世嬉の一酒造

蔵元だより

大吟醸 世嬉の一 720ml

カテゴリー:東日本大震災

2022年03月17日(木)

油断大敵!?震度5強でしたが・・・明日から通常営業します!

梅の蕾が大きくなってきました。花が咲くのを毎日楽しみです。 さて、昨晩一関市は震度5強の揺れを観測しました。夜中でしたが、びっくりして飛び起き、家族の安全を確かめたら・・・会社の見回り・・・火事になったら怖いから・・・もちろん安全管理会社に見てもらっていますが・・・一応。 夜12時に会社を見回りに来ました。スタッフも何人か見に来てくれたようです。 いきなり、土蔵の壁面が崩れて道路にモルタルや土などが沢山落ちています・・・一応、はじっこに寄せて・・・ いくつか土蔵や石蔵は亀裂が入ってしまいました。 そして中に入ると・・・ 油断した~ また、地球にうちの酒とビールとクラフトジンとクラフトコーラ・・・沢山飲まれている~ ここまで来ると、明日来て片付けようとなります。写真を撮ったのは、税務署さんに報告するためです。あ、土蔵の壁面の写真も文化庁に報告しないといけないためです。 10年に一度、定期的に震度5以上きているので、スタッフたちも慣れたものでした。 朝、早く出社したら、酒の割れた数を数え、税務署に報告(欠損として報告します) 片付けて・・・レストランスタッフは厨房点検して安全を確認したら予約のお客様に営業しますよ~とご報告。 物流も止まっているか確認して・・・ 全員なれたものでてきぱきしていました。 あっという間に片付け、昼には通常営業していました。 マスコミさんも取材に来たのですが、すでに片付けてあり・・・ごめんなさい。 そのあと来たマスコミさんは、すみません・・・私が忙しく相談役にご対応お願いしました。 どんなことがあっても雑草のように強くなっているなぁ・・・うちは・・・と思いました。 ビール醸造部は、ビールが足りなくなるからと普通に醸造してました(笑)   さて、そうは言っても数百本われてしまったのですが、割れた中から・・・これ大丈夫だ!という酒ビールがザクザクと・・・スタッフとこの強者たちを救出し、洗って綺麗にしました。 商品は大切に・・・嬉しいことです。 なにはともあれ、皆さん、世嬉の一は無事です。そして元気に営業していました。 明日も通常通り営業します。 何卒よろしくお願いします。 やはりまだまだ十と一歩でした。 —PR—  

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Posted by sekinoichi at 07:54

2022年03月14日(月)

安全第一の世嬉の一。防火管理者講習と避難訓練(3.11)

世嬉の一酒造の敷地の福寿草が咲きました。きれいでかわいいですね。梅はまだですね。 これから毎日春に向けて少しづつ様々な植物が芽吹くのが楽しく思います。 さて、久しぶりに授業を受けに行きました! 防火管理責任者講習です。当社のようにある一定の規模があると責任者が必要です。 今回、当社の責任者が退職したので、新任を造らなくては行けず、スタッフだけでなく私も受講しました。受講会場は盛岡で、さらに200人くらい参加だったのでびっくりです。

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教科書も1冊いただき、最終日に受験があると聞き、60%以上点をとらないといけないとのこと・・・すごく真面目に勉強しました!久しぶりに・・・ いざテスト、10問しかなく、テキスト見て答えていいとなっており・・・・ほぼ全員100点満点、無事合格しました(笑)

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この講習で家事だけでなく地震等の災害の避難の仕方など様々習いました。震災11年目にとってはすごくよかったです。そしてこの講習・・・ちょうど震災の日にやっていました。 毎年震災の日は当社のお客様を交えての避難訓練の日です。 私がいなくてもスタッフだけで避難訓練してほしいとやってもらいました。 終了後、私に連絡が来て無事に行えたと・・・ 震災から11年目、翌年から行っていますので、10回目。 何があってもお客様、スタッフ仲間の安全を担保するということで行っていますが・・・ 継続することで新スタッフにも身体に覚えてもらうようにしています。 今日も世嬉の一は安全第一で元気に営業中です。  

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2022年03月11日(金)

震災から十一年 十と一歩・・・感謝と未来に向けて

震災から十一年 十と一歩・・・感謝と未来に向けて

 

拝啓

世嬉の一では福寿草の芽がでており、明日咲くかと日々心待ちにしております。

皆様におかれましては、お健やかにお過ごしのことと思います。日頃から皆様には世嬉の一をご支援ご愛顧いただき本当にありがとうございます。

さて、震災からあっという間に十一年という月日が経ちました。世の中では震災ということが遠い昔のように言われることが多いのですが、私はそれでいいと思います。当時二歳だった娘もあまり覚えていないようで、毎日元気に中学校に通っています。皆様の記憶から遠くなればなるほど、私たちも日々復興していることになるのだと思います。

