世嬉の一酒造

蔵元だより

大吟醸 世嬉の一 720ml

2018年04月12日(木)

東北魂ビールプロジェクト 2日目 NEWイングランドIPAスタイルへの挑戦

爽やかな朝!
古川駅近くのビジネスホテルから薬来山に向かって素敵な朝のドライブ
朝、7:45から東北魂ビールプロジェクトの実技・・・仕込みの開始です。

気持ちの良い感じでやくらいビールに到着しました。

昨日の話会いで今年人気のクラフトビールのスタイル「NEWイングランドIPA」を醸造しようということになりました。NEWイングランドIPAとは、アメリカのニューイングランド地域で開発されたビールで、ホップを大量に使いつつも苦くなくジューシーなまるでマンゴージュースのようなビールです。
今回、東北魂ビールプロジェクトでも挑戦しようということで行いました。


まずは麦芽投入。麦芽の糖化作業です。

昨日決めていた量の麦芽を粉砕し、投入していきます。
細かく投入温度、昇温スピード、静置の時間など実施していきます。

作業中、疑問点などがあると、それぞれのブルワー達の経験・知識を出し合い、ディスカッションします。
必要であれば文献なども調べたりします。
それぞれのブルワーはバックボーンもシステムも異なるのでどれが解か?どれがbestもしくはベターかを話し合います!

でもみんなが集まると、糖化の時間など話し合いがない時などは・・・・

ちょっと遊んじゃったりします。やくらいビールさんには、ボルダリング場もあるのですね~

さて、醸造です。

糖化が終わると、麦汁を取り出します。

糖化したてはちょっと濁っていますが、この麦汁をきれいにします。

こんな感じで透明になります。この透明な麦汁に大量のホップを使用することで、マンゴージュースのように白濁したビールになります。麦汁の段かいではいい麦汁が取れています!

麦汁を採取したら、煮沸工程です!

美味しいビールをつくるために激しく煮沸します。

 

結構トラブルがありましたが、そこはブルワー達・・・なんとか乗り切り、九死に一生ものの復活!
無事に煮沸も終了しました。

できた麦汁を発酵タンクに移動し、酵母も入れ、仕込み終了。

来月に美味しいビールが出来上がります。

今回メインで行った、やくらいビールの工場長 畠山さんも大満足の仕込みになりました。

このビールは、スタイルがニューイングランドIPA・・・にごっているビールなので

春霞IPA(はるかすみIPA)~Foggy Spring IPA~と命名されました。

ビールは、各地のブルワリーで飲むことが出来ると思います。

東北の9社で協力してできたビール。楽しみです。

今日も世嬉の一はみんなと力を合わせ元気に営業中です。

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Posted by sekinoichi at 07:50