世嬉の一の敷地内にまだ残雪が沢山残っていますが、雪のないところの落ち葉をかたずけていたら、ばっきゃが顔を出していました。フキノトウの事をこの地区では、ばっけ、ばっきゃなどといいます。 お味噌にしたり、天ぷらにしたり、フキノトウは料理すると美味しいですよね。 さて、今年も醸造した東北魂ビールプロジェクトのビール名が決定しました。
え?なんでと思うかもしれませんが、「十と一歩」です。 震災から11年。十年で一旦区切りという人も多いかもしれませんが、私たちは、さらに今年から一歩一歩進んでいこうという気持ちで「十と一歩」にしました。通称:十一歩ラガー。
十と一歩の文字は、直売所の遠藤さんに書いてもらいました。
毎年、東北魂ビールプロジェクトは、その時流行しているIPAだったり、HazyIPAだったり、SmashPAを醸造したりしておりました。昨年はお米とホップを使用したビールです。 今回は、基本技術がわかるように、ラガースタイルもしくはケルシュスタイルにしました。 使用するモルト、使用するホップ、使用するモルトの比率、糖化プログラム、アルコール度数、使用するホップの容量は各社統一で醸造します。酵母の縛りや発酵の温度の縛りがないので、ケルシュやコールドなども醸造できます。ただ、基本的に飲みやすいビールになるでしょう。 今回、このようなスタイルのビールにしたわけがあります。 もともと、東北魂ビール プロジェクトは震災時に沢山の人達から私たちは支援を受け、つぶれずに活動をつづけることができました。そんな思いを共通にもっていたのが、秋田のあくらビールの長谷川工場長、福島の福島路ビールの吉田兄弟。そこで三社で集まり、なんか恩返しできないか・・・と考えたのですが、3社とも非力な会社だったので、醸造者として技術を向上させ品質でお返ししたいということでスタートしました。現在は、被災に関わらず、技術向上を目指すブルワーが参加でき、目的は東北が美味しいビールの地域にしたいという目的で集まっていますが・・・ 話がながくなりましたが、私たちのビールの品質が向上したかというと、飲んでいただかないとわかりません。ホップでマスキングされるIPAより、世界で最も飲まれているシンプルだけど美味しいラガースタイルで11年は皆様に確認していただこうとこのスタイルにしました。
イシノマキホップワークス岡工場長と共同で醸造したわけ・・・ 基本を見るといってもエールビールを醸造するビールブランド「いわて蔵ビール」は、東北魂ビールの時だけしかラガービールを醸造していません。麦酔ラガーというインペリアルラガーですね。 本当のオーソドックスなラガースタイルビールを醸造していないので、ちょっと不安・・・・ イメージでいうと、お蕎麦屋さんにうどん作ってていう感じです(笑) そこで、当社でOEM醸造を請け負っていたイシノマキファーム様が今度ビール会社をつくるとのことで、そこに、宮城県の仙南シンケンファクトリーの岡さんが移籍すると聞き、まだ工場がないなら一緒に醸造しようということになりました。岡工場長は、ラガービールも何度も醸造していましたので、本当に心強いです。 そんなわけで、二社で協力し、細かなレシピを決め、醸造しました。今も発酵、熟成の事を毎日報告し、良いビールになるようお互いに協力しています。
今回の東北魂ビール 「十と一歩」ラガースタイル。 今回も1仕込み限定となります。2000本限定で、予約受付開始しました。 もし機会があれば、ぜひご賞味ください。 品質向上はしていると自負しています。。。 今日も世嬉の一は品質向上を突き詰め、今日も元気に営業中です。
—-PR—–
https://www.sekinoichi.com/fs/sekinoichi/c/tohokusoulbeer10year
https://www.sekinoichi.com/fs/sekinoichi/c/SakuraBeer
大好評により家のみセット復活しました! https://www.sekinoichi.com/fs/sekinoichi/gd503
マンボウ酒販売します。 https://www.sekinoichi.com/fs/sekinoichi/c/manbou

GINジン
https://www.sekinoichi.com/fs/sekinoichi/c/GIN
今年の新酒は残りわずかです。
https://www.sekinoichi.com/fs/sekinoichi/c/sake_freshly_squeezed
WBA2021受賞記念セットを販売します。
ご注文はこちら https://www.sekinoichi.com/fs/sekinoichi/c/WBA2021