世嬉の一酒造

蔵元だより

大吟醸 世嬉の一 720ml

カテゴリー:ビール

2015年02月07日(土)

春がやってきた・・・地場産麦芽農場に行って来ました。

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バッキャ(ふきのとう)が世嬉の一の敷地内で芽を出し始めています。寒いですが春に近づいてきているのですね。

立て札は当社の女将(73歳)が建てたものです。野草が好きで愛でたいのですが、バッキャは美味しいので、とっていっちゃく方

多いのですよね~(お客様に限らず、スタッフでも(笑))

でも春が来ていることを感じさせる風景です。

そこで、当社の麦芽の農場を見に行こうと思いました。

2005年から研究し、2008年からスタートした地場産麦芽でビール醸造をするプロジェクト。気づくともう7年目なのですね。

基本的にビール用の麦はほぼ外国産(95%以上)です。寿司にあう米がタイ米でないように、日本の麦はうどん、パンに適しているかもしれませんが、ビール用のたんぱく質が少ない品種はなかなか日本にないという理由も一つでしょう。

あとは、価格も国産が比較にならないほど高いというのと、ビール用大麦は農家さんに補助金がおりないなど様々な課題があり、あまり取り組まれていません。

当社は20年、30年後を見て取り組んでいこうと現在農家さんと一緒に取り組んでいます。

以前、発見人間力~メールより乾杯!~という番組に取上げて頂きました。

↓↓↓

http://www.minkyo.or.jp/01/2008/11/004040_1.html

詳細は今回はぶきますが、農場にいきましたのでご紹介します。

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当社の農場は、私のもっとも好きな一関の風景・・・だだっぴろい農場の一角にあります。

見渡す限り、田んぼと麦畑(ほぼ南部小麦)の風景です。一区画だけ私達の小春二条大麦があります。

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雪だらけで、何もないように思えるかもしれません。農道を走ると、一角だけ緑色した部分があります。

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大麦畑です。小春二条大麦は秋に種をまき、麦秋(初夏)に刈り取ります。

現在は、芝生みたいです。

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麦の芽がでる温かさで雪が溶けているのでしょうか?

また、奥になにやら白く動く物体が・・・・

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白鳥さんたちです。食事に来ています。麦の若い芽を食べています。

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沢山います。麦は大丈夫でしょうか?農家さんにお聞きすると、麦の芽を間引いてくれるので、かえって元気になるし、麦踏にもなるそうです。

面白いですね~

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地元のアグリパーク舞川の方々が行ってくれます。

足元にあるのが麦ですよ。完全に芝生に見えますよね。

Farm3

春にはこんな感じになり、初夏には

Farm4

こんな感じです。

想像するだけで楽しいですね。

私達、世嬉の一酒造は農業ときっても切り離せないのだなぁと思います。

世嬉の一は今日も素敵な自然に囲まれ元気に営業しています。

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Posted by sekinoichi at 04:58

2015年02月02日(月)

今日も新商品開発の・・・前段階。世嬉の一マッサンこと、大立目さん奮闘!

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今日は、朝から工場長はオリジナルビール「レモンビール」を醸造しております。1月~3月はどんどんチャレンジする時期ですね。

そして、ビール醸造補助を普段している大立目さんは、今日はビールの蒸留をしています。

今はまだ、作業の効率化などをやりながら、試行錯誤しているようです。

今日はどうしているの?と 聞いたろころ、蒸留するまでにビールの炭酸ガスが抜け切れないと、突沸するのでガス抜きをしているところです。減圧すると、熱量がすくなくてすむのでエコです。

と話してくれました。

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ガラスにぽつぽつあるのが、二酸化炭素が抜けている様子です。

黒ビールを蒸留しているようです。黒ビールを蒸留すると、丁度よい香りになるそうです。色は透明ですね。

まさしく、リンゴ汁と混ぜたい感じがします。

これから、大立目さんとうちあわせです。孝紀工場長と比べるとゆっくりでも確実に事をおこす大立目さん、

これからが楽しみですね。

今日も世嬉の一は新商品開発に余念がなく、元気に営業しています。

 

 

 

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Posted by sekinoichi at 12:54

2015年01月30日(金)

福香ビール第二弾?今度は釜石の浜ゆりからの酵母でビール醸造!

