2022年10月28日(金)
有機JASマークの取得目指して、有機加工食品の生産行程管理者講習会に参加しました!
毎日、綺麗な秋晴れ続きで、須川岳(栗駒山)の紅葉も美しくなっています。
世嬉の一の敷地内も徐々に紅葉してきました。銀杏の木(一番写真の奥)は写真では緑に見えますがちょっと黄色がかっております。
さて、昨日と今日と、有機食品の講座を学びに行きました。今まで当社は有機加工酒類の認可を受け、有機ビール(オーガニックビール)を醸造してきました。今までは、日本の酒類は、有機JASマークはつけれませんでした。(お酒は、農水省管轄ではないので・・・)
ですので、有機中央会様がこれは確かにオーガニックビールですよと認証を頂いていたのですが、これからは、10月1日より法改正があり私たちも再度申請をし、実施すれば有機マークを付けることができるようになります。
今までの有機認証マーク(いわて蔵ビール 自然発酵ビール)
新たに申請して、有機JASマークをつけると、海外(アメリカ、ヨーロッパ、台湾など)でも、有機酒類として承認されます。今までよりずいぶんよくなります。
そのため、2日間みっちり講習をして・・・『有機加工食品の生産行程管理者』の資格を受けます!この資格がないと有機加工工場としての認可がもらえません~!
2日間みっちり勉強したのですが、面白かったです。いい食品をつくるために有機認証を得るのですが、例えば遺伝子組換え作物を使用しないとか、遺伝子組み換え作物を使用した加工品をつかわないとか・・・酒類でいうと、醸造アルコールなどが当てはまります。とうもろこしなどが結構遺伝子組み換えをしていますね・・・
また、放射線を使用して殺菌していないものを使用する。輸入品では放射線で殺菌する穀物が多かったりします。
有機加工食品の工場になるためには、そのような原材料ではないものを仕入れるため、仕入れ先様にも検査、証明書をいただいたりして、きちんとした原料を使うことが義務付けられます。
面白いですね。
最も面白かったのが有機食品の市場の話です。
有機市場は年々拡大しているのですが、そのほどんとが北米とヨーロッパ。その二か所で世界の有機市場の91%が消費されています。中国は6%、日本は1%くらいだそうです。ほとんど有機食品にはアジアでは興味が少ないようですね。
消費は欧米なのですが、製造はどこで作られているかというと・・・こちらも有機農地面積は年々増加しているのですが、そのほとんどは世界の半分はオセアニア、次にヨーロッパ(21%)、中南米(11.2%)、アジア(9.1%)となっております。
消費国と生産国が全然異なるのですね。日本では、有機茶の市場がどんどん大きくなっているようです。
日本の農作物のうち有機農作物は全体の0.3%くらいしか製造していないのですが、日本茶は日本の茶の生産のうち4.68%製造しているそうです。また有機茶の輸出も年々増えているそうです。
面白いですね。勉強になります。
当社として、美味しいビールを醸造することと、身体によいものということでオーガニックビールを醸造しようと考えて行ってきていました。これからは、有機JASマークをつけれるように頑張りたいと思います。
2日間、みっちり勉強できて本当によかったです。
今日も世嬉の一は健康な食の提供を目指して元気に営業中です。
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Posted by sekinoichi at 07:21