世嬉の一酒造

蔵元だより

大吟醸 世嬉の一 720ml

2019年03月09日(土)

東北魂ビールプロジェクトに多くのお客様ご来店ありがとうございます。

3月5日 代官山のスプリングバレーブルワリーにて第11回 東北魂ビールプロジェクトのお披露目会を開催しました。

東北魂ビールプロジェクトとは、2013年8月にスタートしたクラフトビールメーカーの勉強会です。この勉強会のきっかけは東日本大震災で被災したクラフトビールメーカーが全国の様々な人にご支援をいただきなんとか復興してきたとき、何か私たちでお返しできないかと悩んでいたのがきっかけです。この勉強会のスタートとなった秋田県あくらビール(醸造長が宮城県気仙沼市出身でご実家が流されてしまいました)福島県 福島路ビール(放射能の風評被害で大変でした)岩手県 岩手県いわて蔵ビール(地震により工場が破壊され2か月操業できませんでした。)そんな3社があつまり、ご恩をいただいたお客様に何を返すか相談した結果、ビールの品質を向上させ、おいしいビールをお客様に提供することしかないと考えました。そこで、3社のそれぞれもっている経験、知識、ノウハウなどをオープンにし3社でビールをつくる勉強会をスタートさせました。

その後様々な東北のブルワリーが参加したいと申し出ていただき、現在は10社程度になった勉強会です。また、当初は東北のブルワリーだけでそれぞれの経験と知識、ノウハウの共有だけでしたが、キリンビール仙台工場様、スプリングバレー様がこの活動に興味を持っていただき、ビールの科学的分析をしていただくことで、カンと経験+数値による客観的な分析も可能になりました。おかげで飛躍的にそれぞれのブルワリーの技術が向上しました。

通常の東北魂ビールプロジェクトの活動は、課題や疑問をもっているブルワリー(ビール工場)に集まりディスカッションしながら1つのビールを醸造し、そのやり方を検証したり、完成したビールを分析したりすることで解決していきます。完成したビールは、東北魂ビール●●として、販売します。

しかし、年に一回だけ、同じビールスタイル、同じレシピ(製法)、同じ原料で醸造し、完成したビールを比較分析します。同じ条件で行うので、それぞれのブルワリーの製造の特徴が出てきます。それが、今回のイベントになります。

このお披露目会は3部構成で行いました。

第一部はブルワー(醸造士)だけの集まりです。ブルワーだけが集まりそれぞれのビールの官能評価と数値分析の結果、それぞれのブルワーの長所と課題を見つけます。それぞれのブルワーは次回からの醸造に活かします。

第二部はマスコミの方々にお伝えする時間です。東北魂ビールプロジェクトの説明、そして各々のブルワリーに脚光があびるようにプレスリリースします。ブルワーは工場に閉じこもりなかなか表に出ないときが多いです。そのため、このような場をもうけました。

第三部はお客様と交流です。お客様にそれぞれのビールを飲み比べてもらい感想を直にお聞きすることでブルワーたちのやる気と課題が見えてきます。もちろん一緒に飲みますので楽しんで行うことでもあります。

昨年から開催したイベントですが、昨年よりさらにお客様がお越しいただき本当にありがたいです。全部で100名以上のお客様がきていただきました。

おかげさまで今年も無事にそして楽しくイベントを行うことができました。

このイベントを企画・協力していただいたスプリングバレーブルワリー様、キリンビール仙台工場様、そして多くのお客様に感謝します。

今日も世嬉の一はみなと協力して元気に営業中です。

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Posted by sekinoichi at 12:12