風景

大雪の中、今日は朝から新ビールの開発を行っております。

それは、東北復興支援ビール「福香」と同じように、北里大学の釜石バイオテクノロジー研究所 笠井先生と第二弾のコラボレーションビールの始まりです。オリジナルビールとして、試験醸造です。

このビールは、釜石市の「はまゆり」から採取した酵母で醸造するビールです。

はまゆりは釜石市の花で、以前より、北里大学の笠井先生より醸造できないかご相談を受けておりました。

今日はその醸造の日です。

まず、最初に麦芽の粉砕を行います。

入社3年目の中島さんが麦芽を粉砕します。今日は100L仕込みですので、たった40kgの麦芽の粉砕です。

浜ユリはオレンジ色ですので、すこしカラメルモルトを使用してルビー色のビールにしたいなぁと思ってやっています。

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粉砕機に吸い込まれる麦芽です。これはベースになる麦芽、ペールモルトと呼ばれる麦芽ですね。

粉砕すると、麦芽の焙煎された皮の香りなどいい香りがしてきます。

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粉砕した麦芽は、孝紀工場長が煮沸釜に入れて60~65度くらいでゆっくり糖化します。

麦芽はある一定の温度をかけると、麦芽の中にある酵素が働き、でんぷんを糖に分解してくれます。

ですので、時間がたつと水あめのように甘くなりますよ!

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麦芽をお湯に入れたばかりの状態。浮いているので、玉にならないようにかき回します。

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本醸造のときは、2000Lで仕込みますので、大きなヘラで糖化しますが、今回はしゃもじですね~

なんか給食のシチューをつくっている人みたいです。

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糖化開始前の麦汁・・・ちょっとにごっていますよね。

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上に麦芽の皮が浮いていますが、液体が透明感が出ているのがわかりますか?これが糖化された後です。

この時の麦汁は甘くて美味しいのですよ。

糖化が終わったら、濾過です。

麦芽のかすを取り除いて液体(麦汁)だけにします。

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別な釜に移動中です。

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移動したら、蒸気を釜に入れてどんどん煮沸します。煮沸することで、麦芽のたんぱく質等を凝固させ、取り除きます。

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煮沸の途中でホップを投入します。今回は酵母由来の香りを楽しんでもらおうとちょっと控えめです。

Hop3

ホップってこんな感じです。これはペレット状に圧縮された状態です。舐めると苦いですよ!

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煮沸が終わると、先ほど入れたホップのおかげでちょっと緑っぽいですね。

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その後試験醸造タンクに麦汁を移動します。通常は、設置しているタンクに移動しますが、試験醸造のときは100L

結構重いけど動かせます。このタンクに約120Lくらい麦汁を移動します。

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醗酵して、熟成させると透明になってきますが、最初はにごっています。

ホップの若い苦さと麦汁の甘さで面白い味ですよ。

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最後は、酵母を入れます。今、麦汁を30度くらいで少量採取しているところです。

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これに今回、北里大学の笠井先生が採取し培養した粉末酵母を一度溶かします。

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そーと酵母を投入。上部から入れるという作業はいわて蔵ビールでは普段は行いませんが、

今回のような試験醸造でチャレンジします。

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タンクの中はこんな感じです。この酵母はワイルド酵母なので、ちょっと高めの温度で醗酵させます。

これからが楽しみですね~。

明日の朝にタンクの脇から醗酵した際にでる二酸化炭素とそれと一緒にでる香りが楽しみです。

とりあえず、第一回の試験醸造の仕込みはこうして終了しました。

2月20日にはまゆりの酵母を使用したビールをいくつか、現地の方々に試飲していただきます。

美味しいビールになるように後は酵母の活躍を待つだけです。

世嬉の一のスタッフは今日も岩手の素材を使って元気に商品開発を行っています。

 

 

 

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Posted by sekinoichi at 07:51

2015年01月13日(火)

ドクダミの根を使用したビールラベルが勢ぞろいしました!

 

どくだみの根のビール
素敵なデザインが勢ぞろい!

 

いわて蔵ビールでは、岩手県の偉人蘭学者「建部清庵(たてべせいあん)」で町おこしをすることに関してお手伝いすべく野草を使ったビールを醸造しました。
 建部清庵は、一関の藩医で蘭学者です。飢饉の多かった当地方では清庵が飢饉のたびに毒草を食べて死んでしまう民の多さを嘆き、救荒書「民間備荒禄」(食べられる野草を本に記す)を記し出版し多くの民を救った人です。また「民間備荒禄」はただの野草の図鑑ではなく平常時には換金するための手法も記載しており、農家の経済改革とも言える書を広く配布し一関を盛り立てた人物です。
 今回、民間備考禄にきさいされていたドクダミの根の炊き込みご飯をヒントにいわて蔵ビールでは、ドクダミの根を使用したビールを醸造しました。そしてラベルを一般公募した結果、下記の26種類のビールデザインが集まりました。
 皆さんの新商品にふさわしいと思うビールラベルをクリックして、「いいね」を押して下さいね!
※トカゲの絵が多いのは、どくだみの根は別名「トカゲの尻尾」といわれているからです。

 

29種類のビールラベル クリックすると拡大し、説明ページに移動します。

 

  • 清庵1
  • 清庵ラベル2
  • 清庵3
  • 清庵5
  • 清庵6
  • 清庵8
  • 清庵9
  • 清庵10
  • 清庵11
  • 清庵12
  • 清庵13
  • 清庵14
  •  
  • 清庵15清庵16
  • 清庵17
  • 清庵18
  • 清庵19
  • 清庵20
  • 清庵21
  • 清庵22
  • 清庵23
  • 清庵24
  • 清庵25
  • 清庵26
  • 清庵26
  • 清庵26
  • 清庵26

素敵なラベルが沢山ですね!
お気に入りのラベルをクリックしていいねボタンを押して下さいね!

