世嬉の一酒造

蔵元だより

大吟醸 世嬉の一 720ml

カテゴリー:東日本大震災

2026年01月13日(火)

今年の東北魂ビールプロジェクトのビール醸造しました。

今日は氷の世界の世嬉の一です。大寒波が来るとテレビではお伝えされていますが、世嬉の一は日中は雪ではなく雨が降るくらいの温度になっていました。ただ、朝夕はかなり冷えますね~

さて、昨日、いわて蔵ビールでも今年の東北魂ビールプロジェクトのビールを醸造しました。

 

東北魂ビールプロジェクトとは、2012年にいわて蔵ビール、秋田あくらビール、福島路ビールの三社で震災でお世話になった人にどうやって恩返しをしようかと悩んでいた時、三社で勉強会を行い、品質でお返ししようと立ち上げた勉強会プロジェクトです。

当初3社でスタートしましたが、今は20社以上参加してくれて(緩い会なので出入り自由ですが)、会も東北のビールを世界的にみて美味しいビールにしようと学ぶ会になりました。

また、年に1度3.11に合わせて東北のブルワリー希望者が参加し、同じレシピで醸造したビールを一斉に出すということも行っています。

今回はそのビールを醸造しました。

今回のビールのスタイルはIPL(インディアペールラガー)ラガースタイルの下面発酵ビールです。ホップの香りと飲みやすいビールでアルコール6%を目指して醸造します。
私どもではなかなか醸造しないスタイルです。

10月に山形のジャックスブルワリー様に集まり、皆で考え醸造したビールをさらにブラッシュアップして醸造します。

今回参加ブルワリーは

【青森県】蛍火醸造所、奥入瀬ビール

【岩手県】いわて蔵ビール、ズモナビール、ノイモンドブルーイング

【秋田県】ホップドッグブルーイング、あくらビール、田沢湖ビール

【宮城県】ブラックタイドブルーイング、イシノマキホップワークス、希望の丘醸造所

【山形県】米沢ジャックスブルーイング

【福島県】みちのく福島路ビール、半田銀山ブルワリー、ホップガーデンブルワリー

【東京?】スプリングバレーブルワリー

の計16社です。

もちろんお客様に飲んでいただき、私達の品質をチェックしていただくこともありますが、同じレシピですので、その後キリンビール仙台工場様の協力を借りて分析を行い、さらにディスカッションするというのがメインになります。

すこしでも震災でいただいた沢山のご恩とご縁を大切に、ビールにのせて試していただきたいと思います。

一度ジャックスブルワリー様にお伺いして一緒に醸造したのでさらによりよいものになると思います。

ジャックスブルワリーで醸造した様子です。

今日も世嬉の一は多くのご縁とご恩に感謝し元気に営業中です。

 



Posted by sekinoichi at 07:10

2025年03月11日(火)

14年目の感謝と決意

拝啓 世嬉の一の敷地内では蕗の薹や福寿草の芽が出てきました。寒い中でも春に近づいているなぁと感じ少しウキウキとした気分になります。

皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか?また、日々皆様にはご支援・ご鞭撻を賜り本当にありがとうございます。

震災から14年目になりました。いまだ多くの方々から頂いたご支援や応援を忘れることなく、スタッフと共に本日を感謝の心で過ごしております。

14年がたち、目に見える震災の傷跡はほとんど見えなくなったと思います。また、人々からの記憶も薄れてきていると思います。ただ、目に見えない部分での多くの課題も出てきております。日本全体でいえることですが、震災のあった地域では目に見えて過疎が進みませした。当時復興で再起をはかった企業も高齢化や時代についていけず、廃業した企業や倒産した企業なども多くあります。

そのような中で、世嬉の一酒造としては地域に根差した零細企業として、スタッフと共に常に新たなチャレンジをし続け元気に営業できるようになっています。また、震災の時にいなかったスタッフも多々入ってきており、その中でよりよいチームに成長しております。これも皆様から支えられているという安心感や期待に応えたいという思いから成長できていると思います。

具体的には、清酒製造設備をコンパクトにし、近代化し、新しい清酒醸造を行っています。ビール事業では、多くの企業とコラボレーションしながら、新たなビール開発や、地域の特産品を使用した商品開発を行っています。蔵元レストラン世嬉の一では、より地域の食文化を伝えるべく、もち料理やはっと鍋料理に磨きをかけております。新たなスタッフが、世嬉の一の良さを引き継ぎ、さらに進化すべく努力する日々です。

