2019年09月28日(土)
マレーシア3日目 「The Crafty Snob Fest」
今日もいい天気のクアラルンプール。本当は雨期なのだそうですが、ここ数日晴れてくれています。マレーシアに到着前の1週間はインドネシアからの野焼き?で霧がかかったようにひどく、誇りだらけだそうです・「Hazy」というそうです。
さて、今日は初のイベントの日「The Crafty Snob Fest」です。
https://www.facebook.com/events/2534532393298566/
実は、ここには、ワインや、ウィスキー、スピリッツの他に、クラフトビールを集めたクラフト商品の展示販売会です。
日本のブルワリーからは私だけ参加になりました。
マレーシアでのビアイベント、2017年に一度開催しようとして野党の反対にあい、頓挫したことがあるそうです。アジアから悪い習慣がきたと・・・
でも、今回はマレーシアのホテル経営や飲食を学ぶ大学の中(
Taylor’s Lakeside Campus )で行います。主催者から朝、ボトルは部屋の外に持ち出すな、必ず室内で処理してください、・・・酔っ払い禁止、そんな注意事項もいただきました。ブルワーたちも一切飲んではだめとのこと・・・飲むのは終わってパーティーの時に・・・とのことでした。
イスラム教の方々が大半(65%)を占める国だからこそですね。それぞれの国文化を尊重しつつ、実行するいい感じです。
会場にはオーストラリア、ニュージーランド、イギリス、香港のブルワリーが多かったです。香港のブルワリーはやはり今厳しいらしく、ホテルなどに卸していたのが一切商品がうごかない・・・だから輸出にも…とのことです。
隣の二つのブースが香港ブルワリーでしたが本当に小規模ブルワリー。本来だったら、自分の店だけで消費できるくらいでもなかなか社会情勢で問題あるのかなぁ・・・
さて、いざスタート10時!だれも来ない!マスコミもほぼ来ない・・・
なんか日本の地ビールブームが終わっていた時期を思い出します。
大丈夫かぁ~と思っていたら、だんだん人が来た。
お店の方々です。そして彼らはけっこう当社のビールを知っていた。
特にオイスタースタウト
彼は、The CraftbeerShopのCEO Davidさん。彼と話をしていると、なんと、マレーシアは高アルコール、黒ビールが人気だとか・・・
彼ら曰く、クラフトビールは高いので高アルコール、濃いのを購入したいのだと言います。面白いなぁと思って聞いていますが・・・・
実際にマレーシアに来ると、食事が濃い味。インディアン系のカレーになるような香辛料が多い食事、また、中華系の炒め物系、お肉料理。けっこう濃いものが多いです。そしてクラフトビールはそれ単体で飲み、日本のように食事とあわせるというより、会話の中でビールだけ飲むという感じ。だから普段から味濃いのが好きなのかなぁーーと思いました。しかし、彼らは濃いビールを飲んでも酔わない・・・・同じアジア人でも違うなぁと思いました。
さて、そうしているうちに、実はこの会場で私は講演をしなくてはなりません・・・「日本のクラフトビールについて・・・そしていわて蔵ビールとは…」という感じです。
イベントにあまりお客様がいなかったのに・・・けっこう聞きに来てくれています。1時間だいじょうぶかなぁ・・・・と心配でした。一応、お願いして、この大学の日本人留学生に通訳をお願いしました。
いざ始まると、クラフトビール好きのお客様はすごく面白く、結局自分で英語で話してしまいました。というのも、講演の途中でどんどん質問が来てそれを応えるという感じです。
講演が終わった後も、お客様にあなたの講演がとても面白くファンになったと・・・(嬉しいですね)。なんでって聞いたら、会社の説明の英語は自信なさそうに話しているのに、ビールの説明になったら通訳使わず情熱をもって話しているのがよかったと・・・内容ではなかったかもしれません(笑)
とにかく1時間の講演と試飲が終わり、その後もブースに多くの人が来てくれました。イベントは大成功だったのでしょう。
その後、主催者と出席者のパーティーが夜遅くまで・・・マレーシアは人脈で広がっていくと話されていました。私たちも普段ウィスキーを飲むおじいさんに話したり、ワインを飲んでいる淑女に話したり楽しい時間を過ごしました。
彼は日本人に見えますが、Pausの店長さん。昨日のパーティーの方ですね。サッカーのようにTシャツ交換しました(笑)
夜遅くまで楽しい時間とマレーシアにおけるクラフトビールの未来を感じた1日でした。
ここで、通訳した女の子「Tさん」に関してちょっと気づいたこと。
彼女はホテルサービス業を学ぶため、マレーシアのこの大学に来たそうです。アジアで一番いい学校だからだそうです。
日本の大学生は、バイトだ、サークルだと楽しんでいるようですが、彼女は一生懸命勉強の日々だそうです。何度もテストがあり、テストがよくないと学生ビザが発行されないとか・・・遊ぶというよりも将来に向かって勉強するという女の子です。海外に来て厳し環境に身に置く姿が感動しました。
私も娘がいますが、海外の大学校というのもあるのだろうなぁと思います。
特にアジア「マレーシア」は英語、中国語が堪能でないと困るのですごいなぁと
「stay hungry stay foolish」とスティーブジョブズはいいましたが、僕の日本での大学生活は、そのままの意味でのFoolishだったような・・・アジアの国の、上昇志向からくるハングリーさ、学ぶ姿勢は素晴らしいと感じました。
通訳した彼女もきっとすばらしい人生を送るのだろうなぁと感じました。
今日も世嬉の一は元気に営業中です。
Posted by sekinoichi at 11:32