 



Posted by sekinoichi at 05:51

2015年01月06日(火)

新年からばっちり講習です!より地球環境にやさしい商品を目指して!

さて、本日から2日間にわたり有機認証の講習に入りました!

当社の自然発酵ビールが有機認証を得ているからです。

いわて蔵ビールは、日本でもあまりない有機農産物加工酒類の認定を頂いている工場になります。

震災前に認定をうけておりましたが、今年は3年たちその継続のための講習を受けています。

どっしりとしてテキストにびっちりの文字!

本日は朝10時~17時までみっちり勉強します!

四代目 佐藤 航とビール工場の大立目一樹が受講します!

(工場長は第一回目で受講しているのでOKだそうです)

すごい真面目に受けているでしょう!

大立目は、知恵熱がでたと騒いでおります。

これを受講し、さらに様々な書類の審査を受けると・・・・

このマークを使用することができます。

今回、有機農産物加工酒類の申請と受講を行い、私の中で大きな思い違いをしていたことがわかりました。

当初、私は、有機認証を得るのは、お客様に美味しくて体によい商品をお届けしたいという思いからでした。

しかし、有機認証の最も大切な考えは、ガイドラインに記載されておりました。

「各国で有機農業システムの維持・強化し、地域および世界的な環境保全に寄与すること」だったのです。

単にお客様に健康な食をお届けするではなく、地域や地球環境を良くしていくための有機認証だったとわかり、

自分の心の狭さに反省しました。

実際に講習を受けたときに、土壌汚染(地下水の汚染)は、都会だけでなく田舎の山岳部にも多いというデータを見ました。

地下水汚染は、硝酸・亜硝酸による汚染だそうです。

その要因は1位 施肥、2位 家畜排泄物、3位 生活排水

だそうです。工場・事業所は低いのですね。

そして、水源を守るため、スイスやオーストリアの有機農業の実施率は高いそうです。

有機認証をうけるということは、環境保全を応援するためにも必要だと思い直しました!

そういう話をきいていると、凄く勉強になり、あっという間の1日でした!!!

私達は、田舎の小さな企業ですが、環境保全という大きな目標にちょっとでも寄与できれば嬉しい限りです。

 

講師の先生に、もう一つショッキングなお話しをお聞きしました。

日本の有機栽培農家はここ数年横ばいだそうです。

西日本ではすごく伸びているが、東日本は震災を期に下がっているそうです。

これは震災の影響で東北の農畜産物の特に、有機栽培の商品が売れなくなったからだそうです。

原発の風評被害の影響が大きいとの事でした。

通常の農畜産物は一般の人に購入され需要はもどりつつあるそうです。

ただ、有機農畜産物は依然、減少しているとの事です。

なぜかというと、有機栽培を購入される方は、もともと健康に意識の高い方であり、その中の多くの方々は東北というだけで放射能が心配で購入を躊躇してしまうそうです。

そして、西日本の有機農産物を購入するそうです。

そのため、西日本では有機栽培の農家さんが増え、東日本は減少してしまうそうです。

購入者の気持ちもわかる気がしますが、とても悲しくなってしまいました。

また、実測データでも有機栽培の畑は放射能があったとしても、

野菜に放射能が吸収されないということが実測データでわかっているそうです。

これは、有機農業の土壌に由来するそうです。

詳しくは間違えて記載するといけないので記載しませんが、

電価の問題です。セシウムの電気エネルギーがマイナス、有機栽培の土壌は団粒構造でプラスに帯電しているため、

土に取り込まれ野菜に移行しなかったと考えられております。

実証データや科学的には証明されてもなかなか人の心の不安は取り除きにくいのでしょうね・・・・

当社も今年も清酒や水の放射能検査をしています。

震災依頼1度も検出されていないですが、お客様に安心してもらうためです。

なにわともあれ、有機認証を受けたおかげで、より地球やこの地域の環境がいとおしく感謝したくなりました。

新年よりいい勉強会でした!

今日も世嬉の一は学びつつ元気に営業中です!



Posted by sekinoichi at 10:56