関西や東北)からも来ていました。

みんな楽しみにして来ている様子がわかりました。

もう一つ、特徴は昔ガンブリヌスでアルバイトしていた子たちが、お客様としてきていたはずですが、率先して手伝いをしていました。

また、ガンブリヌスで出会ったというご夫婦や小さいお子様をつれてくる家族ぐるみで参加のお客様も多く、ガンブリヌス様らしい温かい雰囲気のビールイベントでした。

昨今クラフトビールブームで、多くのクラフトビアバー様が開店されています。

様々な雰囲気のお店や業態がありますが、ガンブリヌス様は一人ひとり大切にし、クラフトビールのファンというよりガンブリヌス様のファンづくりをどんどん行っていたのだろうと感じました。

そのようなお店と10年お付き合いできたことも嬉しく思います。

そして長く続くお店には、

素晴らしい店主とそれを支えるご家族、

良い関係のスタッフ、

良いお客様がたくさんいるんだなと感じました。

最近クラフトビアバーは増えていますが、逆に撤退するお店もチラホラ出てきています。

続けていくことという難しさを感じます。

私たちも継続するには、人づくり、お客様造り、そして新しいことへの恐れないチャレンジが必要だなぁと思いました。

角谷さんには素敵な時間を頂きました。

これからも素敵なお店を続けていてください。

今日も世嬉の一は素敵な仲間と元気に営業しています。

追伸、

ちなみに・・・なぜか飲んでいたら同じようなヘアスタイルの人で集まって乾杯しておりました。

様々な方々が来たイベントでした。普通に話して飲んでいたのですが、急に周りの人たちがカメラを取り出して写真を撮り始めたので、気づいたらグループになってました。

笑顔の絶えない素敵な時間でした。

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Posted by sekinoichi at 12:46

2017年11月25日(土)

新米・新酒・・・ビール? 米でいい味出します!

寒い日が続きますね~。世嬉の一はみぞれです。夜になると雪に変わるのでしょうね~

今日は土曜日なので蔵見学の方が多いようです。

ビール工場見学のグループが、ビールの試飲をしています。

さて、世嬉の一では新酒が出来上がり、瓶詰を行い始めました。出荷まであと少しです・・・

蔵では酒造りの最盛期で朝から米を蒸かし、糀をつくり、醸造し、搾り、瓶詰と大忙しです。

しぼりたて原酒も12月1日には皆様にお届け始められると思います。

酒米を蒸かしているところです。

糀づくりをしているところです。

からしという作業で、糀を乾かします。

酒母を創るところです。

仕込んだお酒を移動しています。

今年の新酒は、甘み、酸味のバランスが取れ、非常に飲み易いです。アルコール度数が高いので危険なお酒ですね~

これから出荷が楽しみです!

もう一つビール工場でもお米を使用したビールを醸造しています。

長らく欠品していた「たかたのゆめ」ビールです。お米が出来てから出荷になりますね~

来月に完成予定です。

今日は世嬉の一は、お米の香り漂う素敵な空間です。

世嬉の一は今日もお米のありがたさを感じつつ元気に営業しています!

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Posted by sekinoichi at 11:46

2017年11月21日(火)

2つの工事・・・悩みながら進んでいます。

稲を刈った田んぼに雪が積もっています。すっかり冬景色ですが、又一回温かくなるだろうなぁと思っています。

今は、冬になった景色を楽しみに見ております。寒いですが・・・

今世嬉の一では世嬉の一にとって大きな工事が2つ進んでいます。

1つは、堤防の拡張工事に伴い、裏駐車場の移動とビール工場棟の増設です。

ビール工場の脇にあった蒸留塔も一度撤去し、平らな状態です。

さらに、埋設されていたガス管、電気栓、排水管など、震災でかなり動いていたので、掘り起こし、

今後メンテナンスしやすいように地下から地上に出します。

なんせ、何十年前の工事のガス管などあるので、チェックが大変です。

昨日も打ち合わせしたのですが、修理の部分でいうと、浄化槽(震災で亀裂が入っているかもしれないからチェックしよう・・・)とか、様々な課題が出ます。

でも、未来に向けてこんな工場にしようとか、今こんな課題があるからこの工事でクリアにしようなど、

結構夢のつまった話なので、ハードですがワクワクした気分になります。

もう一つは、震災で傾いた大蔵の補修工事。

これは頭が痛い・・・ビール工場工事だと、さらに増産して今お客様に迷惑をかけている分をとか・・・

輸出を増やしてとか・・・夢があるのですが。

こちらは、借金して補修、修理なのです。完成したところで、元に戻ったというだけで会社が成長するわけではありません。スタッフにまた迷惑をかけてしまうなぁとちょっと頭が痛い工事です。

ただ、私が経営を継ぐ時に、先代から「蔵のある風景は街の財産だから、借金しても残せるのなら残すように・・・」というのが約束。結構、震災後の蔵修復の借入金が膨大ですね・・・・

そうなると・・・なかなか夢をもって取り組むことができなくなっていました。

以前の会社で上司が「22世紀の子供たちへ」という話をよくしていました。

自分の子供だけでなく100年後の子供のために何ができるかという話でした。

聞いているときは感動していましたが、実際にやるとなるとなかなか難しいですね。これが今の私のレベルだなぁと思い、取り組んでいます。

そんな中、この蔵の修復工事に携わってくれている文化財保護の建築の先生方が土づくりのワークショップを9月14日(土)やってくれました。

ちょっと繁忙期で私たちが携わることができなかったので残念ですが、座敷わらしちゃん達が参加してくれました。

土蔵の土づくりです。

実は、土蔵の土は1年以上かかります。練って熟成させなければならないのです。

座敷童ちゃん達は、じいじ(先代)と一緒に、蔵を補修する土づくりをしています。

私は明日生きるために、レストランで接客をしていました。

なんかそれでいいと思いました。

次世代の子供たちが、この蔵を守ってきた人たちと一緒に作業をする。今の私たちは明日のために働く。

将来子供たちが大きくなって、まだ立っている蔵を見たときに、土づくりをやたなぁとか、この風景見て高校いったなぁと思ってくれれば・・・(お父さんなやんでいたなぁも思い出すかも(笑))

世嬉の一は来年でちょうど創業100年、蔵も100歳。次の100年に向けて私ができることはやっていくしかないですね。

震災の際にある経営者から送ってもらった二宮尊徳さんの詩を机の上に置いています。

何か悩むとこれを読んで元気を出しています。

—–

遠きをはかる者は富み

近くをはかる者は貧す

それ遠きをはかる者は百年のために

杉苗を植う

まして春巻きて秋実る物においてをや

故に富有なり

近くをはかる者は

春植えて秋実物をも尚通しとして植えず

唯眼前の利に迷うてまかずして取り

植えずして刈り取る事のみ眼につく

故に貧す

——-

富むというのは、お金持ちというより心の豊かさだと思っています。

きっと蔵のある街並みは100年後にはさらに一関の人の心の豊かさに寄与してくれると思い頑張ります。

今日も世嬉の一は二つの大きな工事と社長の揺れる心(笑)で元気に頑張っています。

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Posted by sekinoichi at 09:46