世嬉の一酒造

蔵元だより

大吟醸 世嬉の一 720ml

2020年07月05日(日)

怒涛の一週間、岩手三社祭~岩手ブルワーズプロジェクトの仕込み終了しました。

緑生い茂る世嬉の一です。裏の磐井川も静かに流れております。

今週は30日、2日、4日と一日おきにビールを仕込ました。30日は花巻ブリュービースト、2日は遠野ズモナビール、4日はいわて蔵ビールでそれぞれ初めての仕込を行いました。

昨日は3回目の最終日です。
3社で飲んだときに、岩手三社祭~岩手ブルワーズプロジェクトとしてスタートしました。ビールが完成したら三社でイベントも行う予定です。

今回醸造したスタイルは、私たちは普段醸造しない、今最も流行しているビールスタイル、ヘイジーIPAを醸造しました。なぜいままで醸造していないか・・・というと、流行しているものはみんな醸造するので僕らは醸造しないというのが「いわて蔵ビール」のスタイルです。ただ、このようなご時世で時間があるので、なんでもやるというのもいいのかなぁと思い、ヘイジーIPAを醸造してみました。

ヘイジーIPAとは大量にホップを使用するのですが、本来ホップはビールの苦みと香りを出すのですが、このスタイルは、ほぼ香りをビールに使用し、苦くなくジューシーでフルーティーなビールスタイルです。

ホップを大量に入れるため、ホップのポリフェノールで濁ったビールになります。

朝早くから三社で麦芽を投入し、1日かけてビールを仕込みました。

いい感じの麦汁ができ、おそらく素晴らしいビールになるのではないかと予想しております。

昼休みには、カフェTOKUZOのパフェで休憩。まぁ三社で楽しんでおりました。

さて、3回の醸造を振り返ってみましょう。

1回目、花巻市のブリュービーストで畠山醸造士の元、キウィフルーツを使用したサワーエールを醸造しました。

2回目、遠野市のズモナビールさんで坪井醸造士中心に地場産ホップIBUKIを使用したSMASHIPAを醸造しました。
3回目は一関市いわて蔵ビールで後藤醸造士中心にヘイジーIPAを醸造しました。

これを1週間、同じ岩手の移動といいつつ広いなぁと思いながら移動して醸造しました。さて、3回終わったので懇親会。

いわて蔵ビールの他のメンバーも加わり懇親会という名の大試飲会を行いました・・・というのもネットで他社さんのビールを大量買いしていたことと、クラフトジンの試作もできあがったので、それをみんなであーだこーだ技術はこうしたほうがいいなどと遅くまで楽しい時間を過ごせました。

岩手の夜は静かに楽しく進んでいました。

今後ビールが完成したら、3社でイベントも行う予定です。

今日も世嬉の一は元気に営業中です。

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Posted by sekinoichi at 03:41