最近あまっている世嬉の一ファーム。耕運機の力をかりて、畝をつくることに成功。水はけもよくなるように、計4回耕運機で深く耕しました。もみ殻の代わりに、ビール醸造の麦芽粕をすきこみ、土壌改良もしています。いい感じです。
さて、コロナになり酒造業、飲食業、観光業をおこなっている私たちは影響を直撃したわけですが・・・業績はダダ下がりですが、意外と元気な世嬉の一のスタッフです。
そのわけは・・・・常に新しいことにチャレンジしているからです。
2019年2月末に最後の海外団体が帰った後、みんなにこれからはモノづくり会社になる、たぶん1年間は飲食も旅行もきびしいと思っていると伝えました。
おかげで、今まで時間がなくできなかったことが沢山できました。
例をあげると
・クラフトジンの製造(もちろん消毒液からスタートですが)
・ジンソーダの製造
・クラフトコーラの製造
・クラフトジンジャーエールの製造
・スパークリング日本酒の製造
・ノンアルコールビールの製造
・おせちの通販
・鍋の通販
・お餅の持ち帰り
・あまったお餅でおかきをつくる
・駐車場の一部を農場にする
そのほか・・・
・会社の仕組みの変更
・週休2日制の導入(なんと・・・4週6休でした)
・レストランの昼のみ営業
・レストランのホールと厨房の一体化
・酒・ビールの受発注システムの改善、見える化
・請求業務の改善
・ネット販売の強化
・社員教育・・・
なんか・・・やりたかったことをどんどんやってきました。
今度は、敷地内に四季醸造の日本酒工場を建てます。
これもやりたかったこと・・・これは現在進行中で来年の8月までにつくらないといけません(補助事業なので・・・)
この時期に本当にやりたかったことをどんどンできるようになりました。
コロナで業績大変ですが、10年後、コロナのおかげで生まれ変われた・・・といえるように今楽しんでいます。
そして、これもやりたかったこと。
輸出の強化・・・「アメリカに支店」を出す、またはそれに近いことをやる。実はこれが水面下で進んでいたのですが、できそうです。
サンフランシスコに拠点ができそうです!
全体ミーティングで全社員に伝えたら、みんなぽかんとしていました。
たぶん、スタッフの大半は「むりじゃない~」と思っているかもしれません。
実は、当社のスタッフが家庭の事情でアメリカに渡らなければいけないとされ、会社を辞めたくないけど辞めなくてはいけないと相談を受けました。
相談を受けた時に、前からやりたかったアメリカでの本格販売を強化したいからこれをきっかけに・・・そうすれば、彼ともお互いによいのではとおもったのがきっかけです。
まだまだ未定な部分が多いですが、彼と私の中ではできそうだ・・となりました。そこから、昔お会いしたアメリカにいる知人、盛岡のJETOROさん、など様々な人と相談したら、なんかできそうな感じです。
先代や家族にも伝えましたが・・・まだ本気にしていないようです。
でも自分の中では「できる」気しかしません。
2年後に、現地法人になるのか、出張所になるのか、提携会社になるのか形はわかりませんが、うちの酒とビールを広めてくれる仲間とお客様ができると思います。
様々な人に手助けされていますが、思い描いていることがだんだん形になってきました。彼が海の向こうで、私どもの酒やビールを通じて岩手の魅力を伝え、1/1000くらいの人でも岩手に来たいとなってくれればうれしいです。大きな輪の経済循環ができればと夢想しています。
その第一歩の手前ですが、アメリカに本格的に足を踏み出せそうです。
世嬉の一は今日も夢を見ながら、語りながら、元気に営業しています。
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