さらに、私達がより意識して力をいれていることがあります。「恩送り」です。当社に関係のある井上ひさし先生に教わった言葉ですが、いただいた恩を次の方にお送りするという考えです。震災後、この「恩送り」を意識し、小さいながら様々な活動を行ってきました。「恩送りプロジェクト」として被災した企業に微力ですが売上をすべて義援金としてお送りしたり、「東北魂ビールプロジェクト」として、新しく生まれるクラフトビールメーカーも成長できるよう、勉強会などを開いてきました。

14年目を迎えて、世嬉の一はこれからも名前の由来の通り「世の人々が嬉しくなる一番の酒造り、ビール造り、食造り」を追求し頑張っていきます。まだまだ非力な小さい企業です。ぜひ今後とも皆様のご支援ご鞭撻を頂ければありがたく思います。

末筆となりますが、皆様がこれからも心穏やかな日々を迎えられることお祈りしております。

敬具

世嬉の一酒造株式会社 佐藤 航

令和7年3月11日



Posted by sekinoichi at 08:59

2024年03月18日(月)

東北魂ビールプロジェクトが東京の飲食店で開催されました!多くのご来店者様ありがとうございます。

3月20日に東京の赤坂見附にある、クラフトビアサーバーランドにて、東北魂ビールプロジェクトのイベントが開催されました。
東北魂ビールプロジェクトとは、もともと東日本大震災で被害を受けたブルワリーが多くのファンや被災地を応援する方々に支えられ、復活できたことの恩返しに、何かできないかと立ち上がったプロジェクトです。結果、当時被災したブルワリー3社で、各社のノウハウをオープンにすることでより品質の良い商品を作り、品質で恩返しをしようと考え、活動を始めました。

今では東北の若手のブルワリーも含め10社~20社集まり、勉強会を行っております。

その中で、年に1回、全員で同じ原料・同じ製法・レシピで同じビールを醸造して分析比較することで各社の課題と良い点をみつけ、より高みを目指すことを行っています。

その結果できた商品をお客様に飲み比べていただいております。

今年の醸造は、スタイルはセIPA、低アルコールのホップを使用したビールです。アルコール度数は3.5%、 “drinking session=飲み会”から名付けられたビアスタイルで、飲み会中、飲み 飽きることなくずっと飲んでいられるビールが由来とされています。

今回、あまりにも同じようなビールになるのではと、アロマホップだけを異なるように3つのグループに分け醸造しました。

また、各社遠野IBUKIホップ60%以上使用することも義務にしていました(なぜなら遠野産ホップ60周年記念だったからです)

アイダホ7というホップを作った醸造所

(岩手県)いわて蔵ビール、(宮城県)イシノマキホップワークス、(秋田県)あくらビール

ネクタロンというホップを作った醸造所

(福島県)福島路ビール、(宮城県)BLACK TIDE BREWIN(秋田県)田沢湖ビール

サブロというホップを作った醸造所

(福島県)半田銀山ブルワリー、(宮城県)希望の丘醸造所、(秋田県)HOP DOG BREWING

となります。

いわて蔵ビールのビールは東北魂ビール 鹿踊りIPAとなづけ販売して醸造しました。

なんで鹿踊りIPAという名前なの?と聞かれます。

震災から13年たって、私達も復興し、新たな状態になってきています。その一つに地元の伝統文化も伝承していく活動が起こっています。また、13年間がんばったことで、地域も復興し伝統文化を楽しめるようになったことも意味しています。そのため、今回は、セッションIPAとなずけました。

そして、毎年この東北魂ビールプロジェクトの成果発表で、東京と仙台でお客様との交流を行っています。今回は、東京で行った分です。毎年「赤坂見附にあるクラフトビアサーバーランド」様で開催しています。

ビックリするくらいお客様がお越しになり、せっかく来ていただいてもお断りするくらいでした。申し訳なかったです。

私もとても楽しい時間を過ごすことができました。

本当にありがとうございます。また、多くのお客様に来ていただき本当に恐縮です。

3月20日には、醸造したものをキリンビール仙台工場様でビールの科学的分析と味覚分析を行い、各社の勉強会を行います。ブルワリー同士忌憚ない意見をいうことで、各社の醸造技術を向上していきます。

さらに、せっかくなので、仙台のクラフトビールマーケット仙台駅前店でお客様との交流イベントも行います。

https://www.facebook.com/events/918953033055674

皆様とお会いできること楽しみにしております。

よろしくお願いします。

今日も世嬉の一はお客様と出会い、元気に営業中です。

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Posted by sekinoichi at 06:44