しかし、私どもが皆様からご支援いただいたことや、応援していただいたことに対しての、感謝を忘れたことはありません。

あの震災の折、目の前のことに忙殺され、次の日が見通せず悩んでいた中で、明日からも生きていける、そして営業が続けられるかもしれないと思えたのは、皆様に多くのご支援により支えられたからです。

あの日から十一年、この一〇年は会社を復興させ継続させるためにスタッフと一丸となって努力してきました。おかげさまで修復工事もすべて終えることができました。残念ながら、コロナ禍で震災時の売上に戻ってしまったのですが、それでもスタッフと共に前を向いて進めるのは皆様から支えられていることを感じることができるからです。

震災を経て「震災があったから今の良い世嬉の一の状態がある」そう思えたように、「コロナがあったから世嬉の一はよくなった」と言えるような未来にしようと決意しました。この地に酒蔵を復活させるため、新プロジェクトを立ち上げております。今年の八月には、新しい清酒工場が稼働する予定です。

皆様には、まだまだ未熟な部分や失敗する部分をお見せするかもしれませんが、前に向かって努力していきます。世嬉の一は、「世の人々が嬉しくなる一番の酒造り」を大切にし、自社だけでなくスタッフや地域がよりよくなるよう努力し続けていきたいと思います。

今後とも何卒よろしくお願いします。いつも本当にありがとうございます。

末筆となりますが、皆様のご多幸をお祈り申し上げます。

敬具

令和四年三月十一日

世嬉の一酒造株式会社

代表取締役社長 佐藤 航

日頃からお世話になっている皆様



Posted by sekinoichi at 02:45

2022年02月12日(土)

第16回 東北魂ビールプロジェクト ラガービール名前決定しました。「十と一歩」

世嬉の一の敷地内にまだ残雪が沢山残っていますが、雪のないところの落ち葉をかたずけていたら、ばっきゃが顔を出していました。フキノトウの事をこの地区では、ばっけ、ばっきゃなどといいます。 お味噌にしたり、天ぷらにしたり、フキノトウは料理すると美味しいですよね。 さて、今年も醸造した東北魂ビールプロジェクトのビール名が決定しました。 え?なんでと思うかもしれませんが、「十と一歩」です。 震災から11年。十年で一旦区切りという人も多いかもしれませんが、私たちは、さらに今年から一歩一歩進んでいこうという気持ちで「十と一歩」にしました。通称:十一歩ラガー。 十と一歩の文字は、直売所の遠藤さんに書いてもらいました。 毎年、東北魂ビールプロジェクトは、その時流行しているIPAだったり、HazyIPAだったり、SmashPAを醸造したりしておりました。昨年はお米とホップを使用したビールです。 今回は、基本技術がわかるように、ラガースタイルもしくはケルシュスタイルにしました。 使用するモルト、使用するホップ、使用するモルトの比率、糖化プログラム、アルコール度数、使用するホップの容量は各社統一で醸造します。酵母の縛りや発酵の温度の縛りがないので、ケルシュやコールドなども醸造できます。ただ、基本的に飲みやすいビールになるでしょう。 今回、このようなスタイルのビールにしたわけがあります。 もともと、東北魂ビール プロジェクトは震災時に沢山の人達から私たちは支援を受け、つぶれずに活動をつづけることができました。そんな思いを共通にもっていたのが、秋田のあくらビールの長谷川工場長、福島の福島路ビールの吉田兄弟。そこで三社で集まり、なんか恩返しできないか・・・と考えたのですが、3社とも非力な会社だったので、醸造者として技術を向上させ品質でお返ししたいということでスタートしました。現在は、被災に関わらず、技術向上を目指すブルワーが参加でき、目的は東北が美味しいビールの地域にしたいという目的で集まっていますが・・・ 話がながくなりましたが、私たちのビールの品質が向上したかというと、飲んでいただかないとわかりません。ホップでマスキングされるIPAより、世界で最も飲まれているシンプルだけど美味しいラガースタイルで11年は皆様に確認していただこうとこのスタイルにしました。 イシノマキホップワークス岡工場長と共同で醸造したわけ・・・ 基本を見るといってもエールビールを醸造するビールブランド「いわて蔵ビール」は、東北魂ビールの時だけしかラガービールを醸造していません。麦酔ラガーというインペリアルラガーですね。 本当のオーソドックスなラガースタイルビールを醸造していないので、ちょっと不安・・・・ イメージでいうと、お蕎麦屋さんにうどん作ってていう感じです(笑) そこで、当社でOEM醸造を請け負っていたイシノマキファーム様が今度ビール会社をつくるとのことで、そこに、宮城県の仙南シンケンファクトリーの岡さんが移籍すると聞き、まだ工場がないなら一緒に醸造しようということになりました。岡工場長は、ラガービールも何度も醸造していましたので、本当に心強いです。 そんなわけで、二社で協力し、細かなレシピを決め、醸造しました。今も発酵、熟成の事を毎日報告し、良いビールになるようお互いに協力しています。     今回の東北魂ビール 「十と一歩」ラガースタイル。 今回も1仕込み限定となります。2000本限定で、予約受付開始しました。 もし機会があれば、ぜひご賞味ください。 品質向上はしていると自負しています。。。 今日も世嬉の一は品質向上を突き詰め、今日も元気に営業中です。

