2018年01月20日(土)
一番長い日 1月19日 サンフランシスコ出張1日目の学び
19日の朝、10:50の新幹線で成田空港へ向かいました。
サンフランシスコには同じく19日の朝9時50分に着きました。
長い1日の始まります。
私は、JFOODさんのお誘いで日本のクラフトビールを紹介するためにサンフランシスコの展示会Winter Fancy Food Showの参加に来ました。
クラフトビール本場に当社の良さ、岩手の良さ、日本の良さを伝えられたらと思います。
さて、サンフランシスコ国際空港から乗り合いタクシーでホテルにチェックイン
ホテルから1ブロック行った先に茨城県にある常陸野ネストビールさんのお店に行きました。
常陸野ネストビールさんは、日本のクラフトビールの中で飛びぬけて海外展開をされている方です。
半年前に和牛とクラフトビール、クラフトワンのお店をサンフランシスコにオープンしました。
こちらが入口です。中に入るとネストワールドが・・・
常陸野ワールド前回です。使われている木(テーブルやカウンター)はすべて酒造りの道具で使っていた木を使用しているそうです。
また、料理長もマンダリンホテルの総料理長を務めていた方が料理を提供していて非常においしいです。
さて、木内さんや今回の企画のJETRO(JFOOD)さん達と合流し、初日はブルワリー巡りです。
まず初めに来たのは、サンフランシスコで最近オープンしたブルワリー「BARE BOTTLE」さんです。
アメリカの最近の新しい工場らしく、ガレージを改装してできたブルワリーです。
経営されている方は日系2世の方のようです。木内さんがアポ入れていたようですが、ハンティングで長引き会えませんでした。
さすがアメリカですね(笑)
アメリカで今は流行している、NEWイングランドIPAやコーヒースタウトなど飲みました。
テイスターで3ドルくらいです。
アメリカでは投資家が結構いますので、友人や投資家に出資してもらい、このようなクラフトブルワリーが立ち上がっています。
彼らは、規模の拡大よりも好きなものを醸造し、好きなものを提供。仲間たちと楽しくやるといった経営をしています。
ビールの味は一般的なアメリカのクラフトビールでしたが、平日の昼間から結構人が来てビールを飲みながらパソコン開いて仕事している方もいました。
その後、アメリカのクラフトビールのシーンを当初から牽引してきた会社「アンカースチーム」の本社に行きました。
アンカースチームは、サッポロビールがM&Aしたことでも有名ですね。
こちらも木内さんがアポとっていました。
日本人でしたのでちゃんとお会いできました。
市内にある歴史ある建物の中にアンカースチーム工場があります。(1896年創業ですね)
ここは、フリッツメイタッグの事務所だったところです。
サッポロ出身の方々と様々なアメリカのクラフトビールシーンの説明をお聞きし、ヘッドブルワーにお話をお聞きしました。
ヘッドブルワー?ブルーマスター?さんがビール工場を案内してくれました。
年間8000kl生産しますが、いまでに手作り、自動化をしておらず、手作りのクラフトビールメーカーです。
ドイツ製の昔ながらの醸造機器で蒸気や様々なバルブも手で回すやり方。
あまりにもローテクでびっくりしました。
しかも発酵タンクが解放タンクでプール型。ドイツの伝統的なスタイルだなぁと思いました。
そして、おいしいビールです
タンクに入っているペールエールをいただきました。
ホップを使用しすぎず、落ち着いて飲めます。
先ほどのクラフトビールメーカーが流行を追いかけているとしたら、こちらは伝統を守るという形ですか。
また、一般見学も受け入れており、年間2万人くるそうです。
まずは試飲してから見学に入るそうです。
その後、新しくできた隣の建物のウェアハウス(倉庫に飲める場所をつけたようなもの)に行きました。
このウエアハウスは非常にお客様が多く、アンカースチームさんとしては大成功と思っているそうです。
ミニブルワリーもあり、流行のコーヒースタウトやニューイングランドIPAなども出していました。
素敵でかっこいいのですが・・・ちょっとアンカーさんがやっているのだと聞くと残念に思いました。
先ほどの工場は一つ一つ歴史の感じるものを使用しており、木なども年代を重ねた本物のものです。
こちらのカウンターはなんかホームセンターであるような合板、そして、アンカーのモチーフもちょっと今風。
アンカーさんがやっているお店だったらもっと今の流行ではなく、本質的なウェアハウスにすればよかったのに・・・とちょっと思いました。
でも、今はすごく流行っているそうです。
経営的にはどっちが正しいのかわかりませんが、5年後に大人気にはなっていないと思いました。
【今日の学び】
・アメリカのクラフトビールブームも三世代目、規模ではなくどう楽しむかという形ができてきていた。
・軸をぶれないようにする。今の流行よりも5年後(今損したとしても5年後はちがう)、本物、本質、自分の追求したいものとは、表現したいものとは。
・ブランディングの大切さ(楽しく稼ぐ)
この後、フィッシャーマンズワーフに行きワインを楽しみ、最初の木内さんのお店に行き食事とビールを楽しみました。
初日、ながーい19日、ヘロヘロになりながらも本当に素敵な時間を得られました。
このような出張に来れるのも、会社を守ってくれるスタッフや家庭を守ってくれる家族のおかげ・・・
今日も世嬉の一は、社長がいなくても元気に営業中です。
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Posted by sekinoichi at 04:35