2024年03月12日(火)

3.11に必ず行うこと~お客様を巻き込んだ避難訓練~

昨日は、毎年この時期に実施している避難訓練をおこないました。

東日本大震災を教訓に、今年もその時間にいたお客様に参加していただき、避難訓練を行います。

2時40分にご来店いただいたお客様、一緒に避難訓練していただきありがとうございます。

私達13年前、当時私はまだこの会社の経営者ではなかったのですが、スタッフたちが慌てて動けず、そしてお客様はパニックになってしまい、非常に危険な状態でした。

蔵も崩れたりしているので、誰もけがをしなかったのが不幸中の幸いでした。

ただ、その反省を踏まえて、毎年3月11日、14時~15時は、その場にたまたま来店されたお客様を巻き込んで避難訓練を行います。

今年もレストランや売店、博物館にいたお客様にご協力いただきました。

震災後、何度も何度も、修繕、補強していますが、能登の震災みれば一目瞭然、蔵は崩れるものです。100歳以上の蔵を安心しきらず、常に避難経路を確認し、お客様が万が一でも安全に避難できるようにスタッフ全員で訓練しました。

年々避難が早くなり、避難開始から1分15秒で避難が終わりました。

14時40分に避難訓練開始し、46分のサイレント共に黙とうをするのですが、早く非難したので46分まで私の話が長くなってしまいました笑
ただ、その分だけ訓練の成果が出たのだと思います。

黙とうをしていると当時のことを思い出されます。

あの時から比べると、確かに多くん苦労はありましたが、現在、よいスタッフとお客様に囲まれて日々生活できること本当に感謝です。

これからも何が起こるかわかりませんが、万が一何か起こってもお客様に迷惑をかけずきちんと対応できる会社にしたいと思います。

今日も世嬉の一は安全第一で元気に営業中です。

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Posted by sekinoichi at 10:00

2024年03月11日(月)

東日本大震災から13年目の感謝と決意

十三年目の感謝と決意1

十三年目の感謝と決意2十三年目の感謝と決意3

十三年目の感謝と決意4

十三年目の感謝と決意5

十三年間の感謝と決意

世嬉の一酒造

 

拝啓 岩手では渡り鳥が北に向かい、地面からは蕗の薹が芽を出しております。寒暖差が激しい年ですが、日々春が近づいてくるのを肌で感じております。

皆様の地域はいかがでしょうか。

東日本大震災から13年がたちました。あの日も雪が風に舞っていた中、中庭でスタッフとお客様の安否確認したことを思い出されます。一時は暗闇に投げ出された中、皆様から多くのご支援いただき世嬉の一酒造は復活できました。そして今は新しい挑戦を行えるようになりました。

新しい挑戦とは、念願だったこの敷地内で酒の醸造を復活させるということです。新しい酒造りに挑戦しております。

また、若いスタッフも入社し、新商品開発を行い、お客様にご提案できるようになりました。例えば、酒粕でつくったマヨネーズ風ドレッシングや、家庭で解凍すれば搗きたてのお餅が食べられる新しい『餅の通販』、蒸留酒ジンやジンソーダ、クラフトコーラの開発などです。

さらに、ここ数年は、皆様から頂いた恩を次に送る「恩送り」にも力をいれております。恩送りとは、当社にゆかりのある作家井上ひさし先生に教えていただいた言葉です。いただいた多くの恩を次の方に少しでもお送りするということです。昨年から、ウクライナの方々、トルコの方々、そして今年は能登で被災された方々に微力ですが『恩送りプロジェクト』として寄付を行うことができました。

特に能登の方々には13年前の私達と同じような境遇におられると思います。今はなかなか前を向くことが難しい状況かもしれませんが、被災された方々が前を向けるよう、私達ができることをお手伝いしたいと思います。

私たちは世代が変わっても皆様からのご恩を忘れず、自社だけでなくスタッフ、その家族、地域がより良くなるよう日々チャレンジし続けます。

皆様には今後ともご指導ご支援いただければ幸いです。

末筆となりますが、お客様のより素晴らしい人生になることを願っております。皆様にはいつも当社をご愛顧いただき本当にありがとうございます。

敬具

世嬉の一酒造株式会社

代表取締役社長 佐藤 航

令和6年 3月11日

 

ご愛顧・ご支援いただいているお客様



Posted by sekinoichi at 07:00