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Posted by sekinoichi at 03:33

2022年02月02日(水)

東北魂ビールプロジェクト 第16回目がスタートしました。~震災の際に助けてくれた人々に感謝を込めて~

雪がしんしんと降る世嬉の一。静かな日々が続いていますが、かえって落ち着いて様々なことをお粉っうこともできます。今日も新しい取り組みとして、新しいビールを醸造します。 今回は、第16回目となった東北魂ビールプロジェクトのビール醸造です。 そして、今回は、宮城県に新しく醸造所ができるイシノマキファームさんが手掛ける「イシノマキホップワークス」の工場長、岡さんと共同で醸造します。 【東北魂ビールプロジェクトは・・・】 当社と福島路ビール、秋田あくらビールの三社で立ち上げたビール醸造の勉強会です。 多くの方々に支えられ、助けられ、何か恩返ししたいと三社で話していたのですが、いい案も浮かばず、非力な僕らにできることは、お客様に恩返しは美味しいビール、品質のよいビール造りを突き詰めるということしかない、ということになり、各社もっている経験・知識をお互いにオープンにし、お互いを高めあう勉強会になりました。さらに、回数を重ねるごとに参加するビール会社は増え、現在東北6県から13社のブルワリーが集まるようになりました。毎年、この時期には各社が同じレシピで同じビールを醸造し、味比べをしていただいたり感謝を伝える交流会など開催しておりました。 ただ、今年はコロナ禍にあり、ブルワリー同志が集まることもできず、各社で第二回に醸造したシングルホップラガーというビールを再度、ディスカッションし、各ブルワリーで醸造しようと思いました。 このビールを選んだ理由は2つです。 ・ラガースタイルという最もオーソドックスなビールを東北らしく醸造したい。 ・ラガースタイルという最も技術が問われるビールで一度お客様に評価し、確認していただきたい。 そのような思いでこのスタイルになりました。 全員、レシピは一緒ですが、それぞれの自由度(ホップの入れるタイミングなど)があり、各社の美味しさがでると思います。 私達は、1社で最初実施しようと思いましたが、OEMで醸造をいたくをうけていた「イシノマキファーム」さんが新醸造所をたて、その醸造長がいままで東北魂ビールプロジェクトで一緒だった岡さんが就任するということで、一緒に醸造することになりました。 また、岡さんは私達があまり醸造しない、ラガースタイルを何度も醸造しておりますので、ご指導も受けたいと思い、共同で醸造しています。 2014年に東北魂ビールプロジェクトでレシピをつくった、東北魂ビール シングル魂ラガー。 今回はこれをベースにレベルアップした醸造をお見せします。   【醸造風景】 朝9時に、打ち合わせが終わった後、いざ醸造開始。 麦芽を共同で投入しています。   今回は、ピルスナーモルトとミュンヘンモルトを使用しています。 (今回、当社のモルトはオーガニックモルトを使用しています) 順調に糖化もすすみ、香りの良い状態です。 緑色の工場長がホップを入れています。今回入れているホップは、遠野産IBUKIとネルソンソービングホップ(ぶどうじゃありません・・・)。 ホップを入れると工場の中に非常にいい香りが広がります。 煮沸も終わり、その後、静置したあとに麦汁移動、酵母をいれて今日の仕込はおしまいます。 ここまででいいビールができるのはと期待を持っていますが・・・ たのしみですね。 二人で発酵前の麦汁を確認しても、いい出来と思っています。 東北魂ビールは3月7日リリースする予定です。 さらに、可能緒であればイベントを開催しようと思います。リアルイベントができなければ、ネットイベントになるかもしれません。 ぜひ、よろしくお願いします。 今日も世嬉の一は、報恩感謝の気持ちを忘れず、元気に営業中です。

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バーレーワインも残り僅かになってしまいました・・・・

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Posted by sekinoichi at 04:32